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へそ出しヒロインや時々男の子がおヘソを弄られたり嬲られたりしながら頑張るイラストを載せています。基本ラフ画がメインです。感想やコメントいただけると嬉しいです!

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「未来へ帰る方法…ですか?」

突然のミアからの問い。

「あぁ、お前は『この世界で何もしても、あの未来は救われない』って言ったな」
「だけどアタシがあの未来に戻ることは…出来るよな?」

「!、まさか…」
「ネーブル・ミア、あなたは…」

「………」




そしてミアは今、ルカのラボにいた。

24との激戦で一度は破壊されつくした設備も一通り復旧が進み、かつて"装置"があった場所にはルカの作り出した"新たな装置"が鎮座していた。

「おい、これで未来に戻れるんだよな?」

それをコンコンと叩きながら、離れたコンソール台にいるルカに声をかける。

既に彼女は変身した姿でいつでも未来へ飛べるようにしていた。

「24の残した情報を元に組み立ててみたけど、僕もこんな装置を作るなんて初めてだし正直上手くいくかは…」

「失敗したらテメエのデベソ引き千切って、その空いた穴に捻じ込んでやるからな!」

ルカに対して凄むミア。

「大体テメエ、以前"このアタシにしたこと"分かってるんだろなぁ?」

そういいながらそのヘソをルカに見せつける。

「わ、分かってるよ!だからこうしてその侘びとして協力してやってるんだろ!?」

「ハン…」

再び装置に目を向けるミア。

そんなミアに恐る恐るルカは声をかけた。

「そ、それで…リナ達には…話したのか?」
「ここには来てないようだけど…」

「………」




二人で気の済むまで交じり合ったあの夏の夜…

突如ミアが発した告白。

「…なんで?」
「なんでせっかく私たち仲良くなれたのに…なんで…」

責めるような顔で問うリナ。

「ミアちゃん…未来で辛い思いばかりしてきたんでしょ?」
「もうミアちゃんは戦わなくてもいいんだよ!?アタシや麻美ちゃんと一緒にこの世界で…」

「あぁ、アタシだって先輩たちとずっと一緒にいたい…」
「だけど戻らなきゃいけないんだ、あの未来に」

「だからなんで…!?」

「先輩がアタシのことをとても思いがけてくれてることは分かっているし、アタシも先輩のことは…正直大好きだけど…」
「だけど…アタシにとっての本当の"ママ"は…あの未来でずっと装置に捕らえられている"ママ"なんだ…」

「!」

「アタシは…"ママ"を救いに行きたいんだ!」




「…テメエには関係ないことだろ」

どこか後ろめたい表情でつぶやくミア。

「………」

ルカはそれ以上何も言わなかった。

しばらく無言の時間が続き、そして調整が終わったルカがようやく口を開けた。

「…準備は済んだ。エナジーの充填も終わった」
「転送カプセルに入ってくれ」

「あぁ…」

一人分の大きさほどの転送カプセルに足を踏み入れようとするミア。

「その…色々無茶言ってすまねぇな」

「え?」

「何でもねぇよ!さっさと起動してくれ!」

その時であった。

「ミアちゃん!」

「!」

突如響いたのは麻美の声であった。

「麻美先輩…」

勢いよく自動扉から入り込んでくる麻美。

そしてその後ろから複雑な面持ちの理奈が続く。

「聞いたよッ!未来に帰るって…!!」

「………」

「この前3人で行った旅行から帰って来た時から、理奈ちゃんの様子がなんだか変だったから…」
「聞いてみたら、ミアちゃんが未来へ帰ろうとしてるって…!!」

「…それでいきなりここへ来たってのか?なんか出来過ぎてるよな」

ルカの方を睨み付けるミア。

「あぁ、僕が彼女たちをここに呼び寄せたんだ」

「余計な真似しやがって…」

「彼女たちにとって、君は大切な人だろ?」
「そんな人間がいきなりいなくなる辛さは…僕が一番知っているからな」

「…!」

ハッとするミア。

彼女の脳裏にローザとの別れの場面が過る。

「ミアちゃん!ミアちゃんが元いた未来の理奈ちゃんを助けたいって気持ちは分かる…分かるよ」
「だけど…私たちもミアちゃんとずっと一緒にいたい…いたいんだよッ!」

涙を浮かべながら叫ぶ麻美。

「分かってる…分かってる麻美先輩…」
「だけど…アタシだけがこの世界で楽しく生きているわけにはいかない…」
「あの世界で今でも必死に戦っている皆のためにも…アタシは戻らなくちゃいけないだ!」

「!」

「以前のアタシはあのクソッたれた世界をぶち壊したくて、ただがむしゃらに暴れているだけだった…」
「だけど今なら…ママの思いが分かった今なら私は自分の意志で戦える!」
「そして必ずママを助け出してみせる!」

「ミアちゃん…」

そう言い放つミアの顔は今まで見てきた中でも一番凛々しかった。

「最後まで出来の悪い子で悪かったな、先輩…」

「………う、うェ、うぇええええええ…」

堪え切れなくなったのかついに泣き出してしまう理奈。

「ミアちゃぁん…ミアちゃあああああああああんんん…!!!!!!!」

その場に崩れ落ち泣きじゃくる。

「…本当に…ごめんなさい…」

ミアも堪えようとするも、その目じりからポロポロと涙が零れ落ちる。

後ろ髪を引かれる思いだったが、それを振り切るようにカプセルの中へ入っていこうとする。

だがその時…!

ビービービー!

