へそ出しヒロインや時々男の子がおヘソを弄られたり嬲られたりしながら頑張るイラストを載せています。基本ラフ画がメインです。感想やコメントいただけると嬉しいです!
海岸にそびえ立つ巨大エレメリアン。
全身に生えた夥しい数の触手、甲殻で覆われた一対の巨大な腕、一際長く伸びた頭部、そしてその体から滴り落ちるジェル状の物質。
その胴体中央部に埋め込まれるように彼女は捕らわれていた。
「そ、そう…じ…」
テイルレッド達の姿を認めて、衰弱しきった表情で呟くブルー。
「待ってろ今助けてやるからな!」
「行くぞイエロー!」
「はい!」
「フフフ…」
「「!?」」
レッド達が挑みかからんとしたその矢先、聞こえてくる笑い声。
「だ、誰だ!?」
「レッド、あそこに!」
「!?」
巨大エレメリアンの肩に全身に白いローブを纏った人影。
「よく来てくれたわね、赤と黄のツインテールの戦士」
「お前は…!?」
「私のことより…あなた達にこのエレメリアンのことを教えてあげましょう」
「なに!?」
「この子は人体の"ある一箇所"の部位に異様な執着を持つエレメリアンたちが融合して出来た、いわば"合成エレメリアン"…」
「合成エレメリアン!?」
明らかに面妖な人物…だがレッドもイエローも妖美なその声に聞き入っていた。
「もともと彼らは個別にテイルブルーに挑み、敗れ去っていったエレメリアンたち…」
「だけど私は、一人一人敗れる度に彼らの魂を回収し続けた」
「そ、そんなことが可能なのか…!?」
「もちろん、通常であればあなた達に敗れ去ったエレメリアンはそこで爆破四散して、はい、おしまい」
「だけど私は常に彼らをモニターしていたから、敗れ去った瞬間その魂を即座に回収出来たのよね」
「そしてある程度数がそろったところで、私は兼ねてから温めていた実験を始めた」
「実験?」
「そう、同じ属性を持つ者たちを一つにすれば強力なエレメリアンを創り出せるんじゃないかってね」
「ッ!?」
「エレメリアンを…創り出すだと!?」
「あら、エレメリアンは精神生命体…不可能な話ではないでしょう?」
「そして現に、ここにそのエレメリアンがいる…」
「!」
「そうね、可憐な少女が醜悪な化け物に創りかえられてしまった神話になぞらえて…『スキュラギルティ』とでも命名しようかしら?」
「「「「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンンンンンンンンン!!!!!!!!!!!!!」」」」
呼応するかのように雄たけびをあげる合成エレメリアン、スキュラギルティ。
「名前なんかどうでもいい!ブルーをそこから解放しろ!!」
「フフフ、彼女は彼らにとっての中枢部…」
「そう簡単に解放できるはずもないわ」
「うるさいッ!!」
咄嗟にブルーに向かって突進するレッド。
「ブルー、今助けて…、ッ!?」
一瞬目の前を黒い影が過ぎったと思った瞬間、腹部に走る衝撃。
「うっぶッ!!ごぉえぇええッッッ!!!!」
レッドの腹部にめり込む巨大な甲殻で覆われた腕。
それはスキュラギルティが放った神速の一撃だった。
「げハぁッ!!」
そのまま浜に打ち付けられるレッド。
「レッド!!」
咄嗟にレッドのもとへ駆け寄るイエロー。
彼女を抱きかかえると、すぐさま敵と距離を取る。
「レッド!大丈夫ですか!?」
「う…ぐ…、な、なんとか…」
テイルギアの防護があるとはいえ、凄まじい威力のパンチに自分のお腹を抑えながら呻くテイルレッド。
「フフフ、言ったでしょう?」
「!」
見上げるレッドとイエロー。
「"彼ら"は絶対に彼女を手放しはしないわ」
「い、一体…ブルーの"何"にそこまで…」
「知りたい?」
『!』
通信機ごしに反応するトゥアール。
思わずそれを遮ろうとするより先に彼女は口を開いた。
「"おヘソ"よ」
「………ヘソ?」
ポカンとする2人。
「そう、お腹の真ん中に付いたアレよ」
「この合成エレメリアンの素体となったものたちは、皆彼女のおヘソに執心していたのよ」
「う、うぅ…いやぁ…それ以上…言わないでぇ…」
ブルーの呻き声が上がる。
「ブルー!」
「フフ、おヘソ拡げられて皺一つ一つを念入りに探られたり、デベソにされて引っ張られちゃったり、無理矢理拡げられたり…散々な目に合ってきたのよ彼女」
「いやぁ…いやぁ!」
今まで必死に隠してきた恥事を一番聞かれたくない相手に赤裸々に明かされ、胸が張り裂けんばかりの愛香。
「そ、そんなことが…」
自分達の知らないところで、繰り広げられていた愛香の受難。
「おヘソ一つにここまで執着する彼らのことが面白いからマークしていたんだけど…実験は大成功ね」
「さぁて、思う存分彼女のオヘソを弄って暴れて頂戴」
「いやぁ…これ以上おヘソを…うヒィッ!??」
自分のヘソを走った悪寒に悲鳴を上げる愛香。
見ると、自分のヘソに無数の極細の触手が侵入している。
皺の一つ一つをなぞる様に中心に向かって張り巡らされ、そしてその割れ目を大きく拡げられた。
「い、いやああッ!!いやああああああああッッッッッッッ!!!!!!!」
ブンブンと首を振り回し泣き叫ぶ愛香。
皆に…総二に見られてる前でおヘソを弄られている…
それは愛香にとって羞恥の極みとも言える行為であった。
『愛香さん…』
愛香の人知れぬ苦闘を唯一知るトゥアールは一人沈痛な面持ちを浮かべていた。
「くそっ!イエロー、早くブルーを助け出すぞッ!!」
「は、はいッ!!」
『気を付けてください!あの合成エレメリアンは複数のエレメリアンの能力を全て持っていると考えられます!』
『神速のパンチを放つマンティスシュリンプギルティ、毒の触手を持ったシーアネモネギルティ、弾力と粘液で攻撃を無効化してしまうランプレイギルティ、そして驚異の再生能力を持つヒドロゾアギルティです!』
「後半に行けば行くほど厄介な能力だな…!」
『しかしそんな彼らを一つに繋ぎ止めている"コア"さえ除去してしまえば、間違いなく倒せるはずです!』
「そのコアが愛香ってわけだな!」
『はい、一刻も早く彼女を解放してあげてください!』
「分かった!」
まずは相手が放ってくる神速の攻撃を避けなければ懐に飛び込めない。
レッドは躊躇なくフォーラーチェインの使用を決めた。
「プログレスバレッターッ!!」
レッドの元に召喚される強化アイテム、そしてそれをすかさず装着する。
「テイルレッド、フォーラーチェインッ!!」
超高速を誇るフォーラーチェイン・フォームへと姿を変えたレッド。
「一気にアイツの攻撃をかいくぐってブルーの元まで辿りつくッ!」
「援護を頼む!」
「分かりましたわッ!」
この強化形態を維持できるのはわずか22秒。
レッドは一気にスキュラギルティに向かって突っ込んだ。
再び繰り出される神速のパンチ。
「!、見えるッ!!」
先ほどはモロに喰らってしまったが、今度は迫るパンチの動きを見切り必殺技を放つ。
「グランドッブレイザァアアアアアアッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
ドッゴォォォォォンッッッッッッ!!!!!!!!!
見事甲殻腕を粉砕するも、今度は無数の触手が迫り来る。
「くっ!!」
だが目の前で次々と弾けていく触手。
「ハアアアアアアッッッッッッ!!!!!!」
地上に残ったイエローから放たれる弾幕が次々と触手網を粉砕していく。
「助かるッ!!」
残る触手も切り払い、ようやく愛香の元へと辿りつくレッド。
「ブルー、助けにきたぞ」
「あ、あぁ…」
涙でぐしゃぐしゃになった顔で見上げるブルー。
「早くここから出よう」
「あ、…う、うん…ヒゥッ!!」
その声に応じようとするも、その瞬間またも腹部の中央に悪寒が走る。
「あ、あひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッッッッッッッッ!!!!!!!」
触手より注入された毒により、拡張されたヘソの中央で真っ赤にぷっくり膨れ上がった愛香の臍乳頭。
そこに円口状の口が付いた触手が覆いかぶさるように喰らい付いていた。
「ブルーッ!!」
「い、イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!見ないでぇええええええええええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!」
愛香の絶叫が響き渡る。
それと同時に一掃された触手が一瞬にして再生しレッドの体を捉える。
「え、な、なにッ!?」
強化形態も解除されたレッドの体を縛り上げる触手群。
そんな彼女の前でさらにヘソを弄られるブルー。
「いやあぁぁ…見ないでぇぇ…お願いだからぁぁ…」
吸い付いた触手により奥から引きづり出され、完全に穴から飛び出してしまう臍乳頭。
さらには愛香のへその皺を弄っていた極細の触手群の一部がそこから離れ、レッドの目の前に何かを見せつけるように移動する。
「!?、こ、これは…?」
よく見るとその触手の先端には黒いゴマ粒のようなものが付着している。
「まさか…ヘソのゴマ…?」
「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
響き渡る愛香の叫び。
その瞬間、拘束されたレッドに向けて巨大な甲殻腕が放たれた。
「そんな!?」
一度粉砕されたものの驚異的なスピードで復元した甲殻腕。
またも腹部に迫るその衝撃に思わず目を瞑る。
ボゴォッッ!!!
「ぐふぅぇッ!!」
「!?」
目を開けたレッドが見たのは自分の前に立ちはだかり、代わりに腹部に一撃を受けていたイエローの姿であった。
「イエローッ!!」
叫ぶレッド。
「だ、大丈夫…ですわ」
応えるイエロー。
だが凄まじい打撃をモロに喰らったその腹部は無惨に潰れ拉げている。
「ぐ、ぅぅ…うぐっ!!」
不意にイエローの腹から腕を引き抜くと、再び彼女に向けてパンチを放つスキュラギルティ。
ドボォッ!!
