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へそ出しヒロインや時々男の子がおヘソを弄られたり嬲られたりしながら頑張るイラストを載せています。基本ラフ画がメインです。感想やコメントいただけると嬉しいです!

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「フフフ…」

剣を構えるリナの前方…その最上段の玉座に座る人影。

頭まで覆われたローブで、その風貌はよく見えない。

「よく来た姫騎士リナ…だが果たして貴様に我が討てるか?」

「討つ!罪なき人々を苦しめる魔王ヴェイルニアは私が討ってみせる!」
「霊石よ、我にご加護を…」

その体のラインに完璧にフィットした白銀に輝く甲冑…その腹部の中央に埋め込まれた赤く輝く宝珠…

リナはそれに左の手のひらを押し当てた。

(んぅっ!)

誰にも聞こえないように呻き声を上げるリナ。

そして剣を構え、玉座に向かって駆け出していく。

だがその前方に突如異形の影が現れた。

「ッ!」

突如出現した無数のアンデッドが彼女の前に立ち塞がる。

「今さらこんなもので…でやぁッ!!」

鋭い斬撃を放つリナ。

その一閃のもとに切り伏せられるアンデッド。

「たあっ!!」

さらに振われていく剣に次々とアンデッドが倒されていく。

すべてのアンデッドを瞬く間に一掃すると、リナは一気に玉座へと駆けのぼった。

ザシャアッ!!

一際巨大なアンデッドが彼女の前に現れる。

「邪魔だッ!!」

ザシュウッッッ!!!!

勢いそのままに袈裟切りを浴びせるリナ。

「グオアアアアアアアッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!」

黒い血を吹き上げながらそのまま背後に倒れる巨大アンデッド。

その返り血が甲冑に大量に付着したが、構うことなくリナは剣を構えたまま玉座へと駆けていく。

「あとはお前だけだ!覚悟ォッ!」

「それはどうかな?」

突如ローブの裾から飛び出す触手。

「ッ!?」

リナは咄嗟に盾を構えそれを受けとめた。

だが触手は盾ごと彼女の体を吹き飛ばす。

「あうぅッ!!」

玉座の下まで転がり落ちるリナ。

「くそ…ッ!」

再び体勢を立て直すと、魔王の元まで向かおうとするリナ。

だがその時、彼女の体にえも言えぬ悪寒が走った。

「!?、な、なんだ…?」

ふと自分の体を見下ろすリナ。

「ヒィッ!??」

そこに彼女は身の毛もよだつような光景を見た。

彼女の体に大量のムカデのような黒い蟲が纏わりついていたのである。

「な、なんだこれはァッ!!????」

咄嗟に蟲を払い落とそうとするリナ。

だが次々と甲冑の隙間から内部へと侵入してくる蟲。

「うわあああああああッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!は、入ってくるなぁあああああああッッッッ!!!!!!!!!!!」

そのあまりにもおぞましい感触に、さすがの騎士リナもパニックになる。

インナーのブラウスの襟首、ボタンの合間、スカートの裾、あらゆる隙間から蟲が潜り込んでくる。

「ハハハハハハ、それは貴様が先ほど切り殺した奴が体内に飼っていた蟲だ。迂闊だったな」

纏わりつく蟲に七転八倒するリナに、さらに新たに現れたアンデッド達が組み付き彼女の動きを塞ぐ。

「は、離せぇええええッッッッッッッッッ!!!!!!!!!うわあああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

全身をアンデッドたちに拘束され、さらには蟲に浸食され、これ以上ない窮地に陥ってしまったリナ。

「がぁ…あッ!こ、このままでは…あぐぅンッッッッ!!!!!!!」

ビクッと震えるリナの体。

見るとアンデッドの一体がリナの腹部の宝珠を鷲掴みにしていた。

それにつられるようにして、他のアンデッドたちも我先にと彼女の腹部の中心へと手を伸ばしていく。

「や、やめろォ!!!それは大切な…ッ!!!ぎゃあんッッッ!!!!!!」

アンデッドたちが殺到する腹部の甲冑の裏側…そこにも蟲たちが殺到し彼女の腹部を苛んでいた。

まるでお腹の宝珠を集中的に狙うかのような行動…

「はあ…ッ!はあ…ッ!はあ…ッ!んぐぅゥッ!!」

(こ、この蟲もアンデッドも…アタシのお腹を…霊石を集中的に狙ってる…?)
(このままじゃ…私の…私の秘密が……!)

今すぐにこの状況を脱しなければいけない…

リナは腹部の中心に力を込めた。

「はあああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!」

赤く輝き出す宝珠。

そして次の瞬間、そこから眩い光が放たれた。

「グオオッ!?」

一瞬怯むアンデッドたち。

そして次の瞬間、彼らは一斉に踏き飛ばされ閃光の中へと消え崩れていった。

「グオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!」

同時に体中に纏わりついた蟲も消し飛ぶ。

己の体を苛んでいたすべてのものを消失させると、やがて宝珠の輝きが止みリナはその場に剣を突き立てガクッと膝をついた。

「はあ…はあ…はあ…」

頬に汗が伝い床に落ちる。

今のでかなり力を消耗してしまったが、リナは再び剣を構え直した。

「この程度の小細工で…私を止められると思うな…!」

そう言いながら、片方の手で宝珠に触れようとするリナ。

その時魔王がリナに向けて言い放った。

「やはりその霊石…いや、貴様の腹部の中心には秘密があるようだな」

「ッ!?」

思わずビクッと反応し、リナの手が止まる。

「な、何を…?」

「先ほどもそうだった…その霊石に触れた、あるいは触れられたとき、お前は莫大な力を発揮するようだ」

「わ、私は…この霊石のご加護を受けて…」

「フフフ、果たしてそれは本当に"霊石"かな?」

「!?」

魔王の言葉に動揺するリナ。

その一瞬であった。

魔王の体からローブを引き裂くように、4本の触手が現れリナの四肢に絡みついた。

「あっ!?」

そして一気に魔王の方へと引き寄せられるリナ。

ローブを脱ぎ捨て姿を露わにした魔王を目の前にして、彼女は絶句した。

「え…?」

「我が何も知らないと思っているのか、勇者リナァ?」

そこにいたのは露出度の高い漆黒の衣装を着た、自分と瓜二つの顔をした少女の姿であった。

「あ、あたし…?なんで…?」

その姿を見て、混乱するリナ。

「お前が善のリナとすれば我は悪のリナ…もともと我らは一つの存在…」

「一つの存在…?嘘だッ!!」

「だったら何故お前は私と"同じ性質"を持っている?」

「同じ…性質?」

「フフフ、こういうことだ」

魔王は自分のむき出しの臍穴に指を差し込むと、それを乱暴にかき回した。

「ふぅぐァッ!!!あグゥゥゥゥンンンッッッッッ!!!!!!!」

傍目から見れば自分の体を傷つけているとしか思えない行為…だが彼女は明らかに恍惚とした表情を浮かべていた。

トロンとした目に口端から零れ落ちる涎…

「ッッ!!??」

その自慰も同然の行為を引きつった顔で凝視するリナ。

だがそんな彼女の目の前で魔王の体に変化が現れる。

体の至る所から角や獣毛が生え、禍々しい体躯へと変貌していく。

「こ、これは…ッ!?」

「ハァ、ハァ、ハァ、フゥ…ッ!」

"行為"を終え、ギョロッとリナへと目を向ける魔王。

その背中からは漆黒の翼が生え、頭部にも禍々しい一対の巨大な角が突きだし、さながら悪魔のような様相と化している。

そしてむき出しの腹部の中央には、牙を生やした巨大な円口状の臍穴がまるで自ら意志を持っているかのように蠢いていた。

「どうだ…?"ここ"に刺激を与えると、それが快感となって強大な力を生み出す…」
「お前も同じはずだ、リナ」

そう言うと、リナの腹部を覆う白銀の甲冑の中央へと視線を移す魔王。

「霊石だと…?ふざけるな。貴様はただ周囲に知られたくなかっただけだ」
「己が臍への刺激で快感と力を得る"変態"だということをな…!」

「ち、違うっ!!私が貴様などと同じはずが…!」

「ならば試してみるか?」

魔王は甲冑に埋め込まれた宝珠へ手を伸ばし、それを鷲掴みにする。

「あぅン…ッ!」

思わずビクンと体を震わせるリナ。

「フフフ…」

霊石を小刻みに振動させる魔王。

「はぁうッ!!うぁぁ…れ、霊石から…手を…離せ…ッ!」

リナの頬が徐々にピンク色に染まっていく。

彼女はしぼりだす様に抵抗の声を上げた。

「どうしたぁ?なんだか気持ちよさそうではないか?」

「き、気持ちよくなど…ひゃぁンッ!!!」

グッと霊石を押し込められて、一際甲高い嬌声を上げるリナ。

「やはりそういうことか」
「この霊石とやら…鎧に直接装着されているというわけではなさそうだな」

「う、うぅ…な、何を言って…」

「まだ誤魔化すか…フフフ、そうよなぁ?」
「可憐で勇猛な姫騎士様が、よもやこのような"変態行為"で力を得ているなど誰にも知られたくなかろうからなぁ」

「わ、私は変態などではぁ…ッ!!」

ズボッ!!

「は…ッ!??」

突如甲冑から引き抜かれた霊石…

その跡にはまるでそこだけ刳り貫かれたかのような孔が存在していた。

そしてその孔から覗いていたのは…複数の肉片が詰まった魔王と同じ形をした巨大な臍穴であった。

「あ…あぁ…!?」

「くっくっくっ、やはりなぁ。貴様はこの霊石を介して臍穴を刺激していたということか」
「わざわざこんなヘソの部分だけ開いた鎧を着込んで、まだ己が変態ではないと言い張れるかァ?」

そう言いながら引き抜いた宝珠の裏側を彼女に見せつける魔王。

まるで臍の奥底へめり込むように生えた突起…、そこには黒い塊が多数付着していた。

 

「ほら見ろォ。こんなにゴマが付着しているではないかぁ?」
「直接ヘソに触れて耽っている様を見られたくない…だから貴様はこのような形で臍に刺激を与えていた…まったくこざかしいッ!」

「う、うぅ…ち、違う…違うッ!!!」
「わ、私は臍穴で気持ちよくなったりなど…!!」

顔を真っ赤にさせブンブンと首を振るリナ。

「そうか…」

バキャァッ!!

霊石を造作なく片手で握りつぶす魔王。

「!」

「気が変わった。己の本質を受け入れないというのであれば、まずはお前に最大限の苦痛と恥辱を与えてやることとしよう」

そう言うと人差し指で空に呪印を切り始める。

「え…?な、何を…はぐうッ!!」

印を切り終えた指が、すかさずリナのヘソの中に突き込まれる。



「んぅッ!んぐううううあああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」

まるで臍穴に何かを流し込まれているかのような感覚。

リナは魔王の指が自分のへそに埋め込まれていく様子を引きつった顔で凝視していた。

キュポッ!

