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へそ出しヒロインや時々男の子がおヘソを弄られたり嬲られたりしながら頑張るイラストを載せています。基本ラフ画がメインです。感想やコメントいただけると嬉しいです!
へそ出しヒロインや時々男の子がおヘソを弄られたり嬲られたりしながら頑張るイラストを載せています。基本ラフ画がメインです。感想やコメントいただけると嬉しいです!
海岸沿いの倉庫街に立たずむエレメリアンが一人…
「………来たか」
遥か遠くの空から急接近する物体を感知し、呟くランプレイギルティ。
そして数秒経たない内に蒼のツインテール戦士がはっきり視界に映ると、彼は大声で名乗りを上げた。
「待っていたぞテイルブルー!我が名はラ…」
「エグゼキュートウエェェェェェェェェェイブッッッッッッッ!!!!!!!!」
ドガーンッッ!!!!!!!
「ぬおおおおあああああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!???????」
間髪入れず投擲されたウェイブランスの一撃により、ランプレイギルティのいた箇所から大爆炎が上がる。
続いて地面に降り立ち、投擲したランスを引き抜くテイルブルー。
「………」
掟破りの初手必殺技だったが、確実に相手を仕留めたかその爆煙を凝視する。
余計な手間をかけずこの一撃で倒れていれば…と願うブルーだったが、その時煙の中で影が揺らめいた。
「お、おのれテイルブルー…その無慈悲なまでの苛烈さ…噂通りだ…」
「だが、どうやらいつもより技のキレが甘かったようだな…」
やがて煙の中から悠然とランプレイギルティがその姿を現す。
「初手必殺技が破られるということは…すなわちそれ敗北フラグなり!」
「…チッ!」
初手で仕留め損ねたことに舌打ちするブルー。
「改めて名乗ろう。我が名はランプレイギルティ…」
「先日貴様に倒されたシーアネモネギルティが友よ」
その名を聞いて、ブルーの顔が引きつる。
「な、何よ…仇討ちってわけ?」
「フフフ、そうだ」
「そして我が友が残した"置き土産"を受け取りに…な」
八対の目がギラリと光るのを見て、ブルーは身の毛がよだつ思いがした。
細長くぬめった体…円口状の口…そして不気味に光る八対の目…
それは彼女が苦手とする要素の集合体のような敵…
よりによって"こんな時に"こんな敵と戦わなければならない己の不幸を呪った。
「時にテイルブルーよ、何故に先ほどより腹に手を当てているのだ?」
ギクッ!
敵の言葉に思わず動揺するテイルブルー。
「先の技のキレが悪かったのも、その体勢で無理に放ったからであろう?」
「腹でも痛むのか?」
「ア、アンタには関係ないでしょ!」
「フフ…そうか」
ニタリと笑いながらゆっくりとブルーに迫るランプレイギルティ。
「く…っ!」
お腹に手を添えたまま、片手でランスを構える。
そして意を決し一気に相手との距離を詰める。
「てぇいッ!!」
「そのような槍さばきで…なにっ!?」
初撃を余裕で避けるものの、間髪入れず次々と繰り出される攻撃。
片手しか使えない分、手数で攻める戦法をとったブルー。
「な、なんという息をも吐かせぬ連続攻撃…さすがだテイルブルー!」
「無駄口叩いている暇あったら、さっさとやられなさいよ!!」
そしてついにランスの斬撃がランプレイギルティの体を捉える。
「ぬうッ!?」
「やった…!って、え…?」
確かに相手の体を捉えたはずの刃…
だが手ごたえがまったく感じられない。
「フフ…」
見るとランプレイギルティの体から分泌された粘液がウェイブランスの刃を包み込んでいた。
「残念だったなテイルブルーよ。その程度の威力では我が体に傷をつけることは出来ん」
「両手でならともかく、"片手"でしか振われんその刃ではな…」
「う、嘘…?」
ランスの切れ味を完全に封殺されてしまったことに動揺するテイルブルー。
そしてその一瞬の隙が狙われた。
「そこだッ!」
「えっ!?い、いやああああああ!!???」
ランプレイギルティの体が一気に伸し掛かる。
思わずランスを手落とし、そのまま地面に押し倒されてしまうテイルブルー。
「フフフ、どうだテイルブルーよ…我が粘液地獄の味は?」
ランプレイギルティの粘液が次々とブルーの肢体に降り注ぐ。
「いやああああ…いやあああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!!」
全身に塗りたくられる生暖かい粘ついた感触に悲鳴を上げるブルー。
咄嗟に逃れようとするも、そうはさせまいとランプレイギルティがその肢体に絡み付く。
「逃がさんぞテイルブルー…フフフ…」
「イヤアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
滑った粘液だらけの体を押し付けられ、もはや失神寸前のブルー。
だがその時、彼女の耳元でそっと言葉が囁かれた。
「テイルブルーよ、なんだその絆創膏は…?」
「!?」
ハッとするブルー。
いつの間にか腹部を抑えていた手を外してしまっていた彼女。
