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へそ出しヒロインや時々男の子がおヘソを弄られたり嬲られたりしながら頑張るイラストを載せています。基本ラフ画がメインです。感想やコメントいただけると嬉しいです!
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「あ、今なんつった?」
「…最終的にどの未来を選ぶのかはあなた次第、って言ったのよ」
「なんだよそれ」
「………」
「アンタ、こんなクソみたいな世界をなんとかしたくて、このアタシを散々痛めつけて血反吐吐かせるまでしごいてんだろ?」
「なに今更そんなこと言ってんだよ」
「私は…どんな世界でもあなたが自分一人で生きていける力を与えているだけよ」
「だからあなたは…自分が望む未来を選んで頂戴」
「ハッ、意味分っかんね!」
「………」
(今のは…)
「おっはよぉ~!!」
「ッ!!」
目を開けたミアの視界いっぱいにリナの邪悪な笑顔が映し出される。
彼女は四肢を押さえつけるように、仰向けに倒れたミアの体に覆い被さっていた。
「随分とぐっすり寝てたみたいだけどォ、目覚めはどぉう~?」
「…最悪っす」
ミアは自身のボロボロになった衣装と、そのほとんどさらけ出された素肌の傷跡を見てすぐさま自分の置かれた状況を理解した。
ネーブルバースト・インフェルノの直撃を受け、ほとんどの衣装を吹き飛ばされながらも紙一重で一命をとりとめていた彼女。
そのまま気を失って倒れた彼女に対し、リナはすぐに攻撃を加えず、傷が回復するのを待っていたのだ。
「いっそ…このまま殺してくれた方が良かったんスけどね…」
「それはだあぁめっ!」
「せっかく傷が自然に治るんだったら、それを待ってまた死ぬ寸前まで痛ぶってやる方が楽しいでしょお??」
「アンタの顔が苦痛で歪むところ、もっと見てみたいしィ…キヒヒッヒヒヒッヒヒヒッッッッ!!!!!!」
「ホント…イイ趣味してるっすね」
傷は回復したものの、この拘束から脱出して悪魔めいた力を持つリナとやりあうだけの力は残っていない。
今はただ、彼女の拷問に耐えるしか選択肢はなかった。
「それじゃ起き抜けのアンタに目覚めがよくなるプレゼントォ、キヒヒッヒッヒッッ!!!!」
ミアのお腹の上まで這いよってきた2本の触手が、彼女の臍の縁に噛みつきそれを一気に引き拡げた。
ブチブチブチィ
「…最終的にどの未来を選ぶのかはあなた次第、って言ったのよ」
「なんだよそれ」
「………」
「アンタ、こんなクソみたいな世界をなんとかしたくて、このアタシを散々痛めつけて血反吐吐かせるまでしごいてんだろ?」
「なに今更そんなこと言ってんだよ」
「私は…どんな世界でもあなたが自分一人で生きていける力を与えているだけよ」
「だからあなたは…自分が望む未来を選んで頂戴」
「ハッ、意味分っかんね!」
「………」
(今のは…)
「おっはよぉ~!!」
「ッ!!」
目を開けたミアの視界いっぱいにリナの邪悪な笑顔が映し出される。
彼女は四肢を押さえつけるように、仰向けに倒れたミアの体に覆い被さっていた。
「随分とぐっすり寝てたみたいだけどォ、目覚めはどぉう~?」
「…最悪っす」
ミアは自身のボロボロになった衣装と、そのほとんどさらけ出された素肌の傷跡を見てすぐさま自分の置かれた状況を理解した。
ネーブルバースト・インフェルノの直撃を受け、ほとんどの衣装を吹き飛ばされながらも紙一重で一命をとりとめていた彼女。
そのまま気を失って倒れた彼女に対し、リナはすぐに攻撃を加えず、傷が回復するのを待っていたのだ。
「いっそ…このまま殺してくれた方が良かったんスけどね…」
「それはだあぁめっ!」
「せっかく傷が自然に治るんだったら、それを待ってまた死ぬ寸前まで痛ぶってやる方が楽しいでしょお??」
「アンタの顔が苦痛で歪むところ、もっと見てみたいしィ…キヒヒッヒヒヒッヒヒヒッッッッ!!!!!!」
「ホント…イイ趣味してるっすね」
傷は回復したものの、この拘束から脱出して悪魔めいた力を持つリナとやりあうだけの力は残っていない。
今はただ、彼女の拷問に耐えるしか選択肢はなかった。
「それじゃ起き抜けのアンタに目覚めがよくなるプレゼントォ、キヒヒッヒッヒッッ!!!!」
ミアのお腹の上まで這いよってきた2本の触手が、彼女の臍の縁に噛みつきそれを一気に引き拡げた。
ブチブチブチィ
「ぅぎィッ!??がああああああああッッッッ!!!!!!!!」
凄まじい力で拡張され、ミアの臍の縁が裂けていく。
凄まじい力で拡張され、ミアの臍の縁が裂けていく。
ポタ…
「…ッ!?」
限界以上に引き伸ばされた臍の中に液体が滴り落ちるのを感じたミア。
次の瞬間…
「う、ぁ…あッぎゃやあああああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
臍の奥底に直接超高温の熱を当てられたかのような激痛が彼女を襲う。
絶叫するミアの臍に、次々と降り注がれる謎の液体。
それはミアの臍の間近にあるリナの巨べそから吹き掛けられる強酸性溶液であった。
「…ッ!?」
限界以上に引き伸ばされた臍の中に液体が滴り落ちるのを感じたミア。
次の瞬間…
「う、ぁ…あッぎゃやあああああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
臍の奥底に直接超高温の熱を当てられたかのような激痛が彼女を襲う。
絶叫するミアの臍に、次々と降り注がれる謎の液体。
それはミアの臍の間近にあるリナの巨べそから吹き掛けられる強酸性溶液であった。
鉄すらたやすく溶かす強酸によって、たちまちミアの巨べそが白煙を上げながら焼け爛れていく。
「ア、アタシの臍があああああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!ヘソがああああああああああああああああッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
「うっひひっひひひィ!!!!!!!いい顔してるよぉミアちゃああああん」
激痛に目を見開き、口から涎をまき散らしながら、一心不乱に顔を振り回す彼女を、心底愉快そうに見下すリナ。
この時ばかりは彼女の持つ回復能力が仇となった。
焼けただれた箇所から傷が治癒していくも、すぐさま降り注がれる強酸によってまたも皮膚や組織を溶かされる…そんな無限地獄の苦しみを彼女は延々と受け続けていた。
「あっギイイイイイイイイイイイッッッッッッッッ!!!!!!!!ぐッがあっああああああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!!!!」
臍の強制拡張と酸による2重の責め苦に苛まれるミア。
そして責めが始まって、10分近く経とうとしていた。
「あんた…なかなかすごいよねぇ、こんなにお臍溶かし続けられてるのにまだ堪えてるんて」
「うっひひっひひひィ!!!!!!!いい顔してるよぉミアちゃああああん」
激痛に目を見開き、口から涎をまき散らしながら、一心不乱に顔を振り回す彼女を、心底愉快そうに見下すリナ。
この時ばかりは彼女の持つ回復能力が仇となった。
焼けただれた箇所から傷が治癒していくも、すぐさま降り注がれる強酸によってまたも皮膚や組織を溶かされる…そんな無限地獄の苦しみを彼女は延々と受け続けていた。
「あっギイイイイイイイイイイイッッッッッッッッ!!!!!!!!ぐッがあっああああああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!!!!」
臍の強制拡張と酸による2重の責め苦に苛まれるミア。
そして責めが始まって、10分近く経とうとしていた。
「あんた…なかなかすごいよねぇ、こんなにお臍溶かし続けられてるのにまだ堪えてるんて」
リナの言う通り、ミアは苦悶の声を上げ続けてはいたが決して意識を失ってはいなかった。
「ま、まだまだァ…これから、も、もっとすげえ責めが…待ち受けてるんすっよねぇ…だ、だから…この程度で…くたばって…ぐがあああああああああああああッッッッッッ!!!!!!」
新たに臍に強酸を注ぎ込まれ、叫び声を上げるミア。
「ふぅん…確かにいい声で鳴いてくれるけどォ…あんた、さっきから妙に余裕な感じが気に喰わないんだよねぇ?」
「せ、責め方が…足りないんじゃ…ないっすか」
苦痛に顔を歪ませながらも不敵な笑みを浮かべるミアに対し、リナは不快感を覚え始めてきていた。
「あ、そう…じゃあ、今度は…」
ズビュルルルッッッッッ!!!!!
「!?」
リナの巨べその穴から飛び出した新たな触手。
その第3の触手はボロボロになったミアの臍の中へと勢いよく突き刺さった。
「ぅげェッ!?」
さらにその奥へ奥へと潜り込んでいく触手。
「んぐォォォォォッッッ…!!!??ぶふぅえええええエ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"ッッッッッッッ!!!!!!!」
腹の中をウネウネと動き回る触手に内蔵を圧迫され、ミアの口から内容物が吐き出される。
「…?」
ミアの反応を楽しみながら文字通りその腹の中を弄っていたリナだったが、しばらくそうしている内にある疑問が湧き上がってきた。
「アンタ…ジュエルどこに持ってんのよ?」
いくら腹の中を探るも、リナと同じようなジュエルは彼女の体の中には確認できない。
「さ、さぁ…一体…どこにあるんっすかね?ハハハ…」
全身から脂汗を滲ませ苦痛に悶えながらも、煙に巻くように笑うミア。
「チッ!」
舌打ちすると、リナは途端に冷めた表情を浮かべた。
「あんた…訳が分かんなさすぎ…」
「もういいや、殺すから」
ドグン!
リナの臍触手が震える。
「アンタのお腹の中に直接酸流し込んであげる。どぉう?さすがのアンタも死ぬでしょお?」
「…わ、分かんない…っすね…腹ん中に直接ぶち込まれたことは…さすがに…無いっすから…」
「あ?」
その返答がいよいよリナを不愉快にさせた。
「もういい!死ねッ!!」
臍触手を通じて、大量の強酸性溶液をミアの体内に送り込もうとするリナ。
その瞬間…!
バチィ!!!!
「…え…っ?」
突然電撃が走ったような感触がリナの臍に生じた。
「な、なんだ…うグッ!?」
途端に全身が小刻みに震え始める。
「ぐっううう!!!!!」
バシュウウウッッッッ!!!!!!!!
「うぎぃッ!!??」
突如リナの体のいたる部分から漆黒の粒子が血しぶきの如く噴き出した。
「な、なんだこりゃあっ!!????」
自分の身に突如起きた事態に動転し、一瞬ミアを抑え込む力を緩めてしまうリナ。
ミアはその隙を逃さなかった。
「おらあぁっ!!!」
両足を自分とリナの間に潜り込ませると、思い切り足の裏でリナの体をはねのけた。
「うっぐふううっっ!!!???」
腹部を思い切り突き上げられ、ミアの体から跳ね飛ばされるリナ。
その拍子にミアの臍孔へと侵入していた触手も引きちぎれる。
「ば、馬鹿な…お、オマエ、何を…ッ!?ぐ…っあぁぁああぁあぁあああッッッッッッッ!!!!!!!!」
体を抑えながら苦しみ悶えるリナ。
そこへ間髪入れずミアが飛びかかる。
「うっらああああああッッッッッッ!!!!!!!」
ミアの渾身のパンチがリナの腹部にめり込む。
「うごおおおおおおおおおッッッッッッ!!!!??????」
口から黒い血を吐き出すリナ。
(な、なんでこのアタシが、こんなダメージを…ッ!?)
混乱するリナをよそに、ミアはすぐに次の行動を取っていた。
腹を抑えて蹲るリナの体を体操選手のように飛び越えると、その背中から生えた一対の漆黒の翼を両手で掴み、背中を足で踏みにじりながらそのまま彼女の体を地面に押し倒す。
「ぐぅああッ!!な、何をして…ッ!!???」
地面に顔を擦りあてられながら叫ぶリナ。
「これから分かるっすよ…うぉああああああああああッッッッ!!!!!!!!」
足でリナの体を地面に押さえつけながら、思い切りリナの翼の絞り上げるミア。
「うおおおおおおおおあああああああああああああッッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
野獣の咆哮の如く叫び声を上げながら、ミアは渾身の力を込める。
ビキッビキッ…!!!