「んはァッ!!はぁ…はぁ…はぁ…」

ようやく指が臍から引き抜かれ、大きく息をつくリナ。

「わ、私のへそに何をしたぁ…?」

息も絶え絶えながら、魔王に問い詰める。

「………」

だが魔王は答えず、リナのへそを見つめたままである。

「!」

やがてリナ自身もその変化の兆しを自覚し始めた。

徐々に熱くなっていく臍奥…

その呼吸が荒くなり、全身からじっとりと汗が噴き出す。

「ハァ…ハァ…ハァ…」

臍穴に詰まった肉片がまるでそれぞれ意志を持ったかのように一人でに蠢き出す。

インナーのブラウスとパンツは己の汗と愛液でぐっしょりと濡れ、鎧の胴部の中央の穴からも次々と体液が溢れ出す。

「フフフ、いい感じになってきているではないかリナよ」
「さぞ気持ちいいことだろう?」

「…き、気持ちよく…など…」

己の臍奥から生じる衝動に流されまいと、なんとか意識を保ち続けているリナ。

「フン、意外と耐えるな…だが"そろそろ"だ」

「なに…、ッ!?、はうンッッ!!!!!!!!!!」

一際ビクンッと体を仰け反らせるリナ。

「はっ…あ"…お"おぉ"ッッッッ!!!!!!」

ヘソの奥深くから何かが湧き上がってくるような感触。

「お"ぐゥッ!!わ、わたしのヘソ穴に何があぁ”ッッッ!???」

蠢くリナの臍穴。

そしてやがて奥底から"ソレ"が徐々に姿を現す。

「んぐぅあッッッ!!!!!!」

臍内の肉片を押し分けるようにして、その中心部から現れた一際巨大な肉塊。

メリメリメリィ…

「ぐあああああああああ……」

まるで内臓が飛び出したようなその肉塊は目に見えるスピードで奥底から盛り上がっていく。

ついには鎧の開口部から完全に飛び出し、その孔を完全に塞ぐ大きさにまでなる。

それははた目には先ほどの霊石をはめ込んだ状態と同じような様相に見えた。



「あ、あたしのへそがぁあ"あ"あ"あ"あ"…!!!!!!」

変わり果てた己の臍に悲嘆の声を上げるリナ。

「我が呪いを貴様のヘソに埋め込んでやったのだ」
「なかなか立派な一物になったではないか、ククク…」

「こ、こんな…」

「ん?」

「こんなことをしてタダで済むと思うなァッ!!必ず貴様を…んひィッ!!」

言葉の途中で素っ頓狂な嬌声を上げるリナ。

魔王がその鋭い爪を突き立てるようにリナの"巨大デベソ"を握りしめていた。

「なんだァ?私は貴様が"本当に望む姿"にしてやったのだぞ?」

「だ、誰がこんな姿…ッ!!」

「ならばもう一度チャンスをやろうではないか」

もう片方の手をあげると、パチンと指を鳴らす。

その次の瞬間、彼女たちは別の場所に転移していた。

「え、こ、ここは…?」

一瞬己の臍の事も忘れて周囲を見回すリナ。

そこは見慣れた光景…

自分の国の城下町の広場であった。

「な、なんだ…!?」

「い、いきなり人が…!?」

広場にいた人々が、突然現れた2人の姿を見て次々と声を上げる。

「あ、あれは…姫様、リナ・ピースシャロウズ姫だ!」

「だ、だが、姫様は魔王討伐へ向かわれたはずでは…?」

「じゃあ、あの黒い翼の主は…魔王!?」

途端にパニックになる人々。

二人から我先にと瞬く間に遠ざかっていく。

「い、一体どういうことだ!?何故我が祖国に…」

「この場所の方がお前にとって"戦い易い"だろう?ククク…」

そう言うと、魔王はリナの拘束を解いた。

「ぐっ…!」

その場に崩れ落ちるように膝をつくリナ。

咄嗟に自分の巨大デベソを両手で押さえる。

幸い周囲の人々はパニックに陥っていたこともあり、リナのへその惨状には気づいていないようであった。

そんなリナの前に彼女の剣が地面に突き立てられた。

「うぅ…な、何の真似だ…?」

「剣を取れ。貴様がもし我を破ることが出来たのであれば、"ソレ"を元に戻してやろう。そして我もこれ以上ここには手を出さぬ」

「!?」

「どうした?元に戻してほしいのだろう、その"醜悪な一物"を?ククク…」

自分の目の前の剣を見やるリナ。

「………」

彼女はおへそを抑えたまま、片方の手で剣の柄を握りしめた。

「絶対に…町の人々には手を出すな」

「あぁ、約束しよう」
「貴様が破れれば、その後どうなるかは保証出来んがな」

遠巻きから固唾をのんで見守る人々。

「ハァッ!」

リナは地面から剣を引き抜き、それを魔王に向かって構えた。

「フフ、変態でも見た目だけは一端の勇者だな」

「…黙れ!」

一気に魔王の距離を詰め寄るリナ。

迎撃の触手が向かってくるが、すばやくそれを避け、さらに迫るモノは手甲で払いのけその体を斬りつけようとするリナ。

「やあああああああッッッッッッ!!!!!!!!!」

ドクンッ!!

突如腹部の中心に強烈な激痛が走る。

「んアァァッ!!???」

思わず剣を落とし、その場に膝をついてしまうリナ。

「フフフ、どうしたリナァ?」

「あ…がッ…お、おへそがぁ…!?」

あまりもの痛みに両手でおへそを押さえ、その場に蹲ってしまう。

「言い忘れていたが…こうしている間にも当然貴様の臍は"変貌"し続けているぞ」
「私を倒さぬ限り、な」

「え…ッ!?」

その言葉に魔王の顔を見上げ、そして次に己の腹部を見るリナ。

「そ、そんな…ッ!?」

見ると確かに先ほどよりもさらに膨らんでいる出臍。

はめ込まれていた宝珠よりも大きく、まるで腹部に巨大な赤い果実がなっているかのような有様であった。

「い、痛いィ…ッ!!」

「それはそうであろう。その鎧が貴様の出ベソを圧迫しているようなものだからな」

魔王の言う通り、霊石がはめ込まれていた腹部の甲冑の穴…

そこから飛び出した出ベソが膨張すればするほど、その穴がそれを締め付けていく有様であった。

「己の体を守るはずの鎧が、自分自身を苛むことになるとはなぁ?その大きさではもはや抜き出すことすら出来まい。ククク…!」

愉快そうに笑う魔王。

「うググゥ……」

充血し真っ赤に腫れあがった出臍を抑えながら、体を震わせその激痛に苦悶するリナ。

「わ、わたしはァ…」

「ん?」

「私は…こ、こんなことでぇ…屈したりなんかしないィッ!!」

痛みにこらえ剣を片手に立ち上がるリナ。

「ほぅ…?」

「魔王ヴェイルニア、覚悟ォッ!!」

ドシュッ!!!

リナの剣先が一閃、魔王のむき出しの臍穴へと突き刺さる。

「やったッ!!」

「…フ」

「!?」

リナの歓喜が一瞬にして動揺へと変わる。

臍穴に突き刺さった剣先がそれ以上、奥へと押し込めないのである。

「な、なんで…、ッ!?」

見ると魔王の臍から生えた牙が、リナの剣先をガッチリと咥えこんでいた。

「本当の力を出していない貴様の剣など脆いものよ…こんな風になァッ!!」

ガキィィィンッッ!!!!!!!!

臍の牙がリナの剣をかみ砕く。

「う、嘘…ッ!?」

自慢の愛剣を容易く砕かれ衝撃を受けるリナ。

呆然とする彼女の隙をついて再びその四肢を触手で捕らえる魔王。

「あっ!?」

「勝負あったな、貴様の負けだ」

「ま、まだだッ!!まだ私は…オ”う"ッ!?」

呻き声と共にビクンと震える体。

さらに彼女の臍が肥大したことによる反応であった。

「あ…がァ、あ"ァ…」

もはやはちきれんばかりに膨張した真っ赤なデベソ…

「もはや戦える体ではないな、勇者リナァ?」

そう言うとピンッと彼女の巨大デベソを指で弾く。

「んヒイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!?????????」

あまりもの衝撃に悲鳴とも嬌声とも取れぬ叫び声を上げるリナ。

そのあまりもの悶えっぷりに、遠巻きに見ていた人々も何かリナに異変が生じていることに気づき始める。

「ひ、姫様どうしたんだ…?」
「さっきからお腹辺りを抑えたり、叫び声を上げたり…」

その声が魔王の耳に届く。

「リナ、せっかくだからアイツらにも見てもらうがいい」
「立派に育った自慢のヘソをなァ!」

触手を動かし、彼女のお腹を見せつけるように人々へと向ける魔王。

「い、嫌ぁッ!!やめてッ!!見せないでェッ!!」

抵抗空しく、まざまざとその赤い巨大で醜悪な肉塊が白日にさらされる。

「な、なんだ!?あのお腹についているのは…?」

「姫様の霊石じゃないのか…い、いや、それにしては大きすぎる?」

「まさか…"デベソ"?」

その言葉がきっかけとなって、途端にざわつき始める人々。

「ひ、姫様…まさか今まであの霊石でデベソを隠して…」

「そ、そういえば姫様…戦いの最中よく霊石を触っていたけど…」
「それって…姫様があのおへそに刺激を与えていたってこと?」

「ってことはまさか…姫様ってトンでもない変態だったんじゃ…」

人々の容赦ない言葉が次々とリナの心に突き刺さる。

「ち、違うぅッッ!!!わ、私は変態なんかじゃないィイイイイイイッッッッッ!!!!!!!!」

涙をボロボロ溢しながら、必死に訴えるリナ。

だがその間にも無慈悲に膨張し続けていくヘソ。

「わたしはァッ!!わたしはァ…ぎゃうンッッッッ!!!!!!!」

体を大きく仰け反らせながらリナの体が激しく悶える。

「もう嫌ぁ…嫌ァア、もうやめて、こんなことぉ…」
「もうあたしの負けでいいからァァ…うッ、うァァア…」

魔王に向かって、泣きながらこの上なく情けない声で懇願するリナ。

可憐で勇猛な姫騎士の威厳はもはや完全に消え失せていた。

「ハハハ、認めるか!自分の敗北をッ!」
「負ければあの人間どもがどうなるかも忘れて…ナベリア帝国一の姫騎士も堕ちたものだなぁ?」

再びリナの正面を自分の方へと向ける魔王。

「だが安心しろ。我の狙いは貴様ただ一人だ…勇者リナァッ!!」

突如、魔王の腹部の孔がガバッと牙をむき出しに大きく開かれる。

「ヒッ!?」

思わず悲鳴を上げるリナ。

「今こそ貴様の全てをいただくッ!!」

次の瞬間、リナの体が一気に魔王へと引き寄せられる。

「い、嫌あああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!ぎゃうンッッッ!!!!!!」

リナの巨大デベソが魔王の巨大べそに飲み込まれる。

その縁に生えた無数の牙がリナの脆弱なデベソに容赦なく食い込んでいく。

「い、い"だぁぁぁぁぁぁあぁぁい"い"い"いい"ィィィィィィィッッッッッッッ!!!!!!!!!!!」

この世のものとは思えぬ激痛と快感がリナのヘソを通じて全身へと駆け巡る。

「フ、フフフ…さあ、お前の全てを寄こせッ!!」

両手をリナの腰に回し、己の腹ときつく密着させる魔王。



「がハあぁッッッッ!!!!!!」

ビクンと体を痙攣させるリナ。

その瞬間、デベソの至る個所が裂けそこから光が溢れ出した。

「これだッ!!これを待っていたぞリナァッッ!!!!」

溢れ出す光を全て臍穴から吸収していく魔王。

「いいぞォ、いいぞォッッ!!!!!もっとだァッ!!もっと貴様の力を寄越せぇッ!!!」

歓喜の声をあげながら、さらにリナのデベソをきつく締めあげる。

「ぎゃうううううううンッッッッ!!!!!!!!」

リナが臍への刺激で得られるナベルエナジー…それを全て己の中に取り込もうとするのが魔王の目的であった。

そうすれば、彼女は元々の"完全な姿"を取り戻すことが出来る…

「ふぁああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「ははははははははははははははははははははッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」

やがて空に立ち込めてくる暗雲…

徐々に一体化していく2人の巨大な凹凸…

少女の悲壮で甘美な喘ぎ声と魔王の歓喜と狂気に満ちた笑い声が辺りに響き続けた。



[後書き]
この後、二人は一体化して"黄金の龍"になったりは…しないと思います。
いつもお腹丸出しなリナちゃんですが、時にはこういう周りはガッチリ装備で固めておヘソだけさらけ出されているというのもいいかなと…