周囲の目に触れないようにずっと隠していたそこには、まるでおヘソを封印するかの様に絆創膏がバッテン状に貼りつけられていた。
少し時を遡った秘密基地にて…
「…それじゃ…行ってくるわ…」
沈痛な面持ちで発進態勢に入るテイルブルー。
「あ、ちょっと待ってください」
「気休めになるか分かりませんが…これを」
発進しようとするブルーを呼び止めたトゥアールは彼女の前に座り込み、ゴソゴソと何かを取り出すとそれをそのお腹に張り付けた。
「んぅ…!な、なに…絆創膏…?」
「ずっとおヘソを手で隠しながら戦うわけにもいかないでしょう?」
「それだったらまだ見られてもマシじゃないですか」
「あ…うん…ありがとう…」
根本的な解決にもなっていない、もはや馬鹿馬鹿しいまでの対処法ではあったが、彼女なりの気遣いにわずかに笑みを見せるブルー。
「それじゃ…行ってくるわ」
「ハハハハハ、なんだそれは!?そんな箇所に怪我でもしたのかテイルブルー?」
「くぅ…!」
かろうじて自分の秘密はまだ守られている…だが手で押さえることも叶わず、この粘液地獄の中ではすぐに剥がれてしまうのも時間の問題であった。
(も、もうこうなったら…なりふり構ってられないわ)
意を決して、拘束を解くため全身に力を込めようとする。
「どうやら…"奴"の最期のあがきはうまくいったようだな」
「え?」
ふいに放たれた言葉に思わず反応するブルー。
「奴はヘソ…特に美しく凹んだヘソを好んでおった…」
「そしてテイルブルー、貴様のその引き締まったお腹に彫り込まれたビーナスの如きヘソ、それを愛でることに執心してした」
「な、何を言ってるのよ…」
「だが奴は自らの死を悟ったとき、もはやそのヘソを愛でられなくなるくらいなら、と最期の悪あがき…いや、"友"のために置き土産を残していってくれた」
「…!?」
「奴の触手には”ある特殊な効果"を持った毒が仕込まれている…奴は最期にソレを貴様のヘソに射ち込んだのだ」
「ま、まさか…!?」
「その毒素は犯した細胞を約一週間の潜伏期間の後、膨張・肥大化させる…」
「もう私は知っているぞテイルブルー…貴様のヘソはッ!」
テイルブルーのお腹に貼られた絆創膏に手をかけるランプレイギルティ。
「い、いやあッ!!!!やめてええええええええええ!!!!!!!!!!!」
必死に止めようと抵抗するブルー。
だがそれより先にランプレイギルティが絆創膏を引き剥がした!
「私は…『デベソ属性』のランプレイギルティだ!!」
「やあああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!」
あまりもの恥ずかしさにブルーの悲鳴が上がる。
絆創膏が剥がされたそこにはおよそ直径3cmはあろうかというほどの肉片…見事な出べそが鎮座していた。
朝と比べても、さらに肥大化が進んでいるようであった。
「フ…フフフ、見事なデベソだッ!!しかもそのへそ出しスーツだと特段映えるものよ!」
「嫌あああああああッッッッッッ!!!!!!!見ないでぇええええええええええッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
あろうことか涙をボロボロ流し始めるブルー。
あの鬼神とまで恐れられた彼女が出べそを見られて泣いている…それがさらにランプレイギルティの煩悩を刺激した。
「おお、いいぞテイルブルーよ!私は普段強気の女の子が己の恥部たるデベソを見られるやいなや弱気になり泣き出すシチュエーションが大好きなのだ!」
己の趣味性癖を興奮気味にまくしたてるランプレイギルティ。
「奴(シーアネモネギルティ)は綺麗に凹んだ臍こそ最高だとぬかしておったが、やはりデベソこそ至高が一品よ!」
「お腹からみっともなく飛び出したその醜悪な物体が、可憐な乙女の美しき腹部に付いているそのアンバランスさ!」
「それこそが、デベソの魅力!ただの臍では味わえぬ魅力よ!」
「う、うるさいいィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!」
大声でつらつらと出べその魅力について熱く語るランプレイギルティに顔を真っ赤にさせ怒号を上げるテイルブルー。
「フフフ、いいぞテイルブルーよ…もっと恥ずかしがるがよい」
「だが"真のデベソの魅力"は別のところにある…それはッ!」
ランプレイギルティの頭が一気にブルーの腹部に接近する。
「ヒィッ!?な、なにすんのよ!?」
「フフ、安心しろ…私はただこのデベソを存分に堪能するまでよ!凹んだ臍では為しえないデベソならではの、な!」
「ま、まさか…!?」
ブルーの顔が引きつる。
「そうだ!貴様のデベソたっぷりと味わせてもらうッ!!」
「や、やめ…ッ、はぁうッ!!」
その悍ましい行為を想像し必死に抵抗しようとするテイルブルー。
だがあっさりとそのデベソにランプレイギルティの口が覆いかぶさった。
「ヒィィィィィィッッッッッ!!!!!??????」
「むごッ!むごごごご!むごごごごごごッ!!む、むごごごごごごッッ!!!!!(こ、これは…このマシュマロの如き柔らかさっ!それでいて張りのある弾力っ!!こ、これぞまさに至高のデベソッ!!!!)」