「おぐぉッ!!」
その口から鮮血を吐き出される。
さらに連続で次々とパンチがイエローの柔な腹部に叩き込まれる。
「うぶッ!!ぐほッ!!おぅえ”ッ!!」
腹部にスキュラギルティの甲殻腕が喰い込むたびに発せられる悲痛な叫び。
だがイエローは身動きが取れないレッドを庇うため、決してその場から退こうとはしなかった。
「も、もういいッ!それ以上喰らったら…ッ!!」
「レ、レッドのためなら…構いませんわ…」
苦痛に顔を歪ませながら耐え続けるイエロー。
「く、くそぉ、このままじゃ…どうすれば…!?」
『…レッド』
トゥアールからの通信。
『あなたが愛香さんの元に辿り着いた瞬間、奴は驚異的な再生スピードを見せました』
『このエレメリアンは…愛香さんのおヘソを弄り、彼女が辱めを感じていることに快感を感じ力を得ているんだと思います』
「えっ!?」
『しかも…その霰もない姿をよりによって思い人のアナタに見られている…』
『奴らにとってはこの上ない最高のシチュエーションです』
「そ、そんな…俺はヘソくらいで…」
「ち、違いますわ…レッド…」
「!、イエロー!?」
自分の腹部にめり込む甲殻腕を両手で必死に抑え込みながら話しかけるイエロー。
「ぐぅぅ…、お、女の子にとっておヘソは、乳房やオマ…秘部と同じくらい見られて恥ずかしい箇所なんですの」
「え?だ、だって水着とか普通に出して…」
そこに割り込むトゥアールの通信。
『周りから『綺麗な顔だね』と言われているような人でも、目とか鼻とかその一つ一つのパーツをじっくりと凝視されたら…どう思います?』
「そ、それは…ちょっと…」
「そういうことですわ…特におヘソは…女性にとって大切なお腹の中心にあるシンボル…」
「だから普段服で見えなくても、その手入れは欠かさない…」
「それを中身までじっくりと見せてもいいのは…心決めた殿方以外ありえませんですわ!」
『何いきなりアピール始めてんですか!』
『私だって総司さんになら、ヘソの皺一つ一つじっくり見せてあげてもいいんですよ!』
「いいよ!見せなくてもッ!!」
思わず突っ込むレッド。
「それで…俺はどうすればいいんだ?」
『度重なる災難のせいで、彼女は今、総司さんにおヘソを見られることを極端に恐れています』
『だから…愛香さんの心に訴えかけてください』
「!」
『それが…彼女を救う唯一の手段です』
「………」
理屈は分かった。
だがどんな声をかければいいのか分からない。
ブルーの方をふと見る。
「う、うぁぁぁぁぁぁぁ…」
もはや叫び声も出なくなったのか、掠れた声で呻き声を上げ続けるテイルブルー。
そのむき出しのヘソを強制的に割り開かれ、皺の一つ一つを弄られ、膨らみ切った臍乳頭を容赦なく引き出されては戻され、またも引き出され…
自分のヘソまでも痛くなってくるような光景だったが、それを見つめている内にある感情がテイルレッド、観束総二の心に芽生えつつあった。
(イエロー…慧理那は、ヘソは女の子にとってとても大切な箇所だといった…)
(それをあんな風にまでして乱暴に扱って…それはツインテールを蔑ろにすることと同じじゃないのか…!?)
徐々に怒りが沸き起こる。
そして叫んだ
「ブルー!聞こえるか!」
「………」
「俺は今までお前の…そ、その…おヘソを…お前がツインテールと同じようにどれだけ気をかけて手入れしているか…俺は今の今まで気づいていなかった!」
「………」
「だから俺はそんなお前のへそを無茶苦茶にする奴らが許せないッ!!」
「!!」
「俺は…今、お前とそのおへそを救い出したいんだッ!!」
「………」
「馬鹿……」
それまで苦悶の表情を浮かべていた顔が緩み、その目から涙が一筋零れ落ちる。
その時、レッドは触手の締め付けが一瞬緩んだのを感じた。
「!、今だッ!!」
全身に力を込めるレッド。
ブチブチと触手が引き裂けていく音。
「う、うおおおおおおあああああああッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
触手を力任せに引きちぎり拘束から脱すると、再びブルーの元へと迫るレッド。
「助けに来たぜ!」
「うん…」
彼女のヘソに吸い付いた触手を掴むと、それを力任せに引き剥がす。
「ひゃあうンッッ!!!!!」
ビクンと痙攣するブルー。
真っ赤に腫れあがった臍乳頭がプルンと艶めかしく震える。
「お、女の子のおへそなんだから、もっと丁寧に扱ってよ…」
「ご、ごめん…でももうちょっと辛抱してくれ」
ブルーの体を抱くと、彼女の体をその肉壁から一気に引き剥がそうとする。
だがそれを妨害しようと彼女達に迫る触手群。
バシュバシュバシュッッッ!!!!!!
「!?」
「邪魔は…させませんわ」
腹部のダメージに苛まれながらも、手にしたヴォルテックスブラスターで触手を次々と打ち払っていくイエロー。
「すまないイエロー!」
「そぉりゃあああああああああッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
一気にブルーの四肢を肉壁から引き抜くレッド。
「うぅんッ!!」
そして彼女の体を抱きかかえながら、すぐさまその場から離れ砂浜へと着地した。
同時にイエローもその場から離脱し、彼女たちの元に降り立つ。
「ぐは…ッ」
重いパンチを何十発も喰らった腹部を両手で抑えながら、ついにその場に蹲ってしまうイエロー。
今まで耐え続けてきた反動がここで出てきてしまったようだった。
「イエローッ!!」
「だ、大丈夫…ですわ…そ、それよりも…ブルーを…」
苦痛に体を震わせながらも気丈に見せるイエロー。
「う…」
その目をゆっくりと開くブルー。
「だ、大丈夫か…?」
「………」
「ねぇ、私のへそ…こんなに無茶苦茶にされちゃった…」
目を逸らしながらつぶやくブルー。
「でも…私…」
「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
突如、苦悶の叫びを上げるスキュラギルティ。
コアたる愛香を失い一時的に動きを止めていたが、最後の悪あがきか彼女を取り戻さんとゆっくりと歩んでくる。
「く、アイツまだ…?」
「ねぇ、総二…」
「あたしのおヘソ…触って」
「え?」
いきなりこの状況で何を言い出すのか?
だが彼女の眼は本気でそうして欲しいと訴えてきている。
「いいから触って…優しくね?」
「わ、分かった…けど…」
おそるおそるブルーのヘソに手を伸ばすレッド。
スキュラギルティに捕らわれている間、散々弄られたその箇所はいつも彼女がさらけ出しているソレとまったく様相が変わっていた。
普段は縦に閉じている穴は無惨にも割り開かれ、その中身の肉片や皺が見事に露となってしまっている。
とりわけ毒素を注入された中央の臍乳頭は真っ赤に腫れあがり、さらに長時間吸引され続けたことでみっともなく穴から飛び出してしまっていた。
レッドは見るからに痛々しいその臍乳頭にそっと触れた。
「んッ!」
「ご、ごめん痛かったか!?」
「ううん、いいから続けて…」
愛香が何を思って臍を触らせているのか分からないが、レッドはいう通りにした。
丁寧に一つ一つの皺をなぞり、そのへそ穴の外周に沿って指を這わせる。
「ねぇ、私のおヘソ…どう思う?こんなに醜くされて…」
「どう…って、さっきも言っただろ?」
「俺は愛香の臍をこんな風にした奴らが許せなくて…」
「…ありがと」
レッドの手を抑え、ゆっくりとその場に立ち上がるブルー。
そして迫る巨大な影に向かって仁王立ちになり、両手を腰に当て自分のヘソを見せつけるように叫んだ。
「残念だったわねあんた達!私のおヘソを改造して!好き放題弄んで!それで恥ずかしがる姿を見て楽しんでいるようだったけどもッ!!」
「もうぜんっぜん恥ずかしくないんだからッ!!」
「は…?」
ポカンとするレッド。
その時トゥアールが合点がいったように叫んだ。
『そういうことですか!奴らは愛香さんが臍を弄られ恥ずかしがる姿を見て興奮し力を得ていた…しかしもうそれが意味がないと分かれば…』
「そう!私が見られて一番恥ずかしいと思っていた人が、全然気にしないって言っているんだから、もうおヘソを辱められてもなんともないってことよッ!!」
「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンンッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
雄々しさすら感じさせるあまりもの堂々っぷりに、苦悶に満ちた叫びを上げながら全身をくねらせるスキュラギルティ。
「さぁて、仕上げといこうかしら…」
彼らを逆に精神的に追い詰めたところで、トドメをささんと砂浜に突き刺さったウェイブランスを引き抜こうとするブルー。
だが体から力が抜け、思わずその場に膝をついてしまう。
「ぐ…!」
既にヒドロゾアギルティの戦いで決死の自爆戦法によりスーツ機能のほとんどが破損し、さらにスキュラギルティのコアにされている間、強烈なへそ責めを長時間受け続けている…
もはや立っていることが不思議なくらい愛香の体力は消耗しきっていた。
「無茶はするな!あとは俺が…」
「アイツは…アイツらはアタシがとどめを刺さないと…」
「女の子にとって"大事なところ"を、好き放題弄ってくれたアイツらは…絶対に…」
レッドは知る由が無かったが、これまでへそに受けてきた苦難の数々…
それに対する『怒り』が、満身創痍の彼女を突き動かしていた。
「分かりましたわ…」
痛むお腹を抑えながらも、なんとか起き上がったイエローが答える。
「そういうことでしたら私のユナイトウェポン、使ってください」
全身から解除されたイエローの装甲群が、一つの巨大な砲に再構成される。
「私の必殺のヴォルティック・ジャッジメント…」
「今日はブルーにお譲りしますわ」
「イエロー…」
それを見てレッドも心決める。
「分かったブルー、俺も協力する」
3人はお互いの顔を見合わせコクンと頷きあう。
「オオオオオオオオオ…………」
ブルーからの"絶縁"宣言を喰らいながらも、まだも執念で迫るスキュラギルティ。
そんな往生の悪い巨大な敵に向かってフォーメーションを取るツインテイルズ。
「いくぞ!ブルー!イエロー!」
「グランドッ!!ブレイザーァアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」
剣に炎を纏わせると、それを大きく円を描くように振るうレッド。
すると目の前に巨大な炎の輪が展開した。
「今だッ!!」
「行きますわよブルーッ!!」
ユナイトウェポンから巨大なビームの噴流が放たれる。
それと同時に駆け出したブルーは、背後にビームの照射を受けその勢いに乗って一気に加速していく。
さらにはレッドの放った炎の輪をくぐり、その灼熱の力をも纏って一直線にスキュラギルティへと迫る。
「エグゼキュートッ!!ブレイズジャッジメントォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルー渾身の蹴りがスキュラギルティの巨体を真正面から貫いた。
「ギュアアアアアアアアアアアアアアオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
断末魔の叫び声を上げるスキュラギルティ。
愛香を捕らえていたその胴体に巨大な風穴を開けられ、やがてその体が崩れ落ちていくように消滅していく。
一方巨体を蹴り貫いたのち、勢いそのままに砂浜に激突したブルーは、砂と衝撃で破損したスーツの破片を巻き上げながら転げ回り、ようやく波打ち際で仰向けになって停止した。
「はぁ…はぁ…」
「ようやく…終わったのよね」
頭上の真夏の太陽に砂まみれになったヘソを照らされながら、静かに呟くテイルブルー。
そんな彼女の耳にレッドとイエローが呼びかける声が聞こえてくる。
それをどこか遠くに感じながら、彼女の意識はブラックアウトした。
「スキュラギルティ君は消滅…ま、結果オーライってとこかしら?」
倒れたテイルブルーの元に駆け寄るレッドとイエローの姿を遠くから見つめるローブの人物。
「収集できたデータ、せいぜい有効活用させてもらうわ」
「自分のおへそ、しっかりケアしておいてねテイルブルーさん、フフフ…」
不気味な笑い声と共に"彼女"はその場から消え去った。
「まさか…愛香がそんな目にあっていたとはな」
観束家地下深くのツインテイルズ基地。
帰還後、事の顛末をトゥアールから聞いた総二と慧理那。
自分たちが知らないところで愛香がへそを狙われ、散々責められていたことを初めて知った。
「本当に…女の子のおヘソをそんな乱暴に扱うなんて許せませんわ!…ぐ」
ふとビクッと体を震わせ、苦しそうにお腹を押さえる慧理那。
「だ、大丈夫か?大分お腹を痛めつけられていたけど…」
「大丈夫ですわ…まだ完全に傷は治ってませんけども、観束君の子供は問題なく作れますわ!今でも!」
「今でもって…」
目を輝かせる慧理那だったが、よく見るとお腹に添えた手で殴られた箇所を自らきつく揉んでいる。
もともとMっ気の強い女の子であったが、今回の一件でさらに何か変な性癖に目覚めたのではないか?