コメ返しです。

>今回の話は所謂リナの「夢の世界の中」といったところでしょうか。そうなるとミアも同じような状態になってるんですかね。ヘソの中に入るというのは盲点でしたねえ。こういうのならヘソの中に無数の蟲が侵入するなんていう「虫責め」のシチュなんかも考えられそうですね

まさにその通りです。リナちゃんも、そしてミアちゃんもそれぞれおへそからエナジーを吸い出されるような夢を装置によって見させ続けられているわけです。リナちゃんは巨大ヒロイン、姫騎士とやって来ましたが、一方でミアちゃんはどんな夢を見させられているのか…それはまた次回ということで。
蟲責めは意外とあまりやっていないので、スプリーム・リナの番外編とかでやってみたいですね。


>ここでは苦痛系と性感系のへそ責めがありますが、“くすぐったい系”の興味とかどうなんでしょう? 敏感なおへそに耳かきや指などを差し込まれてクリクリコニョコニョいじられて「きゃはははっ!?くすぐったい・・・!や、やめっ・・・あはははは!!」って笑って悶えちゃうタイプの

確かに苦痛系と性感系が多いですねココw
くすぐりは別に嫌いではないのですが、まず私がリョナラーということでどうしても先の二つになってしまうのです。
日常系ストーリーでやってみるのも悪くはなさそうですが、まずはリナちゃんを優先的に先に終わらせてしまいたいのでその後ということで…

拍手[10回]

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「きゃああああッッッッ!!!!!」

ナベル・キラーの攻撃で吹き飛ばされたリナの巨体が高層ビルに激突する。

ビルが崩れ、瓦礫が彼女の全身に降り注ぐ。

「う、うぅ…」

瓦礫に埋もれたボロボロの体を震わせながら、なんとかその場から起き上がろうとするリナ。

だがおヘソのタイマーは警告音を益々けたたましく鳴らせ、彼女の力が尽きかけようとしていることを知らしめている。

瓦礫の中でなかなか立ち上がれずにいる彼女の元にナベル・キラーの一体が歩み寄ると、彼女のポニーテールを掴みその場から引き釣り上げた。

「あううう…ッッ!!!」

「もう限界ですか、スプリーム・リナ?」
「ここで踏ん張らなければ、負けてしまいますよ」

リナの目の前に現れたエモヘゼス星人があざ笑うかのように語り掛ける。

その言葉を聞いて、わずかに眼を開くリナ。

「く、うぅぅ…わ、私は…あなたみたいな卑怯者には…絶対負けな…うぶぅッ!!!」

言葉を遮るようにその腹部に拳を叩き込む星人。

「ファハハハハハハハハ!!!!!!!!それでよい!それでこそいたぶり甲斐があるというものです!」

心底愉快そうに星人が笑い声を上がる。

そしてキラーに指令を出す星人。

その命を受けた僕がリナの体をもう一体の僕へと放り投げる。

「あうっ!!」

リナの巨体をなんなく受け止めた、もう一体のナベル・キラーは彼女の体を羽交い絞めに固定した。

さらには肩部、腰部、脚部からもサブアームが展開し、彼女の手首、胴、太ももをがっしりと掴む。

「く、うぅ…!う、動け…ないィ…!?」

ピクリとも動けないほどの完全な拘束…

たとえエネルギーが完全な状態だったとしても、逃れることは不可能と思えるほど彼女の体は完璧に固定されてしまっていた。

「さて、どう調理してあげましょうか…?」

磔同然のリナにゆっくりと迫る星人とキラー。

「う…っ?」

「先ほどから耳障りなその腹部の中枢部を解体して、じっくりと内部でも調べさせてもらいましょうかね…?」

「い、いや…!?」

唯一自由の利く首をぶんぶん振り回し拒否の意を示すリナ。

だが今の彼女にはそれを防ぐための手段も力も残されていない。

自分の目の前に立つナベル・キラー。

目や口すら無いその無機質な黒い顔面から一筋のレーザー光がリナのへそのタイマーに照射される。



「うっ!?」

痛みは感じなかったものの、まるでおヘソの中を弄られている感触を覚えるリナ。

『ピピピピピピ…』

何かを計測しているような電子音が鳴る。

「フフフ、今あなたのおヘソの耐久力を計測しているところですよ」
「確実にとどめを刺すためにね」

不気味に笑いながら身動きが取れないリナを煽るように喋る星人。

(こ、こんな状態でおへそに攻撃を喰らったら…)
(!、いえ…ま、まだチャンスは…ある…!)

リナは最後の賭けに打って出ることにした。

「あ、あぁう…お、おへそ…私のおへそォ…!」

顔を紅潮させながら、悶える始めるリナ。

「あ、あたしのおへそがぁぁ…、ふぅああんッ!!!」

「…何です?」

突如のリナの変化に反応する星人。

「お、おへそがぁ…おへそが熱いぃ…熱いのぉぉ…!」

拘束された体を必死にくねらせて、わざとおへそのタイマーを突き出すようにアピールする。

「熱い…?そのような効果はその光線にはないはずですが…」

リナがしきりにヘソの異変を訴えるのに、彼女とキラーの間に割って入る星人。

そしてその臍部のタイマーに手を伸ばそうとする。

(今だ…!)

「ナベリウム光線ッ!!」

その瞬間、密かに臍部に集中させていたすべての力をナベルタイマーから放つ彼女。

たとえ二体のロボットは倒せずとも、司令塔の星人を倒してしまえばなんとかなる…

そう踏んで星人を自分の目の前におびき寄せ放った最後の一撃だった。

この至近距離であれば、威力が多少落ちても致命傷を負わせることが出来る…はずだった。

突如目の前から消失する異星人。

「え…?」

リナは一瞬目を疑った。

光線は誰もいない空間を素通りし、その直後にいたナベル・キラーに直撃する。

「う、うそ…」

「嘘ではありません」

「!?」

いつの間にか自分のすぐ真横に星人が立っていた。

「私がテレポーテーション出来ることをご存じなかったのでしょうか?」
「あなたの浅はかな考えなど、私にはお見通しでしたよ」

「そ、そんなぁ…」

残った力をほぼすべて使い放たれたものの不発に終わった光線…

腹部のタイマーはもはや消え入りそうなほどの光となり弱々しく点滅を繰り返していた。

「さて、あなたがなけなしの力を込めて放った光線ですが…一体どうなったと思います?」

「…え?」

「あれを御覧なさい」

星人につられて正面を見るリナ。

そこには星人の代わりに光線を受けたナベル・キラーが直立不動で立っていた。

よく見るとその胸部の装甲が煌いている。

「私の設計したナベル・キラーはあなたの光線を吸収・増幅しそれを数倍にして返すことが出来るのですよ」

「そ、そんな…さっき私が倒したのはそんなこと…」

「だから言ったでしょう、先ほどあなたが倒したのはデチューンした個体であると…」
「装甲こそオリジナルと変わりませんが、エネルギー吸収装置はオミットしてあるのですよ」

星人がそう説明している間に、先ほど受けたエネルギーを増幅しその矛先を磔にされたリナに向けるナベル・キラー。

「さあ、特と味わってください。あなた自身が放った光線の威力を…」

「い、いや…」

死の恐怖を感じガタガタと体を震わせるリナ。

だがもはやこの状況から逃れることなど出来ない。

その標準が彼女の腹部のタイマーに定められ…そして発射された。

「い、いやああああああああああああああッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」

凄まじいエネルギーの噴流が彼女の臍部に直撃する。

焼け焦げんばかりの激痛が臍部を貫く。

「お、おへそがぁ!!おへそがあああああああああッッッッッッ!!!!!!!!」
「うわあああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!」

リナの絶叫が街に響き渡る。

やがて照射が終わる頃には、叫ぶ力も失ったかのように彼女は背後のナベル・キラーに完全に体を預けるようにして、ぐったりと項垂れていた。

ピコーン…ピコー……ン…………………

光が消え一切の音も発しなくなったナベル・タイマー。

「フフ、完全に力尽きましたか」

星人は項垂れたリナの顔を覗き込むと、その顎を掴みクイッと持ち上げた。 

「あ……ぅ…」

もはや焦点のあっていない虚ろな目…半開きになった口…乱れた髪…

そして惨たらしく焼け焦げたタイマー周囲の腹部…

リナの完全なる敗北であった。

「私の勝利ですね、スプリーム・リナ」
「しかし…まだ終わりではありませんよ、フフフ…」

不気味に笑う星人。

(な、何を…する気なの…?)

戦う力は失ってしまったものの、まだ彼女には意識が残されていた。

すぐにでも変身を解除して"力を回復"させなければいけなかったが、この完全に拘束された状態ではそれも不可能であり、今はただ動かない体を好きにされるしかなかった。

「あなたは実に弱いですが、しかし素晴らしい能力を持っている…」
「その腹部に埋め込まれたジュエル…その力をこのように引き出すことが出来るのですから」

「え…」

「その力…私のために存分に利用させていただきます」
「まずは…このタイマーを除去してあなたの臍孔部を露に…!」

「!?」

それを聞いて、リナは全身から血の気が引くような思いをした。

「い、い…や……」

わずかに拒否の声を絞り出すリナ。

「フフフ、どうしてですか?別にあなたを拷問しようというわけではありませんよ」

「い…や……わ、わたし…の…お、へ、そ……見せない…でぇ……」

だが星人は構うことなく、先の光線を反射したキラーに命を出す。

そしてその鋼鉄の巨体が彼女の眼前にそそり立つ。

「あ…ぁ……」

無機質なその表情が今やなすすべのない彼女にこの上ない恐怖感を与える。

「やれ」

無慈悲に指令を下す。

ナベル・キラーの右碗部が後方に引かれ…

ガキィィィィィィィィィンンッッッッッ!!!!!!!



「うああああああああああああああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!!」

硬いもの同士が激しくぶつかり合う衝撃音と少女の絶叫声が同時に上がる。

リナの臍部に勢いよく突き込まれた碗部はタイマーごと彼女の腹部に深々とめり込んでいた。

「う…ぁ…、あっ…」

リナの瞳孔が収縮する。

今まで味わったことのない衝撃がお腹の中を渦巻いていた。

ズボッ!

引き抜かれる碗部。

「はぁぐ…ッ!」

元の形に戻ろうとするリナの腹筋。

だが…

ガキィィィィィィィィィィィィィンンッッッッッッッ!!!!!!!

すかさず二撃目の拳が彼女の腹に叩き込まれる。

「あぶうううううううううゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」

リナの口から光の鮮血が噴き出される。

その時であった。

ピキッ!

何か硬いものがひび割れるような音が響く。

碗部が引き抜かれ、潰れ拉げた腹部の中央…

スプリーム・リナにとって命も同然のナベルタイマー…

そこの表面にヒビが入ったのを星人を見逃さなかった。

「う、うそ…タイマーが…」

「フフ、重要な器官な割には随分脆いものですねぇ」
「もっとも硬度は全て解析済みでしたが…」

自分にとって最も重要な部位がこうも容易く傷つけられたことに衝撃を受けるリナ。

三撃目。

ガキィィィィィィィィィィィィィンンッッッッッッッ!!!!!!!

バキィッ!!