「吸い付いたまま喋ってんじゃないわよぉぉおおおおおおお!!!!!!!この馬鹿あああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
デベソに吸い付かれるなど、もはや羞恥も極みの事態にブルーが叫び声を上げる。
その声に応じてか一旦口を放すランプレイギルティ。
「フフフ、やはり私の目は狂いにはなかった…貴様こそ百年に一人のデベソの傑材よッ!!」
「嬉しかないわよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
「ならば!私がもっと貴様のデベソの魅力を引き立ててやろう!」
「な、なに言って…ひゃあうんッッ!!!!!」
再びブルーのデベソに吸い付くランプレイギルティ。
「も、もういい加減に…ひィッ!?」
ビクンと体を震わせるブルー。
「ま、まさかアンタ…アタシのおヘソをぉ…うひぃッ!!ひゃああああああああああああああッッッッッッッ!!!!!!!!」
腹部の中心にこれまでの中でも最大の快感にも等しい感触が走る。
あろうことかランプレイギルティは彼女のデベソを吸い上げ始めていた。
「な、なにやってんのよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!この変態ウナギィいいいいいいいいいいいいいいいッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
「むごごごご!!!!!むごごごごごごご!!!!!!!!(ウナギ【イール】ではない!ヤツメウナギ【ランプレイ】だ!!)」
訂正を入れながらも、さらにデベソを強く吸い上げる。
「んああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
デベソを無理矢理引っ張られ、それにつれてブルーの体が大きく仰け反る。
「むごッ!むごごごごごごごごごごごご!!!!!!!!!!(いいぞッ!このまま限界まで吸い出してさらに醜く、それでいてチャーミングなデベソへと改造してくれる!!)」
吸い上げると同時に、口内の無数の歯によってリズミカルにデベソを甘噛みする。
「あひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
無数の歯が彼女の柔な出べそに容赦なく食い込む。
もはや気が狂いそうなほどの感触に、あられもなく口から涎を溢れさせ身悶えるテイルブルー。
(も、もう…駄目…おヘソ…おかしくな…)
これ以上ないくらいデベソを徹底的に弄ばされ、もはや彼女の精神力も限界を迎えていた。
(わ、わたし…おヘソで…イって……総司…)
絶頂寸前、脳裏に思わずその顔が思い浮かぶ…
もはや彼女が一線を越えそうになったその時…!
「そこまでです!」
突如新たな声が響く。
「ぬっ!?」
思わずブルーの臍から口を放し、声の方へと顔を向けるランプレイギルティ。
同時にブルーも虚ろな目でそちらの方を見る。
(ト、トゥアール…?)
そこにいたのは敵前に出るときのいつもの仮面をつけたトゥアールの姿であった。
「誰だ貴様はッ!?」
「私の名は仮面ツインテール!」
「そこなデベソ好きのエレメリアン!これを見なさいッ!!」
ガバッと己の服の裾を捲り上げるトゥアール。
「な…ッ!?」
"ソレ"を見て思わず絶句するランプレイギルティ。
その露わになったトゥアールの腹部の中央には、直径およそ5cmはあろうかという巨大デベソが付いていた。
「どぉ~ですかぁ~!この巨大デベソ、じっくりと味わってみませんかぁ~?」
そう言いながら腰を艶めかしく振り、デベソを前後に突き出しながら誘惑する。
「ぬぅ、うぅ…し、しかしそうあからさまに見せつけるように見せられては…いまいち…気が…」
「なぁに言ってるんですかぁ!?そんな筋肉デベソより、この乳のごとく柔らかで弾力もあるこっちのデベソの方が美味しいに決まってるじゃないですかぁ!!」
指でフニフニと弄りながら、さらにデベソアピールするトゥアール。
「うぬうう…」
指で弄られる度に形を変えるデベソをランプレイギルティは凝視した。
「あはぁ!は、早くこのデベソ…弄ってくださいよぉ~!ふぁああんッッ!!!!」
顔を上気させながら喘ぎ声を上げるトゥアール。
「………デベソ弄りに耽る痴女…それもまた一興かッ!!」
拘束していたテイルブルーの体から離れ、一気にトゥアールの元に迫る。
「ならばッ!貴様のデベソの味…確かめさせてもらおうッ!!」
先ほどまでブルーのデベソを散々苛ませていたその円口でトゥアールのデベソに一気に吸い付く。
「ひゃんッ!!」
トゥアールが嬌声を上げたその瞬間であった。
ブチッ!
「!?、………ヘソが…取れた…?」
口の中に残る物体…
デベソの下から現れた普通にくぼんだトゥアールの臍…
一瞬何が起きたか分からず目を白黒させるランプレイギルティ。
「…かかりましたね」
いつの間にか右手に持っていたスイッチを入れるトゥアール。
カチッ!