「!?」

突如、装置からけたたましい警報音が鳴り響く。

「なんだ!?」

「ふぇ!?」

泣きじゃくっていた理奈も思わず顔を上げる。

「おい、ルカ!!どうなってんだこりゃあ!?」

怒号を上げるミア。

「まさか壊れたってんじゃないだろうな!?」

「い、いや…まだ装置は本起動させていない…なのにこれは…?」

コンソールの画面を次々と切り替えながら事態の把握に努めようとするルカ。

「カプセル内に高エナジー反応!?まさか…何かがこちら側にッ!?」

そして叫ぶ。

「そこからすぐに離れろッ!!何かが来るッ!!」

「!?」

反射的にその場から身を引こうとするミア。

その瞬間、カプセルの内部から眩いばかりの光が溢れ出す。

「うおおおおおおッッッ!!????」

「な、何なの!?」

その場にいる皆が動揺の声を上げる中、そのカバーが勢いよく開き、そしてそこから一人の人影が姿を現す。

「あ~、うまく飛べたみたいやな。って、どこやねんここ…」

パンパンと頭の帽子を叩きながら現れたその人物は、"ミアたちがよく知る格好"をした女性であった。

鳩尾あたりまでの着丈しかないジャケットにホットパンツ。

丸々とさらけ出されたその引き締まったお腹にかけられた×状のベルト。

そしてちょうどベルトが交差するヘソにあたる部分に取り付けられた球状の金属パーツ。

それは彼女が他ならぬナベルロイドであることを示唆していた。

「まさか…またナベルロイドが送り込まれたってのかッ!?」

驚愕の表情を浮かべながら身構えるミア。

一方、新たなナベルロイドもミアのことに気づく。

「うおあッ!?いきなりネーブル・ミアや!?」
「ってこたぁ…ちゃんと目的地に来れたってことやなッ!?」

シックスピースのロゴが入ったキャップを被った、リナ達よりも少し年上にみえるナベルロイド。

彼女はニヤッと笑うと、素早く太もものホルダーに収納されたステッキを取り出した。

すると瞬く間にステッキが展開し、彼女の両手にトンファーとして装着される。

「お前はナンバー……確か13か!?」

「『11』や!!イレブンや!!」

「そいつぁ間違えて悪かったなッ!!」

すぐさま攻撃をしかけるミア。

繰り出されたその鋭い蹴りをトンファーで受け流す11。

「ったく、ちゃんと着いたんはええけど、いきなり目標に接触するんはちっと計算外やったで!!」

「何ごちゃごちゃ言ってんだ!!こんな時に来やがってッ!!」

次々と繰り出されるミアの攻撃。

だが11はそれを器用にいなし続ける。

「そりゃすまんかったなッ!あとついでに教えてくれへんか!?」
「先にここに来た17や24がどうなったんかを!」

「ああ!?あいつらならぶっ潰してやったってんだよ!!」
「ついでnumber3の奴もなッ!!」

「そういうこっちゃか!」

ミアの拳をトンファーで受け止めながら11が呟く。

「number3は指令無しに独自に過去へと飛んでた…」
「やっぱあいつは裏切り者やったちゅーことやな!?」

「知るかッ!!」

さらに振るわれたミアの拳をガードしようとする11。

だがミアは咄嗟に拳を開き、トンファーごと彼女の手首を掴んだ。

「!!」

「でぇりゃああああッッッッ!!!!!!!」

すかさず彼女の体を思い切り振らすミア。

一瞬ガードが崩れたところに、握りしめた拳を彼女の腹に叩き込んだ。

「うぐぶぅッ!!」

11の口から噴き出す唾液。

そのまま崩れ落ちそうになる彼女の腹部に連打を叩き込むミア。

「がアッ!!げへぇッ!!おブゥアアッッッッ!!!!!」

「おらあっ!!」

11をカプセル向けて放り投げる。

そしてミアも、そのまま彼女を抑えつけるようにカプセルに入り込む。

「今だッ!!こいつごとアタシを未来へ飛ばせえッ!!」

「!」

ミアの意図を察し、咄嗟にコンソールを操作するルカ。

ビービービー!!

だが響き渡る警告音。

「!、だ、駄目だッ!!」

「ハァッ!?何でだよ!?」

「先の転送でエナジーが消耗して、転送に必要な分がないッ!!」

「何だとォッ!?ッおブゥッ!??」

隙をつかれて、腹にケリを叩き込まれるミア。

そのままカプセルからはじき出されてしまう。

「ったく、いつまでこんなとこに押し込めとく気や!」

口端から垂れる血を拭いながら、カプセルから出てくる11。

「でもこれで分かったわ。アンタ、これから逆に未来に行こうとしてたんやろ?」

「く、ぐぅぅ…お、お前のせいで…」

「知るかいや」
「ウチがこっち来ようしてるときに偶然そっちがゲート開こうとしてたからやろ?」
「ま、おかげでウチも無事にここに来れたんやけどな」

キャップの位置を直し、再びトンファーを構える11。

17ほど戦闘能力は高くはない。

だがナンバーでは上位の彼女は、純粋な戦闘狂である17よりも状況判断に優れ、また戦いの運び方も心得たプロフェッショナルであった。

(さぁて、どないしよか…)

今、目の前に対峙しているネーブル・ミア。

そして離れたところにいる2人の少女と1人の少年。

(あのガキンチョがこの装置を操作していて…そしてあっちの2人…)

一人の少女に11は見覚えがあった。

未来世界で自分たちの組織の中枢たる装置に組み込まれている少女、片瀬理奈である。

(ここでまともにネーブル・ミアとやり合うんは少々骨やしな…、そんなら!)

一気にネーブル・ミアへ詰め寄る11

「!」

迎撃しようとするミア。

だが彼女は誰にも気づかれず手にしていた牽制用の閃光弾を彼女に向って放り投げた。

「うぐッ!?」

思わず怯むミアの横をすり抜け、本当の狙いである片瀬理奈の元へと迫る。

「せ、先輩ッ!?」

「ちょっと眠ってもらうでッ!」

唖然とした表情を浮かべる理奈のみぞおちに向けて拳を放つ11。

だが次の瞬間、今度は彼女が激しい閃光にさらされた。

「んなッ!?」

突如理奈の腹部から放出された光にまたも弾き飛ばされる。

「な、なんやねんッ!?」

そして何者かが床に倒れ込んだ11を抑えつけるように覆い被さる。

それはいつの間にか変身を果たしていたネーブル・リナであった。

「先輩ッ!?」

「ミアちゃん!この人は私が相手をするから…その間に早く未来に行ってッ!!」

「な、何言ってんだ!?先輩がそいつの相手を出来るわけ…」

「馬鹿にしないでッ!!」

「!!」

有無を言わせない顔でミアを睨み付けるリナ。

「私たちを放って勝手に未来に帰ろうとしていたのに…今になって私の心配なんかして…!」
「もうミアちゃんに頼らなくてもやっていけるんだからッ!!」

「せん…ぱい…」

その言葉に呆然とするミア。

そんな彼女の手を誰かがいきなりとる。

「!」

そのまま手を引かれカプセルに押し込まれるミア。

「麻美…先輩…?」

カプセルのカバーを閉め、自分の体を押し付けるように蓋をしていたのは麻美であった。

「ちょ、ちょっと何やってるんだよ!?」

「ミアちゃん…リナちゃんの気持ちも分かってあげて…」

「!」

「リナちゃん、本当はミアちゃんと別れるのがとても辛いんだよ」
「だけどああやって、未来へ行こうとしているミアちゃんのために戦っている…」
「その気持ちを分かってあげて!」