総二がそんな一抹の不安を覚えたとき、
「私のいないところで何勝手に盛りあってるんですか!」
ふいに開いた自動ドアから勢いよく現れるトゥアール。
そしてその後から愛香がうつむき気味に続く。
「………」
「そ、その…ヘソは…おヘソは大丈夫なのか?愛香?」
「モ~チのロンですよ!この天才トゥアールちゃんが再生医療を駆使して、元のおヘソに戻してあげましたよ」
「ほら、恥ずかしがらずに見せてあげなさい!その皺の一つ一つまで!」
「いいよ!見せなくても!!」
さっきも同じセリフを言ったような気がしながら叫ぶ総二。
「………」
だがふいにガバッとブラウスをめくりあげて、己のお腹をさらす愛香。
「!」
「ありがと、総司…」
「その…私のおヘソ…もう大丈夫だから…」
恥じらいながらも、どこか見せつけるようにおヘソを突き出してくる愛香。
「あ、うん…も、もう分かったって…ッ!」
女の子はおヘソを凝視されるのを嫌うのではなかったのか!?
「総二よく見て。これが総二が大切だと言ってくれたおヘソだよ」
「あ、う…うん…」
へそを眼前で見せつけてくる愛香に対し、ただ戸惑う総二。
「いつまでおヘソ見せつけてるんですか愛香さんッ!!まったく…今回の一件で完全に味を占めてしまったようですね」
「いくら他にセックスアピールポイントがないからって、これならいっそあのままデベソゴリラでいてくれた方が…」
その瞬間、素早くトゥアールの背後に回った愛香がその服の裾をめくりあげ、その脇腹をガッシと掴む。
そして左右から彼女のおへそを力任せに引っ張った。
「いッ、いだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだァッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
苦悶の叫びを上げるトゥアール。
「ほら、アンタも見せてあげなさいよ」
「好きな人だったら、その皺の一つ一つ見せていいって言ってたでしょ?」
「そ、その前におヘソ裂けりゅううううううううッッッッ!!!!」
「このままじゃお腹にも挿入できる穴が…いっだあああああああああああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
お互いおヘソを出しながらじゃれ合う(?)二人。
そして恍惚とした表情を浮かべながら、自分のお腹を殴り始める慧理那。
(完)
[後書き]
というわけで、テイルブルー完結編です。なんかGガン最終回みたいな展開ですねw
完結編といってもまたテイルブルーは描きたいところなんですが、デザイン的に描くのがめんどくさいんですよね彼女w
ちなみにローブの人物は原作に登場しているマーメイドギルティです。
原作でも色々マッドサイエンティストっぷりを発揮しているので、是非ともリョナ的展開を期待したいですね。
拍手コメ返しです。
>久しぶりの莉緒ちゃんですが、とうとうデベソが白日の下に晒されちゃいましたか。 こういうヘソに器具を取り付けられての羞恥プレイというのは大好きですね。個人的に定番のセーラー服やチアガールのへそチラが好きなんで、機会があったらそういう格好での羞恥プレイなんかもお願いしたいところです。
正直これ以上のでべそ羞恥プレイがなかなか思いつかなくて悩んでいるところではありますが…色んな格好で辱めを受けるというのはありですね。
>この絵見てたら凹みヘソを器具を使って強制デベソにして変身するヒロインみたいな設定思い浮かびましたわ
いいですね!皆を守るために嫌々ながらデベソになって戦わなければならないシチュエーション、最高です!誰か書いてくれませんか?(他力本願)
>ネーブルマミちゃんにはキャラ設定は無いんでしょうか。 とても気に入ったキャラなんで今の話が完結したら外伝も期待したいです。
キャラ設定…すいません、素で忘れてました。近いうちアップさせていただきます。しかしマミちゃん意外と人気があって嬉しいですねw 彼女が主役の外伝ストーリーはやってみたいところです。
とある良く晴れた昼先の海水浴場…
「…なんだアレ?」
海水浴客の一人が沖から近づいてくる謎の半透明状の物体に気づく。
すると突然、ソレが海上から飛び出した。
「あぁ~着いたべぁ~」
砂浜に降り立ったのは、全身が半透明状に透けたエレメリアン『ヒドロゾアギルティ』であった。
「ア、アルティメギルだぁ!!逃げろ~!!」
蜘蛛の子を散らす様に逃げ出す海水浴客たち。
「あ、あぁ~、ま、待ってけろぉ」
ニチャニチャと海水を滴らせながら追いかけるヒドロゾアギルティ。
だがその動きはいたく緩慢で一般人にすら追いつけていない。
「に、逃げないでべさぁ~、お、おらはただ…」
その時、彼の前に突如空中から砂を巻き上げながら勢いよく着地する一つの影。
「おわぁああああ!!!!!!!!」
「そこまでよ!アルティメギル!!」
尻もちをつくヒドロゾアギルティが見上げると、そこにはランスを突き出しながら自分を見下ろす青髪のツインテールの戦士がいた。
「テ、テイルブルー…!」
「テイルブルーだ…」
その姿を見て次々と声を上げる人々。
「テイルブルーが来たぞー!!逃げろーッ!!」
先よりもさらに凄い勢いで一目散に逃げ出していく人々。
「………」
「き、来てくれたんだなぁテイルブルー」
逃げる人々とは反対に、まるで待ちかねていたかのように歓喜の声を上げるヒドロゾアギルティ。
ジェル状のまるでクラゲのような相手に顔を顰めるブルー。
「トゥアール…あんたワザとこういう奴に当てたでしょ?」
『ち、違いますよ!また"例によって"複数地点に敵が現れたので無作為に割り当てただけです!』
『ほら、場所も海ですし、青の戦士の愛香さんにはピッタリでしょ!?』
『わざと水着ギャルだらけのビーチに送り出して、自らの"矮小さ"を思い知ってもらうという意図なんてマッタクナイデスヨ!!』
「帰ったらあなた自身を小さく折りたたんであげるわ」
通信越しに死の宣告を告げた後、改めて相手を見据えるように対峙する。
「さ、さ、早くこっち来るんだな」
そう言いながらその半透明の触手群をワシャワシャと動かすヒドロゾアギルティ。
その仕草が愛香にとって、既に気持ち悪い。
そして先ほどから気になっていたが、何か自分のお腹の方ばかり見ているような気がする…
「…一応聞いておくけど、あんた何属性なの?」
「お、おでは…『へそゴ…』」
「エグゼキュートウエェェェェェェェェェイブッッッッッッッ!!!!!!!!」
ドガーンッッ!!!!!!!
「おおおおあああああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!???????」
聞こえかけた言葉に一瞬で反応し、コンマ0.1秒、愛香の必殺技が発動する。
爆発の衝撃で砂と海水が愛香の体に降り注ぐ。
『なんか…どこかで見たことがある光景でしたね』
「手ごたえはあったわ、さっさと帰るわよ」
ほんの一瞬、愛香を襲った忌まわしき記憶群が脳裏を過ぎる。
(なに…まだいたわけ?"アレ"に欲情する変態集団が…)
思い起こすだけでも身もよだつ…だが今回は敵が手を出す前に仕留めることが出来た。
事も済み、すぐその場から立ち去ろうとしたそのとき、体に違和感を感じた。
「…?」
ふと自分の体を見下ろす愛香。
スーツに付着した砂や海水…そして透明状のゲル。
「!?、な、何これ!?」
咄嗟に胸元に着いたそれを払い落とそうとする愛香。
だがその瞬間、全身に悪寒が走る。
「うヒィ!?」
首元、脇、胸、太ももなど、素肌を露出した部分からゲルが独りでに内部に侵入してきたのである。
「な、何これぇ!??」
悲鳴を上げながら、咄嗟に手でゲルを払いのけようとする愛香。
だが突然自分の意に反し、大きく天に向けて両手を広げられる。
「な、なんでッ!?体が勝手にッ!?」
「おでなんだなぁ」
先のエレメリアンの声…だがそれはなんと自分の体から聞こえてきた。
「な、なんでさっきの奴の声が…ひゃあッ!?」
こびり付いたゲルが体表を移動したことでまたも声を上げてしまう愛香。
『ま、まさか…!?』
愛香のスーツの分析結果を見て驚愕するトゥアール。
『まさか…そのエレメリアンは…バラバラにされた状態でもまだ生きている…?』
「え、な、なに!?」
『"ヒドロゾア"ギルティ…ヒドロゾアはヒドロ虫の群体によって形成されるクラゲのような生物…』
「だ、だから何よ…」
『もともとが群体だから、バラバラになってもまだ生きてるんです!』
『まだソイツは死んでません!!』
「な、なんですってぇ…!?」
愛香の全身にこびり付いたヒドロゾアギルティの群体。
既にそれはスーツの噴射孔などあらゆる隙間に侵入し、その機能すら奪おうとしている。
『お、恐るべきエレメリアンです…こんなのがいたなんて…』
さしものトゥアールも戦慄する。
「く、こ、このおッ!!」
スーツが自分の意に反して勝手に動くのに、なんとか抵抗しようとする愛香。
『む、無駄なんだなぁ』
一部のジェルが愛香のむき出しのお腹に移動する。
「!?」
そして間髪居れずその中央の小さな窪みに侵入した。
「ひゃあああッッ!!」
ビクンと震える体。
『や、やっぱりここが弱いんだなぁ』
愛香の臍の中でグリュ、グリュと渦巻くジェル。
「くぅうううううううううッッッッッッ!!!!!!!!!」
"ヘソ"を責められる…それは愛香にとって忌まわしき数週間前の記憶を思い起こさせた。
愛香の"ヘソ"に執着したエレメリアンたちの襲撃…
触手で弄られ、殴られ、挙句の果てにデベソにまでさせられてしまう。
それはすぐにでも忘れ去りたい恥ずべき記憶群であった。
「ぐううッ!!」
またも同じ部分を責められ、その心に沸々と湧き起こる怒り。
その怒りのパワーが徐々に相手の支配力に拮抗していく。
「あ、あんた…い、いい加減に…」
その瞬間、突如愛香の全身に強烈な激痛が走った。
「ぐがああああああああッッッッ!!!!??????」
全身から力が抜け、そのまま砂浜に仰向けに倒れてしまう。
「あ、が…ぁ……あ、ぁ…」
ピクピクと痙攣する体。
『愛香さん!?愛香さんッ!!』
必死に呼びかけるトゥアール。
その声が通信機越しに聞こえてくるも、愛香はそれに応えることすら出来ない。
まるで強烈な電撃を浴びせられたかのような衝撃…
なんとか手足を動かそうとするも、ピクリとも反応しない。
『お、おでの"毒"は強力なんだなぁ』
『毒!?』
『愛香さん!愛香さん大丈夫ですかッ!?』
毒を打ち込まれ、ピクピクと体を痙攣させる愛香にトゥアールは命の危険を感じ必死に呼びかけた。
『だ、大丈夫なんだなぁ。命に危険はないんだなぁ』
『ただしばらく、大人しくしていて欲しいんだな』
次の瞬間、独りでに動く腕。
スーツに侵入したヒドロゾアギルティが勝手に動かしているのだろうが、毒を打ち込まれた今の愛香にそれに抵抗する力はなかった。
為すがまま両腕はスーツからむき出しのお腹へと向かう。
(こ、こいつ、何を…?)