「…え?」
その瞬間、ランプレイギルティの口内部で閃光がさく裂した。
「ぎゃああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
ランプレイギルティの口から噴き出す炎。
「フフフ、かかりましたね」
「それは作り物もののデベソです。中に爆破装置を仕掛けさせていただきました」
「むぐぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!」
もはやトゥアールの声も聞こえていないかのように、あまりもの激痛にのたうち回りながら悶絶するランプレイギルティ。
その隙にトゥアールは力無く仰向けに倒れ、真っ赤になった出べそをピクピクと震わせているテイルブルーの元に駆けつける。
そして白衣のポケットから注射器を取り出すと、間髪入れずそれを彼女のデベソの中心に挿入した。
「ふぁ…!」
ビクンと震えるブルーの体。
そしてその中身をすべて注入し終えると、トゥアールは彼女の体を揺すった。
「ほら、愛香さん!いつまで呆けてるんですか!」
「おヘソ見てください!」
「え…?」
焦点の合わない目で自分のヘソを見るブルー。
まるで空気が抜けるようにゆっくりと収縮し、やがて元の形へと凹んでいく自分のヘソ…
「あ…、お、おヘソ…戻って…」
「さっき愛香さんのおヘソから抽出した試料で作った中和剤で、肥大化の原因となっていた毒素を消したんです」
「これでもう大丈夫ですよ!」
「…あ、ありがとう…トゥアール」
「礼はアイツを倒してからにしてください」
トゥアールが視線を向けた先で、未だ悶え苦しんでいるランプレイギルティ。
「がはあああああ…ま、まさか臍が爆発するとはぁ…ハッ?」
いきなり自分の目の前の地面に突き立てられたランスの刃。
それをゆっくりと見上げていくと…
「何か…言い残すことは、ある?」
蒼き鬼神の顔がそこにあった。
「………」
「…で、デベソこそ…我が…」
「うりゃああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
ランプレイギルティの体に渾身の力でランスを突き立てるテイルブルー。
「ぐわあああああああああああああああああッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!シ、シーアネモネギルティよぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!あの世で好みの臍について語りつくそうぞオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッ!!!!!!!!!!!」
ドカーンッッ!!!!
最期の断末魔と共に爆破四散するランプレイギルティ。
「………」
「女の子のおヘソを…どーのこーの言うもんじゃないわよ…」
呟くテイルブルー。
ようやく彼女にとって、最後の悪夢が終焉した…
それからしばらくして秘密基地。
「いやー(モグモグ)、それにしても(モグモグ)、災難でしたねぇ愛香さん(モグモグ)」
「………」
特上うな重を頬張りながら愛香に声をかけるトゥアール。
「ほら、愛香さんの分もありますよ」
「これでも食べて元気になってくださいよ!」
「…アンタ、私が今それを食べたい気分に思える?」
机に顔を突っ伏したまま答える愛香。
「ランプレイ【ヤツメウナギ】じゃなくて、イール【ウナギ】ですよ?」
「…そういう問題じゃない」
元に戻ったものの、己の出べそに散々振り回された今日一日に完全に疲労困憊状態であった。
「………あのさ、トゥアール…」
ふと顔を上げる愛香。
「何ですか?」
「テイルブルーのスーツ、お腹の部分だけでも隠してくれない?」
「駄目です」
「何で?」
「そういう仕様です」
「………あ、そう」
再び机に突っ伏す愛香。
(まあ、あのへそ好きの変態たちも倒したからもう大丈夫か…)
ふとそんなことを考えていた時に、総司と慧理那が戻ってくる。
「あ、お疲れ様でした総司様、慧理那さん」
「ああ、そっちの方も無事…って、どうしたんだ愛香!?」
「…何でもないわ」
盛大に机に突っ伏して脱力している愛香を見てギョッとする総司。
それに対し、うな重を完食したトゥアールが答える。
「あーそれがですねぇ、愛香さん、おへ…、ッ!!」
ギョロッと首だけ向けてトゥアールを睨み付けていた愛香。
「おへ…?」
「い、いやー、愛香さんったら突然"お遍路参り"に行きたいとか…」
「はぁ?」
(言ったら"殺す"わよ)
と言わんばかりの形相にさすがのトゥアールもその先が紡げなかった。
「あ、そ、そーいえば総司様の方はどうでした?」
「少し手こずっておられたみたいですけど…」
「あ、あー、別にそんなに強くはない奴だったんだけど…なんか妙にしぶとかったんだよなぁ」
「なぁ、慧理那?」
「えぇ、戦いの間『ランプレイギルティ殿がシーアネモネギルティ殿の仇を討つまでお前たちの相手はこの私がする!』とか『仇を討つまで倒れるわけにはいかない!』とか何度も仰って…」
ピクッと反応する愛香。
「で、最後も『私が死んでもシーアネモネギルティ殿を崇める者"たち"が必ず復讐を果たす!』とか言って…」
「一体何だったんだ…?」
「あー…」
その言葉が何を意味するのか…大体想像がついたトゥアールは恐る恐る愛香の方を見た。
「………」
静かに…しかしながら全身から明らかに怒気を発しながら彼女は無言で立っていた。
そして…
「ま、まだ…あんな連中がたくさん…ふざけんじゃないわよおおおおおおおおおおおッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
バキャアッッ!!!
憐れ彼女の目の前にいたばかりに蹴り上げられ無慈悲に粉砕されるテーブル。
「うわっ!?ど、どうした愛香…!?」
「どーしたもこーしたもないわよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
秘密基地に憐れな少女の叫び声が木霊した。
その後、実際に仇討ちにやってきたものがいたかどうか…は定かではない。
[後書き]
というわけでテイルブルー後編でした。
彼女の話は一旦ここで終了です。
ヤツメウナギのあの口でデベソとか吸われたらどうなるんだろうか?というしょうもない発想から今回の話を書いてみました。愛香さんごめんなさい。
それにしても、ナベルスターズのインセク達を書いてるときにも思いましたが、実際の動植物をモチーフにした怪人たちで、どうやってヒロイン達のおへそを責めようか考えるのって実に楽しいですねぇw
ネーブル・リナの方でもそういう怪人たちを出してみたいんですが…
拍手返しです。
>デベソの方が色々な責めのイメージが湧きやすいですね。 凹んでると広げるか刺すくらいしかないですし。 デベソといえば、アルティナの続きも待ってます。
そうなんですよねぇ。ここまでへそ責め話書いてるとどうしてもネタも尽きてきがちで…
あとはシチュエーションとかでバリエーションをつけていくとか…
アルティナさん…も、もちろん忘れていませんよ!