「や、やめろろおおおおおおおッッッッッッッ!!!!!!!!!」
「ッらああああああッッッッッッッ!!!!!!!!」
ブチブチブチィィィィッッッ!!!!!!!!
「うっぎゃああああああああアアアアアアアアアッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
ついに引きちぎられるリナの翼。
その翼を力任せに投げ捨てるとミアはそのままリナの背中に座り込み、リナの頭部の角を掴みそのまま背後へと倒れこむように引っ張り上げた。
「うぐおおおおおおおおおおおおッッッッッッッ!!!!!?????」
キャメルクラッチの要領で海老ぞりの体勢できめられるリナ。
「どうしてアタシがこんなああああああああッッッッ!!!!?????」
「さあ、どうしてっすかねッ!!」
バキッ!!!!
ミアの力に耐え切れず、折れる頭部の角。
「ぐあああああああああああッッッッッッッ!!!!!??」
頭を押さえながら地面を転げまわるリナ。
そこに押しかかり、マウントポジションの体勢をとるミア。
「さぁ…こっから今までのお返しっすよ…」
「ヒッ…!?」
馬乗りの体勢で自分を見下すミアの視線…それは今までの彼女とは違う、無慈悲な、冷徹な殺戮者の視線であった。
「ま、待って!このままだとコイツの体も…ガフぅッ!!??」
言葉の途中でリナの顔面にミアの拳が叩き込まれる。
「あぁ…?よく聞こえなかったっすね」
「や、やめ…ッ、おヴふぅッッ!!」
続いて臍部に叩き込まれる拳。
バキィッ!ドムゥッ!グボォッッ!!!!
まるで機械動作のように淡々とリナの体中に拳を撃ち込んでいくミア。
「や、やめろォ!!グブェッ!!ほ、本当にこのままだとコイツが…んぶゥッッ!!!」
「………」
拳が血で染まっても、その体に返り血を浴びても殴り続けるミア。
先ほどの攻防から一転、今や完全にミアが嗜虐者となっていた。
「や、やめて…」
ピクッ
それまでの口調とは異なる、明らかにラミアとは別人格が発したその言葉に思わず振るおうとしていた拳が止まる。
「お、お願いだから…もう、やめて…」
今にも消え入りそうな懇願の声、それは他ならぬリナ本人の声であった。
果たして意識を取り戻したのか、それともラミアの罠なのか、拳を握りしめたままミアはリナの顔を凝視した。
「痛い…痛いよ…なんで、私が…こんな…こんな目に合わなくちゃ、いけないの…」
「!」
その言葉を聞いた途端、ワナワナと震えだすミアの拳。
「なんで…こんな目に…だとぉ…」
その拳を思い切りリナの腹に突き下ろす。
「んぐェッッ!!!!!!!!????」
あまりもの衝撃にリナの体が跳ね上がり、その口から血混じりの唾液が吐き出される。
それだけでは終わらず、連続でミアはその腹に拳を叩きつけ初めた。
「てめえがッ!!もっとッ!!しっかりッ!!してりゃッ!!"こんなこと"に、ならなかったんだろぉがあッ!!!」
「ぐブゥエエエエエエエエエエエエエエッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
噴水の如くリナの口から血が吐き出される。
怒りの形相で、力任せに拳を振り下ろし続けるミア。
その初めて感情をむき出しに振るわれる拳は、リナの腹を惨たらしいまでに変形させていった…
「ま、まだまだァ…これから、も、もっとすげえ責めが…待ち受けてるんすっよねぇ…だ、だから…この程度で…くたばって…ぐがあああああああああああああッッッッッッ!!!!!!」
新たに臍に強酸を注ぎ込まれ、叫び声を上げるミア。
「ふぅん…確かにいい声で鳴いてくれるけどォ…あんた、さっきから妙に余裕な感じが気に喰わないんだよねぇ?」
「せ、責め方が…足りないんじゃ…ないっすか」
苦痛に顔を歪ませながらも不敵な笑みを浮かべるミアに対し、リナは不快感を覚え始めてきていた。
「あ、そう…じゃあ、今度は…」
ズビュルルルッッッッッ!!!!!
「!?」
リナの巨べその穴から飛び出した新たな触手。
その第3の触手はボロボロになったミアの臍の中へと勢いよく突き刺さった。
「ぅげェッ!?」
さらにその奥へ奥へと潜り込んでいく触手。
「んぐォォォォォッッッ…!!!??ぶふぅえええええエ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"ッッッッッッッ!!!!!!!」
腹の中をウネウネと動き回る触手に内蔵を圧迫され、ミアの口から内容物が吐き出される。
「…?」
ミアの反応を楽しみながら文字通りその腹の中を弄っていたリナだったが、しばらくそうしている内にある疑問が湧き上がってきた。
「アンタ…ジュエルどこに持ってんのよ?」
いくら腹の中を探るも、リナと同じようなジュエルは彼女の体の中には確認できない。
「さ、さぁ…一体…どこにあるんっすかね?ハハハ…」
全身から脂汗を滲ませ苦痛に悶えながらも、煙に巻くように笑うミア。
「チッ!」
舌打ちすると、リナは途端に冷めた表情を浮かべた。
「あんた…訳が分かんなさすぎ…」
「もういいや、殺すから」
ドグン!
リナの臍触手が震える。
「アンタのお腹の中に直接酸流し込んであげる。どぉう?さすがのアンタも死ぬでしょお?」
「…わ、分かんない…っすね…腹ん中に直接ぶち込まれたことは…さすがに…無いっすから…」
「あ?」
その返答がいよいよリナを不愉快にさせた。
「もういい!死ねッ!!」
臍触手を通じて、大量の強酸性溶液をミアの体内に送り込もうとするリナ。
その瞬間…!
バチィ!!!!
「…え…っ?」
突然電撃が走ったような感触がリナの臍に生じた。
「な、なんだ…うグッ!?」
途端に全身が小刻みに震え始める。
「ぐっううう!!!!!」
バシュウウウッッッッ!!!!!!!!
「うぎぃッ!!??」
突如リナの体のいたる部分から漆黒の粒子が血しぶきの如く噴き出した。
「な、なんだこりゃあっ!!????」
自分の身に突如起きた事態に動転し、一瞬ミアを抑え込む力を緩めてしまうリナ。
ミアはその隙を逃さなかった。
「おらあぁっ!!!」
両足を自分とリナの間に潜り込ませると、思い切り足の裏でリナの体をはねのけた。
「うっぐふううっっ!!!???」
腹部を思い切り突き上げられ、ミアの体から跳ね飛ばされるリナ。
その拍子にミアの臍孔へと侵入していた触手も引きちぎれる。
「ば、馬鹿な…お、オマエ、何を…ッ!?ぐ…っあぁぁああぁあぁあああッッッッッッッ!!!!!!!!」
体を抑えながら苦しみ悶えるリナ。
そこへ間髪入れずミアが飛びかかる。
「うっらああああああッッッッッッ!!!!!!!」
ミアの渾身のパンチがリナの腹部にめり込む。
「うごおおおおおおおおおッッッッッッ!!!!??????」
口から黒い血を吐き出すリナ。
(な、なんでこのアタシが、こんなダメージを…ッ!?)
混乱するリナをよそに、ミアはすぐに次の行動を取っていた。
腹を抑えて蹲るリナの体を体操選手のように飛び越えると、その背中から生えた一対の漆黒の翼を両手で掴み、背中を足で踏みにじりながらそのまま彼女の体を地面に押し倒す。
「ぐぅああッ!!な、何をして…ッ!!???」
地面に顔を擦りあてられながら叫ぶリナ。
「これから分かるっすよ…うぉああああああああああッッッッ!!!!!!!!」
足でリナの体を地面に押さえつけながら、思い切りリナの翼の絞り上げるミア。
「うおおおおおおおおあああああああああああああッッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
野獣の咆哮の如く叫び声を上げながら、ミアは渾身の力を込める。
ビキッビキッ…!!!
「や、やめろろおおおおおおおッッッッッッッ!!!!!!!!!」
「ッらああああああッッッッッッッ!!!!!!!!」
ブチブチブチィィィィッッッ!!!!!!!!
「うっぎゃああああああああアアアアアアアアアッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
ついに引きちぎられるリナの翼。
その翼を力任せに投げ捨てるとミアはそのままリナの背中に座り込み、リナの頭部の角を掴みそのまま背後へと倒れこむように引っ張り上げた。
「うぐおおおおおおおおおおおおッッッッッッッ!!!!!?????」
キャメルクラッチの要領で海老ぞりの体勢できめられるリナ。
「どうしてアタシがこんなああああああああッッッッ!!!!?????」
「さあ、どうしてっすかねッ!!」
バキッ!!!!
ミアの力に耐え切れず、折れる頭部の角。
「ぐあああああああああああッッッッッッッ!!!!!??」
頭を押さえながら地面を転げまわるリナ。
そこに押しかかり、マウントポジションの体勢をとるミア。
「さぁ…こっから今までのお返しっすよ…」
「ヒッ…!?」
馬乗りの体勢で自分を見下すミアの視線…それは今までの彼女とは違う、無慈悲な、冷徹な殺戮者の視線であった。
「ま、待って!このままだとコイツの体も…ガフぅッ!!??」
言葉の途中でリナの顔面にミアの拳が叩き込まれる。
「あぁ…?よく聞こえなかったっすね」
「や、やめ…ッ、おヴふぅッッ!!」
続いて臍部に叩き込まれる拳。
バキィッ!ドムゥッ!グボォッッ!!!!
まるで機械動作のように淡々とリナの体中に拳を撃ち込んでいくミア。
「や、やめろォ!!グブェッ!!ほ、本当にこのままだとコイツが…んぶゥッッ!!!」
「………」
拳が血で染まっても、その体に返り血を浴びても殴り続けるミア。
先ほどの攻防から一転、今や完全にミアが嗜虐者となっていた。
「や、やめて…」
ピクッ
それまでの口調とは異なる、明らかにラミアとは別人格が発したその言葉に思わず振るおうとしていた拳が止まる。
「お、お願いだから…もう、やめて…」
今にも消え入りそうな懇願の声、それは他ならぬリナ本人の声であった。
果たして意識を取り戻したのか、それともラミアの罠なのか、拳を握りしめたままミアはリナの顔を凝視した。
「痛い…痛いよ…なんで、私が…こんな…こんな目に合わなくちゃ、いけないの…」
「!」
その言葉を聞いた途端、ワナワナと震えだすミアの拳。
「なんで…こんな目に…だとぉ…」
その拳を思い切りリナの腹に突き下ろす。
「んぐェッッ!!!!!!!!????」
あまりもの衝撃にリナの体が跳ね上がり、その口から血混じりの唾液が吐き出される。
それだけでは終わらず、連続でミアはその腹に拳を叩きつけ初めた。
「てめえがッ!!もっとッ!!しっかりッ!!してりゃッ!!"こんなこと"に、ならなかったんだろぉがあッ!!!」
「ぐブゥエエエエエエエエエエエエエエッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
噴水の如くリナの口から血が吐き出される。
怒りの形相で、力任せに拳を振り下ろし続けるミア。
その初めて感情をむき出しに振るわれる拳は、リナの腹を惨たらしいまでに変形させていった…
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対峙する2人のネーブル戦士。
「…へぇぇ、アンタが噂のニューカマーってわけ?」
「なんかコイツよりは強いみたいだけど、揃いも揃ってみっともない臍して…」
ブシュウッ!!