臍の両側に添えられる両手、その人差し指がそれぞれ穴の左右の縁にかけられる。
『そ、そうだ…ま、まだおでの"属性"を…言っていなかったんだなぁ…』
「!?」
『お、おでの属性は"へそゴマ"なんだなぁ』
その瞬間、左右から引っ張られ割り開かれる愛香の臍。
「~~~~ッッッ!!???」
毒により声を発することが出来なかったが、それすら忘れるほどの羞恥心が愛香を襲う。
普段は縦に閉じた可憐ながらも凛々しい愛香のヘソ…
それが無理矢理割り広げられ、その奥の皺をみっともなくさらけ出している。
だが愛香にとって、最も恥ずべきところはそこではなかった。
『おお…ちゃ、ちゃんとあったんだなぁ』
まるで臍穴の奥を間近に見ているようなヒドロゾアギルティ。
彼はその奥の皺の隙間に詰まった黒い塊を確認し興奮気味に声を上げた。
『テ、テイルブルーのへそゴマなんだなぁ!』
(い、いやあああああああああああッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!)
声にならない叫びを上げる愛香。
身だしなみにうるさい彼女は、普段から臍の手入れも定期的に行い清潔を保っている。
特にテイルブルーとなってからはお腹をさらけ出すコスチュームということもあり、特に入念に行っていた。
だが、あの一連のへそ責めを受けてから…彼女はあまりヘソに触れないようになっていた。
へそ掃除をしているだけでも、あの時の、思い出すだけでも顔から火が出るような記憶が思い起こされてしまうからであった。
そのため、放置された愛香のヘソには必然的にゴマが溜まっていってしまった。
『いい、いいんだなぁ…可憐な女の子がそのオヘソに汚いものを溜めている…そ、そのギャップがいいんだなぁ…!』
『そしてへそゴマ見られて恥らう女の子も…か、可愛いんだな!!』
妙に饒舌になるヒドロゾアギルティ。
だがその言葉は愛香にとって羞恥心を増幅させるものでしかなかった。
さらに彼女にとって不幸な事態が起きる。
戦闘が終わったと勘違いした海水浴客がぞろぞろとまた戻ってき始めたのだ。
「な、なんだテイルブルー?」
「仰向けになって…自分のヘソなんか拡げて…?」
傍目から見ると、自分で臍を拡げているとしか見えない光景。
彼女がエレメリアンに操られていることなど露知らず、その奇行について次々と口にする周囲の人間たち。
(違う、違うのよおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!)
『そ、そうだ…周りの人にも見てもらうんだなぁ、おへその中身』
「!?」
姿勢制御スラスターを操り、その場から愛香の体を起き上がらせるエレメリアン。
そしてなんと周囲の人々に見せつけるように、その臍の中身をさらしだした。
「へ、へそのゴマだ…!」
「や、やっぱりテイルブルーは粗暴だから、おへそもちゃんと掃除していないんだ!」
「ば、馬鹿!そんなこと聞こえたら殺されるぞ!」
愛香のヘソの中身を目の当たりにしてざわめく人々。
「う、うあ…うあああああああああ………!!!!!!!!!!」
あまりもの恥ずかしさに、ついに自然と涙がこぼれ始める。
『あ、愛香さん…た、ただちにレッドとイエローを応援に廻します』
さしものトゥアールもこの仕打ちを正視することが出来なかった。
「そ、それは…やめて…」
『!』
わずかに呟かれる言葉。
「そ、総司に…こんな姿…見られたくない…」
『何言ってるんですか!今はそれどころじゃ…』
「お、お願い…だから…!」
『う…』
トゥアールにも痛いほどわかる。
いくら総司相手にいつも痴女同然の振る舞いをしているトゥアールにだって、絶対に見られたくないものはある…
だが今はそれを気にしているような状況ではない。
レッドへの通信を繋げようとしたその時…
『!?、これは…』
ブルーのスーツのインジケーターに異変が起きていることに気づくトゥアール。
『スーツに異常な熱反応…まさか!?』
モニターに映るブルーを見やる。
スーツから湧きたつ熱気。
徐々にその表面が赤く熱を持ち始めていることが目に見えてわかる。
『まさか…わざと熱暴走させているんですか!?危険です!!』
愛香が何をしようとしているのか一瞬で察するトゥアール。
彼女はスーツを強制的にオーバーヒートさせ、内部に侵入したヒドロゾアギルティを排除しようとしている…
しかしそれは賭けであった。
下手すれば敵を倒す前にテイルスーツの全機能が停止してしまう。
「危険なのは…分かってるわよ…!だけど自力でなんとかするには…こうするしかないでしょ…!」
『!』
愛香はなんとしてでも自分の手でこのエレメリアンを倒そうとしている。
トゥアールはそれ以上何も言わなかった。
スーツが熱暴走してしまうのが先か、エレメリアンを排除出来るのが先か…
愛香とエレメリアンの根競べが始まった。
「くぅぅ…!!」
『な、なんだ…なんだか熱いんだな?』
一瞬でスーツ内部が熱籠っていく。
『あ、熱い!!熱いけど我慢するんだな!!』
しかしヒドロゾアギルティも負けじと耐える。
愛香のへそゴマへの執念が為せる業だった。
『こ、こんな綺麗なへそゴマを持った子から、離れたくないんだなぁ!』
「へそゴマが綺麗な訳ないでしょうがぁあああああああああああああッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
自虐的ではあるが思わず叫んでしまう愛香。
「なんで毎回毎回毎回、私が…私のオヘソがこんな目に合わなきゃ行けないのよォオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
あまりにも理不尽な仕打ちに怒りが爆発する愛香。
その瞬間スーツが発光し、その場で大爆発を起こす。
ドゴオオオォォォォォォォォォンンンンンッッッッ!!!!!!!!!!!
『オワアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!』
「テイルブルーが爆発したぁ!?」
またも散り散りに逃げる群衆。
『愛香さんッ!!』
叫ぶトゥアール。
爆発の跡、砂浜に大きく形成されたクレーター。
その中心部に大の字に倒れていたテイルブルー。
『愛香さん!返事をしてください愛香さん!!』
「…だ、大丈夫よトゥアール…なんとか…」
力無く返事する愛香。
スーツ内部に侵入していたヒドロゾアギルティは今のオーバーヒートで消滅させることが出来た。
しかしその代償としてスーツの機能のほとんどが停止し体力も消耗しつくしたことで、今や自力で立ち上がることすらままならなかった。
苦しそうに呼吸を吐くたびにそのお腹が大きく上下する。
「も、もう…動けないわ…トゥアール」
『…分かりました。ただちにレッドとイエローを迎わせます』
レッドたちにブルーの回収を伝えたのを聞いてホッと息を吐く愛香。
紆余曲折あったがなんとかエレメリアンは倒すことが出来た。
まだ自分のおへそに執着する連中がいたことにはうんざりしたが…
(まだ…あんな連中が残って…)
体が動かず、迎えに来るまでただ夏の宙を見つめながらそんなことを考える愛香。
「フフ」
「!」
突如、聞こえてきた静かな笑い声。
愛香はハッと目を見開き周囲を見渡した。
「だ、誰…?」
「ここよ」
「!?」
ちょうど自分の真上から聞こえてきた声。
そちらを見上げると、まるで自分を直上から見下ろすかの如く一つの影がそこにあった。
全身をマントに隠し、その素性は分からない。
「だ、誰よアンタッ!?」
「私のことは別にいいわ」
「それよりせっかく敵を倒してお疲れのところ申し訳ないけど、私の"実験台"になってもらえるかしら?」
「!?」
実験台とはいったい何のことか?