「………来たか」
遥か遠くの空から急接近する物体を感知し、呟くランプレイギルティ。
そして数秒経たない内に蒼のツインテール戦士がはっきり視界に映ると、彼は大声で名乗りを上げた。
「待っていたぞテイルブルー!我が名はラ…」
「エグゼキュートウエェェェェェェェェェイブッッッッッッッ!!!!!!!!」
ドガーンッッ!!!!!!!
「ぬおおおおあああああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!???????」
間髪入れず投擲されたウェイブランスの一撃により、ランプレイギルティのいた箇所から大爆炎が上がる。
続いて地面に降り立ち、投擲したランスを引き抜くテイルブルー。
「………」
掟破りの初手必殺技だったが、確実に相手を仕留めたかその爆煙を凝視する。
余計な手間をかけずこの一撃で倒れていれば…と願うブルーだったが、その時煙の中で影が揺らめいた。
「お、おのれテイルブルー…その無慈悲なまでの苛烈さ…噂通りだ…」
「だが、どうやらいつもより技のキレが甘かったようだな…」
やがて煙の中から悠然とランプレイギルティがその姿を現す。
「初手必殺技が破られるということは…すなわちそれ敗北フラグなり!」
「…チッ!」
初手で仕留め損ねたことに舌打ちするブルー。
「改めて名乗ろう。我が名はランプレイギルティ…」
「先日貴様に倒されたシーアネモネギルティが友よ」
その名を聞いて、ブルーの顔が引きつる。
「な、何よ…仇討ちってわけ?」
「フフフ、そうだ」
「そして我が友が残した"置き土産"を受け取りに…な」
八対の目がギラリと光るのを見て、ブルーは身の毛がよだつ思いがした。
細長くぬめった体…円口状の口…そして不気味に光る八対の目…
それは彼女が苦手とする要素の集合体のような敵…
よりによって"こんな時に"こんな敵と戦わなければならない己の不幸を呪った。
「時にテイルブルーよ、何故に先ほどより腹に手を当てているのだ?」
ギクッ!
敵の言葉に思わず動揺するテイルブルー。
「先の技のキレが悪かったのも、その体勢で無理に放ったからであろう?」
「腹でも痛むのか?」
「ア、アンタには関係ないでしょ!」
「フフ…そうか」
ニタリと笑いながらゆっくりとブルーに迫るランプレイギルティ。
「く…っ!」
お腹に手を添えたまま、片手でランスを構える。
そして意を決し一気に相手との距離を詰める。
「てぇいッ!!」
「そのような槍さばきで…なにっ!?」
初撃を余裕で避けるものの、間髪入れず次々と繰り出される攻撃。
片手しか使えない分、手数で攻める戦法をとったブルー。
「な、なんという息をも吐かせぬ連続攻撃…さすがだテイルブルー!」
「無駄口叩いている暇あったら、さっさとやられなさいよ!!」
そしてついにランスの斬撃がランプレイギルティの体を捉える。
「ぬうッ!?」
「やった…!って、え…?」
確かに相手の体を捉えたはずの刃…
だが手ごたえがまったく感じられない。
「フフ…」
見るとランプレイギルティの体から分泌された粘液がウェイブランスの刃を包み込んでいた。
「残念だったなテイルブルーよ。その程度の威力では我が体に傷をつけることは出来ん」
「両手でならともかく、"片手"でしか振われんその刃ではな…」
「う、嘘…?」
ランスの切れ味を完全に封殺されてしまったことに動揺するテイルブルー。
そしてその一瞬の隙が狙われた。
「そこだッ!」
「えっ!?い、いやああああああ!!???」
ランプレイギルティの体が一気に伸し掛かる。
思わずランスを手落とし、そのまま地面に押し倒されてしまうテイルブルー。
「フフフ、どうだテイルブルーよ…我が粘液地獄の味は?」
ランプレイギルティの粘液が次々とブルーの肢体に降り注ぐ。
「いやああああ…いやあああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!!」
全身に塗りたくられる生暖かい粘ついた感触に悲鳴を上げるブルー。
咄嗟に逃れようとするも、そうはさせまいとランプレイギルティがその肢体に絡み付く。
「逃がさんぞテイルブルー…フフフ…」
「イヤアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
滑った粘液だらけの体を押し付けられ、もはや失神寸前のブルー。
だがその時、彼女の耳元でそっと言葉が囁かれた。
「テイルブルーよ、なんだその絆創膏は…?」
「!?」
ハッとするブルー。
いつの間にか腹部を抑えていた手を外してしまっていた彼女。
周囲の目に触れないようにずっと隠していたそこには、まるでおヘソを封印するかの様に絆創膏がバッテン状に貼りつけられていた。
少し時を遡った秘密基地にて…
「…それじゃ…行ってくるわ…」
沈痛な面持ちで発進態勢に入るテイルブルー。
「あ、ちょっと待ってください」
「気休めになるか分かりませんが…これを」
発進しようとするブルーを呼び止めたトゥアールは彼女の前に座り込み、ゴソゴソと何かを取り出すとそれをそのお腹に張り付けた。
「んぅ…!な、なに…絆創膏…?」
「ずっとおヘソを手で隠しながら戦うわけにもいかないでしょう?」
「それだったらまだ見られてもマシじゃないですか」
「あ…うん…ありがとう…」
根本的な解決にもなっていない、もはや馬鹿馬鹿しいまでの対処法ではあったが、彼女なりの気遣いにわずかに笑みを見せるブルー。
「それじゃ…行ってくるわ」
「ハハハハハ、なんだそれは!?そんな箇所に怪我でもしたのかテイルブルー?」
「くぅ…!」
かろうじて自分の秘密はまだ守られている…だが手で押さえることも叶わず、この粘液地獄の中ではすぐに剥がれてしまうのも時間の問題であった。
(も、もうこうなったら…なりふり構ってられないわ)
意を決して、拘束を解くため全身に力を込めようとする。