「………」

「ルカ君!エナジーはどうすれば補充できるの!?」

「あ、ああ…直接カプセル内から補充できるようチューブを設置している!」
「それをヘソに挿して、エナジーを補充すれば…」

「聞いた通りだよミアちゃん。早くそのチューブを挿してオナニーでエナジーを…!」

言われるまま、カプセル内に設置されたチューブを手にするミア。

だがいざオナニーしろと言われても躊躇してしまう。

「もう…一人でおへそオナニー出来ないなんて言わせないよ」
「未来の世界で、今でもリナちゃんからエナジーが貰えるとは限らないんでしょ?」

「ぐ…」

チューブを握りしめ逡巡するミア。

「だ、だけど…こんな…こんな状況でオナニー出来るわけないだろ!?」

「甘ったれないでッ!!」

「!!」

「もう一人立ちしないといけないんだよ…ミアちゃん…」

その目からは涙が垂れ落ちていた。

「麻美先輩…」

「ぐああンッ!!」

「!」

リナの呻き声が響き渡る。

見るといつの間にか拘束を振りほどかれ、逆に背後から手首を決めるように拘束されていたリナ。

「う、うぅ…い、痛い…」

「なんやこの程度で根を上げるんか?ネーブル・ミアに比べて随分弱っちいな!」

「わ、私は…弱くなんか…ない!!」

「だったらこれはどやッ!?」

ふいに抑えていた手首を離す11。

「あ…っ」

リナの体を真正面に向けると、トンファーの先端部を思い切り彼女のへそ穴へと突き込んだ。

「ぐっブっ!!」

さらに先端が臍穴に侵入した瞬間、そこに仕込まれていた金属鋲が飛び出しリナのヘソの中心部、臍乳頭へと打ち込まれる。

「がっアッアアアアアアアアアッッッッッッ!!!!??????????」

弱点である臍穴の中でも、特に脆弱な部位をピンポイントで撃ち抜かれた激痛にみっともなく舌を突き出し苦悶の叫びを上げるリナ。

「先輩ッ!?」

その致命的な一撃に思わず叫ぶミア。

「ハッ、これはよく効くやろ?」

「ま、まだぁ…」

激痛に震えながらも、なんとか自分のヘソに撃ち込まれたトンファーを掴もうとするリナ。

「意外と根性あんな。だけどこれで終わりちゃうでっ!!」

ギュウウウウンンッッッ!!!!!

突如トンファーから機械音が鳴る。

その瞬間、リナのヘソ内部にまた新たな感覚が生じた。

「あっ、く…ッ、くあああああああアアアアアアアアアアアッッッッッッッ!!!!!!!!!」

まるで臍の奥中身が吸引されているかのような感覚…

それはすなわちリナのネーブルエナジーが吸い出されていることに他ならなかった。

「うああああああああッッッッッ!!!!!!!!エ、エナジーがぁッッ!!!エナジーがぁああああああああああッッッッッ!!!!!!!!!」



容赦なくへそ穴から吸い出されていくリナのエナジー。

このままでは戦う力を失ってしまう。

自分のヘソからトンファーを引き抜こうとするも、それより先に11が彼女の体を壁に押し付け、さらにトンファーを臍奥へとめり込ませる。

「ぐオぅンッ!!」

「おっと、簡単には逃さへんでぇ」
「ウチも遠出でちょっと疲れてんのや。エナジーパクらせてもらうで!」

いつのまにかトンファーの握り手の束の先からチューブが伸び、それが11の臍穴に埋め込まれたエナジー受信機へとつながっていた。

リナから奪われたエナジーが11への体内へと流れ込み、先ほどミアとの戦闘で傷ついた腹部の傷や痣が徐々に消えていく。

「はぁう、う…ぅ…」

容赦なく奪われていくエナジーに徐々にリナの視界がぼやけていく。

「こ、このままじゃ…」

リナ最大の窮地。

だがトンファーでエナジーを吸収していく11を見て麻美はあることに気づいた。

リナの臍穴に突き込まれた方とは反対の先端から煌めく粒子が放出されている。

(あのナベルロイドは…リナちゃんのエナジーを全て吸収し切れてない?)

麻美の予想通り、リナのネーブルエナジー発生量は膨大であるため、一ナベルロイドである11にはその全てを吸収することが出来なかった。

そのまま全てのエナジーを吸収してしまっては、自分の体内に埋め込まれた装置がオーバーフローを起こしてしまう。

そのためトンファーには許容量以上のエナジーを放出する機能もつけられていた。

「だったら…!」

咄嗟にある考えが頭を過り、リナたちの方へ駆け出す麻美。

「あ、お、おい…!」

呼び止めるミア。

「なんや?」

何か騒々しい気配を感じ、リナへの責めはそのままに首だけ振り返る11。

するとそこには麻美の姿があった。

「!、何をしようってんや!?」

「こうするのよ!!」

そういうと麻美は自らむき出しにしたヘソをエナジーが放出されているトンファーの先端へと突き込んだ。

「はぁうッ!!」

ビクンと震える体。

放出されたエナジーが一気に麻美の体内に流れ込む。

「な、何しとんのやッ!?」

麻美の体を突き放そうとする11。

だがエナジーの放出口を塞がれたことで、そこから吐き出されていた余剰エネルギーが逆流し11の体内へと流れ込む。

「うぶッ!!」

許容量以上のエナジーが体内に流れ込み、思わず息を詰まらせる11。

同時に臍の装置の隙間からエナジーが吹き漏れ出す。

これ以上エナジーを吸収してしまうと、自分の方がやられてしまう。

咄嗟にトンファーをリナのヘソから抜き出す11。

同時にその反対側の束を、へそ奥に押し込まれた麻美が嬌声を上げる。

「うあ"ンッ!!!!ふ、ふああああああああアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!」

へそ穴に十分なエナジーが溜まったことと、思い切りトンファーを臍穴に押し込まれたことで絶頂を迎える麻美。

その体が光に包まれ、彼女は三度目の変身を果たしていた。

「ネ、ネーブル・マミ…参上だよ」

「!」

初めて見るネーブル戦士に思わず目を見開く11。

「なんや、お前もおヘソ戦士やったんかい」
「揃いもそろって変態の巣窟やなここは!」

「変態だから戦えるんだよッ!!」

叫びながらマミは、お腹を押さえながら膝をつく11へと攻撃を仕掛けようとした。

だが、

ドボッ!!