「ふぎゃあああああああああああああああああああっっっっっっっっっっっっ!!!!!!?????」

ついに決定的な音が響き渡った。

「がフぅッ!!あ…ッ、あ”…あ”たしのダイ"マ"ーぁ…」

腕が抜かれたそこにあったのは、表面のクリスタルが粉々に粉砕され無惨な状態となったタイマーであった。



「フフ、これであなたが私に勝てる見込みは一切なくなりました」
「しかし…」

さらにナベル・キラーに指令を出す星人。

その命を受けたキラーはその鋼鉄の指で、ボロボロになったタイマーをむんずと掴んだ。

「ぎゃあぅッ!?」

むき出しの重傷の傷口をそのまま握り絞められるような激痛。

リナは今すぐこの責めから逃れたい一心で哀願した。

「も、もう…やめてぇ…!」
「あ、あたしの負けでいいからぁ…これ以上、タイマーを…おへそを虐めないでぇ…」

涙をとめどなく溢れさせながら、傷と埃だらけの顔で訴えるリナ。

「ハハハ、先まで凛々しかった正義のヒロインが随分みっともないことを言うものですね」
「しかしながら私は完璧主義者です。完全に抵抗できなくなるまで徹底的に潰すのが私のやり方なのです」

「そ、そんなぁ…」

「ハハハハ、実にいいですねぇ、その無様な顔!」
「さあナベル・キラーよ、やってしまいなさい」

タイマーを掴んだ手にさらに圧力をかけるナベル・キラー。

「ぎっ!?あぎゃあああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!」

顔を仰け反らして叫ぶリナ。

バキッ、バキバキメキィ

先ほどの連続腹パンチで防護力を失ったことで、容易く握りつぶされていくタイマー。

その凄まじいダメージは、タイマーから臍穴を通して腹部内のジュエルまで伸びた中枢回路でダイレクトに伝わり、リナはこの世とも思えない激痛に悶絶した。

ものの数秒もしないうちに完全に粉砕されるタイマー。

だがさらに追い打ちをかけるように、キラーはその残骸を握りしめたまま引っ張り上げた。

「はあぎゅッッ!!!」

ビクンと震えるリナの巨体。

ずびゅるぅぅぅぅッッ!!!!!

タイマーがリナの臍部から引き剥がされ、さらには臍奥部へと繋がっていた器官ごとその孔から一気に引き抜かれた。

「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

リナの口からくぐもった叫び声が上がる。

そのまま引き剥がしたタイマーの残骸を容赦なく握りつぶすナベル・キラー。

ジュエルから力を引き出す器官は今や完全に破壊・除去され、スプリーム・リナは戦う力を永久に失った。

タイマーが存在していたその腹部には、今やただ大きな孔が存在しているのみである。

「タ、タイ、マー………こ、こわされ…ちゃ…った………」

生気を失った表情でうわ言の様にブツブツと呟くリナ。

「あ、あたし……負け…ちゃった………お、おへそ……おへ…そ……が……………」

「フフ、まだ死んでもらっては困りますよ」
「これからが本番なのですから」

そう言うと星人は自分の体を人間大まで縮小させ、なんとリナのその巨大な臍穴に入り込んだ。

「ふあぁぁぁっっ!!???」

いきなりむき出しの臍穴に入り込んできた星人に、リナは素っ頓狂な叫びをあげた。

「な、なにを…してぇ…?」

「フフフ、下ごしらえですよ。事前にあなたが十分に"高揚"出来るようにね」

臍の中から響いてくる声。

リナの臍奥に向かってゆっくりと侵入していく星人。

初めて味わうその気色悪い感触に、リナは身を震わせた。

「無駄ですよ、その程度で私を追い出そうなど…む?」

星人はあるものを発見し足を止めた。

臍内の肉壁の隙間に挟み込まれるように巨大な黒い固まりが星人の目の前に鎮座している。

「ほほう、これは…いわゆる臍のゴマというものですか」

「ッ!?」

その言葉を聞いてリナは全身から血の気が引く思いをした。

「は、早くおヘソの中から出て行ってえぇッッ!!」

「フフフ、面白いですねぇ…」
「変身時にこの臍ゴマも共に巨大化しているわけですか…実に面白い」

さらに巨大なゴマはその臍孔のいたるところに多数存在していた。

「私には嗅覚というものがありませんが…地球人であればおそらく強烈な臭気に襲われているところでしょうね」
「そうだ、せっかくなのでここで一つ面白い趣向を凝らしてみましょう」

星人はこめかみに指をあてると、自分の視覚をナベル・キラーの回路に接続した。

そしてその映像をキラーから投射させる。

「!?」

「な、なんだ…?」

突如空中に現れた大画面に街の人々が顔を上げて凝視する。

「!?!?!?」



そこにはリナの臍内部の様子が鮮明に映し出されていた。

そこはまるで肉塊でできた洞窟…そしてそこから生える鉱石のごとく至るところが黒い塊で埋め尽くされている。

「地球人の皆さん、私は今スプリーム・リナの臍内部にいます」
「今まさに皆様がご覧になっているのは彼女の臍の中なのです!」

次々と街の人々からどよめきが起きる。

「あ、あれが…スプリーム・リナの臍の中だって…?」

「あれって…臍のゴマじゃないのか!?しかもあんなにたくさん…」

「き、汚い…うップ…!」

「あんな可愛い顔して、おへそは醜悪…それはそれで…」

リナの臍内部の惨状を目の当たりにした人々の声が、次々と耳に入る。

「いやぁ…いやあッ!!見ないで、アタシのおヘソ見ないでぇえッッ!!!」

首をぶんぶん振り回しながら、懇願するリナ。

もはや発火してしまいそうなほどの羞恥心に顔を真っ赤にさせる。

「フフフ、普段からちゃんと清掃しない貴方が悪いのですよ…」
「せっかくなので私が取り除いて差し上げましょう」

「ふぇ!?はぁうぅぅぅッッッ!!!!」

ビクッと体を仰け反らせるリナ。

星人が皺の奥深く埋まっていた臍ゴマを無理矢理引っ張り出した瞬間、電流の如く快感が彼女のお腹の中心を貫いていた。

「がはぁッ!ふぅ…ふぅ…ふぅ…ふぅあああっ!!!!」

またも臍ゴマを無理矢理はがされビクッと反応するリナ。

その度にリナの頬がピンクに染まり、全身から湿った汗が噴き出す。

「なんだ…まさか感じているのかスプリーム・リナ?」

「おヘソのゴマを取られて感じてるなんて…」

「もしかして彼女…トンでもない変態だったんじゃ」

その言葉が聞こえた瞬間、リナは発狂したかのように叫んだ。

「ち、違うゥッッッッ!!!!!!あ、あたし変態なんかじゃないィィィィ!!!!!!!!」
「変態なんかじゃあああ…きゃうンッッッッ!!!!!!!」

言葉の途中で大きく体を跳ね上がらせるリナ。

突如へそ奥に今までと比にならないほどの感覚がほとばしった。

「な、何をしてぇええええええッッッッッッッッ!!!????????」

「ひとつひとつ取り除くのは面倒なので…一気に除去しているところですよ、こうやってね」

臍内部で両腕から光線を発射し、ゴマを焼き尽くす星人。

だがそれは当然、リナの臍にも多大なダメージを与えていた。

「はあがアアアアッッッ!!!あブゥッ!!!!ふぅああああァアアアアア!!!!!!!」

臍肉同士の隙間…彼女にとって最も脆弱で敏感な臍の皺をピンポイントで嬲られる衝撃と快感に、もはやリナは失神寸前であった。

ビクッビクッと体を震わせ、だらしなく開かれた口からは次々と涎が垂れ落ちる。

人類の守護神であったスプリーム・リナ…

だがゴマだらけのおヘソを弄られ快感に打ち震えるその醜態に、人々の心は今や完全に引いていた。

「さて、このくらいにしておきましょうか」
「そろそろ仕上げと行きましょう」

粗方のへそゴマを消去した星人は、そのへそ洞窟の最深部へと目を向ける。

その暗い奥にわずかに見えるジュエルの輝き。

「ネーブル・リナ、今こそ私の役に立ってもらいますよ」

星人は両腕から最大の威力で臍最深部に向けて光線を発射した。

「うぎゅああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

リナの大絶叫。

同時に臍穴から飛び出し、キラーの肩へと飛び移る星人。

直撃を受けたその衝撃でジュエルが活性化し始める。

リナの臍奥が光り出すのを確認すると、星人はキラーへと指令を下した。

「今です!」

キラーの腹部が開閉し、そこから飛び出す機械管。

それはリナの臍穴へと勢いよく突き刺さり、そしてその奥深くへ潜り込んでいった。



「ひぎゅいいいいいいいいいいいいいいいッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」

自分の臍の径より極太の管が、その内部に無理矢理侵入していく衝撃についに意識が飛ぶリナ。

「さて、あなたの力じっくりといただきましょうか」

ドクンッ!

装置を作動させる星人。

ジュエルから無理矢理発生させたエナジーがへそを貫いた管を通じてナベルキラーへと取り込まれる。

通常であれば、ジュエルに直結したナベルタイマーが適宜調整しながらエナジーを取り込んでいた。

しかしそれがなくなった今、もはやジュエルはのべつ幕無しにエナジーを出し続ける暴走機関と化してしまった。

星人はタイマーの代わりにキラーを直結させ、そのエナジーを取り込むことで彼女を永久機関のごとく利用しようとしていたのである。

「あ…ぁ…ふぅゥ……おォ、ぅ……」

おヘソを走る刺激に反射的に反応するだけの人形と化したリナ。

もはや彼女の頭にはおへそのことだけしかなかった。

生気を失った目、だらしなく垂れる涎、完全に抵抗することを止めた肢体…

今やそこにかつての守護神、スプリーム・リナの姿は無かった。

ただエナジー搾取のため、おヘソを利用されるだけの"肉体"…

そんな堕落した女神の姿を、ただ人々は言葉もなく呆然とそれを見つめていた。

「ネーブル・リナ、我が星の動力機関として永久に役立ってもらいますよ、クク…」

あざ笑うエモヘゼス星人。

その上空には星人が呼び寄せた母艦が姿を現していた…




「なに…これ?」

目の前で繰り広げられていた巨人たちの戦闘。

それを人々に紛れ、ただ呆然と見上げていた麻美。

「一体…何なの?この世界…?」

ルカのラボからジュエルの力でやってきた世界…それは自分たちがいた街と変わらない世界であった。

…たった一つ、目の前で戦う巨人たちを除いて。

「リナちゃんが大きくなって…悪い宇宙人とロボットと戦って…負けた?」

麻美は彼女が巨大な女神、スプリーム・リナに変身するところを見た。

彼女が苦戦の末、巨大ロボットを倒すも、新たに現れた2体のロボットとそれを操る異星人に散々嬲られ敗北するところも…

だが、彼女にはどこか現実味が感じられなかった。

今、目の前でおヘソからエナジーを吸われているリナを見ても…

「!?」

その時、ふと何かが麻美の頭に過る

彼女は今と同じような光景をほんの少し前目撃している。

麻美が思案しかけたその時…

「…えッ!?」

突然辺り一面が発光した。

「な、なに…ッ!?」

周りの人々、建物、そしてリナや宇宙人らすべてのものが白く塗りつぶされていき、彼女は咄嗟に目を覆った。

「ぅああああああああッッッッッ!!!!!!リ、リナちゃん…ッ!!」



…やがて収まる発光。

「う…」

彼女はゆっくりと目を開けた。

そこは薄暗い建物の中であった。

どこか年代を感じさせる中世的な内装の通路…

「な、なんなの…一体…?」

その時であった。

「たあッ!!」

バシュッ!!