「ッ!?」
「えッ!?」
臍のダメージに苛まれながらも、思わず目を見張るローザ。
突然"リナ"のむき出しの腹部が横一線にパックリ裂け鮮血が噴き出したのだ。
「…あまり舐めた口きいてんじゃないっすよ、センパイ」
一瞬の動きで振るわれたミアの斬撃。
そのあまりもの素早い、全く躊躇無い一撃が"リナ"の腹を切り裂いたのだった。
「ッ!!?…ぅ…」
その凄惨な光景に気を失ってしまう麻美。
「ま、麻美ちゃん…!」
ローザは咄嗟に麻美の体を支えるように抱き、ミアに向かって叫ぶ。
「ちょっとアンタッ!!何やってんの!?リナちゃんを殺すつもりなのッ!?」
「そっすよ」
ブレードをクルクルと回し、再度構え直すミア。
「バカ言うんじゃないわよッ!!あれはリナちゃんの体なのよッ!?」
「アレ見てもそう言えるっすか?」
「え…?」
ミアにつられて"リナ"の方に目を向けるローザ。
"リナ"は無表情で自分の腹から噴き出す血を見つめていた。
だが…
「…ヒ、ヒヒ…面白いネェ。"コイツ"と違って殺る気満々だしィ」
そう言いながら、血が噴き出す腹の傷を指でスゥーと撫でていく。
「!?」
撫でた部分に沿ってみるみる塞がっていく傷口。
"リナ"は腹部の傷を完全に塞ぐと、今度は腕を前方に向かってかざした。
するとその手首の切断面からゲルが飛び出し、その先の地面に落ちた手首を捕え一瞬で自分の体に引き寄せ切断部に接合する。
「元通りィ~」
再生したことを見せつけるように手をヒラヒラさせる"リナ"
「ま、まさか…」
元のラミアの体ならともかく、ただの人間に過ぎないリナがあれだけの再生能力を有している…
それはもう既に彼女の体が、人間から別の生命体へと変貌していることを示している証に他ならなかった。
「あんな化け物相手に手加減なんて、正直厳しいっすよ」
「で、でも…」
なんとかリナを元に戻す方法はないか必死に思案するローザ。
その様子を後ろ目でチラッと見やってミアは呟いた。
「…意外とアンタも"甘ちゃんだった"んすねぇ」
「…え?」
ミアの言葉に違和感を覚えるローザ。
「とにかく下がっててくださいよ、邪魔っすから」
「え、ちょ…」
ローザが問いかけるより早く、ミアは"リナ"に向かって駆け出していた。
手首を返し、素早い斬撃を繰り出す。
「キヒッ!」
先ほどの不意打ちによりミアの一撃を見切ったリナは、その鋭く生えた爪で反撃した。
ギィンッッ!!!!
ミアのブレードと"リナ"の爪がぶつかり合い、激しい金属が擦れるような音が鳴り響く。
「ボスからあんたをボコボコにしろって言われてるんだよネェ!」
「なんか…その姿で言われるとすっげえムカつくんスけど」
鍔迫り合いの状態で睨みあう2人。
その均衡状態をミアの喧嘩キックが打ち破る。
「ぐフぅっ!!」
ミアのキックをもろに腹に喰らい、"リナ"の体が後方へと吹き飛ばされる。
そのまま地面に激突寸前、翼を広げ勢いを殺しながら着地する。
「うぅ…キ、ヒヒッ!!いいネェ…!」
口から垂れた血を拭う"リナ"。
「本当に喧嘩慣れしてるって感じだよネェ…その分殺り甲斐があるよォ!」
「こっちはちゃっちゃっと終わらせたいんすけどね…」
つかつかと"リナ"の方に歩みよっていくミア。
「ヒヒヒッ、そういわずにさぁ…とことん付き合ってよォ!」
「ッ!?」
翼を大きく羽ばたかせ、"リナ"の体が宙に浮く。
そのまま彼女は校舎の屋上まで飛翔していった。
「まったく…どこまで人間離れしてるんすか…」
"リナ"の後を追うべく、校舎の壁に駆け寄ろうとするミア。
「ミアちゃん!」
いきなり呼び止められ、ミアはかったるそうに振り返った。
「何すか?」
「もう、私たちじゃどうする事もできない…悔しいけど、あなただけが頼りなの」
「………」
「理奈ちゃんを…助けて」
懇願の眼差しでミアを見つめるローザ。
そんなローザと彼女の腕に抱かれた麻美の姿をミアは一瞥した。
「…まあ、善処はしてみるっすよ」
そう言い残すと、彼女は壁の突起部を利用して軽業師の如く駆け昇っていった。
屋上に着地するミア。
すぐさまリナの姿を確認すると、彼女は屋上端のアンテナの上に背を向けて佇んでいた。
「…そんなとこで何やってんすか?」
「馬鹿となんとやらは高いとこが好きって言うけど、アンタもその口っすか?」
周囲を警戒しながらゆっくりと近づいていくミア。
「…ねぇ、知ってるゥ?」
「コイツ…"本当の姿"を隠し持ってるってことをさァ?」
背を向けたまま"リナ"が喋る。
「…何のことっすか?」
「キヒヒッ!"コイツ"って…おへそ弄りが嵩じてこんなみっともない格好するようになったんだけど…」
「でもこれでもまだ抑えてる方なんだって」
自分が近づいていることにもお構いなく、喋りを続ける"リナ"。
「だけどさぁ、ホントはもっと人の目なんか気にせず、思う存分お臍弄りたいって考えてるんだよォ"コイツ"」。
その瞬間、リナの体がミアの方に振り向く。
「だから…アンタにもコイツの本当の姿見せてあげるよォッ!!」
いつの間にか彼女の手には、銃のような液体注入器が握られていた。
そしてその先端を思い切り自分のヘソに差し込むと間髪入れずその引き金を引いた。
「あフゥんんッん!!!!!!!!」
ビクッと大きく"リナ"の体が震える。
液体が全て臍内に流し込まれると、その空になった注入器を投げ捨てる。
「あフぁ…ふああああァあァああァァァァ…!!!!」
トロンとした目で痙攣し始めるリナ。
謎の液体が注入された臍部はまるでそれ自体が意識を持っているかのように蠢いていた。
「…?、なにを…!?」
その行為を訝しがるミアだったが、この隙に一気に"リナ"への距離を詰める。
(妙なことになる前にとっととケリをつけて…!)
彼女に向けてブレードで斬りかかったその瞬間…!
「あはあァアアアアアアぁんんんんんんンン♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
一際大きく仰け反った"リナ"の臍から突如噴き出す漆黒の粒子。
「な…ッ!?」
粒子の噴流の直撃を受け、ミアの体が吹き飛ばされる。
「ぐっ…!」
咄嗟に体を捻り、片手を地面につきながら着地するミア。
「一体なんだって…、ッ!」
(まさか…"アレ"が話に聞いていた…?)
ネーブル・リナと異なるもう一つの理奈の変身した姿…
その凄まじい戦闘能力とその苛烈なまでの攻撃的な性格…
それこそリナ最凶の戦闘形態、イーヴィル・リナだった。
彼女の臍から止めどなく噴き出す黒い粒子は次々と彼女自身の体にまとわりつき、やがて漆黒に塗りつぶしていく。
「イヒヒヒィ…」
不気味な笑い声とともに見開かれる目と三日月状に開かれる口。
「今おへそに挿れたのはァ…"コイツ"のお臍の中のジュエルを極限まで活性させる奴でさァ」
「"コイツ"が以前一度だけなったことのある"最凶の姿"になれるようにボスが調合したやつなんだよォ」
全身黒のシルエットに目と口だけが浮かんだこの上ない不気味な姿で語りかける"リナ"
「だけど…チョット効きすぎたのかなァ?なんだか…"あの時"よりすっごい事になりそうなんだねぇぇぇッ!?」
「ッ!?」
突如歪み始める"リナ"のシルエット。
全身が禍々しい形状へと歪んでいき、そして全身を覆っていた漆黒の粒子が弾け飛ぶ。
「きゃひひっひひひひひひッッッッッッッ!!!!!!!!!」
狂乱じみた笑い声を上げる"リナ"。
そこには…異形の姿をした少女がいた。
先ほどよりもさらに巨大で禍々しい形状をした漆黒の翼。
鋭い爪先に漆黒の獣毛で覆われた手足。
腰部から生える鋭い嘴を先端に備えた2本の触手。
そして頭部に生えた一対の巨大な角。
かつてのイーヴィルリナをベースにしながらも、その姿は完全に"悪魔"そのものであった。
「これがァ…コイツの…いや、このアタシのォ究極の姿ってわけェッ!きゃひひっひひひひひひっひひッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
「どう?怖い?こわいよねぇええええ!!??????」
顔を大きく歪ませて笑いながら、ミアを見下す"リナ"。
「…また随分と悪趣味な格好っすねセンパイ」
一つ溜め息を吐き、さほど動じたこともなく言い放つミア。
「そんな姿にまでなったら、"殺す"しかないじゃないっすか」
その言葉に、"リナ"の顔から卑屈な笑顔が消える。
「なに…?アンタ…このアタシに勝つつもりでいるわけ…?」
「そっすよ。いくら形が変わっても元が元…っすからねぇ?」
今度はミアが嘲笑いながら言った。
「所詮へそ弄りしか能がない馬鹿に、変なアメーバくっついただけの…」
そんなミアの目の前に"リナ"の顔がアップで映る。
「フ・ザ・ケ・ル・ナ」
「ッ!?」
いきなり目と鼻の先に"リナ"が立っていることに驚愕するも、咄嗟の反応で彼女にブレードを突き立てるミア。
だが"リナ"はそれを2本の指で難なく捕らえ、事も無げにへし折ってしまった。
「くッ!?」
すぐさま柄から手を離し、ワンインチで肉弾戦を仕掛けるミア。
「うらアアアアアッッッッッッ!!!!!!」
「………」
目にもとまらぬ速さで"リナ"の体に次々と打撃をお見舞いしていく。
だがリナはまったくダメージを受けている素振りを見せない。
「やせ我慢は体によくないっすよセンパイッ!」
その言葉にニヤッと笑い、その鋭い爪をむき出しに腕を横なぎに振るう"リナ"。
だが相手の攻撃を待ち構えていたミアは寸前で身をかがませて躱すと、即座にカウンターめいた突きを"リナ"の臍に向けて繰り出す。
ズブゥッ!!
リナの臍に深々と突き刺さるミアの突き。
手首までが、リナの臍孔部にめり込む。
「いくら化け物じみていてもここが弱点だってことに変わりはないっすよね!?」
「このまま…、ッ!?」
めり込んだ手の感触が何かおかしいことに気付くミア。
まるで手全体がコンクリートでガッチリと固められたように腕が動かない。
「ヒッヒヒッヒヒッッッ」
「マジ…っすか?」
なんとリナの巨べそが巨大な口腔部と化しミアの手を咥え込んでいたのである。
「くっ!く、くあああああッッッッ!!!???」
咥えこまれた手に、まるで酸に焼かれるような激痛が走る。
咄嗟にもう一方の手で"リナ"の顔を殴りつけるミア。
「……キヒッ!」
ミアのパンチが顔面にヒットするも、それも意に介していないように"リナ"はミアの腕を掴みそれを絞り上げるように握りしめた。
「ぐあぁ…ッ!!」
「アヒヒッヒヒッ!!!!!!アンタの手、このままちぎってあげてもいいんだけどぉ?せっかくだからぁ…」
ミアの両太ももに触手が巻き付き、その先の嘴がガッチリと彼女の肉に噛みつく。
「あがぁッ!!?」
太ももから鮮血が噴き出す。
今や彼女は四肢を完全に封じられ、その身を無防備に晒す状態となっていた。
「イヒヒヒ…ぅらアッ!!!」
"リナ"は残った腕でミアのわき腹に豪打を見舞った。
ゴキィィッッ!!!!!!!
「うぐあァアアアアアッッッ!!!!??」
骨が体内で折れる感触。
今の一撃で確実に肋骨を数本やられている。
「アハハハハハッハハハハハ!!!!!!!!!!!」
「あんたがそんな声あげるなんて初めてじゃないィ!?」
嬉々としながら、何度もミアを殴りつける"リナ"。
「ぐぅあッ!!うぐゥッ!!!がはあああッッッ!!!!!!」
腹部を中心にミアの体の至る箇所に刻み込まれていく傷と痣。
「キャハハハツ!!!」
嵐のような乱打を数十発撃ち込んだ後、先のお返しと言わんばかりに手刀がミアの臍孔部に叩き込まれる。
ズブシュッウウウウ!!!!!!!
「がヴふゥッッッッ!!!!!」
ミアの口から鮮血が吐き出される。
その臍に"リナ"の獣めいた腕が深々と突き刺さっていた。
「…どぉう?まぁだ生きてるゥ?」
ぐったりと項垂れたミアの顔を覗き込むように声をかける"リナ"
「…ゲフッ、な、なんとか…ね」
「どっかのセンパイが…手加減してくれた…おかげっすよ…」
「ふぅん?じゃあもっと痛めつけてほしいんだァ?」
「ホォント面白いねェ、アンタってさぁ!!」
ミアの臍から腕を引き抜くと、今度は拳を彼女の鳩尾へ叩き込む。
ドォオオオンンン!!!!!!!