「おぼ…ッ!!」

不意にヘソ穴に生じた衝撃。

何が起きたのか分からないといった表情で自分のヘソを見下ろすマミ。

「ぅ…あぁ…?」

「こーいうことも出来るんや」

トンファーの先をマミへと向けていた11。

そこに仕込まれていた炸裂装置により打ち出されたトンファーの先端部が、ちょうどそこだけくり抜かれたかのようにむき出しとなっているマミのへそに正確無比に命中し深くめり込んでいる。

そのままその場に崩れ落ちるマミ。

さらには先ほどのリナと同じように、臍中心部に食い込んだトンファー先端の鋲が彼女のエナジーを吸引しそのまま外部へと放出し始めた。

「うあああああ…エ、エナジーが…ッ、エナジーがぁああああ…」



必死にヘソ穴に突き刺さった吸引具を抜き出そうとするが、へそ穴から抜けていくエナジーの量は凄まじく、瞬く間にその手に込められた力が抜けていく。

「そ、そんなぁ…あ、あたし…何も…やってない…」

うずくまるマミを見下ろすように立ち上がる11。

「変身損ってことや、おつかれさん」

そのままマミの胸を足底で押し倒す。

「がッアッッッ!!!!!」

そのまま仰向けに倒れた彼女の腹を、そのヘソにめり込んだ吸引具を押し込むように踏みつける11。

「おブゥッッ!!!」

「麻美先輩ッ!!」

吸引具がさらにへそ奥に侵入し、脆弱な繊維を強引に割り開かれる激痛に苦悶の声を上げるマミ。

「ぐっあッアアアアアアアアアアアッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

「自分ら、自力でエナジーを発生させて変身できんのはすごいけど、全然基本がなってへんわ」
「よくそんなんでやってこれたな」

マミのヘソをぐりぐりと踏みにじりながら、トンファーの先端を彼女の顔に向ける11。

「そう思うやろ、ネーブル・ミア」

「く…っ!」

「分かっとるやろ、この姉ちゃんは人質や」

「………」

奥歯をギリッと噛みしめながら11を睨み付けるミア。

「アンタがいねば、こっちはミッションコンプリートや」
「そのままその場で死ねば、こいつは五体満足のままにしといたる」
「おい、そこのジャリも動くんやないで」

ルカの方を見やる11。

「う…」

彼もその場から動けずにいた。

人質を取られていることもあるが、彼にとってこの転移装置を守ることも重要な役割だったからだ。

コンソールに異常がないか視線だけ向ける。

(下手にあいつが暴れて装置が暴走するようなことがあれば…どうなるか分からない)
(く、なんとか…)

その時、ルカは一部の表示がおかしくなっていることに気づいた。

(なんだ…?これは…”アイツ”の…?)

「こんな連中にのされるとか、17と24のやつはホンマ何やっとったんや…」
「おかげでウチまでこんなとこくんだりまで出向く羽目になってもうて…ホンマ役損やで!」

「それは申し訳ありませんでしたね」

「ホンマや…って、今の!?」

突如いるはずのない人の声に反応する11。

その瞬間、11の腹部に凄まじい衝撃が走った。

「ごおッぶッ!!!」



自分の腹部に深々とめり込む鋼鉄の腕。

勢いそのままに彼女の体はその場から吹き飛び壁に激突した。

「ぶフへえええええッッッッッッッッ!!!!!!!!」

壁と鋼鉄腕に挟み込まれた11の腹。

そのあまりもの衝撃に強化された内臓も悲鳴を上げ、その内容物が口から勢いよく吐き出される。

「あ、あの腕…まさか…?」

ミアにとって見覚えのある鋼鉄腕。

彼女自身、あの腕に散々腹を殴られ苛まれてきたから見紛うはずがない。

彼女が見ている目の前で、その鋼鉄腕は接続されたワイヤーに手繰り寄せられるように11の腹部から離れ、そしてある人物の腕の中に収まる。

「!、テ、テメエは!?」

驚愕の声を上げるミア。

それは彼女だけならず、そこにいる全員が同じ反応を示した。

「「「24ッ!??」」」

「YES、I am」

装着された鋼鉄腕の人差し指で、眼鏡をクイと上げる人物…

それは他ならぬリナたちとの激闘の末、敗北し死んだはずの24であった。

「な、なんで…お前が…?」

事態が呑み込めないミア。

「死んだはずじゃ…」

「あー、厳密に言うと"あの"24とは違います」
「私はRobot-Electric-Variable-Individual-Type24…通称『レヴィタイプ24』です」

「はあッ!?」

「そ、そうか!」

ルカが叫ぶ。

「ぼ、僕は…転移先の座標を固定させるために"24の記憶"を利用することにした…」
「そのため生命活動を停止かけていた彼女の体を回収して、最低限の生命活動維持処置を施して転移装置に接続していた…」
「その間にお前は…」

「ご名答ですクソマスター。製造途中だった『レヴィ』の人工頭脳に24の人格・記憶・性癖一切合切を移植し、さらには顔もオリジナルのものへと造り変え新たな体とさせてもらいました」
「あとはついでに左腕を、私の17…もといナンバー17に装着されていた極めて有用な義手に取り換えています」
「勝手に人の体を弄くられていたので、こちらも勝手させてもらったということです」