とにかくその場から起き上がろうとする愛香であったが、破損したスーツと今の体力ではそれもままならない。
「フフフ…」
懐からあるものを差し出す謎の人物。
それはおよそ直径5cmほどの黒く濁った水晶体であった。
「な、なによそれ…?」
「これは…"執念の塊"みたいなモノかしら?」
「あなたのそのお腹の真ん中に開いた"穴"へのね」
次の瞬間、その玉が割れ黒い妖気が煙の如く溢れ出した。
「!?」
「さあ、行きなさい」
「"あなた達"が思い焦がれた場所へ」
妖気は一直線に愛香に向けて降下していく。
その目標は、今しがたまで痛めつけられていた彼女の臍穴であった。
「い、いやああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!」
一気になだれ込む妖気。
「うわあああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
夏の海岸に少女の絶叫が響き渡った。
「ブルー!!」
それからおよそ数分後、ブルーとエレメリアンの戦闘のあった海岸に到着するレッドとイエロー。
何か異常事態が発生したとトゥアールから聞き、急いで駆けつけてきた2人はそこに信じられないものを見た。
「な、何だよ…あれ?」
「まさか…エレメリアン!?」
砂浜にそそり立つ、身長20m近くの巨大なエレメリアン…
そしてその胴体中央に張り付けられた一人の少女がいた。
「愛香ッ!?」
「そ、そう…じ…」
それは全身ボロボロのテイルブルーであった。
[後書き]
久々のテイルブルーです。
前回で一度完結させたつもりでしたが、また色々ネタを思いついたので書いちゃいました。
例によって前後編です。
拍手コメ返しです。
>普段のリナちゃんからすると最初のうちは強すぎる力を扱えきれなくて大苦戦みたいな展開でもよさそう。
そのネタは普通にやってみたいですね。
処理しきれない膨大なエナジーがおへそから漏れ出しちゃうとか…妄想が捗りますw
捕らえた捕虜を尋問、場合によっては肉体的拷問も行われるその部屋に如月千歳はいた。
捕虜の拘束に使用される電磁拘束具、その装置から発せられる特殊な指向性磁力によって彼女の四肢は大きく引き延ばされ、X字の形に無理矢理固定されている。
そしてその磁力は彼女の腹部…その脆弱な臍穴に向けても放たれていた。
メリ…メリ…
左右から浴びせられる磁力に強制的に割り広げられていく千歳の臍…
「う…うぅ…!」
「ふふ、随分苦しそうねぇ如月千歳?」
「おヘソもみっともないくらい伸びきっちゃって中身も丸見えよぉ?」
「あなたが大層大切に溜めているゴ・マもねぇ、アハハハハハハ!!!!!!!!!!」
既に1時間以上…ずっと彼女はこの状態で臍穴を責められ続けている。
彼女の存在感のあるお腹において小ぶりに開いていた臍穴も、今や元の大きさの5倍近くまでなっている。
そしてそこから生じる激痛が彼女を苛め続けていた。
「あぐ…ッ、こ、こんな…人のおヘソを…弄ぶなんて…!」
むき出しの肌から止め処なく脂汗を滴らせながら、苦しそうに声を上げる千歳。
何度もこの拘束から逃れようと全身に力を込めたが、すべて徒労に終わってしまっている。
「だ・か・ら、そんなお腹丸出しの恰好をしているあなたが悪いって言ってるじゃないのぉ!」
「自分からおヘソを無防備にさらけ出しておいて…そんなことを言われる筋合いは無いわよぉ如月千歳!」
そう言うと同時に手にしていた細いステッキを千歳のヘソ穴につき込むジェイミー。
「うぐあぁッ!!」
その鋭い先端が中心部の皺の隙間に容赦なく食い込む。
張り裂けそうにまで引き延ばされ、この上ないほど脆弱な臍奥の繊維質をピンポイントで痛めつける突き責め。
先ほど手にしていた鞭よりも遥かに細く、まるで指揮棒のようなステッキの先端を何度も臍奥につき込まれ、千歳のヘソの内部は真っ赤に腫れあがっていた。
「あ…が…!ぐぅぅ…」
臍奥に渦巻く鈍痛。
他の場所は一切責められず、ただその臍という部位だけを集中的に責められ続ける拷問。
地味ながらもそれはジワジワと千歳の心身にダメージを確実に与えていた。
「あら?また取れたわあなたの"宝物"」
千歳の臍から引き抜いたそのステッキの先端に付着した黒い小さな粒…
それを脇の台に置かれたシャーレの中にふるい落とすジェイミー。
「後生大事にこんなもの溜め込んでまあ…」
「こんなになるまで気づかないものなのかしらぁ?」
そう言いながらジェイミーはシャーレを手に取った。
その中にはこれまで千歳の臍から採取された"ヘソのゴマ"が30粒近く、存在していた。
大小さまざまなゴマ、それがすべてこのシャーレに収められている。
それを鼻に近づけるジェイミー。
「くさっ!!」
思わず叫びを上げる。
「うぅ…何この得も知れない臭気…」
「よくこんなものたっぷりと溜め込んでいたわね…トンだ変態だわ如月千歳」
「う、うるさい…!う、うぅ…」
思わず声を上げる千歳であったが、目の前で自分のヘソの臭いを指摘され涙目になる。
確かにこれまでロクにへそ掃除をしてきたことなどなかった。
元々かなりの深さがある千歳の臍は、その奥底に多少ゴマが溜まったところで主にその存在を気取られることがなかった。
そして…
(お、お母さんから昔、おヘソは弄るなって言われて…その通りにしてきただけなのに…)
ガミラスの侵攻によって命を落とした母…その母が残した言葉は千歳にとって一生守るべき言葉でもあった。
「そうだわ。この汚物、あなたがちゃんと処理しなさい」
「え!?」
ジェイミーの発言に思わず声を上げる千歳。
「だ・か・らあなたのその汚い穴が生んだものなんだから、あなたが処理しなさいって言ってるのよ!」
「ホラ!口開けてッ!」
「ちょ、ちょっと…、う、うゥンッ!!」
シャーレを片手に千歳の口を開かせようとするジェイミー。
だが千歳もなんとしても口を開けまいと歯を食いしばって抵抗する。
(だ、駄目!こんなもの食べさせられたら…私…ジェイミーに完全に屈しちゃう…!)
(これだけは…なんとか…なんとか…ッ!!)
しばらく続く千歳とジェイミーの攻防。
パチン!
「!!」
不意に頬を叩かれる千歳。
だがそれでもなんとか口を閉じたまま耐える。
そしてその目でキッとジェイミーを睨みつけた。
「…もういいわ如月千歳、あなたがそのつもりなら、あなたの"パートナー"に処理させるから」
「!?」
(パートナー?)
千歳が思案する間もなく、部屋の自動ドアが開く。
そしてそこから現れる一人の少女…
「ナ、ナインッ!??」
「………」
千歳の前に姿を現したのは、自身のパートナーであるアンドロイドの少女、ナインであった。
だが今の彼女は千歳の声に応じることなく、ただ無表情にその場に突っ立っている。
「ナインッ!ナインッ!!どうしたのッ!?」
「無駄よぉ如月千歳、この『スレイブナンバー・2044』の主導権は私が握っているわ」
「もともと我らガーディムの一端末ですもの」
「ナインはあなた達のものじゃないわ!お願い!返事をしてナインッ!!」
千歳の必死の呼びかけなど他所に、そのシャーレをナインの目の前に差し出すジェイミー。
「さあ2044、この中の物体を口内に含んで全て処理してしまいなさい」
「ちゃんとそのテイストを味わうようにねぇ、フフッ!」
「分かりました」
抑揚のない返事でそう答えると、ナインはシャーレを両手で受け取った。
「や、やめてッ!!そんなもの食べないでッ!!」
「それはとても汚いものなんだからッ!!」
「自分のおヘソから精製しておいて何言ってるのかしら?ねぇ?」
「………」
ナインはそれを解析するかのように見つめた後、いきなり無造作にシャーレの中身を全て口内に流し込んだ。
「!!!!」
その様を青ざめた表情で凝視する千歳。
「………」
ポリ、ポリ、ポリ…
静寂の中、ゴマを歯ですりつぶす音が鳴り響く。
「い、いやぁ…」
その咀嚼音に耐えきれなくなり、ついにポロポロと涙をこぼし始める千歳。
自分がちゃんとヘソの掃除をしていなかったせいで、愛すべき妹分にこんな汚物を食べさせてしまっている…
その罪悪感が千歳の胸を締め付けていた。
そんな千歳の様をこの上なく愉快そうに眺めるジェイミー。
そしてナインに問いかけた。
「どうかしら2044、その汚物のテイストは?」
「塩味が強いです。あと発酵物独特の臭みも感じられます」
「これはチーズなどに含まれる動物性乳酸菌を長期発酵させたものに近いです」
千歳のへそゴマの成分分析を淡々と語るナイン。
その言葉をなんとか耳に入れまいとする千歳であったが、拘束された状態でそれが叶うはずもなかった。
「フフ、上出来よ」
「さて、また"サンプル"を取らなくちゃ」
「今度はあなたがあの汚い穴から採取しなさい。まだまだたっぷり溜っているはずよぉ」
「分かりました」
真っすぐに千歳の臍を見据えながら近づいてくるナイン。
「や、やめて…ナイン…」
弱々しく抵抗の声を上げる千歳。
そんな彼女の無防備な臍をナインは至近でマジマジと見つめた。
「ひ…!」
ピクピクと震える臍穴をまるで奥底まで解析するかのように凝視され、千歳は身の毛がよだつ思いだった。
「老腐敗物ですが…表面上のものはほぼ回収されていますが、かなり奥の方にはまだ残存しているようです」
「あらそう?まるで汚物袋ねぇ」
その言葉がまたも千歳の心を傷つける。
「それでどうするの?」
「こうします」
新たに拘束具の磁力を発生させるナイン。
そしてその照射先を千歳の臍穴中央部に設定した。
「!、ふぅンッ!!」
臍中心部に指向性磁力が照射されたことによって、ビクンと体を震わせる千歳。
その臍孔内の肉片がわずかに蠢き、そしてゆっくりと入り口に向けて盛り上がり始めた。
「な、なに!?何をしてるのナインッ!?」
自分の臍に起きている異常事態に思わず声を荒げる千歳。
「臍部中心を磁力で吸引し、臍孔内部を強制的に外部に反転させています」
「これによって最奥部の老腐敗部の採取が容易になります」
「は、反転…?そ、それって…中身が飛び出してデベソになるってことォッ!?」
「『デベソ』…通俗的表現だとそういうことになります」
「い、いやあああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
響き渡る千歳の悲鳴。
だが同時に上がるジェイミーの笑い声。
「アッハッハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!」
「傑作ねぇ!早く見てみたいものだわ!あなたのデベソ!」
「いやああああッッッッッ!!!!!!!!いやああああああああああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
「ナインッ!!やめてええええええええええええええええええええッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
メリィッ!!