「どうやら…"奴"の最期のあがきはうまくいったようだな」
「え?」
ふいに放たれた言葉に思わず反応するブルー。
「奴はヘソ…特に美しく凹んだヘソを好んでおった…」
「そしてテイルブルー、貴様のその引き締まったお腹に彫り込まれたビーナスの如きヘソ、それを愛でることに執心してした」
「な、何を言ってるのよ…」
「だが奴は自らの死を悟ったとき、もはやそのヘソを愛でられなくなるくらいなら、と最期の悪あがき…いや、"友"のために置き土産を残していってくれた」
「…!?」
「奴の触手には”ある特殊な効果"を持った毒が仕込まれている…奴は最期にソレを貴様のヘソに射ち込んだのだ」
「ま、まさか…!?」
「その毒素は犯した細胞を約一週間の潜伏期間の後、膨張・肥大化させる…」
「もう私は知っているぞテイルブルー…貴様のヘソはッ!」
テイルブルーのお腹に貼られた絆創膏に手をかけるランプレイギルティ。
「い、いやあッ!!!!やめてええええええええええ!!!!!!!!!!!」
必死に止めようと抵抗するブルー。
だがそれより先にランプレイギルティが絆創膏を引き剥がした!
「私は…『デベソ属性』のランプレイギルティだ!!」
「やあああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!」
あまりもの恥ずかしさにブルーの悲鳴が上がる。
絆創膏が剥がされたそこにはおよそ直径3cmはあろうかというほどの肉片…見事な出べそが鎮座していた。
朝と比べても、さらに肥大化が進んでいるようであった。
「フ…フフフ、見事なデベソだッ!!しかもそのへそ出しスーツだと特段映えるものよ!」
「嫌あああああああッッッッッッ!!!!!!!見ないでぇええええええええええッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
あろうことか涙をボロボロ流し始めるブルー。
あの鬼神とまで恐れられた彼女が出べそを見られて泣いている…それがさらにランプレイギルティの煩悩を刺激した。
「おお、いいぞテイルブルーよ!私は普段強気の女の子が己の恥部たるデベソを見られるやいなや弱気になり泣き出すシチュエーションが大好きなのだ!」
己の趣味性癖を興奮気味にまくしたてるランプレイギルティ。
「奴(シーアネモネギルティ)は綺麗に凹んだ臍こそ最高だとぬかしておったが、やはりデベソこそ至高が一品よ!」
「お腹からみっともなく飛び出したその醜悪な物体が、可憐な乙女の美しき腹部に付いているそのアンバランスさ!」
「それこそが、デベソの魅力!ただの臍では味わえぬ魅力よ!」
「う、うるさいいィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!」
大声でつらつらと出べその魅力について熱く語るランプレイギルティに顔を真っ赤にさせ怒号を上げるテイルブルー。
「フフフ、いいぞテイルブルーよ…もっと恥ずかしがるがよい」
「だが"真のデベソの魅力"は別のところにある…それはッ!」
ランプレイギルティの頭が一気にブルーの腹部に接近する。
「ヒィッ!?な、なにすんのよ!?」
「フフ、安心しろ…私はただこのデベソを存分に堪能するまでよ!凹んだ臍では為しえないデベソならではの、な!」
「ま、まさか…!?」
ブルーの顔が引きつる。
「そうだ!貴様のデベソたっぷりと味わせてもらうッ!!」
「や、やめ…ッ、はぁうッ!!」
その悍ましい行為を想像し必死に抵抗しようとするテイルブルー。
だがあっさりとそのデベソにランプレイギルティの口が覆いかぶさった。
「ヒィィィィィィッッッッッ!!!!!??????」
「むごッ!むごごごご!むごごごごごごッ!!む、むごごごごごごッッ!!!!!(こ、これは…このマシュマロの如き柔らかさっ!それでいて張りのある弾力っ!!こ、これぞまさに至高のデベソッ!!!!)」
「吸い付いたまま喋ってんじゃないわよぉぉおおおおおおお!!!!!!!この馬鹿あああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
デベソに吸い付かれるなど、もはや羞恥も極みの事態にブルーが叫び声を上げる。
その声に応じてか一旦口を放すランプレイギルティ。
「フフフ、やはり私の目は狂いにはなかった…貴様こそ百年に一人のデベソの傑材よッ!!」
「嬉しかないわよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
「ならば!私がもっと貴様のデベソの魅力を引き立ててやろう!」
「な、なに言って…ひゃあうんッッ!!!!!」
再びブルーのデベソに吸い付くランプレイギルティ。
「も、もういい加減に…ひィッ!?」
ビクンと体を震わせるブルー。
「ま、まさかアンタ…アタシのおヘソをぉ…うひぃッ!!ひゃああああああああああああああッッッッッッッ!!!!!!!!」
腹部の中心にこれまでの中でも最大の快感にも等しい感触が走る。
あろうことかランプレイギルティは彼女のデベソを吸い上げ始めていた。
「な、なにやってんのよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!この変態ウナギィいいいいいいいいいいいいいいいッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
「むごごごご!!!!!むごごごごごごご!!!!!!!!(ウナギ【イール】ではない!ヤツメウナギ【ランプレイ】だ!!)」
訂正を入れながらも、さらにデベソを強く吸い上げる。
「んああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
デベソを無理矢理引っ張られ、それにつれてブルーの体が大きく仰け反る。