「………」

24が別の体とはいえ、復活したことにどう反応していいか分からないミア。

だがまずは彼女に確かめることがあった。

「おい24!!お前は…誰の味方なんだ!?」

「は?」

「そ、そや…24!」
「よくもウチの腹をこんな…一体どういうこっちゃ!?」

殴られた腹を抑えながら、苦し気に問う11。

「あのパンチを喰らって無事でしたか。さすがは上位の"二桁"ナンバーですね」

「全然無事ちゃうわ!!もう腹ん中ぐちゃぐちゃやっちゅうねんッ!!あとさり気なく嫌味入れんなッ!!」

「随分元気そうですね」

「いいから早く答えろや!!こっちはこうやって喋ってるだけでもしんどいんやッ!!」

この24の全てを移植したアンドロイドが一体何を考えているのか、誰もが気になった。

皆から注目され、一人肩をすくめる24。

「はぁ、つくづく察しの悪い人たちばかりですね」
「既に私は"装置"の呪縛から解き放たれている、それでお分かりじゃないでしょうか?」

「つまり…裏切るっちゅーことか?」

険しい表情を浮かべる11。

「裏切る?違いますね」
「私は新生した存在なので、オリジナルの私がどうだったかなど関係ないはずです」

「御託並べんなや!!」

腹部に渦巻くダメージなどお構いなしに咄嗟にトンファーで殴り掛かる11。

「!」

だがその前に立ちはだかる人影。

「ネーブル・ミア…!」

11の繰り出されたトンファーを掴み、彼女への攻撃を防いでいたミア。

「本当にお前がアタシらについたのかどうかは分かんねぇが…」
「今はこの状況、利用させてもらった方がいいってな!」

「賢明な判断です、ネーブル・ミア」

お互い視線を交わし、不敵な笑みを浮かべる。

「チィッ!!」

その場から一歩退く11。

「う、うぅ…ん…」

その時、意識を取り戻したリナ。

ゆっくりと見開かれた目に入ったのは、24の顔であった。

「あ…、へ…?に、24…ちゃん?」

「おはようございます、ネーブル・リナ」

思わぬ人物に一気に目が覚める。

「う、うぇッ!?な、なんで…」

怯えたようにその顔を見上げるリナ。

「そんなにビビらないでください。話せば長くなりますが、今はあなた達の敵ではありません」

「え?」

その隣にいるミアも同意するように頷く。

「あぁ、先輩のピンチを救ってくれたのはコイツだ」

「え、あ…何が何だかわからないけど…」

そう言いながら一歩踏み出そうとするリナ。

だがエナジーを吸われた反動か、その足がふらつき倒れそうになる。

「あ…!」

そんな彼女の体を受け止める24。

「あ、ありがとう…」

「大丈夫ですか?ネーブル・リナ」
「大分エナジーを失ってしまったようですが…」

「う、うん…でも大丈夫…」
「私も…まだ戦えるよ」

実際かなりのエナジーを消耗してしまったが、24が自分のために駆けつけてきてくれたことに自然とへそ奥が熱くなる。

「分かりました」

24もリナの強さについてはよく知っている。

彼女の体から静かに手を離す。

「なんやねんコレ…こんなん聞いてへんで…」

かつてお互いに死闘を繰り広げた3人のおヘソ戦士が肩を並べ立つ様を見て、思わず気圧される11。

「ネーブル・リナ、ネーブル・ミア、事態は既に把握できています」
「第一目標はネーブル・ミアの未来への帰還、第二目標はあの喋り方がうっとおしい11の排除」

「誰がうっとおしいっちゅうんじゃ!!」

「それを遂行するためのプランを今から話します」
「お二人ともそれに従っていただけますね」

頷くミア。

一方のリナも"ミアを未来へ帰す"という言葉に一瞬躊躇したが意を決したように頷く。

「それではネーブル・ミア、あの11の足止めをお願いします」
「そのまま倒せるようなら倒してしまって構いませんが、あまり深追いはしないように」

「ああ、分かった!」

11に向っていくネーブル・ミア。

「そして私たちですが…」

リナの方へと振り返る24。

「転送装置のエナジーを補充をしなければなりませんが、足りないエナジー量は膨大です」
「たとえアナタでも1072回ヘソオナニーしないと賄えない量です」

「そ、そんなに出来ないよぉ!!」

「まあ数量は冗談ですが、通常のヘソオナニーでは賄えない量なのは確かです」
「そこで私が協力します」

「協力?」

「そうです。かつてこの元となった躯体と戦ったことのあるアナタなら知っているはずです」
「このアンドロイドにはネーブルエナジー増幅装置がついていることを…」

「あ…」

リナの脳裏に過るかつての戦いの記憶。

初めてレヴィと戦ったとき、繰り出す攻撃全てが通常せず彼女は今まで感じたことのない恐怖に襲われ、無我夢中で切り札のネーブルバーストを繰り出した。

だがそれすらも吸収され、それを増幅・反射されて、彼女は完膚なきまで叩きのめされた…

その記憶がわずかに彼女の体を硬直させた。

「大丈夫ですネーブル・リナ。あなたのエナジーを送り出す先はこの装置です」
「クソオナマスター!聞いてください!」

「アンドロイドのくせに口悪いなお前…」

「それはオリジナルのせいです」
「私たちのアシストをお願いします。そしてエナジーが溜まり次第、シーケンスを始めてください」
「あの11が無事にここに来れたということは、今のタイミングならこちらからも行ける可能性が高いということです」

「ああ、分かった!」

コンソールを操作し始めるルカ。

「それではいきますネーブル・リナ」

「うん…って、え!?」

背後に立つやいなや、いきなり自分の体を羽交い絞めにしてくる24。

「ちょ、ちょっと…!?」

「大丈夫ですネーブル・リナ」
「今までの戦闘データから、この態勢がもっともあなたのエナジーを引き出せると導き出しました」

そう言うと背後から伸びてきた10本ほどの細い機械管がリナのヘソ肉の隙間に侵入していく。

「はヒィッ!??な、何これぇ!!??」

「これであなたのヘソからエナジーを抽出します」
「これまでの戦闘データから、あなたの臍孔の中でどこが最も敏感な部位なのか既に把握してます」
「そしてそれを回収した私が転送装置にエナジーを送り込みます」
「準備はいいですか?」

「じゅ、準備って…はぁうンッ!!」

ヘソ肉の隙間に入り込んだ機械管が振動し刺激を与えていく。

「あはっ!ふぅえあッ!?あはアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッ!!!!!!!!」

ビクンビクンとリナの体が瞬く間に激しく痙攣し始める。

そんなリナの体を抑えつけながら、なおも激しく臍穴を刺激する24。

「ほら、思い出してくださいネーブル・リナ。初めてオナニーを見られた時のことを…」
「ネーブル・ミアも白石麻美もあなたのことを汚らわしいものを見るような目で見ていたでしょう?」