「あぐぅんんンッッッ!!!!!!!」
それまでゆっくりと負荷がかかっていたのが、いきなり凄まじい力がかかり、一際大きく体を仰け反らせてしまう千歳。
あまりもの衝撃のせいか、その態勢のまましばらくピクピクと体が震えていた。
「反転作業、終了です」
ナインの言葉にピクッと反応する千歳。
ゆっくりと顔を引き、そして恐る恐る自分のヘソの方を見る。
「ッ!?」
そこにあったのは…小さな蜜柑ほどの赤みがかった肉の塊であった。
その表面には複雑に皺が刻まれ、どの隙間にも黒い小さなゴマ状の物質がギッシリと詰め込まれていた。
「アハハハハハハハハハハッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!」
「凄いッ!凄いわ如月千歳ッ!!こんな醜悪なオヘソ初めて見るわッ!!」
「こんなにゴマも詰まって…最高よ!あなたのデベソッ!!」
完全に興奮した様子で千歳の臍の変貌ぶりをまくしたてるジェイミー。
「う、うぅ…!や、やだぁ…こんな…こんなおヘソぉ…」
顔中を涙と涎でグシャグシャにさせながら、千歳は嗚咽していた。
とても自慢出来るほど綺麗なおヘソではなかったが、それでも今のこんな状態よりはるかにマシであった。
それがこんな醜いデベソに作り替えられたことで、千歳の心は完全に折れてしまっていた。
「さあて2044、汚物の採取もしやすくなったところで始めてもらおうかしら?」
「はい」
ただひたすら自分の臍の惨状を嘆く千歳の前に膝をつくナイン。
そしてその腰に両手を回す。
「!、ナ、ナイン…何をして…?」
「採取開始します」
その瞬間、ナインの口が千歳のデベソへと吸い付いた。
「うヒィッ!!???うひゃああアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッ!!!!??????????」
素っ頓狂な叫び声を上げる千歳。
まるでむき出しの内臓を吸い込まれるような感触…彼女はただ声を上げ悶え喘ぐことしか出来なかった。
「ハあああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!オ、オヘしょォォォォォォッッッッッ!!!!!!!!!おかしくなりゅううううううううううううううううううううううううううッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビクンビクンとその豊満な体が大きく波打ち、その都度全身から汗が吹き出し、そしてホットパンツの股間の隙間から透明な液体が滴り落ちる。
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「なに感じているのォッ!?こんなデベソでぇ!?とんだ変態痴女だわアナタぁ!!傑作だわぁ!!!!!」
デベソをしゃぶられ、盛大に悶えよがる千歳の様を大笑いしながら罵るジェイミー。
ナインの口内でデベソを弄ばされながら、その狂乱の時間は永遠に続くかのように思われた…
「…ね……ん」
(う…)
「…さん!」
(う…ん…?な、なに…?)
「姉さん!」
「!!」
はっきりと聞こえてきたナインの声にハッと目を覚ます千歳。
「姉さん!大丈夫ですか!?」
「え…ナ、ナイン!?」
自分の顔を覗き込むナインの顔を見て思わずビックリする千歳。
そして自分が仰向けに倒れていることに気づき、咄嗟にその体を起こした。
「え…これは…?」
すぐ周りの状況を確認する千歳。
そこは先ほど自分が拘束されていた部屋ではなく、どこか人目隠れた倉庫のような場所であった。
「こ、ここは…?」
一体何がどうなっているのか理解できない千歳。
「ここは旗艦スリニバーサ内の格納庫です」
「あの尋問室からここまで私が姉さんを連れてきました」
「脱出手段は既に手を打っています。早くここから出ましょう」
「え、ええ…ナイン…元に戻って…?」
「申し訳ありません姉さん、私の不覚で彼女に主導権を握られてしまいました」
「でも…姉さんの叫びのおかげで正気を取り戻すことが出来ました」
「ありがとうございます姉さん、もう大丈夫です」
「そ、それは…私はナインが元に戻ってくれただけでも…って」
そこまで言って思わず自分のお腹に目を向ける千歳。
あの想像を絶する拷問によって、自分のヘソが変貌したままになっていないか確かめようとした。
「…元に戻ってる…」
そこには元の千歳の臍があった。
長時間に渡る拷問により、以前より少し穴が広がってしまっているような気がしたが、あのデベソよりは遥かにマシである。
「私が正気を取り戻した時、姉さんのおヘソが飛び出していたので…その…手で押し込んで…」
「それで…戻ったの?よ、良かったぁ~」
心底安堵したかのように千歳はその場にへたり込む。
(もしあんなデベソのままだったら、皆の前に顔なんて出せないよぉ…)
だがまたあることを思い出し、恐る恐るナインに尋ねる。
「あ、そ、その…ナインは操られているときのこと…覚えて…?」
「私が主導権を取り戻す前のことですか?」
「いえ、何も…」
その言葉を聞いてまた千歳は安堵した。
まさか自分が千歳のヘソの腐敗物を嘗め回していたことを記憶していたら、さすがに本人が口に出さなくともお互い気まずい思いをする…
まずそんなことにならなかったようで何よりだった。
「そ、そう…あ、ジェイミーは!?」
「今、姉さんの代わりに拘束具に入っています」
「!、よくやったわナイン」
すぐにでも引き返して仕返しをしてやりたい衝動に駆られる千歳だったが、今はこの場所から逃げる方が優先だった。
「ナイン、ここから逃げる手段って…」
「はい、こちらです姉さん」
ナインに先導されながらその場から駆け出していく千歳。
へそ奥にまだ痛みは残っていたが、再びナインが戻ってきてくれた嬉しさで気にならなかった。
そんな千歳の姿を見てナインも心に温かいものを感じていた。
(良かった姉さん…)
そして自分のポケットの中に入っている"物体"…
尋問室から回収した"それ"の感触を確かめつつ、千歳と共に脱出口へと向かっていった。
[後書き]
というわけで、一旦これにて千歳ちゃんのおへそ責めは終了です。どうも最近強制デベソ責めに走ってしまいがちですね。
へそゴマを食べさせられるというシチュはよく見ますが、これを自分でなく大切な人に食べさせるというのは、それはそれでかなりの精神的ダメージを受けるんじゃないかなぁと。特に千歳ちゃんはそういうのに弱そうですしw
拍手コメ&コメント返しです
>スパロボには結構へそ責めのし甲斐がある娘多いですよね。特にセレーナってキャラもヘソ丸出しの強気キャラなんで今回の千歳みたいなシチュはかなり合いそうです。 Vといえばそれに参戦してるクロスアンジュ勢もなかなか責め甲斐がありそうで。女性陣の大半がへそ出しで原作からしてエログロ要素満載なんで、割とグロ目の責めも行けそうだったり
リューネ、アイビス、セレーナ、アクア、カティア&フェステニアetc…シリーズも長いですから本当にたくさんいますね。無限のフロンティアシリーズを入れると、錫華姫やネージュ姫とかさらに倍増しそうですw
前々からスパロボキャラのへそ責めをやりたいと思いつつ、ようやく今回描くことが出来ました…あ、ヴィレッタやってましたっけ。
クロスアンジュ勢は制服からライダースーツまで徹底してへそ出してましたねw
一体誰の趣味だったんでしょうか?
>ヘソゴマを千歳ちゃんに無理矢理嗅がせたり目の前で食べたりしたい
嗅がせたり、(ナインちゃんに)食べさせたりしました。
自分自身が食べるより、他人に食べさせる方が精神的に堪えますよねw
>版権だと台詞が脳内でボイス変換されるから良いですよね。プレイしてた時ですが何故か千歳ちゃんのお腹ががコックピツットに居るときはたるんでてだらしなく見えてました。
確かにカットイン見る限り、おヘソが横に伸びてお腹弛んで見えるんですよね。座っているせいもあるかもしれませんが、引き締まったお腹が多いスパロボへそ出し女性陣の中でも珍しいですよね。
ツイッターにも書きましたが、そんなだらしなく横に伸びたヘソが必殺技発動時に縦に引き延ばされるというカットインが斬新過ぎました。
エージェントによって体を拘束された彼女の前にジェイミーが仁王立ちになる。
「アハハハハッッ!!!!!いい様ねぇ、如月千歳ッ!!」
「く…ナインをどうしたの!?ジェイミーッ!!」
パシッ!
「うッ!」
鞭で頬を弾かれ呻き声を上げる千歳。
「誰に向かって口をきいてるのかしらぁ?まずは自分のことをし・ん・ぱ・いしなさぁい」
そう言いながら千歳の頬を鞭でペチペチと叩く。
「ぐ…ッ」
「それにしても…こうして改めて見てみてると、随分とはしたない格好しているわねぇアナタ」
頭頂から足先まで千歳の体を舐めるような視線を注ぐジェイミー。
「と・く・に、このみっともないお腹!」
千歳のむき出しのお腹をその鞭でペチペチと叩く。
「よくこんなだらしないお腹をさらけ出せたものだわ如月千歳」
その言葉に頬を染めながら言い返す千歳。
「う、うるさいわねッ!!見た目が良くても中身が最低なアナタに言われたくないわッ!」
「この性格ブスッ!!アタシに一度も勝てたことないくせにッ!!」
「な…ッ!」
千歳の暴言にジェイミーは体をワナワナと震わせた。
「よ、よくもこの私にそんな言葉を…許せないッ!!」
怒りのあまり、手にしていた鞭の先端をへし折ってしまうジェイミー。
そして怒りのまま、それを思い切り千歳のむき出しの腹部に突き込んだ。
ブスッ!!
ジェイミーの突き出した鞭の先端部は見事に彼女の臍を射抜いていた。
細く鋭いスティックの先端が人体で最も脆弱な部位の一つにめり込んでいく。
「はぁッ、あ…が…ッ!!お"ッ、おへそに…ィ…!!」
腹部の中心から発せられる鋭い痛みに苦悶の声を上げる千歳。
「や、やめ…て…ジェイミー…はぁぐッ!!」
押し込むだけのみならず、グリグリと棒を回転させ始めたジェイミー。
「無防備におヘソなんか晒しているアナタが悪いのよぉ~?」
「ホラホラどう~?おヘソを棒で犯されている感触は?」
時計回りに、そして反時計回りに、交互に捻じれる千歳の臍。
その様を愉快そうに眺めながら、ジェイミーはさらにその回転の速度を上げた。
「あぐゥッ!!ぐぅあああッ……」
全身から汗を滲ませながら、荒く息を吐き始める千歳。
ギュルルルルゥ
集中的に長時間に渡りヘソを責められたことで、お腹の奥から奇妙な音が鳴り始める。
同時にその穴の奥から生じる痛みも増してくる。
「や、やめて…ジェイミー、こ、これ以上されたら…お、おヘソ…おかしくなる…!」
涙目で訴えかける千歳。
「おかしくなる?アハハハハハ!!!!!いいじゃない!もっとおかしくなればッ!!」
「決めたわッ!今まで私の受けた屈辱、倍にしてこのみっともない穴に全部返してあげるからッ!!」
「!?、フぁッ!?」
その信じられない言葉に思わぬ言葉を発しようとした千歳だったが、その瞬間ヘソ穴から棒が引き抜かれ、気の抜けた叫び声をあげてしまう。
「さぁて、このおヘソにどんな責めを味わせてあげようかしらぁ?…ってあら?」
引き抜いた棒の先端を見たジェイミーはそこに"あるモノ"がへばり付いているのに気付いた。
「まさか…これって…へそのゴマ?」
「………」
その瞬間、真っ赤にした顔を背ける千歳。
「アハ、アハハハハハハハハ!!!!!!!!!!」
「傑作だわ如月千歳!!こんな汚物を詰め込んだ穴をこれ見よがしにさらけ出していたなんてね!!」
臍のゴマがこびり付いた棒の先端を千歳の目の前に突き出すジェイミー。
「う…うぅ…」
顔を背け、千歳はなんとか"それ"を見ないように努めた。
「いいわ如月千歳、これから私がじぃっくりとこのみっともない穴を調教してあげるから」
「楽しみにしていなさぁい?フフフ…アハハハハハハハハハ!!!!!!!!!」
ジェイミーの高らかな笑いが部屋に響き渡る。
そして彼女はエージェント達に千歳をある部屋に連れていくように命じたのだった…
[後書き]
すいません、随分間が空いてしまいました。
久々の更新は前々から攻めてみたかったスパロボVの主人公、如月千歳ちゃんです。
デザインが発表されたときから、その無駄にお腹をさらけだした衣装に一目ぼれして、
ゲームも買ってプレイしてみたところ、性格もなかなか良くて
是非とも、おへそを責めて泣かしてやりたいと思いましたw
責め役にはいつも千歳にしてやられているジェイミーたんを据えて、その復讐として彼女の臍を責めるというような展開にしてみました。
見ての通り、千歳ちゃんへのへそ責めは始まったばかりなので、とりあえずこの後お楽しみにということで…
ナインちゃんもなんらかの形で交わらせたいなぁ…
「………来たか」
遥か遠くの空から急接近する物体を感知し、呟くランプレイギルティ。
そして数秒経たない内に蒼のツインテール戦士がはっきり視界に映ると、彼は大声で名乗りを上げた。
「待っていたぞテイルブルー!我が名はラ…」
「エグゼキュートウエェェェェェェェェェイブッッッッッッッ!!!!!!!!」
ドガーンッッ!!!!!!!
「ぬおおおおあああああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!???????」
間髪入れず投擲されたウェイブランスの一撃により、ランプレイギルティのいた箇所から大爆炎が上がる。
続いて地面に降り立ち、投擲したランスを引き抜くテイルブルー。
「………」
掟破りの初手必殺技だったが、確実に相手を仕留めたかその爆煙を凝視する。
余計な手間をかけずこの一撃で倒れていれば…と願うブルーだったが、その時煙の中で影が揺らめいた。
「お、おのれテイルブルー…その無慈悲なまでの苛烈さ…噂通りだ…」
「だが、どうやらいつもより技のキレが甘かったようだな…」
やがて煙の中から悠然とランプレイギルティがその姿を現す。
「初手必殺技が破られるということは…すなわちそれ敗北フラグなり!」
「…チッ!」
初手で仕留め損ねたことに舌打ちするブルー。
「改めて名乗ろう。我が名はランプレイギルティ…」
「先日貴様に倒されたシーアネモネギルティが友よ」
その名を聞いて、ブルーの顔が引きつる。
「な、何よ…仇討ちってわけ?」
「フフフ、そうだ」
「そして我が友が残した"置き土産"を受け取りに…な」
八対の目がギラリと光るのを見て、ブルーは身の毛がよだつ思いがした。
細長くぬめった体…円口状の口…そして不気味に光る八対の目…
それは彼女が苦手とする要素の集合体のような敵…
よりによって"こんな時に"こんな敵と戦わなければならない己の不幸を呪った。
「時にテイルブルーよ、何故に先ほどより腹に手を当てているのだ?」
ギクッ!
敵の言葉に思わず動揺するテイルブルー。
「先の技のキレが悪かったのも、その体勢で無理に放ったからであろう?」
「腹でも痛むのか?」
「ア、アンタには関係ないでしょ!」
「フフ…そうか」
ニタリと笑いながらゆっくりとブルーに迫るランプレイギルティ。
「く…っ!」
お腹に手を添えたまま、片手でランスを構える。
そして意を決し一気に相手との距離を詰める。
「てぇいッ!!」
「そのような槍さばきで…なにっ!?」
初撃を余裕で避けるものの、間髪入れず次々と繰り出される攻撃。
片手しか使えない分、手数で攻める戦法をとったブルー。
「な、なんという息をも吐かせぬ連続攻撃…さすがだテイルブルー!」
「無駄口叩いている暇あったら、さっさとやられなさいよ!!」
そしてついにランスの斬撃がランプレイギルティの体を捉える。
「ぬうッ!?」
「やった…!って、え…?」
確かに相手の体を捉えたはずの刃…
だが手ごたえがまったく感じられない。
「フフ…」
見るとランプレイギルティの体から分泌された粘液がウェイブランスの刃を包み込んでいた。
「残念だったなテイルブルーよ。その程度の威力では我が体に傷をつけることは出来ん」
「両手でならともかく、"片手"でしか振われんその刃ではな…」
「う、嘘…?」
ランスの切れ味を完全に封殺されてしまったことに動揺するテイルブルー。
そしてその一瞬の隙が狙われた。
「そこだッ!」
「えっ!?い、いやああああああ!!???」
ランプレイギルティの体が一気に伸し掛かる。
思わずランスを手落とし、そのまま地面に押し倒されてしまうテイルブルー。
「フフフ、どうだテイルブルーよ…我が粘液地獄の味は?」
ランプレイギルティの粘液が次々とブルーの肢体に降り注ぐ。
「いやああああ…いやあああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!!」
全身に塗りたくられる生暖かい粘ついた感触に悲鳴を上げるブルー。
咄嗟に逃れようとするも、そうはさせまいとランプレイギルティがその肢体に絡み付く。
「逃がさんぞテイルブルー…フフフ…」
「イヤアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
滑った粘液だらけの体を押し付けられ、もはや失神寸前のブルー。
だがその時、彼女の耳元でそっと言葉が囁かれた。
「テイルブルーよ、なんだその絆創膏は…?」
「!?」
ハッとするブルー。
いつの間にか腹部を抑えていた手を外してしまっていた彼女。
周囲の目に触れないようにずっと隠していたそこには、まるでおヘソを封印するかの様に絆創膏がバッテン状に貼りつけられていた。
少し時を遡った秘密基地にて…
「…それじゃ…行ってくるわ…」
沈痛な面持ちで発進態勢に入るテイルブルー。
「あ、ちょっと待ってください」
「気休めになるか分かりませんが…これを」
発進しようとするブルーを呼び止めたトゥアールは彼女の前に座り込み、ゴソゴソと何かを取り出すとそれをそのお腹に張り付けた。
「んぅ…!な、なに…絆創膏…?」
「ずっとおヘソを手で隠しながら戦うわけにもいかないでしょう?」
「それだったらまだ見られてもマシじゃないですか」
「あ…うん…ありがとう…」
根本的な解決にもなっていない、もはや馬鹿馬鹿しいまでの対処法ではあったが、彼女なりの気遣いにわずかに笑みを見せるブルー。
「それじゃ…行ってくるわ」
「ハハハハハ、なんだそれは!?そんな箇所に怪我でもしたのかテイルブルー?」
「くぅ…!」
かろうじて自分の秘密はまだ守られている…だが手で押さえることも叶わず、この粘液地獄の中ではすぐに剥がれてしまうのも時間の問題であった。
(も、もうこうなったら…なりふり構ってられないわ)
意を決して、拘束を解くため全身に力を込めようとする。
「どうやら…"奴"の最期のあがきはうまくいったようだな」
「え?」
ふいに放たれた言葉に思わず反応するブルー。
「奴はヘソ…特に美しく凹んだヘソを好んでおった…」
「そしてテイルブルー、貴様のその引き締まったお腹に彫り込まれたビーナスの如きヘソ、それを愛でることに執心してした」
「な、何を言ってるのよ…」
「だが奴は自らの死を悟ったとき、もはやそのヘソを愛でられなくなるくらいなら、と最期の悪あがき…いや、"友"のために置き土産を残していってくれた」
「…!?」
「奴の触手には”ある特殊な効果"を持った毒が仕込まれている…奴は最期にソレを貴様のヘソに射ち込んだのだ」
「ま、まさか…!?」
「その毒素は犯した細胞を約一週間の潜伏期間の後、膨張・肥大化させる…」
「もう私は知っているぞテイルブルー…貴様のヘソはッ!」
テイルブルーのお腹に貼られた絆創膏に手をかけるランプレイギルティ。
「い、いやあッ!!!!やめてええええええええええ!!!!!!!!!!!」
必死に止めようと抵抗するブルー。
だがそれより先にランプレイギルティが絆創膏を引き剥がした!
「私は…『デベソ属性』のランプレイギルティだ!!」
「やあああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!」
あまりもの恥ずかしさにブルーの悲鳴が上がる。
絆創膏が剥がされたそこにはおよそ直径3cmはあろうかというほどの肉片…見事な出べそが鎮座していた。
朝と比べても、さらに肥大化が進んでいるようであった。
「フ…フフフ、見事なデベソだッ!!しかもそのへそ出しスーツだと特段映えるものよ!」
「嫌あああああああッッッッッッ!!!!!!!見ないでぇええええええええええッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
あろうことか涙をボロボロ流し始めるブルー。
あの鬼神とまで恐れられた彼女が出べそを見られて泣いている…それがさらにランプレイギルティの煩悩を刺激した。
「おお、いいぞテイルブルーよ!私は普段強気の女の子が己の恥部たるデベソを見られるやいなや弱気になり泣き出すシチュエーションが大好きなのだ!」
己の趣味性癖を興奮気味にまくしたてるランプレイギルティ。
「奴(シーアネモネギルティ)は綺麗に凹んだ臍こそ最高だとぬかしておったが、やはりデベソこそ至高が一品よ!」
「お腹からみっともなく飛び出したその醜悪な物体が、可憐な乙女の美しき腹部に付いているそのアンバランスさ!」
「それこそが、デベソの魅力!ただの臍では味わえぬ魅力よ!」
「う、うるさいいィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!」
大声でつらつらと出べその魅力について熱く語るランプレイギルティに顔を真っ赤にさせ怒号を上げるテイルブルー。
「フフフ、いいぞテイルブルーよ…もっと恥ずかしがるがよい」
「だが"真のデベソの魅力"は別のところにある…それはッ!」
ランプレイギルティの頭が一気にブルーの腹部に接近する。
「ヒィッ!?な、なにすんのよ!?」
「フフ、安心しろ…私はただこのデベソを存分に堪能するまでよ!凹んだ臍では為しえないデベソならではの、な!」
「ま、まさか…!?」
ブルーの顔が引きつる。
「そうだ!貴様のデベソたっぷりと味わせてもらうッ!!」
「や、やめ…ッ、はぁうッ!!」
その悍ましい行為を想像し必死に抵抗しようとするテイルブルー。
だがあっさりとそのデベソにランプレイギルティの口が覆いかぶさった。
「ヒィィィィィィッッッッッ!!!!!??????」
「むごッ!むごごごご!むごごごごごごッ!!む、むごごごごごごッッ!!!!!(こ、これは…このマシュマロの如き柔らかさっ!それでいて張りのある弾力っ!!こ、これぞまさに至高のデベソッ!!!!)」
「吸い付いたまま喋ってんじゃないわよぉぉおおおおおおお!!!!!!!この馬鹿あああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
デベソに吸い付かれるなど、もはや羞恥も極みの事態にブルーが叫び声を上げる。
その声に応じてか一旦口を放すランプレイギルティ。
「フフフ、やはり私の目は狂いにはなかった…貴様こそ百年に一人のデベソの傑材よッ!!」
「嬉しかないわよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
「ならば!私がもっと貴様のデベソの魅力を引き立ててやろう!」
「な、なに言って…ひゃあうんッッ!!!!!」
再びブルーのデベソに吸い付くランプレイギルティ。
「も、もういい加減に…ひィッ!?」
ビクンと体を震わせるブルー。
「ま、まさかアンタ…アタシのおヘソをぉ…うひぃッ!!ひゃああああああああああああああッッッッッッッ!!!!!!!!」
腹部の中心にこれまでの中でも最大の快感にも等しい感触が走る。
あろうことかランプレイギルティは彼女のデベソを吸い上げ始めていた。
「な、なにやってんのよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!この変態ウナギィいいいいいいいいいいいいいいいッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
「むごごごご!!!!!むごごごごごごご!!!!!!!!(ウナギ【イール】ではない!ヤツメウナギ【ランプレイ】だ!!)」
訂正を入れながらも、さらにデベソを強く吸い上げる。
「んああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
デベソを無理矢理引っ張られ、それにつれてブルーの体が大きく仰け反る。
「むごッ!むごごごごごごごごごごごご!!!!!!!!!!(いいぞッ!このまま限界まで吸い出してさらに醜く、それでいてチャーミングなデベソへと改造してくれる!!)」
吸い上げると同時に、口内の無数の歯によってリズミカルにデベソを甘噛みする。
「あひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
無数の歯が彼女の柔な出べそに容赦なく食い込む。
もはや気が狂いそうなほどの感触に、あられもなく口から涎を溢れさせ身悶えるテイルブルー。
(も、もう…駄目…おヘソ…おかしくな…)
これ以上ないくらいデベソを徹底的に弄ばされ、もはや彼女の精神力も限界を迎えていた。
(わ、わたし…おヘソで…イって……総司…)
絶頂寸前、脳裏に思わずその顔が思い浮かぶ…
もはや彼女が一線を越えそうになったその時…!
