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へそ出しヒロインや時々男の子がおヘソを弄られたり嬲られたりしながら頑張るイラストを載せています。基本ラフ画がメインです。感想やコメントいただけると嬉しいです!

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やがて収束していく閃光。

「う…!」

ゆっくりと目を開く麻美とローザ。

二人の目の前には、ネーブル・リナと化した理奈の姿があった。

静かに目を閉じその場に直立したままのリナ。

その姿はいつもと何も変わらないものであったが、2人は何か違和感を感じていた。

「り、理奈…ちゃん?」

恐る恐る声をかける麻美。

「あの…大丈夫なの?さっきの変な液体は…?」

「………」

リナは目を閉じその場に静かに佇んだままである。

「ね、ねぇ…理奈ちゃ…」

まったく何の反応を示さないリナに、麻美がさらに声をかけようとしたその時であった!

「キャッハァッ!!」

奇怪な叫び声と同時に、その場から跳躍し麻美の前に降り立つ理奈。

そして彼女の眼前でその目を見開き見せつけるように言った。

「ド~モォ~、臍弄りがだぁい好きな変態、リナちゃんでぇ~ス!!」

「…ッ!?ひ…ッ!?」

その目を見た瞬間、思わず悲鳴を上げる麻美。

それは普通の人間の白目と黒目の部分が逆転した、まるで爬虫類めいた瞳であった。

「どォ~したのォ?アタシ、リナだよォ~?うひひひ」

口端を裂けそうになるまで吊り上げた、この上ない邪悪な笑みを浮かべながら、"リナの姿をした何か"はさらに麻美に詰め寄る。

「い、いや…」

「離れなさいッ!!」

咄嗟に二人を引き離すように間に割って入るローザ。

すかさずその場から一歩引く"リナ"。

「あんた…一体何者なの!?」
「本当の理奈ちゃんはどうしたの!?」

「本当の理奈ァ?だ~か~らァ~、アタシがリナって言ってるじゃないィ~?」
「ロォ~ザァア????」

あざ笑うかのように、しかしながらどこか恨みを込めたようなその響きに思わずハッとするローザ。

「まさか…アンタ…」

「フヒヒヒ!もう気付いたァ?さすがローザだね~ぇ!」

「…"あの子"の仕業ね」
「あの子がまたアンタを再生させて…」

「そうだよォッ!!そんでコイツの体を乗っ取ってやあったァんだァよォ!!!!!」
「キャッハアッ!!!!」

奇怪な叫び声と同時に、リナの巨べそから先のゲル状の物体が噴き出した。

「ㇶ…!せ、先生…」

あまりもの恐怖からローザの腕に抱き付く麻美。

「ラミア…アンタ、そんなみっともない姿にまでなって…」

「みィっともナイ~?キャハハハハハ!!!!!!」
「アタシはアンタたちみたいな下等生命体とは違うんだよォ~」
「こうやって人の体を乗っ取れるまでに、シンカしたんだよォ~!!」

その証拠とばかりに、"リナ"は器用に挑発的な仕草を見せる。

「進化?笑わせるわ!"クリーチャー"から"スライム"に退化しちゃってるじゃないの」
「いずれにしろ"化け物"に変わりないけど…」

「あぁ~?本当にアンタはムカつく奴だよねぇ…」
「ちょうど体慣らしも兼ねて…潰してヤるよロ~ォォザ!!!」

次の瞬間、一気にローザの眼前まで迫る"リナ"。

「麻美ちゃん!離れていてッ!!」

咄嗟に麻美の体を振り払うように引き離すと、繰り出された"リナ"のパンチをガードで受け止める。

「先生ッ!!」

「アタシがコイツを理奈ちゃんから引き剥がしてやるから!安心して!」

そうは言ったものの、ローザにもリナの体をラミアから取り戻す方法は分からない。

とにかく"リナ"の攻撃を凌ぎつつ、その糸口を掴むしかなかった。

咄嗟に白衣を脱ぎ捨て、戦闘用のボンテージスタイルとなるローザ。

「キャッヒッ!!!!アッハッハハハ!!!!!」

奇怪な笑い声と共に次々と繰り出される攻撃。

ローザはひたすらそれを捌く。

リナを開放する糸口は見出せないが、その攻撃がローザの技量を上回るものではないことが幸いであった。

もともとラミアは触手などの攻撃が主体であり、体術は得意としていない。

また一方のリナの格闘スキルも、ローザがある程度手ほどきはしているものの、それでも素人の域を出ていない。

乗っ取られたリナの身体能力がどれだけ反映されているのかは分からないが、ローザにとっては十分に対応できる範囲であった。

「キャハッハハハハ!!!!!!」

久々に自由自在に動かせる体を得たせいか、ローザにすべて捌かれているなどお構いなしに狂乱めいた笑い声を上げひたすら攻撃を繰り出してくる"リナ"。

だが既にその動きを見切ったローザは、そのパンチが大きく空を切った隙に、すかさず背後に回り込み彼女の体を羽交い絞めに拘束した。

「うッグッ!!テメエ…」

「残念だったわね。この娘のことは何でも知っているの。おへその皺の数までね」

羽交い絞めから逃れようともがく"リナ"であったが、ローザも渾身の力でその体を締め上げる。

「グッァッアァァアああアあああッッ!!!!????」

苦悶の声を上げる"リナ"。

「『フルネルソン』って見た目は地味だけど実際よく効くのよ。っていうかアンタ…前の体の方が強かったんじゃない?」

「ウ、ゥギギギぎぎぎギギ!!!!!!」

「さあ、理奈ちゃんの体を元に戻してもらうわよ!」

「ギぎっぎギぎギッぎギギ………」

呻き声が止まり、"リナ"の体から一瞬フッと力が抜ける。

「えっ?」

ローザが何かおかしいと感じた次の瞬間…!