「むごッ!むごごごごごごごごごごごご!!!!!!!!!!(いいぞッ!このまま限界まで吸い出してさらに醜く、それでいてチャーミングなデベソへと改造してくれる!!)」
吸い上げると同時に、口内の無数の歯によってリズミカルにデベソを甘噛みする。
「あひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
無数の歯が彼女の柔な出べそに容赦なく食い込む。
もはや気が狂いそうなほどの感触に、あられもなく口から涎を溢れさせ身悶えるテイルブルー。
(も、もう…駄目…おヘソ…おかしくな…)
これ以上ないくらいデベソを徹底的に弄ばされ、もはや彼女の精神力も限界を迎えていた。
(わ、わたし…おヘソで…イって……総司…)
絶頂寸前、脳裏に思わずその顔が思い浮かぶ…
もはや彼女が一線を越えそうになったその時…!
「そこまでです!」
突如新たな声が響く。
「ぬっ!?」
思わずブルーの臍から口を放し、声の方へと顔を向けるランプレイギルティ。
同時にブルーも虚ろな目でそちらの方を見る。
(ト、トゥアール…?)
そこにいたのは敵前に出るときのいつもの仮面をつけたトゥアールの姿であった。
「誰だ貴様はッ!?」
「私の名は仮面ツインテール!」
「そこなデベソ好きのエレメリアン!これを見なさいッ!!」
ガバッと己の服の裾を捲り上げるトゥアール。
「な…ッ!?」
"ソレ"を見て思わず絶句するランプレイギルティ。
その露わになったトゥアールの腹部の中央には、直径およそ5cmはあろうかという巨大デベソが付いていた。
「どぉ~ですかぁ~!この巨大デベソ、じっくりと味わってみませんかぁ~?」
そう言いながら腰を艶めかしく振り、デベソを前後に突き出しながら誘惑する。
「ぬぅ、うぅ…し、しかしそうあからさまに見せつけるように見せられては…いまいち…気が…」
「なぁに言ってるんですかぁ!?そんな筋肉デベソより、この乳のごとく柔らかで弾力もあるこっちのデベソの方が美味しいに決まってるじゃないですかぁ!!」
指でフニフニと弄りながら、さらにデベソアピールするトゥアール。
「うぬうう…」
指で弄られる度に形を変えるデベソをランプレイギルティは凝視した。
「あはぁ!は、早くこのデベソ…弄ってくださいよぉ~!ふぁああんッッ!!!!」
顔を上気させながら喘ぎ声を上げるトゥアール。
「………デベソ弄りに耽る痴女…それもまた一興かッ!!」
拘束していたテイルブルーの体から離れ、一気にトゥアールの元に迫る。
「ならばッ!貴様のデベソの味…確かめさせてもらおうッ!!」
先ほどまでブルーのデベソを散々苛ませていたその円口でトゥアールのデベソに一気に吸い付く。
「ひゃんッ!!」
トゥアールが嬌声を上げたその瞬間であった。
ブチッ!
「!?、………ヘソが…取れた…?」
口の中に残る物体…
デベソの下から現れた普通にくぼんだトゥアールの臍…
一瞬何が起きたか分からず目を白黒させるランプレイギルティ。
「…かかりましたね」
いつの間にか右手に持っていたスイッチを入れるトゥアール。
カチッ!
「…え?」
その瞬間、ランプレイギルティの口内部で閃光がさく裂した。
「ぎゃああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
ランプレイギルティの口から噴き出す炎。
「フフフ、かかりましたね」
「それは作り物もののデベソです。中に爆破装置を仕掛けさせていただきました」
「むぐぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!」
もはやトゥアールの声も聞こえていないかのように、あまりもの激痛にのたうち回りながら悶絶するランプレイギルティ。
その隙にトゥアールは力無く仰向けに倒れ、真っ赤になった出べそをピクピクと震わせているテイルブルーの元に駆けつける。
そして白衣のポケットから注射器を取り出すと、間髪入れずそれを彼女のデベソの中心に挿入した。
「ふぁ…!」
ビクンと震えるブルーの体。
そしてその中身をすべて注入し終えると、トゥアールは彼女の体を揺すった。
「ほら、愛香さん!いつまで呆けてるんですか!」
「おヘソ見てください!」
「え…?」
焦点の合わない目で自分のヘソを見るブルー。
まるで空気が抜けるようにゆっくりと収縮し、やがて元の形へと凹んでいく自分のヘソ…
「あ…、お、おヘソ…戻って…」
「さっき愛香さんのおヘソから抽出した試料で作った中和剤で、肥大化の原因となっていた毒素を消したんです」
「これでもう大丈夫ですよ!」
「…あ、ありがとう…トゥアール」
「礼はアイツを倒してからにしてください」
トゥアールが視線を向けた先で、未だ悶え苦しんでいるランプレイギルティ。
「がはあああああ…ま、まさか臍が爆発するとはぁ…ハッ?」
いきなり自分の目の前の地面に突き立てられたランスの刃。
それをゆっくりと見上げていくと…
「何か…言い残すことは、ある?」
蒼き鬼神の顔がそこにあった。
「………」
「…で、デベソこそ…我が…」
「うりゃああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
ランプレイギルティの体に渾身の力でランスを突き立てるテイルブルー。
「ぐわあああああああああああああああああッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!シ、シーアネモネギルティよぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!あの世で好みの臍について語りつくそうぞオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッ!!!!!!!!!!!」
ドカーンッッ!!!!