「そこまでです!」
突如新たな声が響く。
「ぬっ!?」
思わずブルーの臍から口を放し、声の方へと顔を向けるランプレイギルティ。
同時にブルーも虚ろな目でそちらの方を見る。
(ト、トゥアール…?)
そこにいたのは敵前に出るときのいつもの仮面をつけたトゥアールの姿であった。
「誰だ貴様はッ!?」
「私の名は仮面ツインテール!」
「そこなデベソ好きのエレメリアン!これを見なさいッ!!」
ガバッと己の服の裾を捲り上げるトゥアール。
「な…ッ!?」
"ソレ"を見て思わず絶句するランプレイギルティ。
その露わになったトゥアールの腹部の中央には、直径およそ5cmはあろうかという巨大デベソが付いていた。
「どぉ~ですかぁ~!この巨大デベソ、じっくりと味わってみませんかぁ~?」
そう言いながら腰を艶めかしく振り、デベソを前後に突き出しながら誘惑する。
「ぬぅ、うぅ…し、しかしそうあからさまに見せつけるように見せられては…いまいち…気が…」
「なぁに言ってるんですかぁ!?そんな筋肉デベソより、この乳のごとく柔らかで弾力もあるこっちのデベソの方が美味しいに決まってるじゃないですかぁ!!」
指でフニフニと弄りながら、さらにデベソアピールするトゥアール。
「うぬうう…」
指で弄られる度に形を変えるデベソをランプレイギルティは凝視した。
「あはぁ!は、早くこのデベソ…弄ってくださいよぉ~!ふぁああんッッ!!!!」
顔を上気させながら喘ぎ声を上げるトゥアール。
「………デベソ弄りに耽る痴女…それもまた一興かッ!!」
拘束していたテイルブルーの体から離れ、一気にトゥアールの元に迫る。
「ならばッ!貴様のデベソの味…確かめさせてもらおうッ!!」
先ほどまでブルーのデベソを散々苛ませていたその円口でトゥアールのデベソに一気に吸い付く。
「ひゃんッ!!」
トゥアールが嬌声を上げたその瞬間であった。
ブチッ!
「!?、………ヘソが…取れた…?」
口の中に残る物体…
デベソの下から現れた普通にくぼんだトゥアールの臍…
一瞬何が起きたか分からず目を白黒させるランプレイギルティ。
「…かかりましたね」
いつの間にか右手に持っていたスイッチを入れるトゥアール。
カチッ!
「…え?」
その瞬間、ランプレイギルティの口内部で閃光がさく裂した。
「ぎゃああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
ランプレイギルティの口から噴き出す炎。
「フフフ、かかりましたね」
「それは作り物もののデベソです。中に爆破装置を仕掛けさせていただきました」
「むぐぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!」
もはやトゥアールの声も聞こえていないかのように、あまりもの激痛にのたうち回りながら悶絶するランプレイギルティ。
その隙にトゥアールは力無く仰向けに倒れ、真っ赤になった出べそをピクピクと震わせているテイルブルーの元に駆けつける。
そして白衣のポケットから注射器を取り出すと、間髪入れずそれを彼女のデベソの中心に挿入した。
「ふぁ…!」
ビクンと震えるブルーの体。
そしてその中身をすべて注入し終えると、トゥアールは彼女の体を揺すった。
「ほら、愛香さん!いつまで呆けてるんですか!」
「おヘソ見てください!」
「え…?」
焦点の合わない目で自分のヘソを見るブルー。
まるで空気が抜けるようにゆっくりと収縮し、やがて元の形へと凹んでいく自分のヘソ…
「あ…、お、おヘソ…戻って…」
「さっき愛香さんのおヘソから抽出した試料で作った中和剤で、肥大化の原因となっていた毒素を消したんです」
「これでもう大丈夫ですよ!」
「…あ、ありがとう…トゥアール」
「礼はアイツを倒してからにしてください」
トゥアールが視線を向けた先で、未だ悶え苦しんでいるランプレイギルティ。
「がはあああああ…ま、まさか臍が爆発するとはぁ…ハッ?」
いきなり自分の目の前の地面に突き立てられたランスの刃。
それをゆっくりと見上げていくと…
「何か…言い残すことは、ある?」
蒼き鬼神の顔がそこにあった。
「………」
「…で、デベソこそ…我が…」
「うりゃああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
ランプレイギルティの体に渾身の力でランスを突き立てるテイルブルー。
「ぐわあああああああああああああああああッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!シ、シーアネモネギルティよぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!あの世で好みの臍について語りつくそうぞオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッ!!!!!!!!!!!」
ドカーンッッ!!!!
最期の断末魔と共に爆破四散するランプレイギルティ。
「………」
「女の子のおヘソを…どーのこーの言うもんじゃないわよ…」
呟くテイルブルー。
ようやく彼女にとって、最後の悪夢が終焉した…
それからしばらくして秘密基地。
「いやー(モグモグ)、それにしても(モグモグ)、災難でしたねぇ愛香さん(モグモグ)」
「………」
特上うな重を頬張りながら愛香に声をかけるトゥアール。
「ほら、愛香さんの分もありますよ」
「これでも食べて元気になってくださいよ!」
「…アンタ、私が今それを食べたい気分に思える?」
机に顔を突っ伏したまま答える愛香。
「ランプレイ【ヤツメウナギ】じゃなくて、イール【ウナギ】ですよ?」
「…そういう問題じゃない」
元に戻ったものの、己の出べそに散々振り回された今日一日に完全に疲労困憊状態であった。
「………あのさ、トゥアール…」
ふと顔を上げる愛香。
「何ですか?」
「テイルブルーのスーツ、お腹の部分だけでも隠してくれない?」
「駄目です」
「何で?」
「そういう仕様です」
「………あ、そう」
再び机に突っ伏す愛香。
(まあ、あのへそ好きの変態たちも倒したからもう大丈夫か…)
ふとそんなことを考えていた時に、総司と慧理那が戻ってくる。
「あ、お疲れ様でした総司様、慧理那さん」
「ああ、そっちの方も無事…って、どうしたんだ愛香!?」
「…何でもないわ」
盛大に机に突っ伏して脱力している愛香を見てギョッとする総司。
それに対し、うな重を完食したトゥアールが答える。
「あーそれがですねぇ、愛香さん、おへ…、ッ!!」
ギョロッと首だけ向けてトゥアールを睨み付けていた愛香。
「おへ…?」
「い、いやー、愛香さんったら突然"お遍路参り"に行きたいとか…」
「はぁ?」
(言ったら"殺す"わよ)
と言わんばかりの形相にさすがのトゥアールもその先が紡げなかった。
「あ、そ、そーいえば総司様の方はどうでした?」
「少し手こずっておられたみたいですけど…」
「あ、あー、別にそんなに強くはない奴だったんだけど…なんか妙にしぶとかったんだよなぁ」
「なぁ、慧理那?」
「えぇ、戦いの間『ランプレイギルティ殿がシーアネモネギルティ殿の仇を討つまでお前たちの相手はこの私がする!』とか『仇を討つまで倒れるわけにはいかない!』とか何度も仰って…」
ピクッと反応する愛香。
「で、最後も『私が死んでもシーアネモネギルティ殿を崇める者"たち"が必ず復讐を果たす!』とか言って…」
「一体何だったんだ…?」
「あー…」
その言葉が何を意味するのか…大体想像がついたトゥアールは恐る恐る愛香の方を見た。
「………」
静かに…しかしながら全身から明らかに怒気を発しながら彼女は無言で立っていた。
そして…
「ま、まだ…あんな連中がたくさん…ふざけんじゃないわよおおおおおおおおおおおッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
バキャアッッ!!!
憐れ彼女の目の前にいたばかりに蹴り上げられ無慈悲に粉砕されるテーブル。
「うわっ!?ど、どうした愛香…!?」
「どーしたもこーしたもないわよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
秘密基地に憐れな少女の叫び声が木霊した。
その後、実際に仇討ちにやってきたものがいたかどうか…は定かではない。
[後書き]
というわけでテイルブルー後編でした。
彼女の話は一旦ここで終了です。
ヤツメウナギのあの口でデベソとか吸われたらどうなるんだろうか?というしょうもない発想から今回の話を書いてみました。愛香さんごめんなさい。
それにしても、ナベルスターズのインセク達を書いてるときにも思いましたが、実際の動植物をモチーフにした怪人たちで、どうやってヒロイン達のおへそを責めようか考えるのって実に楽しいですねぇw
ネーブル・リナの方でもそういう怪人たちを出してみたいんですが…
拍手返しです。
>デベソの方が色々な責めのイメージが湧きやすいですね。 凹んでると広げるか刺すくらいしかないですし。 デベソといえば、アルティナの続きも待ってます。
そうなんですよねぇ。ここまでへそ責め話書いてるとどうしてもネタも尽きてきがちで…
あとはシチュエーションとかでバリエーションをつけていくとか…
アルティナさん…も、もちろん忘れていませんよ!