ズバッ!!

「…きゃあうッッ!!!」

何かに弾き飛ばされるかように背後へ吹き飛ぶローザ。

「先生ッ!?…ッ!!」

思わず叫ぶ麻美であったが、リナの方を見た瞬間言葉を詰まらせた。

地面に体を打ち付けながらも、なんとか立ち上がるローザもその姿を見て驚愕の表情を浮かべる。

リナの背中から…まるで悪魔のごとき禍々しい黒い翼が生えていたのである。

ローザの体を弾き飛ばしたのは、他ならないこの異形の翼であった。

「ア、アンタ…その翼…!まさか理奈ちゃんの体を…」

ローザは震える声で言った。

「そぉ~うだよォ?アタシ好みに作り替えてるんだよォ!?ヒャハッハハハハッ!!!」

そう言いながら自分の手をローザに見せつける"リナ"。

見るとそれが瞬く間に、鋭い獣めいた爪が生えたものへと変貌していく。

「さっきまでは慣らし運転ン~!ようやく馴染んできたんだよねェ、コイツの体ァ!」

「り、理奈ちゃんの体が…あ、あぁ…」

まるで人形を改造するがごとく、思いのまま親友の体が作り替えられていく…

この悍ましい事実に麻美は血の気が引く思いであった。

「あ、あんた…それ以上…理奈ちゃんを…、ッ!??」

これ以上のラミアの凶行を止めようと立ち上がるローザであったが、そんな彼女の目の前に既に迫っていた"リナ"。

今やその挙動までも強化され、もはやローザが捉えきれるレベルではなくなっていた。

「く…ッ!」

咄嗟に攻撃に備えガードするローザであったが、それより先に"リナ"の刺突がローザの臍を捉えた。

「うぐァッ!!!」



獣めいた鋭い爪がローザの臍を抉り、鋭い激痛が腹部を中心に全神経を駆け巡る。

「あんた…前もこうやってアタシにお臍責められていたよねェ??」
「今度もその自慢の腹筋でなんとかしてみたらァ???キャヒヒィッ!!!」

そう言いながら、中を抉り回すようにローザの臍の内部で指を激しく撹拌させる"リナ"

「アがッ!!ギャアァアアアアア!!!!!!!!!」

絶叫するローザ。

それでもなんとかリナの腕を両腕で掴み引き抜こうとするが、その膂力はもはや女性とは思えないほど強力で、既に三本の指が臍奥に埋め込まれいるた。

さらには手首ごと腹の中に抉り込もうとする。

「あッギギィィ!!!!!ぐはあああああァッッッッッ!!!!!」

口端から泡を吹かせながら必死に抵抗するローザ。

だがもはや堪え切れなくなるのも時間の問題であった。

「や、やめてえええッッッッ!!!!!!!!」

思わず耐え切れず麻美はリナの腰に抱き付いた。

「あぁン?」

「やめてえッッ!!!!!先生が…先生が死んじゃうッッ!!!!!」

恐怖感に潰されそうになりながらも、それでも麻美は必死に"リナ"を抱きしめながら涙ながらに訴えた。

「………、麻美…」

「え?」

思わず自分の名前が呼ばれたことにハッと顔を上げる麻美。

「お前…邪魔」

「ッ!?」

何か汚らしいものでも見る冷たい視線を向けると、虫でも掴むような造作ない仕草で"リナ"は真美の頭を鷲掴みにした。

「り、理奈ちゃ…」

麻美が名前を呼ぶより早く、その手に力が込められ…

ブチュッ!!

「ッッ!!!!」

宙に舞う鮮血。

そして、地面に落ちる…腕!

「!?」

目の前で起きたことに理解が追い付かず呆然とする麻美。

「………なんダァ????」

一方、"リナ"も一瞬何が起きたかわからず唖然とした表情を浮かべていた。

先ほどまで麻美の頭を掴んでいた、自分の腕の先についていたはずの手が…無い。

そして自分のすぐ横に、いつの間にか現れた人影に気付く。

リナの衣装と近似した露出度の高いコスチューム、ツインテールに結わえられたピンクの髪、そしてそのむき出しの腹部の中央に鎮座する巨大な臍…

そこにいたのは…もう一人のおヘソ戦士、ネーブル・ミアであった。

彼女は手にした小型のブレードの先端を"リナ"に突き付けた。

「…あんまり調子に乗ってんじゃないっスよ、センパイ」

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