「あふぇぇッ!!??あへええええええええええええええええッッッッッッッ!!!!!!」

舌を突き出し、全身を艶めかしく汗で濡らしながら、霰もない姿で悶えよがるネーブル・リナ。

戦闘中の11も思わずその姿にドン引きする。

「な、なんやあれ…気ィ狂っとるやろ」

「フフフ、11もドン引きしてますよネーブル・リナ」
「でもあなたはそういう姿を見られてこそ、この上ない興奮を覚える、この上ない変態のはずです」

「いやああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!」

霰もないヘソオナニーの姿を皆に見られ、そして侮蔑の言葉を耳元でささやかれ、リナの羞恥心と共にそのボルテージも一気に上昇していく。

「さあ、ネーブル・リナ」
「そのみっともないおヘソに溜まりに溜まったエナジーを…あなたの全てを解き放ってください」

「ふぅああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



響き渡るリナの大嬌声。

リナのヘソ穴から極大の光が溢れ出し、周囲を眩く照らす。

「ぐ…ぅ…!!」

容量限界以上のエナジーだったが、それでもなんとか己の増幅機関に取り込み転送装置に送り込む24。

「す、凄い…さすがネーブル・リナ…」

あっという間に装置にエナジーが溜まっていく様を見て、改めてリナの底知れぬヘソの威力に驚くルカ。

「う、うぅ…ん?」

その凄まじい威力に気を失っていたマミも目を覚ます。

「!、これはリナちゃんの……」

初めて見たときは本当に嫌らしい、唾棄すべき行為に見えたリナのヘソオナニー。

だが今やそれも神々しく写える。

「もういい24!もう十分だ!!」

叫ぶルカ。

すかさず自分と転送装置を繋ぐケーブルを切り離すと、24もミアに向って叫んだ。

「ネーブル・ミア!早くカプセルへッ!!」

「よっしッ!!」

11を蹴り離すと、咄嗟に踵を返しカプセルに向けて駆け出していく。

「行かせへんで!!」

その後を追おうする11。

だが次の瞬間、光の噴流が彼女の体をのみ込んだ。

「うおアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッ!!!!????????????」

リナの体を11の方へ向けていた24。

寸でその一閃を避け、カプセルの中へ駆け込むミア。

最後の全てを絞り切らんばかりに放たれた噴流は11の叫びまでも飲み込み、やがて収束していった。

「ふぅぇぇぇぇぇ…………」

全てを出し切り、力が完全に抜けた体をぐったりと背後の24に預けるリナ。

「フ、さすがですネーブル・リナ…」
「オリジナルの私を倒しただけはありますね」

24はそんなリナの体を、おヘソの痛みに耐えながらもようやく立ち上がったマミへと静かに手渡した。

「あ、え…24ちゃん?」

「彼女のこと、よろしく頼みます」
「これからも彼女の助けになってあげてください」

「う…うん…」

「あと、あの時色々とアナタに酷いことをして申し訳ありません」
「やったのは私のオリジナルですが」

「オリジナル?」

「あとこれを…」

マミの手を取ると、USBメモリのようなものを手渡す24。

「え?これは…?」

「あとでゆっくりと見ておいてください。それでは」

一方的に一通り話した後、ミアのカプセルへと向かっていく24。

そしておもむろにその中に入っていった。

「え?おい、何でテメエまで入ってくんだよッ!?」

「私も一緒に未来に行くからです」
「あなた一人では心細いでしょう?」

「心細くねぇよ!出てけよ!滅茶苦茶狭いだろッ!!」

「私もちょうど相棒をなくしてしまったので、代わりの相棒を募集してました」
「あなた、どこか前の相棒と雰囲気が似てますしね。組んであげますよ」

「組むかッ!!訳わかんねーよッ!!」

狭いカプセルの中で、文字通り押し問答を交わす二人。

そんな様相をマミの腕の中から、うっすらと目を開けて見やるリナ。

「ミアちゃん…」

その口に笑みを浮かべる。

「必ず"未来の私"を助け出してね…」
「どんな世界でも…ミアちゃんと私のおへそはずっとつながっているから…」

カプセルの中でもみくちゃになっていたミアもその視線に気づき、リナの方へ顔を向ける。

「ママ…本当にありがとうな」
「また未来で…"私"がその腹ん中から出てきたとき…会おうぜ」

「まるでエイリアンが生まれてくるみたいな言い方ですね」

「うるせぇ!」

その瞬間、カプセルの中に閃光がほとばしる。

「!!」

思わず目を覆うリナ達。

そして再び目を開けたとき、ミアと24の姿はその場からいなくなっていた。

「………」
「…行っちゃったね、ミアちゃん」

「………うん」

しばらくその場を見つめ続けるリナとマミ。

(ミアちゃん…頑張ってね)

心の中でエールを送るリナ。

突如訪れた未来からの騒がしい客は、彼女たちにとって忘れられない記憶を残し、また慌ただしく未来へ帰っていったのだった…

Fin


(後書き)
というわけで、ミアちゃんも未来に帰還したことで第二部完です。
ホントに長い第二部でした。

あとはちょっとしたエピローグ書く予定です。

拍手コメ返しです。

>服ビリのシーンみて、デベソ娘の莉緒ちゃんで服ビリでデベソ露出➡そのままデベソ責めみたいなシチュが思い浮かんじゃいましたよ

泣き叫んでいるところを服を裂かれて、デベソを露にされるのはいいですね。
まるで強姦されてるみたいですし…(ちょっとやめないか)

>私もマミちゃんのデザインは好きですねー。ヘソがピンポイントで露出しているからかリナちゃんらよりも寧ろこっちのほうがエロく見えてしまいますね。この娘のヘソがもっとネチネチと責められるのを見てみたいです。

ピンポイント露出の方が~というのは私も同感です。前も書いたかもしれませんが、マミちゃん主役の外伝をやってみたいと思ってますのでしばしお待ちください。

>この子のヘソでこの間のテイルブルーみたいな壮絶なヘソ責めを見てみたい。

外伝で是非ともやりたいです。

>是非ともこのマミちゃんのヘソで蟲責め・寄生虫責めをやって貰いたいです。ブログ内見たらこの手のネタはまだ本格的にはやっていないようだったのと、リナちゃんやミアちゃんみたいな特殊なヘソよりマミちゃんみたいな可愛い系のヘソの方がリョナ的には映えそうなので。

外伝で是非とも(ry

拍手[4回]