「うッぶうゥゥゥゥえエエエッッッッッ!!!!!」
腹の中で爆弾がさく裂したかのような衝撃。
内臓が破裂しそうなダメージにさすがのミアもついにダウンしそうになる。
…が、彼女はなんとか意識を繋ぎとめ、その殴られた衝撃を利用して、それまで自分の腕を咥え捕えていたリナの臍穴から一気に腕を引き抜いた。
「へぇ…!」
それだけで終わらず、ミアは自由になった腕で咄嗟に"リナ"の胸ぐらを掴むと、お互いの腹が密着するくらいに彼女の体を引き寄せた。
「センパイのくせに…よくも好き放題やってくれたっすね…」
痣と血まみれの顔で不敵な笑顔を浮かべながらリナを睨み付けるミア。
「この借りは…数倍利子つきで返すっすよッ!!」
その瞬間、ミアの臍孔部から生じる光。
「お…、おおおあああああああッッッッッッ!!!!?????」
お互いの臍が密着した状態で放たれるゼロ距離ネーブル・スターレイ。
己の臍に超至近距離からまともにミア必殺の光閃の直撃を受け、さしもの"リナ"も苦悶の声を上げる。
「まだまだあッ!!!」
さらに威力を上げるミア。
徐々に二人の体の間が開いていき、ついには触手を引きちぎってミアの体が"リナ"から引き剥がされた。
自由の身となったところでそのまま両足で床を踏みしめ、なおもリナに必殺光線を浴びせ続けるミア。
「うがあァああアアあああアアアアアアッッッッッッッ!!!!!???????」
「お、お臍がああァァッッッッ!!!!!!!」
強化型レヴィの装甲をいとも簡単に貫いた星状の光線を集中的に臍に受け続け、さしもの"リナ"も…
「って、効いてると思ったァ?」
まるでそれまでが芝居といわんばかりに、いきなりケロリとした表情を浮かべるリナ。
「ッ!?まさか…ッ!?」
その瞬間、ミアは気付いた。
自分のネーブル・スターレイが丸々リナの"臍"に取り込まれていることを…!
即座にスターレイの放射を止めるミア。
「く、また随分と…たらふく喰ってくれたじゃないっすか…」
苦しそうに息をつくミア。
「そうだよォ?おかげでたぁっぷり力が溜まったよォ!!ヒヒヒ…」
"リナ"は満腹という風にお腹をさすると、両手の爪を己の臍の縁にかけた。
「それじゃ今度はこっちの番だねぇ…んっはあぁぁぁぁぁッッッッッ♡♡♡♡♡」
両手で一気に臍穴を拡げ、一際甲高い嬌声を上げる"リナ"。
その臍の奥底から漆黒のエネルギー体が出現する。
「お返しだよォ…たっぷり味わってねェェェ」
「遠慮させて…もらうっす」
直撃だけは避けるべく、その場から咄嗟に逃れようとするミア。
だがその瞬間…
バキッ!!
「えッ!??」
突如、彼女の足元の床を破壊し飛び出す2本の触手!
それは瞬く間にミアに絡みつき、彼女を雁字搦めに締め上げた!
「うッぐぅあアアアアアアアッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
全身をバラバラにされんほどの力で締め上げられ苦悶の声を上げるミア。
さらにはその触手の先端がミアの臍に潜り込み、その内部を深く抉る。
「イッヒヒヒィィッッ!!!!!アタシの触手気付かなかったァ??」
それは新たに再生した"リナ"の触手であった。
ミアのスターレイを受け続けている間に密かに床下に這わせ、ミアの足元に忍ばせていたのである。
もはや避けることすらも叶わず苦しみに呻くことしか出来ないミアをここぞとばかりに嘲笑う"リナ"。
「駄ぁ目だよォ遠慮しちゃア!!!いっひひひっひひひィィィ!!!!!!!!!!」
その"リナ"の臍から、漆黒のエネルギー体がついに巨大な奔流となって放たれる!
イーヴィルリナ・イブリース最凶の必殺技『ネーブルバースト・インフェルノ』
その黒の奔流が身動きできないミアに迫る。
「ハハ、アタシ…もう…駄目かも…」
眼前に迫る最大の危機に、もはや半笑いで力無く呟くミア。
そして彼女の体は黒き奔流の中に飲み込まれていった…
「…へぇぇ、アンタが噂のニューカマーってわけ?」
「なんかコイツよりは強いみたいだけど、揃いも揃ってみっともない臍して…」
ブシュウッ!!
「ッ!?」
「えッ!?」
臍のダメージに苛まれながらも、思わず目を見張るローザ。
突然"リナ"のむき出しの腹部が横一線にパックリ裂け鮮血が噴き出したのだ。
「…あまり舐めた口きいてんじゃないっすよ、センパイ」
一瞬の動きで振るわれたミアの斬撃。
そのあまりもの素早い、全く躊躇無い一撃が"リナ"の腹を切り裂いたのだった。
「ッ!!?…ぅ…」
その凄惨な光景に気を失ってしまう麻美。
「ま、麻美ちゃん…!」
ローザは咄嗟に麻美の体を支えるように抱き、ミアに向かって叫ぶ。
「ちょっとアンタッ!!何やってんの!?リナちゃんを殺すつもりなのッ!?」
「そっすよ」
ブレードをクルクルと回し、再度構え直すミア。
「バカ言うんじゃないわよッ!!あれはリナちゃんの体なのよッ!?」
「アレ見てもそう言えるっすか?」
「え…?」
ミアにつられて"リナ"の方に目を向けるローザ。
"リナ"は無表情で自分の腹から噴き出す血を見つめていた。
だが…
「…ヒ、ヒヒ…面白いネェ。"コイツ"と違って殺る気満々だしィ」
そう言いながら、血が噴き出す腹の傷を指でスゥーと撫でていく。
「!?」
撫でた部分に沿ってみるみる塞がっていく傷口。
"リナ"は腹部の傷を完全に塞ぐと、今度は腕を前方に向かってかざした。
するとその手首の切断面からゲルが飛び出し、その先の地面に落ちた手首を捕え一瞬で自分の体に引き寄せ切断部に接合する。
「元通りィ~」
再生したことを見せつけるように手をヒラヒラさせる"リナ"
「ま、まさか…」
元のラミアの体ならともかく、ただの人間に過ぎないリナがあれだけの再生能力を有している…
それはもう既に彼女の体が、人間から別の生命体へと変貌していることを示している証に他ならなかった。
「あんな化け物相手に手加減なんて、正直厳しいっすよ」
「で、でも…」
なんとかリナを元に戻す方法はないか必死に思案するローザ。
その様子を後ろ目でチラッと見やってミアは呟いた。
「…意外とアンタも"甘ちゃんだった"んすねぇ」
「…え?」
ミアの言葉に違和感を覚えるローザ。
「とにかく下がっててくださいよ、邪魔っすから」
「え、ちょ…」
ローザが問いかけるより早く、ミアは"リナ"に向かって駆け出していた。
手首を返し、素早い斬撃を繰り出す。
「キヒッ!」
先ほどの不意打ちによりミアの一撃を見切ったリナは、その鋭く生えた爪で反撃した。
ギィンッッ!!!!
ミアのブレードと"リナ"の爪がぶつかり合い、激しい金属が擦れるような音が鳴り響く。
「ボスからあんたをボコボコにしろって言われてるんだよネェ!」
「なんか…その姿で言われるとすっげえムカつくんスけど」
鍔迫り合いの状態で睨みあう2人。
その均衡状態をミアの喧嘩キックが打ち破る。
「ぐフぅっ!!」
ミアのキックをもろに腹に喰らい、"リナ"の体が後方へと吹き飛ばされる。
そのまま地面に激突寸前、翼を広げ勢いを殺しながら着地する。
「うぅ…キ、ヒヒッ!!いいネェ…!」
口から垂れた血を拭う"リナ"。
「本当に喧嘩慣れしてるって感じだよネェ…その分殺り甲斐があるよォ!」
「こっちはちゃっちゃっと終わらせたいんすけどね…」
つかつかと"リナ"の方に歩みよっていくミア。
「ヒヒヒッ、そういわずにさぁ…とことん付き合ってよォ!」
「ッ!?」
翼を大きく羽ばたかせ、"リナ"の体が宙に浮く。
そのまま彼女は校舎の屋上まで飛翔していった。
「まったく…どこまで人間離れしてるんすか…」
"リナ"の後を追うべく、校舎の壁に駆け寄ろうとするミア。
「ミアちゃん!」
いきなり呼び止められ、ミアはかったるそうに振り返った。
「何すか?」
「もう、私たちじゃどうする事もできない…悔しいけど、あなただけが頼りなの」
「………」
「理奈ちゃんを…助けて」
懇願の眼差しでミアを見つめるローザ。
そんなローザと彼女の腕に抱かれた麻美の姿をミアは一瞥した。
「…まあ、善処はしてみるっすよ」
そう言い残すと、彼女は壁の突起部を利用して軽業師の如く駆け昇っていった。
屋上に着地するミア。
すぐさまリナの姿を確認すると、彼女は屋上端のアンテナの上に背を向けて佇んでいた。
「…そんなとこで何やってんすか?」
「馬鹿となんとやらは高いとこが好きって言うけど、アンタもその口っすか?」
周囲を警戒しながらゆっくりと近づいていくミア。
「…ねぇ、知ってるゥ?」
「コイツ…"本当の姿"を隠し持ってるってことをさァ?」
背を向けたまま"リナ"が喋る。
「…何のことっすか?」
「キヒヒッ!"コイツ"って…おへそ弄りが嵩じてこんなみっともない格好するようになったんだけど…」
「でもこれでもまだ抑えてる方なんだって」
自分が近づいていることにもお構いなく、喋りを続ける"リナ"。
「だけどさぁ、ホントはもっと人の目なんか気にせず、思う存分お臍弄りたいって考えてるんだよォ"コイツ"」。
その瞬間、リナの体がミアの方に振り向く。
「だから…アンタにもコイツの本当の姿見せてあげるよォッ!!」
いつの間にか彼女の手には、銃のような液体注入器が握られていた。
そしてその先端を思い切り自分のヘソに差し込むと間髪入れずその引き金を引いた。
「あフゥんんッん!!!!!!!!」
ビクッと大きく"リナ"の体が震える。
液体が全て臍内に流し込まれると、その空になった注入器を投げ捨てる。
「あフぁ…ふああああァあァああァァァァ…!!!!」
トロンとした目で痙攣し始めるリナ。
謎の液体が注入された臍部はまるでそれ自体が意識を持っているかのように蠢いていた。
「…?、なにを…!?」
その行為を訝しがるミアだったが、この隙に一気に"リナ"への距離を詰める。
(妙なことになる前にとっととケリをつけて…!)
彼女に向けてブレードで斬りかかったその瞬間…!
「あはあァアアアアアアぁんんんんんんンン♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
一際大きく仰け反った"リナ"の臍から突如噴き出す漆黒の粒子。
「な…ッ!?」
粒子の噴流の直撃を受け、ミアの体が吹き飛ばされる。
「ぐっ…!」
咄嗟に体を捻り、片手を地面につきながら着地するミア。
「一体なんだって…、ッ!」
(まさか…"アレ"が話に聞いていた…?)