どこかで聞いたことのある声と斬撃音が彼女の耳に届く。

「…まさか」

音が聞こえてきた方へ、廊下を駆けていく麻美。

やがて最奥の大広間で彼女は見た。

白銀の甲冑を纏い剣を構えた少女の姿を…



「勇者ブレイナベル・リナッ!我が天命の元、貴様に鉄槌を下す!」


[後書き]
新シリーズ開始と見せかけて、実はここは…?
詳しいことはまた次回にて。

羽交い絞め&腹パン、光線吸収・跳ね返し、タイマー急所狙い、そしてエネルギー吸収と巨大ヒロインにお約束なピンチは一通りやった感じです。
そして次は姫騎士なリナちゃん。
姫騎士なピンチといえば…

拍手返しです。

>Aine Chidorigafuchi (Masou Gakuen HxH

…なんかこれだけだと意味がよく分からないのですがw
あの噂の魔装学園第4話のへそ責めのことでしょうか?
あれは実に素晴らしいものでした。

>コメ返しと今回の話を見て、同じ変身モノでも「変身するまでが本番」なネタが思い浮かびました。ヒロインは変身すると無敵だけど変身するまでに長時間ヘソオナニーを続ける必要がある。対して敵はヒロインに変身されると勝てないので、ヘソオナニーができないようにあの手この手で邪魔をする。要はヒロインが敵の妨害を掻い潜りながら如何にヘソを弄って変身するまでを描くかって感じのやつです。前回の麻美の話も見て、露出度の高い恰好じゃなくヘソ周りだけ露出させた状態が一番エロいシチュエーションだと思って考えてみました。

変身させないように色々へそに仕掛けてくるというのも、たくさんネタがありそうで面白そうですね。ただ個人的には変身後の如何にもヒロイン然とした衣装の女の子が責められるのが大好きな人種でして…
露出度の高い恰好よりへそ周りだけ露出させた格好の方がエロいというのは同感です。その方がおへそが強調されてる感がありますしね。
このブログでもネタとして取り上げた、モンスターハンターのアスール装備やシャイニングブレイドのアルティナちゃんなんかはまさにおヘソを際立たせた素晴らしい衣装だと思います。
あとこのアイマスの真の衣装なんか、何でわざわざおヘソをそんな風に出す?と訝しがるほど素晴らしい衣装ですねw

>こういう○ルトラ○ン的な感じのヒロインも良いですね~!目立つおへそのタイマーが弱点とか、スゴく萌えます(^^! それにしてもこの展開、死力を尽くしてやっと一体倒したのに、残り三体とか・・・www!たまりませんね!グッチャングッチャンになぶられるのが目に見えるようです。そして最後は当然、『真ん中』を・・・と考えただけでアブナイ笑みがこぼれてしまいますwww!

ネット上に数々のウルトラヒロインがいれど、お腹にタイマーを付けた子はあまり見かけなかったのでつい自分の家のリナちゃんでやってしまいました。
力がほぼ尽きた状態での一人対多勢、そしてタイマー集中攻撃はまさにリョナのロマンに満ち溢れていますよねw

拍手[14回]


往来する人々、車両、そして空にそびえ立つビル群…

何気ない普段の日常…だが、突如異変がその街を襲った。

ドゴォォォォォォォォォォンンッッッッッ!!!!!

辺りを震撼させるほどの大きな地鳴り。

「じ、地震…!?」

道路を行きかっていた人々が動揺の声が上がる。

「な、なんだあれは!?」

一人が声を上げ、ある方向に向けて指をさす。

それにつられてそちらを見上げた人々は、次々とざわめきだした。

なんと街中に一体の巨大な人型の物体が立っていたのである。

「な、なにあれ…?ロボット?」

見るからに頑強そうな装甲、無機質なフォルム…およそ50mはあろうかというほどの巨大なロボットに周囲の人々からも困惑の声が上がっていた。

「何でこんなものが…」

訝しがる人々の前で、突如ロボットの顔面にあたる部分が発光した。

次の瞬間光弾が放たれ、直撃した一つのビルが崩壊する。

「!?」

「ピロロロロロロロロ…」

突如独特な電子音を発しながら起動し始めたロボットが道路を陥没させながら、ゆっくりと歩行を始める。

行く手を阻むビルも難なく押し倒しながら歩みを続けるロボットに、パニックになり逃げ惑う人々。

だがそんな喧騒を他所に、一人ビルの屋上に佇む少女がいた。

制服姿のその少女は睨むように進撃を続けるロボットの方へと目を向けている。

「よくも街を…許さない!」

彼女はそう呟き両手を大きく広げた。

その瞬間、彼女の腹部から眩いばかりの光が放たれる。

ビシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!

街の一角に突如眩い光柱が立ち昇る。

やがてその光柱の中から、怪ロボットと同じくらいの大きさのシルエットが現れた。

   

まるでボディペイントのごとく体に描かれた模様…

胸元に取り付けられたひし形のクリスタル…

そこから腹部に向かって並ぶ銀色の突起物…

そして臍部にあたる部分に突き出した青く光る巨大な水晶体…

それはその少女がそのまま巨大化したような姿であった。

「あ!スプリーム・リナだ!」

「スプリーム・リナが来てくれたぞ!!」

逃げ惑っていた街の人々がその巨大な少女の姿を見て口々に声を上げる。

「街を無差別に破壊するロボット…私が相手よ!」

ビシッと相手を指さすと、リナは一気に怪ロボットまで詰め寄りパンチをその胸部に放った。

「やあッ!」

続けざまにキックを放つ。

「えいッ!とうッ!!」

連続で打撃を繰り出すリナ。

攻撃が炸裂するたびに、街に振動が走る。

一方のロボットは微動だにせず、その攻撃を受け続けている。

「これでどうッ!てやぁッ!」

拳を溜めて渾身のパンチを放とうとしたその時、

バチィ!!

「あうぁッ!!!」

突如ロボットの頭部から強烈なフラッシュが放たれ、リナの顔に直撃する。

「ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!」

強烈な光を浴びせられたことで、眼を押さえながら悶絶するリナ。

「目が…目がぁッ!!」

その時、腹部に強烈な衝撃が走った。

ドゴォォォォォォォォォンッッッッ!!!!!!!!

「うぶぅぅぅええええええええええええッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!」

ロボットから放たれた強烈なロケットパンチがリナの腹部にめり込み、彼女の体が大きく後方へと吹き飛ぶ。

そして凄まじい衝撃音を上げながら、ビルに背中から勢いよく突っ込んだ。

ガシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンンッッッッッッッッッッ!!!!!!!!

ビルを崩壊させながら、仰向けに倒れるリナの体。

同時に衝撃と凄まじい砂埃が巻い上がり、人々から悲鳴が上がる。

やがて晴れていく視界…再びリナの巨大な姿が明らかになる。

「はぁううううううう…うっぐッ!!」

リナは地面に倒れたまま、苦悶の声を上げていた。

見ると彼女のお腹についた水晶体を、先の放たれたロボットの手がむんずと鷲摑みにしている。

ギ、ギギギィ…

不穏な音が鳴り響く。

それは凄まじい圧力がかけられたリナのヘソの水晶が軋む音であった。

「や、やめてぇ…お、おへそのタイマー…傷つけないでぇ…はぁぐッ!!」

苦し気に叫び声を上げるリナ。

彼女の臍部に取り付けられた水晶体…ナベルタイマーは彼女にとって重要な中枢機関であり最大の弱点でもあった。

そこをこのまま攻撃され続けられていては、彼女の命が危うい。

頑張れ!スプリーム・リナ!!

「んぐぐッッ!!」

両手で自分の臍部に取りついたロボットの腕をキツく握りしめるリナ。

「んああああああああああああああああッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!うぐぅッはあぁッッッ!!!!!!」

激痛に耐えながら腕に渾身の力を込めて、それを力任せに一気に引きはがす。

「はぁううぅ…」

ようやく己の臍のタイマーを苛ませていた元凶を取り除いたリナ。

だがすぐさま次の攻撃が彼女に向かって放たれる。

ビュッ!!

ロボットの胸部が展開し、そこから光弾が放たれる。

「!」

咄嗟に避けるリナ。

すぐさま再度彼女に向かって放たれる光弾。

(間に合わないッ!!)

リナはすぐさま両手をナベルタイマーの周囲を囲むように添えた。

「ナベルバリアーッ!!」

リナが叫ぶとタイマーが発光し、そこから投影されるように彼女の前方に丸い光の障壁が出現した。

バシュウッ!!

ロボットからの光弾を弾くバリアー。

だが構わず次々とロボットは光弾を放つ。

バリアが弾くが、次々と繰り出される攻撃の衝撃に、徐々にバリアが後方に押されていく。

「こ、このままじゃあ…」

矢継ぎ早に放たれる光弾にバリアを解く余裕すら与えられない。

「バリアも…もうもたない…こうなったら…!」

リナは賭けに打って出た。

光弾が着弾した直後、バリアを解除するリナ。

そして次の光弾が来る前に腹部のタイマーの左右に握り拳を添え、叫んだ。

「ナベリウム光線ッ!!」



リナの臍部の水晶から凄まじい勢いで光の噴流が放たれる。

噴流は次に放たれた光弾を打ち消して、その先のロボットに直撃した。

「はあああああああああああああああッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」

お腹に力を込め、さらに放射を続けるリナ。

だが光線を浴びながらも、ロボットはゆっくりとリナの方へと歩み寄る。

「!、そ、そんな…!」

必殺の光線を浴びても倒れない敵に焦るリナ。

彼女は光線の威力をさらに上げた。

「お願い!これで…倒れてッ!!」

自分の元に辿り着く前になんとしても倒すべく、リナは体に蓄えられたエナジーを出し切らんばかりに光線を放ち続ける。

「!!」

その時であった。

一瞬の煌きの後、大爆発を起こすロボット。

爆炎と共に破片をまき散らして、その残骸が煙の中に沈んでいった。

「や、やった…」

ようやく倒せた難敵に、お腹に添えていた両手を離し力が抜けたかのようにその場にへたり込むリナ。

同時にエネルギーをほとんど消耗したことで、臍のタイマーが警告音を発しながら赤く点滅を始めていた。

(危なかった…もう…あと少しで力尽きちゃうところだった…)

なんとかふらっと立ち上がると、街の人々の方を見る。

「よくやったぞーッ!!」

「スプリーム・リナー!!」

歓声を上げる人々。

それに対しニコッと微笑むと、そこから飛び去るべく両手を上げるリナ。

その時であった。

ドカーン!!

「うあッ!!」

今まさに飛び立とうとしていたリナの背中に光弾が直撃する。
「あっ!」
突如街の一人が叫び指さす。
その先には…

「ピロロロロロロロロ…」

聞き覚えのある特徴的な電子音…

先ほど倒した怪ロボットと同じ…新たな個体がそこに立っていた。

ダメージに呻きながら、そちらの方に青ざめた顔で振り返るリナ。

「な、なんで…?うはぁッ!!」

またも背中に直撃する光弾。

「う、うぅ…ま、まさか…」

恐る恐る振り返るリナ。

「ピロロロロロロロロ…」

なんとそこにはさらにもう一体、同系と思われるロボットがいた。

「う、嘘でしょ…?」

先ほど死力を尽くしてようやく倒せた敵が新たに2体…

だが今の彼女は先の戦闘でエネルギーをほとんど使い果たしてしまっている。

警告音をあげながら、激しく点滅するナベルタイマー。

「ハハハ、どうだね?」
「我が兵器『ナベル・キラー』の性能は?」

「!?」

突如鳴り響く声。

「だ、だれッ!?」

辺りをキョロキョロと見渡すリナ。

「ここだよ、スプリーム・リナ」

声が聞こえてきた方向に目を向けるリナ。

するとそこには異形のシルエットを持つ人間大の異星人が道路上に立っていた。

「あ、あなたは…!?」

「私はエモヘゼス星人、スプリーム・リナ、君を倒しに来たものだ」

星人は名乗ると、リナに向かって言い放った。

「君のことについてはよく知っている。これまでの戦闘のデータも収集・分析済みだ」
「そしてそのデータをもとに、私はこの『ナベル・キラー』を作った」
「一応言っておくが…君が先倒した奴はわざとデチューンした囮だ。君のエネルギーを消耗させるためにね」
「本命はこの2体だ」