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「あー、美味しかったなぁあの鍋!」

「あ、あれね…"芋煮"って言うの…」

他に出歩いている者は誰もいない深夜の田んぼの畦道。

そこを駄弁りながらゆっくりと歩く2人の人影。

一人は白のポロシャツにベージュの短パン、もう一人はデニムのノースリーブシャツにショートパンツ。

そして2人ともシャツの裾を捲り上げ結び、そのお腹を丸出しにしている。

共にその中心には刳り貫かれたかのような、常人のそれを遥かに上回る大きさの孔があった。


「山と田んぼしかないところだけどよ、たまにはこういうところでのんびりするのも悪くねぇよな」

「うん…そうだね、ミアちゃん」

屈託のない笑顔を向けるミアとそれに対し微笑むリナ。




あれから一週間…

リナ、ミア、そして麻美の3人は、リナの親の実家へ遊びに来ていた。

日中思い思いに過ごし、あの苛烈な戦いの傷を癒すように羽を伸ばす3人。

「あれから…もう1週間経ったんだな」

「うん…」

リナには、あの17との死闘がほんのつい先ほどのことのように思われた。



………

「…う……」

ミア渾身の一撃により、全身の結晶体を砕かれ機能を停止した24。

もはや一部しか残っていない肉体…彼女が完全に絶命するのも時間の問題であった。

「………」

そんな彼女を見下ろす様に静かに立っているミア。

自分にとどめを刺したその人の前で、絶え絶えながらも口を開く24。

「わ…私としたことが…馬鹿なことをしました…本当に…」

「ああ、本当にテメエは大馬鹿野郎だ…17より少しはマシな奴かと思っていたけどよ」

「比較対象が…悪いですよ…」

わずかにその口に笑みが浮かぶ。

「あ、あなたの言う通り…私は憎かったんです…」
「本当の絆を…これ見よがしに見せつけてくる…あなた方が…」

そう言いながら、離れたところで麻美の腕の中で静かに眠るリナの方を見やる。

渾身のネーブルバースト・エスペシャリーを放ち、己のエナジー全てを出し切ったリナ。

24が倒されるや否や、彼女は変身を解きそのまま気を失って倒れた。

そして今、彼女は一糸まとわぬ姿で親友の麻美から介抱を受けていた。

「凄いですね…『片瀬理奈』は…」

「あたり前だろ、アタシの…ママだからな」

「フ、彼女を侮っていたことが…"我々"の敗因ですね」
「う…!」

顔を顰める24。

「どうやら…ここまでのようですね…」

「24…」

「報いですよ。自分の欲のまま、あなた方を、皆を傷つけたことのへの…」
「もう後悔するだけ無駄なことですが…」
「私も…あなた方のように…生きてみたかった…」

「………」

「さよならですネーブル・ミア」

「…待てよ24」

「?」

突如神妙な面持ちで呼び止めるミア。

そして彼女は"あること"を告げた




「………」

「…ちゃん?」

「………」

「ミアちゃん!」

「!!、あ、な、なんだよ先輩…」

「なんだって…先から呼びかけていたのに、なんだかいきなり黙ってボーっとして…」

「え、あぁ…なんでもねぇよ」

気を紛らわすように、大きく伸びをするミア。

それにつられて巨べそも大きく伸びる。

「へへ、ヘソなんかいつもさらけ出していたのに…こうして誰もいない夜にこっそり出してると…なんだか妙な気持ちになるよな」

「う、うん…そうだね」

少し恥じらいの表情を浮かべながら応えるリナ。

「まったく…こんなヘソ一つで世界が無茶苦茶になるなんて誰も想像もしないだろうな」

「うん…」
「でも…このおヘソはもう誰にも好きにはさせない…私が自分自身でちゃんと守っていくから…」
「ミアちゃんのおヘソも…」

「………」
「あぁ…ありがと先輩…」

そのまま静寂の中を歩いていく二人。

しばらくして、耐え切れなくなったようにミアが口を開いた。

「その、…ホントごめんな」

「え?」

「アタシ…先輩に色々嫌なことやっちまったから…」

ミアとリナが初めて出会った時から、彼女はリナに様々な"嫌がらせ"をした。

だがそれは彼女なりにリナに触れ合おうとしたことの顕れであった。

「その…なんというか…自分の母親なのに年は私と同じくらいで…憎いけど…ずっと会いたかった人で…なんか…どう接していいか分からなかったから…」
「本当にごめんなさい…」

「え、あ…!」

ミアから突然の謝罪の言葉を受け、しどろもどろになるリナ。

「そ、そんな…私だって…ミアちゃんの気持ちを知らずに…、うぇッ!?」

いきなりリナの胸元に顔を押し付けるように寄りかかってきたミア。

「本当に…ごめん…ママ」

涙を流しながら嗚咽まで上げ始める。

「………」

初めはきょどっていたリナであったが、やがてそのまま彼女の体を優しく抱いた。

「…ありがとう、ミアちゃん」

静寂に包まれた中、しばらく抱き合う2人

カエルの鳴き声だけが辺りに響く。

およそ10分近くそうしていたであろうか…

「………もう、いいよな?」

「え?」

いきなりリナをそのまま地面に押し倒すように倒れ込むミア。

「あうッ!?」

田んぼ脇の草場に倒れ込む2人

「ちょ、ちょっと何するのミアちゃん…!?」

いきなりのことに少し怒りの声を上げるリナだったが、そんな彼女を抑えつけながらミアが言う。

「アタシさ、ローザの奴から言われたんだ」

「え?」

「今まで先輩にしてきたことを謝れって…そして謝ったら存分に甘えろってな」

そう言うミアの顔が紅潮していることに気づくリナ。

「ミ、ミアちゃん…?」

「…先輩、アタシ、今から思いっきり甘えるから…もう、抑えきれねぇんだ!」

「はぁ!?ぅあんッッッ!!!!!」

いきなりリナのヘソ穴へと吸い付くミア。

「ちょ、や、やめ…ミアちゃあああああふンッッッ!!!!!」

へそ穴にひしめく6つのヘソ肉の中心に舌を捻じ込まれ、思わず嬌声を上げてしまうリナ。

「あ~あ~相変わらずゴマだらけの汚ったねぇ臍だなぁ、けど…」

臍穴から口を離すと今度は鼻を押し付け、その匂いを鼻孔いっぱいに吸い込んだ。

「はあああああ…くっせえッ!」
「くっせえけど…なんか落ち着くんだよな、この匂い…」

「う、うぅ…ミ、ミアちゃん…どういうつもり…?」

ヘソを苛まれる感触に悶えながらも、ミアを問い詰めようとするリナ。

「だから言ったろ?先輩に存分に甘えさせてもらってるんだよ」
「アタシが…今まで本当の母親から甘えさせてもらえなかった分な」

再びリナのヘソ穴へと舌を突っ込むミア。

「ひゃああんッ!!!で、でもこんなの…こんなやり方って…!!」

傍目から見れば一人の女の子が襲われているようにしか見えない。

「へへ、先輩だって…こういうの好きなんだろ?」
「誰も見てない夜道で、おヘソ出して徘徊したり…マミ先輩が言ってたぜ」

「ま、麻実ちゃん…!」

「それに…先輩もそろそろ感じ始めてきただろ?」
「"麻美先輩が仕込んだ"クスリの効果が効く頃だぜ?」

「!?」

突如自分の体に異変を感じる理奈。

(な、なに…?か、体が…急に…熱く…)