ネーブル・リナと異なるもう一つの理奈の変身した姿…
その凄まじい戦闘能力とその苛烈なまでの攻撃的な性格…
それこそリナ最凶の戦闘形態、イーヴィル・リナだった。
彼女の臍から止めどなく噴き出す黒い粒子は次々と彼女自身の体にまとわりつき、やがて漆黒に塗りつぶしていく。
「イヒヒヒィ…」
不気味な笑い声とともに見開かれる目と三日月状に開かれる口。
「今おへそに挿れたのはァ…"コイツ"のお臍の中のジュエルを極限まで活性させる奴でさァ」
「"コイツ"が以前一度だけなったことのある"最凶の姿"になれるようにボスが調合したやつなんだよォ」
全身黒のシルエットに目と口だけが浮かんだこの上ない不気味な姿で語りかける"リナ"
「だけど…チョット効きすぎたのかなァ?なんだか…"あの時"よりすっごい事になりそうなんだねぇぇぇッ!?」
「ッ!?」
突如歪み始める"リナ"のシルエット。
全身が禍々しい形状へと歪んでいき、そして全身を覆っていた漆黒の粒子が弾け飛ぶ。
「きゃひひっひひひひひひッッッッッッッ!!!!!!!!!」
狂乱じみた笑い声を上げる"リナ"。
そこには…異形の姿をした少女がいた。
先ほどよりもさらに巨大で禍々しい形状をした漆黒の翼。
鋭い爪先に漆黒の獣毛で覆われた手足。
腰部から生える鋭い嘴を先端に備えた2本の触手。
そして頭部に生えた一対の巨大な角。
かつてのイーヴィルリナをベースにしながらも、その姿は完全に"悪魔"そのものであった。
「これがァ…コイツの…いや、このアタシのォ究極の姿ってわけェッ!きゃひひっひひひひひひっひひッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
「どう?怖い?こわいよねぇええええ!!??????」
顔を大きく歪ませて笑いながら、ミアを見下す"リナ"。
「…また随分と悪趣味な格好っすねセンパイ」
一つ溜め息を吐き、さほど動じたこともなく言い放つミア。
「そんな姿にまでなったら、"殺す"しかないじゃないっすか」
その言葉に、"リナ"の顔から卑屈な笑顔が消える。
「なに…?アンタ…このアタシに勝つつもりでいるわけ…?」
「そっすよ。いくら形が変わっても元が元…っすからねぇ?」
今度はミアが嘲笑いながら言った。
「所詮へそ弄りしか能がない馬鹿に、変なアメーバくっついただけの…」
そんなミアの目の前に"リナ"の顔がアップで映る。
「フ・ザ・ケ・ル・ナ」
「ッ!?」
いきなり目と鼻の先に"リナ"が立っていることに驚愕するも、咄嗟の反応で彼女にブレードを突き立てるミア。
だが"リナ"はそれを2本の指で難なく捕らえ、事も無げにへし折ってしまった。
「くッ!?」
すぐさま柄から手を離し、ワンインチで肉弾戦を仕掛けるミア。
「うらアアアアアッッッッッッ!!!!!!」
「………」
目にもとまらぬ速さで"リナ"の体に次々と打撃をお見舞いしていく。
だがリナはまったくダメージを受けている素振りを見せない。
「やせ我慢は体によくないっすよセンパイッ!」
その言葉にニヤッと笑い、その鋭い爪をむき出しに腕を横なぎに振るう"リナ"。
だが相手の攻撃を待ち構えていたミアは寸前で身をかがませて躱すと、即座にカウンターめいた突きを"リナ"の臍に向けて繰り出す。
ズブゥッ!!
リナの臍に深々と突き刺さるミアの突き。
手首までが、リナの臍孔部にめり込む。
「いくら化け物じみていてもここが弱点だってことに変わりはないっすよね!?」
「このまま…、ッ!?」
めり込んだ手の感触が何かおかしいことに気付くミア。
まるで手全体がコンクリートでガッチリと固められたように腕が動かない。
「ヒッヒヒッヒヒッッッ」
「マジ…っすか?」
なんとリナの巨べそが巨大な口腔部と化しミアの手を咥え込んでいたのである。
「くっ!く、くあああああッッッッ!!!???」
咥えこまれた手に、まるで酸に焼かれるような激痛が走る。
咄嗟にもう一方の手で"リナ"の顔を殴りつけるミア。
「……キヒッ!」
ミアのパンチが顔面にヒットするも、それも意に介していないように"リナ"はミアの腕を掴みそれを絞り上げるように握りしめた。
「ぐあぁ…ッ!!」
「アヒヒッヒヒッ!!!!!!アンタの手、このままちぎってあげてもいいんだけどぉ?せっかくだからぁ…」
ミアの両太ももに触手が巻き付き、その先の嘴がガッチリと彼女の肉に噛みつく。
「あがぁッ!!?」
太ももから鮮血が噴き出す。
今や彼女は四肢を完全に封じられ、その身を無防備に晒す状態となっていた。
「イヒヒヒ…ぅらアッ!!!」
"リナ"は残った腕でミアのわき腹に豪打を見舞った。
ゴキィィッッ!!!!!!!
「うぐあァアアアアアッッッ!!!!??」
骨が体内で折れる感触。
今の一撃で確実に肋骨を数本やられている。
「アハハハハハッハハハハハ!!!!!!!!!!!」
「あんたがそんな声あげるなんて初めてじゃないィ!?」
嬉々としながら、何度もミアを殴りつける"リナ"。
「ぐぅあッ!!うぐゥッ!!!がはあああッッッ!!!!!!」
腹部を中心にミアの体の至る箇所に刻み込まれていく傷と痣。
「キャハハハツ!!!」
嵐のような乱打を数十発撃ち込んだ後、先のお返しと言わんばかりに手刀がミアの臍孔部に叩き込まれる。
ズブシュッウウウウ!!!!!!!
「がヴふゥッッッッ!!!!!」
ミアの口から鮮血が吐き出される。
その臍に"リナ"の獣めいた腕が深々と突き刺さっていた。
「…どぉう?まぁだ生きてるゥ?」
ぐったりと項垂れたミアの顔を覗き込むように声をかける"リナ"
「…ゲフッ、な、なんとか…ね」
「どっかのセンパイが…手加減してくれた…おかげっすよ…」
「ふぅん?じゃあもっと痛めつけてほしいんだァ?」
「ホォント面白いねェ、アンタってさぁ!!」
ミアの臍から腕を引き抜くと、今度は拳を彼女の鳩尾へ叩き込む。
ドォオオオンンン!!!!!!!
「うッぶうゥゥゥゥえエエエッッッッッ!!!!!」
腹の中で爆弾がさく裂したかのような衝撃。
内臓が破裂しそうなダメージにさすがのミアもついにダウンしそうになる。
…が、彼女はなんとか意識を繋ぎとめ、その殴られた衝撃を利用して、それまで自分の腕を咥え捕えていたリナの臍穴から一気に腕を引き抜いた。
「へぇ…!」
それだけで終わらず、ミアは自由になった腕で咄嗟に"リナ"の胸ぐらを掴むと、お互いの腹が密着するくらいに彼女の体を引き寄せた。
「センパイのくせに…よくも好き放題やってくれたっすね…」
痣と血まみれの顔で不敵な笑顔を浮かべながらリナを睨み付けるミア。
「この借りは…数倍利子つきで返すっすよッ!!」
その瞬間、ミアの臍孔部から生じる光。
「お…、おおおあああああああッッッッッッ!!!!?????」
お互いの臍が密着した状態で放たれるゼロ距離ネーブル・スターレイ。
己の臍に超至近距離からまともにミア必殺の光閃の直撃を受け、さしもの"リナ"も苦悶の声を上げる。
「まだまだあッ!!!」
さらに威力を上げるミア。
徐々に二人の体の間が開いていき、ついには触手を引きちぎってミアの体が"リナ"から引き剥がされた。
自由の身となったところでそのまま両足で床を踏みしめ、なおもリナに必殺光線を浴びせ続けるミア。
「うがあァああアアあああアアアアアアッッッッッッッ!!!!!???????」
「お、お臍がああァァッッッッ!!!!!!!」
強化型レヴィの装甲をいとも簡単に貫いた星状の光線を集中的に臍に受け続け、さしもの"リナ"も…
「って、効いてると思ったァ?」
まるでそれまでが芝居といわんばかりに、いきなりケロリとした表情を浮かべるリナ。
「ッ!?まさか…ッ!?」
その瞬間、ミアは気付いた。
自分のネーブル・スターレイが丸々リナの"臍"に取り込まれていることを…!
即座にスターレイの放射を止めるミア。
「く、また随分と…たらふく喰ってくれたじゃないっすか…」
苦しそうに息をつくミア。
「そうだよォ?おかげでたぁっぷり力が溜まったよォ!!ヒヒヒ…」
"リナ"は満腹という風にお腹をさすると、両手の爪を己の臍の縁にかけた。
「それじゃ今度はこっちの番だねぇ…んっはあぁぁぁぁぁッッッッッ♡♡♡♡♡」
両手で一気に臍穴を拡げ、一際甲高い嬌声を上げる"リナ"。
その臍の奥底から漆黒のエネルギー体が出現する。
「お返しだよォ…たっぷり味わってねェェェ」
「遠慮させて…もらうっす」
直撃だけは避けるべく、その場から咄嗟に逃れようとするミア。
だがその瞬間…
バキッ!!
「えッ!??」
突如、彼女の足元の床を破壊し飛び出す2本の触手!
それは瞬く間にミアに絡みつき、彼女を雁字搦めに締め上げた!
「うッぐぅあアアアアアアアッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
全身をバラバラにされんほどの力で締め上げられ苦悶の声を上げるミア。
さらにはその触手の先端がミアの臍に潜り込み、その内部を深く抉る。
「イッヒヒヒィィッッ!!!!!アタシの触手気付かなかったァ??」
それは新たに再生した"リナ"の触手であった。
ミアのスターレイを受け続けている間に密かに床下に這わせ、ミアの足元に忍ばせていたのである。
もはや避けることすらも叶わず苦しみに呻くことしか出来ないミアをここぞとばかりに嘲笑う"リナ"。
「駄ぁ目だよォ遠慮しちゃア!!!いっひひひっひひひィィィ!!!!!!!!!!」
その"リナ"の臍から、漆黒のエネルギー体がついに巨大な奔流となって放たれる!
イーヴィルリナ・イブリース最凶の必殺技『ネーブルバースト・インフェルノ』
その黒の奔流が身動きできないミアに迫る。
「ハハ、アタシ…もう…駄目かも…」
眼前に迫る最大の危機に、もはや半笑いで力無く呟くミア。
そして彼女の体は黒き奔流の中に飲み込まれていった…
やがて収束していく閃光。
「う…!」
ゆっくりと目を開く麻美とローザ。
二人の目の前には、ネーブル・リナと化した理奈の姿があった。
静かに目を閉じその場に直立したままのリナ。
その姿はいつもと何も変わらないものであったが、2人は何か違和感を感じていた。
「り、理奈…ちゃん?」
恐る恐る声をかける麻美。
「あの…大丈夫なの?さっきの変な液体は…?」
「………」
リナは目を閉じその場に静かに佇んだままである。
「ね、ねぇ…理奈ちゃ…」
まったく何の反応を示さないリナに、麻美がさらに声をかけようとしたその時であった!