「そ、そんな…」

まんまと星人の罠にはまってしまったことを知り愕然とするリナ。

さらに追い打ちをかけるかのように星人が言い放った。

「さて、スプリーム・リナの最期…人形だけに楽しませておくのももったいない…」
「私も楽しまさせていただくとしよう!」

突如リナの目の前で巨大化する星人。

「な…」

絶句するリナ。

2体のロボット怪獣と1体の異星人。

3体の敵に囲まれたこの極めて不利な状況に加え、残されたエネルギーもあと僅か。

その光景を見て、唖然とする街の人々。

もはや絶望としかいいようのない状況に、ただ空しくリナのお臍のタイマーの警告音が鳴り続けていた。


[後書き]
さて、いきなりよく分からないシリーズ?が始まってしまいました。
巨大ヒロインネタは前も書いたことありますが、お腹にカラータイマー付けたヒロインというのをやってみたくなって…

スプリーム・リナちゃんももっとウルトラヒロインっぽくデザインしたかったんですが、お腹のタイマーを目立たせたかったのと、ちょっと制服っぽい感じにしたかったのでこんな風にしてみました。

というわけで彼女の詳細です。


『スプリーム・リナ』

片瀬理奈が臍部に埋め込まれたジュエルの力で変身した姿。身長40m。
必殺技は臍部のナベルタイマーから放つナベリウム光線。体中央のボタン状のマークからも威力は低めだが連射可能な牽制向けの光線ボトーネ・フラッシュを放つことが出来る。

彼女の臍部に取りつけられたナベルタイマーは、体内のジュエルと直結し、そこからエネルギーを引き出すための重要な器官であり、ここに攻撃を受けることは彼女にとって致命傷になりかねないほどの最大の弱点でもある。エネルギーが残りわずかの場合、もしくは一定以上のダメージを受けた際などは警告音を発しながら赤く点滅を始める。点滅が消えると、リナは行動不能となりまともな戦闘も出来なくなる。

一定の休息時間を置けばまた自然とエネルギーは回復するが、"ある特殊な方法"を用いれば即座のエネルギー回復も可能である。


拍手返しです。

>麻美さんのおへそ責め、良かったです。 おへそに被虐的快楽を覚える変態的な感性を持つヒトが責められるのも勿論好きですが、こんな風にごく普通の感覚を持つ子が責められるのも良いですね。 number17との未来世界での出来事から芽生えた何かが二人を結び付けるシーン、燃えました!こういうところが只のへそ責め小説と違う、読ませる物語だと思います! さて、麻美さんのおへそで光るメタモルジュエルが巻き起こすものは一体・・・? 次回もご期待申し上げます!

一応麻美ちゃんは一般人枠なので、普通に痛がらせてみました。後の方も言ってますが、彼女が本当に"一般人"かどうかは怪しいですが…w
個人的にシチュエーション萌えなので、長々とストーリーを書いてしまう傾向があるのですが、ストーリー部の方もそれなりに盛り上げていきたいと思いながら書いてましたのでそう言っていただけると幸いです。
まあ個人的に見ても色々超展開過ぎるなぁ、と思うところはあるのですがw


>麻美ちゃんのへそ責め来ましたね。こういう主人公の一般人枠の親友が敵に捕まってアレな目にあうっていうのは意外と有りそうで無い展開なんで興奮できました。自分のヘソにジュエルの破片2個も入れるような麻美を一般人枠として捉えていいのかわかりませんが(笑) なんか最終的に麻美がローザの敵討ちとしてnumber3打倒しそうな展開ですねえ。 そういえばツイッターに上がってたリナの初期デザ拝見しましたが、完全に埋没しているよりも埋め込まれているのが見えるというのもいいですね。ああいう異物が入っているのが丸判りというのもまたエロいので、あのデザインもまた別の設定で活かして貰いたいですね。

麻美ちゃんは主人公の親友にありがちなちょっとサイコレズっぽい傾向があるだけの普通の一般人ですw
リナの初期デザインは私も結構気に入ってます。最初はおへそにジュエルをはめ込んで変身という案だったのですが、これだとおへそを直接責めることが出来ないので今の形となりました。
敵に直接ジュエルを攻撃されたり、無理矢理ジュエルを引き抜かれて変身解除、もしくは変身前にデベソにされてジュエルがはめ込めず変身不可といった色んなシチュが考えられて、それはそれで美味しいんですが…w

拍手[6回]


「お、お前は…?」

「!、あ、あなたは…確か…17…?」
「ッ!?」

突如この場に召喚された少女、麻美。

彼女はいきなり目の前に17がいることに驚愕し、そしてさらにその先に見えたものに絶句した。

「リ、リナちゃん!?ミアちゃんッ!?」

得体の知れない液体で満たされた巨大なチャンバー内に囚われた2人の少女…

それは彼女が無事を願い続けていたリナとミアその人であった。

「な、なんで…ミアちゃんが…ッ?」

「私がそうしたからですよ」

「!?」

咄嗟に振り返った麻美。

17や24と同じように臍に装置を付けた長身の女性…

そこにいたのは麻美が初めて見るナベルロイドであった。

「あ、あなたは…?」

「私はnumber3…そこの17や24に片瀬理奈の捕獲とネーブル・ミアの抹殺を命じたものです」

「え…!?」
「あ、あなたが…ナベルロイドの…ボス?」

思わず後ずさる麻美。

「フフ…違いますよ」
「私も組織内の一介の兵に過ぎません…でした、今まではね」

「…?」

「彼女たちのおかげで、"たった今"支配者になったばかりですよ、フフ…」

「ふ、ふざけんなッ!アタシらを捨て駒みたいに使いやがって…!」

これ以上ないほど全身ボロボロの17が叫ぶ。

チャンバー内に囚われたリナとミア、新たなナベルロイドnumber3、そして瀕死の17…

自分が置かれたこの状況に麻美は困惑していた。

「おい、テメエッ!」

「ッ!?」

突如17に呼ばれてビクッと体を震わせる麻美。

「お前…お前なんとか…してくれるんだろうな…?」
「ア、アタシが必死こいてヘソに力入れて…呼び出し…ゴフゥッ!」

言葉の途中で夥しい量の血を吐き出す17。

いつの間にか光の一閃が彼女の臍穴を貫いていた。

「え…!?」

「まったく…驚かせてくれますね17」

その光はnumber3の持つエナジーソードの先端部から発せられていた。

「あ、ぁ…て、め…ギャウッ!!」

「アナタのしぶとさにも大分うんざりしてきました。そろそろ死んでいただきたいのですが…」

そう言いながらエナジーソードの出力を上げるnumber3。

徐々にソードの外縁が広がり、彼女の臍穴をさらに抉り削っていく。

「カ"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「フフフ…」

口端を歪めながら静かに笑うnumber3。

「がぁうアッッ!!ァ…」

ついに事切れたのか17の首がガクンと垂れる。

「…さて」

number3はエナジーソードの発振を止めそれを収めると麻美の方へと振り返った。

「ヒッ!」

思わず後ずさる麻美。

「あなたは…確か片瀬理奈の友人でしたか?」

そう言いながら、つかつかと彼女の方へと歩み寄る。

「い、いや…、ッ!?」

いつの間にか背後に回り込んでいたnumber3。

彼女は麻美の両腕を掴むと強制的に万歳の状態で吊り下げた。

「うああ…ッ!?」

「フフ、まずはあなたの臍を確認させていただきましょうか?」

制服の鳩尾当たりのボタンの間に指を差し込むと、一気に下方へと引き裂く。

「あ、いやぁッ!?」

引き千切られたボタンが床に落ち、制服の裾がはだけ彼女の白いお腹が露わになる。

「意外と形は普通ですねぇ、おや?」

理奈たちと比べても極めて普通の小さく窪んだ麻美のヘソ…

だがその奥の皺に不思議な物体が挟み込まれるように詰まっている。

「これは…ジュエルの欠片ですか」

それを指でなぞるnumber3。

そして倒れた17の方をみやる。

今しがたソードによって大きく抉られた彼女の臍穴…

「なるほど…そういうわけですか」

そう言いながら欠片を爪の先で穿り出す。

「あ…ッ!」

欠片が麻美の臍から零れ落ち床に落ちる。

それをヒールで踏み付けるnumber3。

「まさかあなた達がこのような芸当をしでかすとは…」
「これもジュエルの力…あなたも彼女たちと同じ素質を持っているということですか?」

「う、うぅ…」

問いかけにも、ただ震えながら黙ったままの麻美。

「ならば実際に試してみましょう」

「え…ッ?はぁうッ!!」

突如その臍にnumber3の人差し指が挿入され、彼女の臍の中で上下左右に蠢く。

「んぅッ、ぐぅぅ…ッ!!」

「どうです?あなたもこれで感じるんでしょうか?フフ…」

一気に指を奥に突き込むnumber3。



「んぐぅあッッ!!!!んあああああああッッッッッッッッッ!!!????」

ズンッと重く鋭い衝撃が彼女のお腹を貫く。

第二間接近くまでめり込む指。

理奈たちとは違って、耐性のない麻美のヘソには強烈すぎるほどの責め苦であった。

「い、痛いいいィィィィィッッッッッ!!!!!!!!」
「痛いから抜いてぇえええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!」

涙を流しながら訴える麻美。

「おや、少々力を入れすぎましたか?」
「ただの人間相手に加減の仕方をつい忘れてしまいましたよ、フフ…」

言葉とは裏腹にさらに指を動かし、彼女の臍を苛むnumber3。

「うがぁッ!?お、おヘソがぁッ!!!あたしのおヘソがああッッッ!!!!」
「う"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!」

必死に逃れようとするが、ただの人間である麻美がnumber3の拘束から逃れることは不可能であった。

「いやああッ!!!嫌アアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!」

「フフ…ハハハハハハハハハハハッッッッッッッッッッ!!!!!!!!」

そんな麻美が一方的に嬲られる様をほとんど生気の失った瞳で見つめる17。

(なん…だよ…これで…勝てる…と…思ったのに…)
(あんな…よわっちい…奴が来ても…意味ねぇ…だろ…)