最期の断末魔と共に爆破四散するランプレイギルティ。
「………」
「女の子のおヘソを…どーのこーの言うもんじゃないわよ…」
呟くテイルブルー。
ようやく彼女にとって、最後の悪夢が終焉した…
それからしばらくして秘密基地。
「いやー(モグモグ)、それにしても(モグモグ)、災難でしたねぇ愛香さん(モグモグ)」
「………」
特上うな重を頬張りながら愛香に声をかけるトゥアール。
「ほら、愛香さんの分もありますよ」
「これでも食べて元気になってくださいよ!」
「…アンタ、私が今それを食べたい気分に思える?」
机に顔を突っ伏したまま答える愛香。
「ランプレイ【ヤツメウナギ】じゃなくて、イール【ウナギ】ですよ?」
「…そういう問題じゃない」
元に戻ったものの、己の出べそに散々振り回された今日一日に完全に疲労困憊状態であった。
「………あのさ、トゥアール…」
ふと顔を上げる愛香。
「何ですか?」
「テイルブルーのスーツ、お腹の部分だけでも隠してくれない?」
「駄目です」
「何で?」
「そういう仕様です」
「………あ、そう」
再び机に突っ伏す愛香。
(まあ、あのへそ好きの変態たちも倒したからもう大丈夫か…)
ふとそんなことを考えていた時に、総司と慧理那が戻ってくる。
「あ、お疲れ様でした総司様、慧理那さん」
「ああ、そっちの方も無事…って、どうしたんだ愛香!?」
「…何でもないわ」
盛大に机に突っ伏して脱力している愛香を見てギョッとする総司。
それに対し、うな重を完食したトゥアールが答える。
「あーそれがですねぇ、愛香さん、おへ…、ッ!!」
ギョロッと首だけ向けてトゥアールを睨み付けていた愛香。
「おへ…?」
「い、いやー、愛香さんったら突然"お遍路参り"に行きたいとか…」
「はぁ?」
(言ったら"殺す"わよ)
と言わんばかりの形相にさすがのトゥアールもその先が紡げなかった。
「あ、そ、そーいえば総司様の方はどうでした?」
「少し手こずっておられたみたいですけど…」
「あ、あー、別にそんなに強くはない奴だったんだけど…なんか妙にしぶとかったんだよなぁ」
「なぁ、慧理那?」
「えぇ、戦いの間『ランプレイギルティ殿がシーアネモネギルティ殿の仇を討つまでお前たちの相手はこの私がする!』とか『仇を討つまで倒れるわけにはいかない!』とか何度も仰って…」
ピクッと反応する愛香。
「で、最後も『私が死んでもシーアネモネギルティ殿を崇める者"たち"が必ず復讐を果たす!』とか言って…」
「一体何だったんだ…?」
「あー…」
その言葉が何を意味するのか…大体想像がついたトゥアールは恐る恐る愛香の方を見た。
「………」
静かに…しかしながら全身から明らかに怒気を発しながら彼女は無言で立っていた。
そして…
「ま、まだ…あんな連中がたくさん…ふざけんじゃないわよおおおおおおおおおおおッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
バキャアッッ!!!
憐れ彼女の目の前にいたばかりに蹴り上げられ無慈悲に粉砕されるテーブル。
「うわっ!?ど、どうした愛香…!?」
「どーしたもこーしたもないわよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
秘密基地に憐れな少女の叫び声が木霊した。
その後、実際に仇討ちにやってきたものがいたかどうか…は定かではない。
[後書き]
というわけでテイルブルー後編でした。
彼女の話は一旦ここで終了です。
ヤツメウナギのあの口でデベソとか吸われたらどうなるんだろうか?というしょうもない発想から今回の話を書いてみました。愛香さんごめんなさい。
それにしても、ナベルスターズのインセク達を書いてるときにも思いましたが、実際の動植物をモチーフにした怪人たちで、どうやってヒロイン達のおへそを責めようか考えるのって実に楽しいですねぇw
ネーブル・リナの方でもそういう怪人たちを出してみたいんですが…
拍手返しです。
>デベソの方が色々な責めのイメージが湧きやすいですね。 凹んでると広げるか刺すくらいしかないですし。 デベソといえば、アルティナの続きも待ってます。
そうなんですよねぇ。ここまでへそ責め話書いてるとどうしてもネタも尽きてきがちで…
あとはシチュエーションとかでバリエーションをつけていくとか…
アルティナさん…も、もちろん忘れていませんよ!
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