「キャッハァッ!!」
奇怪な叫び声と同時に、その場から跳躍し麻美の前に降り立つ理奈。
そして彼女の眼前でその目を見開き見せつけるように言った。
「ド~モォ~、臍弄りがだぁい好きな変態、リナちゃんでぇ~ス!!」
「…ッ!?ひ…ッ!?」
その目を見た瞬間、思わず悲鳴を上げる麻美。
それは普通の人間の白目と黒目の部分が逆転した、まるで爬虫類めいた瞳であった。
「どォ~したのォ?アタシ、リナだよォ~?うひひひ」
口端を裂けそうになるまで吊り上げた、この上ない邪悪な笑みを浮かべながら、"リナの姿をした何か"はさらに麻美に詰め寄る。
「い、いや…」
「離れなさいッ!!」
咄嗟に二人を引き離すように間に割って入るローザ。
すかさずその場から一歩引く"リナ"。
「あんた…一体何者なの!?」
「本当の理奈ちゃんはどうしたの!?」
「本当の理奈ァ?だ~か~らァ~、アタシがリナって言ってるじゃないィ~?」
「ロォ~ザァア????」
あざ笑うかのように、しかしながらどこか恨みを込めたようなその響きに思わずハッとするローザ。
「まさか…アンタ…」
「フヒヒヒ!もう気付いたァ?さすがローザだね~ぇ!」
「…"あの子"の仕業ね」
「あの子がまたアンタを再生させて…」
「そうだよォッ!!そんでコイツの体を乗っ取ってやあったァんだァよォ!!!!!」
「キャッハアッ!!!!」
奇怪な叫び声と同時に、リナの巨べそから先のゲル状の物体が噴き出した。
「ㇶ…!せ、先生…」
あまりもの恐怖からローザの腕に抱き付く麻美。
「ラミア…アンタ、そんなみっともない姿にまでなって…」
「みィっともナイ~?キャハハハハハ!!!!!!」
「アタシはアンタたちみたいな下等生命体とは違うんだよォ~」
「こうやって人の体を乗っ取れるまでに、シンカしたんだよォ~!!」
その証拠とばかりに、"リナ"は器用に挑発的な仕草を見せる。
「進化?笑わせるわ!"クリーチャー"から"スライム"に退化しちゃってるじゃないの」
「いずれにしろ"化け物"に変わりないけど…」
「あぁ~?本当にアンタはムカつく奴だよねぇ…」
「ちょうど体慣らしも兼ねて…潰してヤるよロ~ォォザ!!!」
次の瞬間、一気にローザの眼前まで迫る"リナ"。
「麻美ちゃん!離れていてッ!!」
咄嗟に麻美の体を振り払うように引き離すと、繰り出された"リナ"のパンチをガードで受け止める。
「先生ッ!!」
「アタシがコイツを理奈ちゃんから引き剥がしてやるから!安心して!」
そうは言ったものの、ローザにもリナの体をラミアから取り戻す方法は分からない。
とにかく"リナ"の攻撃を凌ぎつつ、その糸口を掴むしかなかった。
咄嗟に白衣を脱ぎ捨て、戦闘用のボンテージスタイルとなるローザ。
「キャッヒッ!!!!アッハッハハハ!!!!!」
奇怪な笑い声と共に次々と繰り出される攻撃。
ローザはひたすらそれを捌く。
リナを開放する糸口は見出せないが、その攻撃がローザの技量を上回るものではないことが幸いであった。
もともとラミアは触手などの攻撃が主体であり、体術は得意としていない。
また一方のリナの格闘スキルも、ローザがある程度手ほどきはしているものの、それでも素人の域を出ていない。
乗っ取られたリナの身体能力がどれだけ反映されているのかは分からないが、ローザにとっては十分に対応できる範囲であった。
「キャハッハハハハ!!!!!!」
久々に自由自在に動かせる体を得たせいか、ローザにすべて捌かれているなどお構いなしに狂乱めいた笑い声を上げひたすら攻撃を繰り出してくる"リナ"。
だが既にその動きを見切ったローザは、そのパンチが大きく空を切った隙に、すかさず背後に回り込み彼女の体を羽交い絞めに拘束した。
「うッグッ!!テメエ…」
「残念だったわね。この娘のことは何でも知っているの。おへその皺の数までね」
羽交い絞めから逃れようともがく"リナ"であったが、ローザも渾身の力でその体を締め上げる。
「グッァッアァァアああアあああッッ!!!!????」
苦悶の声を上げる"リナ"。
「『フルネルソン』って見た目は地味だけど実際よく効くのよ。っていうかアンタ…前の体の方が強かったんじゃない?」
「ウ、ゥギギギぎぎぎギギ!!!!!!」
「さあ、理奈ちゃんの体を元に戻してもらうわよ!」
「ギぎっぎギぎギッぎギギ………」
呻き声が止まり、"リナ"の体から一瞬フッと力が抜ける。
「えっ?」
ローザが何かおかしいと感じた次の瞬間…!
ズバッ!!
「…きゃあうッッ!!!」
何かに弾き飛ばされるかように背後へ吹き飛ぶローザ。
「先生ッ!?…ッ!!」
思わず叫ぶ麻美であったが、リナの方を見た瞬間言葉を詰まらせた。
地面に体を打ち付けながらも、なんとか立ち上がるローザもその姿を見て驚愕の表情を浮かべる。
リナの背中から…まるで悪魔のごとき禍々しい黒い翼が生えていたのである。
ローザの体を弾き飛ばしたのは、他ならないこの異形の翼であった。
「ア、アンタ…その翼…!まさか理奈ちゃんの体を…」
ローザは震える声で言った。
「そぉ~うだよォ?アタシ好みに作り替えてるんだよォ!?ヒャハッハハハハッ!!!」
そう言いながら自分の手をローザに見せつける"リナ"。
見るとそれが瞬く間に、鋭い獣めいた爪が生えたものへと変貌していく。
「さっきまでは慣らし運転ン~!ようやく馴染んできたんだよねェ、コイツの体ァ!」
「り、理奈ちゃんの体が…あ、あぁ…」
まるで人形を改造するがごとく、思いのまま親友の体が作り替えられていく…
この悍ましい事実に麻美は血の気が引く思いであった。
「あ、あんた…それ以上…理奈ちゃんを…、ッ!??」
これ以上のラミアの凶行を止めようと立ち上がるローザであったが、そんな彼女の目の前に既に迫っていた"リナ"。
今やその挙動までも強化され、もはやローザが捉えきれるレベルではなくなっていた。
「く…ッ!」
咄嗟に攻撃に備えガードするローザであったが、それより先に"リナ"の刺突がローザの臍を捉えた。
「うぐァッ!!!」
獣めいた鋭い爪がローザの臍を抉り、鋭い激痛が腹部を中心に全神経を駆け巡る。
「あんた…前もこうやってアタシにお臍責められていたよねェ??」
「今度もその自慢の腹筋でなんとかしてみたらァ???キャヒヒィッ!!!」
そう言いながら、中を抉り回すようにローザの臍の内部で指を激しく撹拌させる"リナ"
「アがッ!!ギャアァアアアアア!!!!!!!!!」
絶叫するローザ。
それでもなんとかリナの腕を両腕で掴み引き抜こうとするが、その膂力はもはや女性とは思えないほど強力で、既に三本の指が臍奥に埋め込まれいるた。
さらには手首ごと腹の中に抉り込もうとする。
「あッギギィィ!!!!!ぐはあああああァッッッッッ!!!!!」
口端から泡を吹かせながら必死に抵抗するローザ。
だがもはや堪え切れなくなるのも時間の問題であった。
「や、やめてえええッッッッ!!!!!!!!」
思わず耐え切れず麻美はリナの腰に抱き付いた。
「あぁン?」
「やめてえッッ!!!!!先生が…先生が死んじゃうッッ!!!!!」
恐怖感に潰されそうになりながらも、それでも麻美は必死に"リナ"を抱きしめながら涙ながらに訴えた。
「………、麻美…」
「え?」
思わず自分の名前が呼ばれたことにハッと顔を上げる麻美。
「お前…邪魔」
「ッ!?」
何か汚らしいものでも見る冷たい視線を向けると、虫でも掴むような造作ない仕草で"リナ"は真美の頭を鷲掴みにした。
「り、理奈ちゃ…」
麻美が名前を呼ぶより早く、その手に力が込められ…
ブチュッ!!
「ッッ!!!!」
宙に舞う鮮血。
そして、地面に落ちる…腕!
「!?」
目の前で起きたことに理解が追い付かず呆然とする麻美。
「………なんダァ????」
一方、"リナ"も一瞬何が起きたかわからず唖然とした表情を浮かべていた。
先ほどまで麻美の頭を掴んでいた、自分の腕の先についていたはずの手が…無い。
そして自分のすぐ横に、いつの間にか現れた人影に気付く。
リナの衣装と近似した露出度の高いコスチューム、ツインテールに結わえられたピンクの髪、そしてそのむき出しの腹部の中央に鎮座する巨大な臍…
そこにいたのは…もう一人のおヘソ戦士、ネーブル・ミアであった。
彼女は手にした小型のブレードの先端を"リナ"に突き付けた。
「…あんまり調子に乗ってんじゃないっスよ、センパイ」
「う…!」
ゆっくりと目を開く麻美とローザ。
二人の目の前には、ネーブル・リナと化した理奈の姿があった。
静かに目を閉じその場に直立したままのリナ。
その姿はいつもと何も変わらないものであったが、2人は何か違和感を感じていた。
「り、理奈…ちゃん?」
恐る恐る声をかける麻美。
「あの…大丈夫なの?さっきの変な液体は…?」
「………」
リナは目を閉じその場に静かに佇んだままである。
「ね、ねぇ…理奈ちゃ…」
まったく何の反応を示さないリナに、麻美がさらに声をかけようとしたその時であった!
「キャッハァッ!!」
奇怪な叫び声と同時に、その場から跳躍し麻美の前に降り立つ理奈。
そして彼女の眼前でその目を見開き見せつけるように言った。
「ド~モォ~、臍弄りがだぁい好きな変態、リナちゃんでぇ~ス!!」
「…ッ!?ひ…ッ!?」
その目を見た瞬間、思わず悲鳴を上げる麻美。
それは普通の人間の白目と黒目の部分が逆転した、まるで爬虫類めいた瞳であった。
「どォ~したのォ?アタシ、リナだよォ~?うひひひ」
口端を裂けそうになるまで吊り上げた、この上ない邪悪な笑みを浮かべながら、"リナの姿をした何か"はさらに麻美に詰め寄る。
「い、いや…」
「離れなさいッ!!」
咄嗟に二人を引き離すように間に割って入るローザ。
すかさずその場から一歩引く"リナ"。
「あんた…一体何者なの!?」
「本当の理奈ちゃんはどうしたの!?」
「本当の理奈ァ?だ~か~らァ~、アタシがリナって言ってるじゃないィ~?」
「ロォ~ザァア????」
あざ笑うかのように、しかしながらどこか恨みを込めたようなその響きに思わずハッとするローザ。
「まさか…アンタ…」
「フヒヒヒ!もう気付いたァ?さすがローザだね~ぇ!」
「…"あの子"の仕業ね」
「あの子がまたアンタを再生させて…」
「そうだよォッ!!そんでコイツの体を乗っ取ってやあったァんだァよォ!!!!!」
「キャッハアッ!!!!」
奇怪な叫び声と同時に、リナの巨べそから先のゲル状の物体が噴き出した。
「ㇶ…!せ、先生…」
あまりもの恐怖からローザの腕に抱き付く麻美。
「ラミア…アンタ、そんなみっともない姿にまでなって…」
「みィっともナイ~?キャハハハハハ!!!!!!」
「アタシはアンタたちみたいな下等生命体とは違うんだよォ~」
「こうやって人の体を乗っ取れるまでに、シンカしたんだよォ~!!」
その証拠とばかりに、"リナ"は器用に挑発的な仕草を見せる。
「進化?笑わせるわ!"クリーチャー"から"スライム"に退化しちゃってるじゃないの」
「いずれにしろ"化け物"に変わりないけど…」
「あぁ~?本当にアンタはムカつく奴だよねぇ…」
「ちょうど体慣らしも兼ねて…潰してヤるよロ~ォォザ!!!」
次の瞬間、一気にローザの眼前まで迫る"リナ"。
「麻美ちゃん!離れていてッ!!」
咄嗟に麻美の体を振り払うように引き離すと、繰り出された"リナ"のパンチをガードで受け止める。
「先生ッ!!」
「アタシがコイツを理奈ちゃんから引き剥がしてやるから!安心して!」
そうは言ったものの、ローザにもリナの体をラミアから取り戻す方法は分からない。
とにかく"リナ"の攻撃を凌ぎつつ、その糸口を掴むしかなかった。
咄嗟に白衣を脱ぎ捨て、戦闘用のボンテージスタイルとなるローザ。
「キャッヒッ!!!!アッハッハハハ!!!!!」
奇怪な笑い声と共に次々と繰り出される攻撃。
ローザはひたすらそれを捌く。
リナを開放する糸口は見出せないが、その攻撃がローザの技量を上回るものではないことが幸いであった。
もともとラミアは触手などの攻撃が主体であり、体術は得意としていない。
また一方のリナの格闘スキルも、ローザがある程度手ほどきはしているものの、それでも素人の域を出ていない。
乗っ取られたリナの身体能力がどれだけ反映されているのかは分からないが、ローザにとっては十分に対応できる範囲であった。
「キャハッハハハハ!!!!!!」
久々に自由自在に動かせる体を得たせいか、ローザにすべて捌かれているなどお構いなしに狂乱めいた笑い声を上げひたすら攻撃を繰り出してくる"リナ"。
だが既にその動きを見切ったローザは、そのパンチが大きく空を切った隙に、すかさず背後に回り込み彼女の体を羽交い絞めに拘束した。
「うッグッ!!テメエ…」
「残念だったわね。この娘のことは何でも知っているの。おへその皺の数までね」
羽交い絞めから逃れようともがく"リナ"であったが、ローザも渾身の力でその体を締め上げる。
「グッァッアァァアああアあああッッ!!!!????」
苦悶の声を上げる"リナ"。
「『フルネルソン』って見た目は地味だけど実際よく効くのよ。っていうかアンタ…前の体の方が強かったんじゃない?」
「ウ、ゥギギギぎぎぎギギ!!!!!!」
「さあ、理奈ちゃんの体を元に戻してもらうわよ!」
「ギぎっぎギぎギッぎギギ………」
呻き声が止まり、"リナ"の体から一瞬フッと力が抜ける。
「えっ?」
ローザが何かおかしいと感じた次の瞬間…!
ズバッ!!