度重なる臍部へのダメージで生命維持装置も限界に達しようとしている。

全ての希望を絶たれ、もはや彼女は自分の死を受け入れかけていた。

「うああああああああッッッッッッッ!!!!!せ、先生ッ!!」

思わずその名を叫ぶ麻美。

「フフ、残念でしたねぇ、彼女は死にました」

「!?」

その宣告に一瞬耳を疑う麻美。

「せ、先生が…嘘…?」

「本当ですよ。全身をあの"寄生スライム"に浸食されて…消滅してしまいました」

「!」

ヘソの痛みも忘れるほどの衝撃の事実に麻美は体をわなわなと震わせた。

「そんな…そんな…」

「フフ、でもあなたはこれで感じることが出来れば、殺さないでおきますよ」
「彼女たちと同じ素質があるとすれば、私にとっては"貴重な資源"ですからねぇ」

嘲笑いながら喋るnumber3。

「そして、あなたもあの装置に…、ッ!」

彼女は突如笑うのをやめた。

「………」

麻美が涙を流しながらも、凄まじい怒りを込めた顔で彼女を睨み付けていたのである。

「…なんですその顔は?」

途端に不快感を露わにするnumber3。

そして彼女のへそ奥深くに指を突っ込む。

「あぐぅあッ!!」

腹膜まで達せんばかりのあまりもの激痛に呻き声を上げる麻美。

鋭い爪で抉られた奥底から流れ出た血がその穴から垂れ落ちる。

だがそれでも彼女は睨むのをやめなかった。

「…チッ!」

number3は舌打ちすると彼女を乱暴に床に叩き付けた。

「うぐッ!!あうぅぅ…」

痛みに悶える麻美。

だがそれでも顔を起こすと、再び鋭い視線をnumber3に向けて言い放った。

「許さない…絶対に許さない…ッ!」
「リナちゃんに会いに来たミアちゃんをあんな風にして…しかも先生まで…ぐぅンッ!!」

彼女の言葉を遮るように、その臍穴にヒールの先端を押し込むnumber3。

「で、なんです?それで一体あなたが何をすると…?」

「あ、あたしは…あなたを…んぐああああああああああッッッッッ!!!!!!」

先ほどの責めで傷ついた麻美のヘソ奥に、鋭いヒールの先端が容赦なく食い込んでいく。

「あまりこの私を不快にさせないでください」
「さもなくばこのままあなたの臍を踏み抜きますよ?」

「う、ぐぐっぐぐッ…わ、わたしはぁ…わたしは…絶対に…ッ!!」

先ほど17ですら悶絶した強烈な責め…

だが麻美は決して音を上げようとはしなかった。

「わたしが…私が必ず…ッ!ミアちゃんを…リナちゃんを…ッ!!」

「!!」

ほとんど失いかけていた意識…

だがそんな瀕死の17の前で繰り広げられていたやり取りが、彼女の遠い記憶を呼び起こした。

かつて未来世界で自分と24が、ネーブル・ミア不在のレジスタンスの基地を襲撃した時の記憶…



『おい、アイツはどこに行ったんだ?』

戦闘員は彼女たちによって排除され、残ったのは女子供を中心とした非戦闘員たち…

圧倒的な戦闘力を持つ17と24を前に、部屋の奥で怯える一団を後ろにしながら一人の女性が震えながらも立ち塞がっていた。

『こ、ここにはいないわ…!』

『あん?アイツがここにいるって聞いてわざわざ来てやったってのによぉ…』

『仕方ありません17、我々は当初の目的通りこのベースキャンプを破壊して…』

『いや、アタシはアイツを待つぜ』

『は?』

『ここが襲撃されてると知ればアイツも血相変えてここに戻ってくるだろうよ、そこをアタシが…!』

『待ちなさい!』

『あん?』

『"あの子"を…ミアちゃんをそんな風に戦いに巻き込ませないでッ!!』

『何言ってんだテメエ…?』

その女性の胸倉を掴む17。

だが相手は自分の目をまっすぐに見据えながら言い放つ。

『あ、あの子は…ただ"自分の母親"に会いたい一心で戦っている可哀想な子供なのよ…』
『それなのに…あなた達は…!』

『当たり前だろ。戦いなんだからよ』

『でも…!』

『17、その人物はレジスタンスの中心メンバーの一人…ネーブル・ミアの育ての親です』

『へぇ?』
『じゃあテメエを縊り殺せば、アイツも怒り狂ってアタシに襲い掛かってくるってわけだなぁ?』

手をポキポキならす17。

『あ、アタシを殺したければ殺せばいいわ…!だけど…ミアちゃんには手を出さないで!』
『あの子を余計な戦いに巻き込ませないでッ!!』

『ハァ?何言ってんだテメ…』

『ソイツから手を離せぇえええええええええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!』

『!?』

『ネーブル・ミアッ!?』

『ソイツに手を出したらタダじゃすまさねぇぞッ、テメエらッ!!!!!』



(………)
(そうか、アイツは…あの時の…)

17が初めてこの世界へ来たとき…

ミアを一撃でダウンさせ迫る自分を前にして、リナを庇っていた少女…

そして今、目の前でnumber3の執拗な責めに歯を食いしばりながら決して屈そうとしない少女…

その少女こそ、未来で自分の前に立ちふさがったその女性に相違なかった。

(へ…な、なんだか…分かったぜ…)
(アイツが何でここに…来たのか…)

チャンバーに目を向ける17。

「ミア…そして、リナ…お前らのことを…とても大事に思っている奴が来たぞ…」

そしてゆっくりと左腕を掲げる。

「いつまで…そんなところにいやがる、テメエら…ッ!」

残った力を振り絞ってその鋼鉄の腕をnumber3向けて射出した。

「!?」

不意の攻撃に寸前で反応し避けるnumber3。
だがそれまで麻美を苛んでいたヒールの先がその臍から抜かれる。

「まだ生きていたのですか…ッ!?」

17の方に振り返くnumber3。

「あぁ、ただの人間のソイツが頑張ってるってのに…アタシもオチオチ死んでられないってな!」

彼女はnumber3と麻美の間に割り込むように立ちふさがった。

「あぐぅぅぅ…」

「…行けッ!!」

床でおヘソを押さえながら悶える麻美に向かって17が叫ぶ。

「…え?」

涙目で彼女の方を見上げる麻美。

「お前だったら…あいつらを助けられるんだろ!?」

「!?」

麻美は17の唐突な言葉に戸惑った。

「た、助けるって…わ、私が…?」

「さっきお前が言っていただろッ!!もうお前しかいねぇんだよ!」
「アイツら…ミアとリナを命がけでかばったことのあるお前しかッ!!」

number3を睨み据えながら、麻美に向かってまくしたてる17。

全身に傷を負い、特に重点的に惨たらしく痛めつけられたであろうお腹、おへそ…

もはや立っているだけでも不思議な状態であったが、麻美は彼女のおへその奥底にわずかに赤く輝く欠片を見た。

(あれは…ジュエル…)

ふと床に目をやると、さきほど自分の臍から穿り出されたジュエルの欠片が落ちている。

「………」

その欠片を見つめる麻美…

しばしの思案の後やがて意を決し、彼女はそのジュエルを拾い上げた。

「分かった…17ちゃん!」

「へ…!」

ニヤリと笑う17。

「これも持ってけッ!」

チャンバーに向かってかけ始める麻美に、17は自分の臍穴からジュエルの欠片を抜き出しそれを彼女に投げた。

「!」

「何かの役には立つだろ!もう…アタシにはいらねぇモンだ!」

麻美はそれを受け取り、一目確認するとコクッと頷いた。

「頼むぜ…お前がアイツらを連れ出してくるまでは…アタシがなんとかするからよ!」

「どうやって連れ出すかは分からないけど…やってみるッ!」

再び駆け出す麻美。

「あなた達…一体何を!?」

「おっと、絶対にここは通させねぇ…!文字通り命がけでな!」

麻美に託した希望…それが17を奮い立たせる最後の原動力であった。

(へへ、何でか分かねぇけど…このボロボロの臍の奥から…なんだか少しだけ力が湧いてきやがる)
(頼むぜ…!)

チャンバーに向かって駆ける麻美。

彼女は走りながら二つのジュエルを自分のおヘソの中に埋め込んだ。

(お願い…!二人を…二人を私と繋げて!"さっきみたい"に…ッ!)

おへそのジュエルに意識を集中する麻美。

今までの二人との思い出、記憶をそこに送り込むように強く念を込める。

その瞬間、麻美のおヘソのジュエルが…そしてチャンバー内の巨大な宝珠が輝き出す。

「リナちゃんッ!ミアちゃんッ!」

やがておヘソの光が麻美の体を包んでいく…

次の瞬間、彼女の体はチャンバーに吸い込まれるようにそこから消えていた。



[後書き]
リクエストにお答えして麻美ちゃんへのおへそ責めです。
やっぱり切り札になるのはこの人でした。

拍手コメ返しです。

>遂にnumber3の恐ろしい陰謀が明らかになりましたね。また、number17の再登場。良いですね!燃えます!傷ついたおへそにメタモルジュエルを入れる自虐的な行為を、一縷の望みに懸ける切羽詰まった状況で行う様子。素晴らしいです。そして、その光から出現したのはもしや・・・?目まぐるしくもワクワクなこの展開に激しくご期待申し上げます!!

そういう野望を持つ人って、それが分かった途端大体小物化しますねw
…傷ついた部位を敢えて自ら傷つける行為をする展開、大好きです。

拍手[8回]


原形をとどめていないほどボロボロの戦闘服をまとった満身創痍の少女…

そこにいたのはミアとの死闘の末、倒れたはずの17であった。

集中的に攻撃を受けたその腹部は惨たらしいまでの打撃跡で埋め尽くされ、受信装置を無理矢理引き剥がされた臍穴からは大小様々なケーブルが飛び出し、今なお体内循環液を滴り落としている。

そんな既に機能停止してもおかしくない状態の彼女がここに姿を現した…その事実はnumber3すら多少驚かせていた。

「…17、まだ生きていたのですか?」

「あぁ、てめえらが…アタシを"頑丈"に作ってくれたおかげでな…」
「なんかミアのことが気になって…やっとこさここまで来てみりゃ…」
「おいミアッ!お前…そんなとこで何してやがるッ!?」

チャンバー内のミアに向かって叫ぶ17。

「テメエ、自分のお袋助けるんじゃなかったのかよッ!?」
「だからアタシをこんなボコボコにしてまでここに来たんだろッ!?」

「無駄ですよ17。彼女は既に装置に取り込まれてしまっています」
「アナタの声など聞こえはしません」

「てめえには聞いてねぇッ!!」
「おい、ミアッ!!聞いてんのかッ!?」

構わずミアに呼びかけ続ける17であったが、そんな彼女にnumber3の指令を受けた32が向かってくる。

「!、テメエッ!?」

「………」

無言で17に攻撃をしかけてくる32。

「くっ、邪魔すんじゃねぇ!」

繰り出される32の攻撃を咄嗟に捌く17。

ここまで満身創痍の状態でも、戦闘に特化した17にとって32の攻撃など十分に対処できる範囲だった。

「オラァ!!」

ボゴッ!!

間隙をぬって17が腹部に叩き込んだ強烈な一撃に32の体が震える。

「テメエは引っ込んでろッ!!」

お腹を押さえ蹲る32を余所に、17はすぐさまチャンバーへと駆け寄ろうとする。

だが…

ガバッ!

「ッ!?」

そのまま崩れ落ちると思いきや、いきなり17に組み付く32。

「く、は、離せッ!この野郎ッ!!」

咄嗟に振り払おうとする17であったが、32はまるで張り付いたかのようにしっかと彼女の体に抱き付き離さない。

「て、てめえ…いい加減にッ…げハァッッ!?」

突如彼女の腹の中心を熱い衝撃が貫く。

一体何が起きたのか…17は自分に組み付いた32の背後に立つnumber3の姿を見て理解した。


彼女はなんと32ごと自分の体をネーブルエナジーソードで貫いていた。

見事に臍から背まで彼女の胴体を貫通するソード。

「うッぐ…うぅ…がはァッ!」

「………」

17の口から吐き出された血で塗れた32の顔は、自分の腹を貫かれた状態でも無表情のままであった。


「お役目ご苦労でした32」

「はい、number3…さ…ま…」

number3がソードを引き抜くと、そのまま17ごと一緒に倒れ込む32の体。

「あ…ぐぁ…、ゴフッ!」

口から止め処なく血を溢れさせる17。

その貫通した臍穴からも循環液と血が溢れ出し、彼女のお腹を中心に床へと滴り広がっていく。

number3は17の体に被さった32の体を一片の感慨もなく無造作にどかした。

「が、あ…て、てめえ…な、なんでソイツまで…」

「もう用済みだからですよ。ネーブル・ミアを手に入れた以上彼女の役目は終わりました」

仰向けに倒れた17の体を見下す様に立ったnumber3は、致命傷を負った彼女のヘソを抉るように自分のヒールの先をねじ込んだ。

「ぐぅああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」

苦悶の叫び声を上げる17。

いくら頑丈な17とはいえ、重要な器官が集中している臍部はどうしようもない弱点であり、今や受信機も剥がされ完全に無防備となったそこを責められるのは苦痛以外の何物でもなかった。

「や、やめろぉおおおおおッッッッッッ!!!!!!がうぁあああああああああッッッッッッッ!!!!!!!!」

首をブンブン振り回しながら悶え苦しむ17。

両手で己の臍を苛む足を掴むもこれまで蓄積したダメージで、もはやそれを引き離すだけの力は残っていなかった。

「フフ、実にいい声ですね17」
「あなたみたいな跳ねっ返りが悶え苦しむ様は実に見ていて気持ちがいいですよ」

「て、て、めえ…!あがッ!」

「…せっかくなので、あなたにも教えてあげましょう」
「ネーブル・ミアも…母親と同じだったんですよ」

「お、同じ…だぁ?」

「そう、彼女も性的快感…つまりおヘソに刺激を受けることでジュエルから無尽蔵のエナジーを生み出すことが出来る稀有な逸材だったということです」

「ミ、ミアが…へそで…?」
「そ、そんなわけねぇ!アイツはそんなこと一度も…」

「していないですねぇ」
「少なくとも我々がいた世界では彼女はネーブルエナジーを全て母親から得ていました」
「しかし…だからこそ彼女自身も自覚していなかったんですよ、自分もそのような性質を持った人間だということに」
「あなた方によってリナのジュエルが破壊され彼女が変身能力を失った後、自らの臍にジュエルを埋め込み再度変身を果たした…それがなによりの証拠です」

「お、お前…いつからそのことに気づいて…?」

number3は突如、口端をこれ以上ないくらいひきつらせた醜い笑顔を浮かべた。

「ッ!?」

「いつから…?そんなこと"最初から"に決まっているじゃないですかぁ?」
「あの片瀬理奈と同じ、巨大で、醜悪なあの臍を持つその娘が…!おヘソで感じないわけがないでしょうッ!?ハハハハハハハハッッッッッッッ!!!!!」

楽しくて溜らないといわんばかりに笑い声をあげるnumber3。

「まったくそんなことすら誰も気づかないとは…!」
「私がこの世界へとやってきたのは…ネーブル・ミアを手に入れるためだったんですよ!!」

「!?」

「我々のいた世界で装置の核となっているのは片瀬理奈のみ…しかしそこに同じ性質を持つネーブル・ミアも組み込んでしまえば、それ以上の力を発揮することが出来るッ!」
「そしてこの世界でその装置を利用すれば…」

「ま、まさか…テメエッ!?」

「ようやく馬鹿なアナタも察したようですねぇ…」
「そうです、私は…"自らが君臨する世界"をここで創り出すんですよ!この装置でね!」

自分の臍を苛む激痛に耐えながら17は思い返していた。

あの世界で、上層部から自分と24に命が下された日を…

彼女たちに命を下したのは他ならないこのnumber3…

「あなた達には第一に片瀬理奈の確保、そして第二にネーブル・ミアの排除を命じました」
「しかし…私には分かっていました。あなたにはミアを"殺せない"と…」

「…!」

「よくて彼女をギリギリまで追い込むも最後には負ける」
「しかしそれでいいんですよ。彼女を疲弊、弱体化させることが目的だったんですから…」
「そしてあなた方は見事期待に応えてくれました、フフ…」

「………」
「お前の…お前のその下らねぇ野心のせいで…アタシも…24の奴もッ!」

「ああ、そういえば彼女死にましたね」
「お腹を強制的に破裂させられて、実に惨たらしい最期でしたよ、クク…」

「ッ!!」

もはや抵抗する力など残っていなかった…だがそれでもこの自分達をも踏みにじってきた外道に一矢報わせたい…

その思いが、彼女を突き動かした。

「ぐぅおおおおおああああああああああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!!!」

自分の臍にめり込んだnumber3の足をブーツごと掴みそれを引きはがしにかかる17。

「ほう、まだそれだけの力が…?」

足を押し込む力と拮抗する17の力。

「絶対に…絶対にテメエだけは…テメエだけはぁッッ!!!!」

「やめた方がいいですよ17…そんなことをしても自分の寿命を縮めるだけです」

「うるせえッ!!うがああああああああああああッッッ
ッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」

雄たけびと共に一気に自分の臍穴からヒールを引き抜く17。

だがその瞬間…

ボグゥッ!!

「ぎィッ!!???」

見開かれる17の瞳。

続いて彼女の大絶叫が響き渡る。

「がァあああああああああああああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
「ア"ダジのへぞがあああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!????????????」

臍の中が爆発したような衝撃…

「フフ…」

静かに笑いながらその足を17の臍から引き抜くnumber3。

17の腹部はヒールが引き抜かれた臍を中心に惨たらしい火傷が広がっていた。

「どうです?私のデトネイト・スパイクの味は?」

ヒールの先を床にコツコツと鳴らしながら、いたく涼しい顔で言い放つ。

「私の隠し玉の"一つ"です。これで相手の"弱点"を踏み抜いた時ほど気持ちのいいことはありませんよ、ククク…」



「が、ア…ぁ…」

もはやその声も聞こえないほどの致命的なダメージにピクピクと体を震わせ悶絶したままの17。

並の人間であれば間違いなくお腹が吹き飛ぶほどの衝撃…

ナベルロイドである彼女だからこそ、そこまでの惨状にはならなかったものの、もはやお腹の中は再起不能なまでに滅茶苦茶に焼き焦がされていた。

「結局無駄な徒労に終わりましたね、17」

「が、ぁ……」

徐々に霞んでいく視界…

何も出来ずこのまま死んでいってしまうのか…

(チ、チク…ショウ…)

張り裂けんばかりの悔しい思いで一杯であったが、もはや体が言うことを聞かない…

それでも必死に動かそうとする手がふと何かの塊に触れた。

「!?」

ふと気になった17は、霞む視界になんとか焦点を合わせて、それが何かを確認しようとする。

「…!」

それは…数センチほどの小さな…しかし僅かに赤き輝きを発している宝石の欠片であった。

そしてその欠片を17はどこかでみたような気がした。

(これって…確か…24がリナの臍から抜き出した奴の…)

メタモルジュエル…おへそへの性的快感によって無限のエナジーを発生させる謎の秘石…

それは24によって粉々にされたものの一部であった。

(何でこれが…ここに…?)

彼女が知る由もなかったが、それは元々ローザが自分の臍に埋め込んでいたものであった。

ローザはラミアを道連れに決死の転移を図る寸前、これを自分の臍から抜き出しミアの臍に埋め込んだ。

そしてそのミアがこの場所で"悪霊"たちによって装置に組み込まれる直前、それが抜け落ちこの部屋の床に零れ落ちていた。

それが今、17の倒れたすぐ横にあったのである。

(も、もう…なんでもいい…アタシはヘソなんかで気持ち良くなったことはねぇ…)
(だけど…だけどまだ…これで戦えるのなら…!)

グッとそれを掴む17。

そしてほとんど残っていない…ほんの僅かに残った力をすべて込めて大きく手を振り上げると、それを思い切り自分の臍穴へと突き込んだ。

「!、何を…?」

その行為に怪訝な声を上げるnumber3。

重傷の臍穴に自ら手をねじ込んでいく自殺行為…彼女はついに17の頭がおかしくなったのかと思った。

そんなことなどお構いなしに17は自分のへそ奥深くへジュエルをねじ込んでいく。

「ぐ、ぎぃぃぃぃぃぃッッッッッッ!!!!!!!!!」

(ミア…お前…こんなもんヘソに入れて…戦っていたのかよ…馬鹿だなお前…)
(だけど…アタシももう、こんな馬鹿やるしか…手は残ってねぇ…)
(力を…力を貸してくれ、ミア…!!)

ヘソの奥底深くまでジュエルを押し込み、手を引き抜く17。

「そうだ…これで…」

「…?なんです?」

「これで…終わって溜るかってんだよォォォォォォォォォッッッッッッッ!!!!!!!そうだろミアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」

力の限り叫ぶ17。

そしておへそのジュエルに念を込める。

あの憎たらしいnumber3を倒すための力を…ミアを救い出すための力を得るため彼女は叫び続けた。

だが…

「どうしたんですか17?いよいよ気でもふれましたか?」

冷ややかな視線を下すnumber3。

いくら叫び続けても…念を込めても、おへそからはまったく力は湧いてこない。

(ち、畜生…あ、あたしじゃやっぱ…無理だってのか…よ…)
(も、もう…駄目だ…へ、へそに…体に…力が…入ら…ねぇ…)

目じりから溢れ出す涙。

「ミ、ミ…ア…」

チャンバー内のミアの姿が目に入ったのを最後に徐々に意識が遠ざかっていく…

(だ、だれ…か……だれか……アイツを…たす…け…)

ドクン

「!」

突如臍の奥底が脈打つ感触…

その時遠くなった意識の向こうに"誰か"の姿を17は見たような気がした。

目を瞑り、自分のおへそに手を押し当て、何かを必死に祈り続ける少女…

その時異変を感じたのか、彼女は自分のおヘソを真剣な顔で覗き込んだ。

そのヘソにも…17と同様赤いジュエルの欠片がはめ込まれている。

『な、なに…あ、あたしの…おへそが…!?』

突然周囲を照らさんばかりに臍から放たれる眩い光。

やがてその光はその少女の体を取り込み…

「な、何をしたのです17ッ!!」

number3の声にハッと意識を取り戻す17。

「!、な、なんだこれ…!?」

見ると自分の臍穴からも凄まじいまでに光が噴き出している。

「な、なんですかこれは…ッ!?」

珍しく狼狽えた声を上げるnumber3。

さしものnumber3も今起きている事態について理解出来ていないようであった。

一方の17も自分の臍に何が生じたのか全く分からない。

ただその光を生み出す源がとても熱く、そして"どこかと繋がっている"ように感じられた。

やがてその"向こう"から、何かがやってくる…

「はあッ…はあッ…はあ…ッ!」

荒く呼吸をつく17。

そして…

「んぅッ!!んぐぅあああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!」

一際体を大きく仰け反らせる17。

その臍穴から噴き出す光の中から、人の形をした光が飛び出した。

「な…ッ!?」

驚愕の表情を浮かべるnumber3。

『痛ッ!』

まるで床に尻もちをつくように着地する光の人。

「ハア、ハア、ハア…な、なんだ…?」

「これは…一体…?」

驚愕する2人の前で、徐々に薄れていく光…

そして、そこにいたのは…痛そうにお尻をさする一人の制服姿の少女だった。

「いたた…えっ!?なに…ココ?」



[後書き]
腹筋ボコボコになるまでお腹殴られて、剣でおヘソを貫かれて、さらに撃ち抜かれて…ここ最近で集中的にこれでもかといわんばかりに痛めつけられた17ちゃん。
最初あくまでもミアの責め役であまり虐めるつもりはなかったんですが、いつの間にか彼女も立派な被害者になってしまいました。


拍手コメ返しです。

>今回の話読んでたら麻美のヘソ責めも見てみたくなりましたね。以前の話で麻美のヘソもミアに性感帯にされてしまったみたいですし。 麻美のヘソもジュエルの影響受けてて、ヘソを弄ったらリナやミアをパワーアップできるサポート役みたいなっていうのが思い浮かびました。

麻美ちゃんはシンフォギアの未来ちゃんのように、戦うヒロインたちを見守るような立場なので、変身させるつもりはなかったのですが…
未来ちゃんもゲスト的に変身したように、彼女も何らかの形で変身させてみたいですね。


>何気に(?)メタモルジュエルの欠片をおへそに入れて祈る麻美さんの様子がツボでした❗健気なアブノーマル行為(←失礼?)という感じの新境地を見た気がします(^.^)。 悪霊の正体は・・・なるほど。そういう事ですね。number3、一体どれだけ恐ろしいのでしょうか(^^;。 おへそに管を当てられたまま捕らえられた母子との運命、・・・そして登場したのはnumber17?! 思いもつかない展開にドキドキしています!!

思いもよらない超展開を繰り返すのが『ネーブル・リナ』ですw
あと麻美ちゃんは親友(とそのおヘソ)を思うがあまり時々サイコな行動をとることもある、ごく普通の女子高生なので…それを感じ取っていただければ幸いであります。

それにしても意外と麻美ちゃん人気ありますね…


拍手[8回]



戦え!へそ出し戦乙女
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