「…きゃあうッッ!!!」
何かに弾き飛ばされるかように背後へ吹き飛ぶローザ。
「先生ッ!?…ッ!!」
思わず叫ぶ麻美であったが、リナの方を見た瞬間言葉を詰まらせた。
地面に体を打ち付けながらも、なんとか立ち上がるローザもその姿を見て驚愕の表情を浮かべる。
リナの背中から…まるで悪魔のごとき禍々しい黒い翼が生えていたのである。
ローザの体を弾き飛ばしたのは、他ならないこの異形の翼であった。
「ア、アンタ…その翼…!まさか理奈ちゃんの体を…」
ローザは震える声で言った。
「そぉ~うだよォ?アタシ好みに作り替えてるんだよォ!?ヒャハッハハハハッ!!!」
そう言いながら自分の手をローザに見せつける"リナ"。
見るとそれが瞬く間に、鋭い獣めいた爪が生えたものへと変貌していく。
「さっきまでは慣らし運転ン~!ようやく馴染んできたんだよねェ、コイツの体ァ!」
「り、理奈ちゃんの体が…あ、あぁ…」
まるで人形を改造するがごとく、思いのまま親友の体が作り替えられていく…
この悍ましい事実に麻美は血の気が引く思いであった。
「あ、あんた…それ以上…理奈ちゃんを…、ッ!??」
これ以上のラミアの凶行を止めようと立ち上がるローザであったが、そんな彼女の目の前に既に迫っていた"リナ"。
今やその挙動までも強化され、もはやローザが捉えきれるレベルではなくなっていた。
「く…ッ!」
咄嗟に攻撃に備えガードするローザであったが、それより先に"リナ"の刺突がローザの臍を捉えた。
「うぐァッ!!!」
獣めいた鋭い爪がローザの臍を抉り、鋭い激痛が腹部を中心に全神経を駆け巡る。
「あんた…前もこうやってアタシにお臍責められていたよねェ??」
「今度もその自慢の腹筋でなんとかしてみたらァ???キャヒヒィッ!!!」
そう言いながら、中を抉り回すようにローザの臍の内部で指を激しく撹拌させる"リナ"
「アがッ!!ギャアァアアアアア!!!!!!!!!」
絶叫するローザ。
それでもなんとかリナの腕を両腕で掴み引き抜こうとするが、その膂力はもはや女性とは思えないほど強力で、既に三本の指が臍奥に埋め込まれいるた。
さらには手首ごと腹の中に抉り込もうとする。
「あッギギィィ!!!!!ぐはあああああァッッッッッ!!!!!」
口端から泡を吹かせながら必死に抵抗するローザ。
だがもはや堪え切れなくなるのも時間の問題であった。
「や、やめてえええッッッッ!!!!!!!!」
思わず耐え切れず麻美はリナの腰に抱き付いた。
「あぁン?」
「やめてえッッ!!!!!先生が…先生が死んじゃうッッ!!!!!」
恐怖感に潰されそうになりながらも、それでも麻美は必死に"リナ"を抱きしめながら涙ながらに訴えた。
「………、麻美…」
「え?」
思わず自分の名前が呼ばれたことにハッと顔を上げる麻美。
「お前…邪魔」
「ッ!?」
何か汚らしいものでも見る冷たい視線を向けると、虫でも掴むような造作ない仕草で"リナ"は真美の頭を鷲掴みにした。
「り、理奈ちゃ…」
麻美が名前を呼ぶより早く、その手に力が込められ…
ブチュッ!!
「ッッ!!!!」
宙に舞う鮮血。
そして、地面に落ちる…腕!
「!?」
目の前で起きたことに理解が追い付かず呆然とする麻美。
「………なんダァ????」
一方、"リナ"も一瞬何が起きたかわからず唖然とした表情を浮かべていた。
先ほどまで麻美の頭を掴んでいた、自分の腕の先についていたはずの手が…無い。
そして自分のすぐ横に、いつの間にか現れた人影に気付く。
リナの衣装と近似した露出度の高いコスチューム、ツインテールに結わえられたピンクの髪、そしてそのむき出しの腹部の中央に鎮座する巨大な臍…
そこにいたのは…もう一人のおヘソ戦士、ネーブル・ミアであった。
彼女は手にした小型のブレードの先端を"リナ"に突き付けた。
「…あんまり調子に乗ってんじゃないっスよ、センパイ」
「おつかれー」「おつかれー」
今日の部活を終えテニスコートから出てくる部員達。
存分に汗をかき、ぐっしょり濡れたテニスウェアから早く着替えようと更衣室に向かう部員たちの中に、理奈と麻美の姿があった。
「…理奈ちゃん、また練習中にこっそりとおヘソ弄っていたでしょ?」
「う…」
他の部員たちと同様、テニスウェア姿の麻美が小声ながら理奈に嗜める口調で言った。
「も~、そりゃ理奈ちゃんがおへそ弄りことしか考えていないド変態さんだってことは知っているけど…ちょっと最近エスカレートしすぎじゃない?」
「あぅぅ…」
練習中、皆の目を盗みながら理奈がウェアの裾から手を忍ばせて恍惚とした表情を浮かばせていたのを麻美は見逃さなかった。
「そ、その…こんなに汗かいちゃうと…私…変な気持ちになっちゃって…」
なんとも切なげな目をしながら、その場でモジモジする理奈。
そのいじらしい姿が麻美の煩悩を刺激するが、努めて彼女はその感情を抑えた。
「でも、皆が見てる前だよ?もし誰かが気づいたらどうするの?そのみっともないおヘソ見られたらどうするの?」
「あぅぅ…」
俯く理奈。
麻美はハァと溜め息をつく。
理奈の性癖は今に始まった話ではないが、ここ最近特にそれがよりエスカレートしているように感じていた。
この部活のみならず、授業中も制服のボタンの合間からこっそりと指を忍ばせておヘソ弄りしているのを麻美は知っている。
「さすがに…やり過ぎだと思うよ」
「あぅぅ…」
「あ、あのね…なんだか最近…おヘソが…疼くの…」
「え?」
「そ、その…おヘソの奥が凄くジンジンってなって…前よりも凄く…」
こころなしかその目がトロンと虚ろげなものとなっていく。
「ちょ、ちょっと理奈ちゃん?」
まさかここでヘソオナニーをしだすのではないかと麻美が思わず声をかける。
「あ、う、うん…!」
「うん、じゃないよ理奈ちゃん、しっかりしてよ!」
「だ、大丈夫…」
その時先輩が2人に声をかけた。
「なんだ片瀬?どこか調子が悪いのか?」
「え?あ、べ、別に…」
「でもお前、妙に顔が赤いぞ?目もなんか虚ろだし…」
「もしかして熱中症にかかったんじゃないのか?」
「あ、だ、大丈夫です…!」
「ちょ、ちょっと水飲んで来ます!」
先輩の追求から逃れるように、その場から足早に駆けていく理奈。
「…白石、あいつ大丈夫なのか?」
「さあ、たぶん大丈夫じゃないですか?一部を除いて」
「一部?」
校舎裏の水飲み場に辿りついた理奈。
(私のおヘソ…どうしちゃったんだろう…)
以前から理奈の最大の性感帯だった巨ベソ。
それがここ最近、その奥底からじっとりと沸き起こるような疼きが生じていた。
それはちょうどあの未亜が現れ、自分のおヘソを虐め始めたころからである。
人目がないのを確認して、そっとテニスウェアをめくり上げる理奈。
その裾から、いつもの巨ベソが顔を出す。
臍穴にひしめき合うように詰め込まれた肉片は何処かしらいつもより赤みを帯びていた。
(私のおヘソ…こんなに火照ってる…)
理奈は目の前の水道を見た。
(お水で冷やしたら…少しは収まるかな…)
おもむろに理奈は水道へと近寄っていく。
その一つの蛇口の先を上向きに回し、そして台に膝を乗せて水道に覆いかぶさるように前のめりの態勢となった。
ちょうど蛇口の先がむき出しのおヘソに当たるように調整し、理奈は思い切りハンドルを回した。
「も~う、理奈ちゃんったら…」
理奈の後を追って麻美は校舎裏に来ていた。
「まったく…また何処かでおヘソを…」
「キャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!」
「ッ!?」
突然聞こえてきた悲鳴に、麻美は思わずビクッと体を震わせた。
「い、今の声って…理奈ちゃん?」
また未亜が現れて、理奈のおへそを弄り始めた?
だがそれにしては、抜き差しならない状況で発せられたように聞こえる。
「理奈ちゃん…!」
麻美は悲鳴が聞こえてきた方向へ駆け出した。
「ッ!?」
それは衝撃的な光景だった。
理奈が不気味なゲル状の液体の溜まりの中でもがいていたのである。
乳房が丸見えになるまで捲りあげられたテニスウェア。
ホックが外され、秘部が見えかけるまでずり下ろされたスカート。
その完全にさらけ出された理奈のお腹の中央の巨大な孔に向けて、次々と侵入していくゲル!
今日の部活を終えテニスコートから出てくる部員達。
存分に汗をかき、ぐっしょり濡れたテニスウェアから早く着替えようと更衣室に向かう部員たちの中に、理奈と麻美の姿があった。
「…理奈ちゃん、また練習中にこっそりとおヘソ弄っていたでしょ?」
「う…」
他の部員たちと同様、テニスウェア姿の麻美が小声ながら理奈に嗜める口調で言った。
「も~、そりゃ理奈ちゃんがおへそ弄りことしか考えていないド変態さんだってことは知っているけど…ちょっと最近エスカレートしすぎじゃない?」
「あぅぅ…」
練習中、皆の目を盗みながら理奈がウェアの裾から手を忍ばせて恍惚とした表情を浮かばせていたのを麻美は見逃さなかった。
「そ、その…こんなに汗かいちゃうと…私…変な気持ちになっちゃって…」
なんとも切なげな目をしながら、その場でモジモジする理奈。
そのいじらしい姿が麻美の煩悩を刺激するが、努めて彼女はその感情を抑えた。
「でも、皆が見てる前だよ?もし誰かが気づいたらどうするの?そのみっともないおヘソ見られたらどうするの?」
「あぅぅ…」
俯く理奈。
麻美はハァと溜め息をつく。
理奈の性癖は今に始まった話ではないが、ここ最近特にそれがよりエスカレートしているように感じていた。
この部活のみならず、授業中も制服のボタンの合間からこっそりと指を忍ばせておヘソ弄りしているのを麻美は知っている。
「さすがに…やり過ぎだと思うよ」
「あぅぅ…」
「あ、あのね…なんだか最近…おヘソが…疼くの…」
「え?」
「そ、その…おヘソの奥が凄くジンジンってなって…前よりも凄く…」
こころなしかその目がトロンと虚ろげなものとなっていく。
「ちょ、ちょっと理奈ちゃん?」
まさかここでヘソオナニーをしだすのではないかと麻美が思わず声をかける。
「あ、う、うん…!」
「うん、じゃないよ理奈ちゃん、しっかりしてよ!」
「だ、大丈夫…」
その時先輩が2人に声をかけた。
「なんだ片瀬?どこか調子が悪いのか?」
「え?あ、べ、別に…」
「でもお前、妙に顔が赤いぞ?目もなんか虚ろだし…」
「もしかして熱中症にかかったんじゃないのか?」
「あ、だ、大丈夫です…!」
「ちょ、ちょっと水飲んで来ます!」
先輩の追求から逃れるように、その場から足早に駆けていく理奈。
「…白石、あいつ大丈夫なのか?」
「さあ、たぶん大丈夫じゃないですか?一部を除いて」
「一部?」
校舎裏の水飲み場に辿りついた理奈。
(私のおヘソ…どうしちゃったんだろう…)
以前から理奈の最大の性感帯だった巨ベソ。
それがここ最近、その奥底からじっとりと沸き起こるような疼きが生じていた。
それはちょうどあの未亜が現れ、自分のおヘソを虐め始めたころからである。
人目がないのを確認して、そっとテニスウェアをめくり上げる理奈。
その裾から、いつもの巨ベソが顔を出す。
臍穴にひしめき合うように詰め込まれた肉片は何処かしらいつもより赤みを帯びていた。
(私のおヘソ…こんなに火照ってる…)
理奈は目の前の水道を見た。
(お水で冷やしたら…少しは収まるかな…)
おもむろに理奈は水道へと近寄っていく。
その一つの蛇口の先を上向きに回し、そして台に膝を乗せて水道に覆いかぶさるように前のめりの態勢となった。
ちょうど蛇口の先がむき出しのおヘソに当たるように調整し、理奈は思い切りハンドルを回した。
「も~う、理奈ちゃんったら…」
理奈の後を追って麻美は校舎裏に来ていた。
「まったく…また何処かでおヘソを…」
「キャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!」
「ッ!?」
突然聞こえてきた悲鳴に、麻美は思わずビクッと体を震わせた。
「い、今の声って…理奈ちゃん?」
また未亜が現れて、理奈のおへそを弄り始めた?
だがそれにしては、抜き差しならない状況で発せられたように聞こえる。
「理奈ちゃん…!」
麻美は悲鳴が聞こえてきた方向へ駆け出した。
「ッ!?」
それは衝撃的な光景だった。
理奈が不気味なゲル状の液体の溜まりの中でもがいていたのである。
乳房が丸見えになるまで捲りあげられたテニスウェア。
ホックが外され、秘部が見えかけるまでずり下ろされたスカート。
その完全にさらけ出された理奈のお腹の中央の巨大な孔に向けて、次々と侵入していくゲル!
「あガ…ッ!ま、麻美…た、助け…ッ!!がフッ!!」
麻美に助けを求めようとする理奈の口内にゲルが侵入しそれを塞ぐ。
息が出来ない状況にさらにパニックを起こし、一心不乱に体をもがかせるが、非情にも手足に纏わりついたゲルがそれを封じている。
「り、理奈ちゃん…ッ!!」
すぐさま駆け寄ろうとする麻美だったが、突然それを塞ぐように一つの人影が現れた。
「駄目!麻美ちゃん!近づいちゃ駄目!」
「先生ッ!」
そこに現れたのはローザであった。
彼女もまた理奈の悲鳴を聞いて駆けつけていた。
「迂闊に近づくと…あなたもあのスライムみたいな奴の餌食になるわ!」
「で、でも先生…このままじゃ理奈ちゃんがッ!?」
顔面蒼白の麻美が叫ぶ。
ローザも分かっていた。だがこのゲル状の物質が何なのか正体がつかめない限り迂闊な手出しは出来ない。
ローザは改めて理奈の方を見た。
ゲル状の物質は理奈の近くの水道の蛇口の一つから垂れ落ちてきている。
(無差別に…いえ、理奈ちゃんを狙って…?)
「ロォォォォザ」
「!?」
ふいに何処からか自分の名前を呼ぶ声が聞こえ、ローザは身を強張らせた。
まるで地獄の底から怨霊が呼ぶような…
ローザは耳を凝らしてその声の発声元を確認する。
「ロォォォォザァァァァァ」
「まさか…!」
その不気味な声はなんと理奈のヘソ奥から聞こえてきていた!
信じられない状況に唖然とする2人を他所に、ゲルは次々と理奈のヘソの穴に侵入していく。
「あ"ァ"ア"あ"あ"ア"あ"ア"ア"あ"あ"!!!!!!!!!!!!!!」
ゲルで塞がれた理奈の口からくぐもった不明瞭な叫び声が発せられる。
止め処なく溢れ出る汗と涙。
そして仕上げといわんばかりに、地表に残ったゲルが一気に理奈のヘソに向けて集結し潜り込んでいった!
「ッッッッッッッ~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!」
理奈の体が一際大きく震えた瞬間、辺りを強烈な光が包み込んだ。
「り、理奈ちゃ…ッ!!」
「り、理奈ちゃん…ッ!!」
すぐさま駆け寄ろうとする麻美だったが、突然それを塞ぐように一つの人影が現れた。
「駄目!麻美ちゃん!近づいちゃ駄目!」
「先生ッ!」
そこに現れたのはローザであった。
彼女もまた理奈の悲鳴を聞いて駆けつけていた。
「迂闊に近づくと…あなたもあのスライムみたいな奴の餌食になるわ!」
「で、でも先生…このままじゃ理奈ちゃんがッ!?」
顔面蒼白の麻美が叫ぶ。
ローザも分かっていた。だがこのゲル状の物質が何なのか正体がつかめない限り迂闊な手出しは出来ない。
ローザは改めて理奈の方を見た。
ゲル状の物質は理奈の近くの水道の蛇口の一つから垂れ落ちてきている。
(無差別に…いえ、理奈ちゃんを狙って…?)
「ロォォォォザ」
「!?」
ふいに何処からか自分の名前を呼ぶ声が聞こえ、ローザは身を強張らせた。
まるで地獄の底から怨霊が呼ぶような…
ローザは耳を凝らしてその声の発声元を確認する。
「ロォォォォザァァァァァ」
「まさか…!」
その不気味な声はなんと理奈のヘソ奥から聞こえてきていた!
信じられない状況に唖然とする2人を他所に、ゲルは次々と理奈のヘソの穴に侵入していく。
「あ"ァ"ア"あ"あ"ア"あ"ア"ア"あ"あ"!!!!!!!!!!!!!!」
ゲルで塞がれた理奈の口からくぐもった不明瞭な叫び声が発せられる。
止め処なく溢れ出る汗と涙。
そして仕上げといわんばかりに、地表に残ったゲルが一気に理奈のヘソに向けて集結し潜り込んでいった!
「ッッッッッッッ~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!」
理奈の体が一際大きく震えた瞬間、辺りを強烈な光が包み込んだ。
「り、理奈ちゃ…ッ!!」
毒々しい溶液で満たされたチャンバーが乱立するとある実験室…
その一つのチャンバーの前にルカは立っていた。
「…フフ、アハハハッ!!!出来た!出来たぞ…!」
チャンバーの中で蠢く"それ"を凝視しながら一人錯乱じみた笑い声を上げる。
前回、周到な計画でリナを窮地に追い込んだものの思わぬ妨害者のせいで、すべてを台無しにされたルカ。
さらにこの上ない辱めを受けつつも、なんとか逃げ延びた彼は今まさに復讐の念に燃えていた。
「これで…!アイツらを…!あのデカべそクソ女どもを…ッ、グゥ!?」
前回、周到な計画でリナを窮地に追い込んだものの思わぬ妨害者のせいで、すべてを台無しにされたルカ。
さらにこの上ない辱めを受けつつも、なんとか逃げ延びた彼は今まさに復讐の念に燃えていた。
「これで…!アイツらを…!あのデカべそクソ女どもを…ッ、グゥ!?」
それまで狂喜していたルカだったが、突然その場に蹲る。
「が、ぁ…うグぅぅぅぅ…」
苦しそうな呻き声がルカの口から洩れる。
彼は両手を腹部にきつく押しあてた。
「く、クソォ…また…」
お腹を抑えたまま、這う這うの体で近くのテーブルに寄っていくルカ。
お腹にあてた手の中で広がっていくあの感触…
お腹にあてた手の中で広がっていくあの感触…
ルカはなんとかテーブルに辿りつくと、そこに置かれていた注射器を掴み、チャンバーの一つに背をもたれかかせながらその場に座り込んだ。
全身から脂汗が吹きだすほどの不快感…
全身から脂汗が吹きだすほどの不快感…
彼は片手で注射器を握りしめながら、もう一方の手でシャツのボタンを外そうと手を伸ばした。
その時…!
ブチッ!
「!」
ちょうど腹部のボタンの一つがはじけ飛んだ。
そしてすかさずその隙間からムクムクと姿を現す異形の物体…
「くそォ、なんで…なんでこんなに早いんだよぉ…!!」
その時…!
ブチッ!
「!」
ちょうど腹部のボタンの一つがはじけ飛んだ。
そしてすかさずその隙間からムクムクと姿を現す異形の物体…
「くそォ、なんで…なんでこんなに早いんだよぉ…!!」
間髪入れずシャツの隙間から飛び出したのは、一際巨大化したルカの出べそであった。
目に見えて盛り上がっていくルカの出べそ…肉片の一つ一つがまるで個別の生物のように歪に肥大化していく。
その見るもおぞましい様相にルカは吐き気すら覚えた。
「このォッ!!!」
目に見えて盛り上がっていくルカの出べそ…肉片の一つ一つがまるで個別の生物のように歪に肥大化していく。
その見るもおぞましい様相にルカは吐き気すら覚えた。
「このォッ!!!」
ルカはナイフを思い切り肉に突き立てんばかりの勢いで、出べそに注射器を突き刺した。
「はグゥゥッッッ!!!!!」
「ハァ…ハァ…ハァ…」
荒く息をつきながら、出べそに注射器内の溶液を注入させていくルカ。
その間にも全身からは脂汗が噴出し続け、彼の衣装をグショグショに濡らしていく。
襟付きノースリーブシャツと短パンという相変わらず露出度の高い格好ではあったが、イーヴィル・リナとの戦い以降、以前のようにヘソを無防備に露出させることはなくなっていた。
やがて液体の全てがヘソ内部に注入されたのを確認すると、ルカは注射器を己の出べそから引き抜きそれを床に放り出した。
「ハァ…ハァ…ハァ…」
呼吸にあわせて大きく上下する巨大出べそをルカは凝視する。
するとそれまで肥大化し続ける一方だったヘソの動きが止まり、やがて今度は逆に収縮し始める。
その間にも全身からは脂汗が噴出し続け、彼の衣装をグショグショに濡らしていく。
襟付きノースリーブシャツと短パンという相変わらず露出度の高い格好ではあったが、イーヴィル・リナとの戦い以降、以前のようにヘソを無防備に露出させることはなくなっていた。
やがて液体の全てがヘソ内部に注入されたのを確認すると、ルカは注射器を己の出べそから引き抜きそれを床に放り出した。
「ハァ…ハァ…ハァ…」
呼吸にあわせて大きく上下する巨大出べそをルカは凝視する。
するとそれまで肥大化し続ける一方だったヘソの動きが止まり、やがて今度は逆に収縮し始める。
一つ一つの肉片から空気が抜けていくように萎んでいく巨大出べそ…しばらくしてそれは大豆程の大きさとなった。
「ハァ…、…クソッ!何で僕がこんな目に…ッ!!」
背後のチャンバーに拳を叩きつけるルカ。
背後のチャンバーに拳を叩きつけるルカ。
"過去のとある出来事"から、ルカのヘソは際限なく肥大化していく出ベソへと改造されてしまっていた。
自らが開発した特殊な溶液を注入し続けることによって、一時期はその肥大化を抑止するところまでいったが、イーヴィル・リナによる壮絶なへそ責め、さらには先日のミアによる執拗なへそ弄りによって、再度ルカの出べそは無茶苦茶にされ、その肥大化傾向は以前より遥かにエスカレートしてしまっていた。
先ほどのように膨張抑制のアンプルを打ち込む頻度も以前より増えており、酷い時には2時間おきに注入しなければならない。
自らが開発した特殊な溶液を注入し続けることによって、一時期はその肥大化を抑止するところまでいったが、イーヴィル・リナによる壮絶なへそ責め、さらには先日のミアによる執拗なへそ弄りによって、再度ルカの出べそは無茶苦茶にされ、その肥大化傾向は以前より遥かにエスカレートしてしまっていた。
先ほどのように膨張抑制のアンプルを打ち込む頻度も以前より増えており、酷い時には2時間おきに注入しなければならない。
就寝時もヘソに点滴の如くアンプルを注入し続けなければならない有り様である。
切除しても間を置かず新しい出べそがヘソ奥から現れる…
こんな状況にルカの精神は発狂寸前であった。
「くそぉ…あいつらぁぁぁ…!」
今やルカのヘソにかけられた呪いの恨みは、全てあのおヘソ戦士2人に向けられている…
改めて先のチャンバーを見やるルカ。
「見ていろ…"あれ"でお前たち2人のヘソをズタズタに…してやるッ!」
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マミ、ミア、ルカとヘソ責めが続いてきましたが、ここまで前置きみたいなものです。
そろそろ本命の"あの人"のヘソ責めでも始めようかと思いますw
切除しても間を置かず新しい出べそがヘソ奥から現れる…
こんな状況にルカの精神は発狂寸前であった。
「くそぉ…あいつらぁぁぁ…!」
今やルカのヘソにかけられた呪いの恨みは、全てあのおヘソ戦士2人に向けられている…
改めて先のチャンバーを見やるルカ。
「見ていろ…"あれ"でお前たち2人のヘソをズタズタに…してやるッ!」
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マミ、ミア、ルカとヘソ責めが続いてきましたが、ここまで前置きみたいなものです。
そろそろ本命の"あの人"のヘソ責めでも始めようかと思いますw
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