急に全身から汗が噴き出し、彼女の衣服や肌を濡らしていく。

「やっと…効いてきたようだな」

ニヤッと笑うミア。

「はあ、はあ、い、一体…何が…」

荒く息を吐きながら問い返す理奈。

「さっき喰った奴だ」

「えぇ?」

「最後に少し余った奴、アタシ達で喰っただろ?あそこにこっそり麻美先輩が仕込んだんだよ」
「ローザが残した…アタシたち用に調合したとっておきの奴をな」

「!?」

驚愕の表情を浮かべるリナ。

ローザがそんなものを残していたのはさておき、何故親友がそんな真似を…

「分からねぇか?」

紅潮した顔から汗が滴り、リナのヘソ穴へと滑り込む。

「はぅ!!」

「アタシたちのためだ」

「ア、アタシ達の…?」

「そう、もっとお互いに交わるためのな!」

そう言うとミアはリナのポロシャツのボタンの合間に指を滑り込ませると、それを一気に力任せに左右に広げた。

「あッ!!」

ブチブチと千切られ弾け飛ぶボタン。

さらにビリビリと力任せにブラごとポロシャツを引き裂くミア。

もはや強姦犯とやっていることと変わらないと自嘲しながら、その裂け目から手を突っ込みリナの乳房を掴む。

「ヒグッ!!や、やめてぇ…ミアちゃぁん…」

泣き出してしまいそうな表情を浮かべるリナ。

「先輩…いや、ママ…」
「アタシ…一度ママの乳を吸ってみたかったんだッ!!」

「へぇ!?」

「アタシ、今まで一回も飲んだことなかったからさ、母乳…」

「そ、そんなッ、出るわけな…ひゃあうんッッッッ!!!!!!」

言い終わるより先に乳首に吸い付くミア。

「や、やめてよミアちゃんッ!!!こんなのッ!こんなのおかしいよォッ!!ひッぎぃッ!!」

乳にしゃぶり付くと同時に、ミアの手がリナの巨臍に挿入される。



「ひゃッ、がッ、あ、アアアア、ひぃいいんんんんッッッッッッ!!!!!!!!!」

ビクビクと狂ったように体を痙攣させるリナ。

敏感な乳首を舌と歯で弄ばされ、さらに敏感な臍穴内部をミアの指が縦横無尽に行き交う。

「やだぁッ!!あ、アタシおかしくなるゥゥウウウウウウ!!!!!!!!」

「へ、いつもおかしいじゃねぇか、先輩は」

無茶苦茶に弄っていた臍穴から、ニチャニチャと音が鳴る。

「ったく、ヘソからばかり変な汁出しやがって…乳出せってんだ!」

ヘソ弄りの勢いはそのままに、またも乳に吸い付くミア。

「はぁがッ!!」

媚薬の効果もあり、リナの正気は今まさに弾け飛ばんとしていた。

「ふ、ふぅあッ、ふああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

これ以上ないほど体を大きく仰け反らせながら、大嬌声を上げるリナ。

その瞬間、へそ穴が激しく輝きネーブルエナジーの噴流が噴き出した。

「あぅあッ!」

それに弾き飛ばされるように尻もちをつくミア。

一方、臍穴から噴き出した閃光によって変身を果たしていたリナ。

「いってぇ…あ~あ、やっぱり先に変身しちまったか…」

お尻をさすりながらゆっくりと立ち上がると、仰向けでピクピクと体を震わせながら動かないネーブル・リナの元へと歩み寄る。

「お~い、先輩?だいじょう…」

その顔を覗き込もうとした瞬間、ふいにリナの手がミアの腕を掴む。

「え?あ…ッ!」

そのまま押し倒され、今度は逆にリナが馬乗りになるようにしてミアを抑え込む。

身体能力はミアが上回っていても、さすがに変身後のリナに力で押し返すことは出来ない。

はあ、はあ、と荒く息を吐きながらも、彼女らしからぬ据わった冷徹な瞳で眼下のミアを睨み付けた。

「あんな無理矢理、アタシのおへそを…体を無茶苦茶にして…」
「ミアちゃんは…やっぱりミアちゃんは…悪い子だよ」

「………」

「そんな悪い子にはお仕置きしないと…」

その瞬間、ミアは不敵な笑みを浮かべた。

「あぁ、お仕置きしてくれよ。このおヘソにたっぷりと、な…」

「………」

無言で間髪入れずミアの臍に思い切り人差し指を突き刺すリナ。

「ぐひゅッ!!」

ミアの口から噴き出すような呻き声が上がる。

「…遠慮しないからね」

もう一方の手の指も同じようにミアの臍穴に突き刺すと、それを思いっきり左右に広げた。

「がひぃッ!!はヒィッ!!かッ…あ”、オ"オ"ッ!!」

強制的に割り開かれるミアの臍。

限界以上に割り広げられ、その内部がはち切れんばかりに真っ赤に染まる。

「がアアアアッ!!も、もっと…もっとぉッ!ヘソにお仕置きしてよママァッ!!」

涙を流しながらも歓喜の表情で訴えるミア。

そのこの上なく情けない表情が、さらにリナの欲情を刺激する。

「………」

おもむろに立ち上がったリナはそのヒールの先端をミアの臍に定め、そして思い切りそれを踏みつけた。

「はォオ"オ"オ"オ"オ"オ"ッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」

あまりもの衝撃に臍穴を軸にくの字に折れ曲がるミアの体。

ヒールの先端が伸びきって脆弱となったミアの臍最深部へと押し込まれ、その異物感にミアの脳髄は激しく刺激された。

「はがぁぁああああ……!!!」

ガクガクと痙攣する体。

目を見開き、その口端から涎が垂れ落ちていく。

(や、やっべえぇぇ…このままじゃ…アタシのヘソ…壊されるぅう…ッ!!)



そんなミアのみっともない姿をリナは侮蔑の表情を浮かべながら見下ろしていた。

「ミアちゃん、ミアちゃんも随分な変態さんだね」
「アタシの事を散々馬鹿にしていたくせに…人の事言えないよね?」

「あひぃぃぃぃ…ゆ、許して…ママァ…」

「許さない」

ズビュッ!!

「グヒュぅッ!!??」

いきなりミアの臍穴を貫く熱いエナジーの衝撃。

一瞬、彼女は自分のヘソが背中まで貫通してしまったと感じた。

「ふ、フあ…、フア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」

リナが足を離した瞬間、その臍奥から勢いよく吹き上がるネーブルエナジー。

エナジーの噴流がミアの体に降り注ぎ、彼女をネーブル戦士へと変える。

「ふあ"あ"あ”ッッ!!!…はあッ!、はあ…、はあ…」

仰向けに倒れたまま、腹を大きく上下させ苦し気に息を吐くミア。

そんな彼女の顔を覗き込むリナ。

「どう?ミアちゃん、満足した?」

「どうも何も…容赦なさすぎだろ…アタシから誘っておいてなんだけど…」

「フフフ、ミアちゃんの顔見てたら…なんだかつい苛めたくなっちゃって…」

そう言いながら手を差し伸べるリナ。

ミアが応じるようにその手を掴むと、リナは彼女の体を引き起こした。

「やっぱり私たち…親子だね」

「ああ、トンでもなく変態の…な」

そう言い、笑い合う二人。

「………」

「………」

お互い遠慮がなくなったことで、二人はそれぞれ体を抱擁した。

「ママ…」

「ミアちゃん…」

共に同じ大きさの胸が押しつぶされるまで密着する。

そして双方の巨大な臍穴も触れ合おうとした時、

「う、うぅん…?な、なんかヘソに当たってんぞ…」

ヘソに生じた異物感に声を上げるミア。

「ネーブルソードの先端をね、少しだけおヘソから出したんだ」
「押し付けあうほど、アタシとミアちゃんのおヘソに喰い込んで…気持ちいいよ?」

「ハッ、ホントこういうことにかけちゃ天才的だぜ、先輩はよ」

苦笑しながらも、思い切り自分のお腹をリナに押し付けるミア。

「はぅんッ!!ミ、ミアちゃんも…こういうの…嫌いじゃないでしょ?」

「…まぁな」

お互いの腰に回した腕をさらにきつく抱きしめる二人。

「ふアアッッッッ!!!!!」
「うヒィッッ!!」

お互いの口から嬌声が漏れる。

そのまま地面に倒れ込む二人。

密着した双方のヘソの間に挟み込まれたクリスタルがそれぞれの臍奥に喰い込み、さらに2人の扇情をヒートアップさせる。

「はあ、はあ、だ、大好きだよミアちゃんッ!」

「あ、あたしも…ママァ!!」

至近で紅潮しきった顔で見つめ合い、そしてその唇を重ね合う。



(ミアちゃんッ!!)
(ママッ!!)

二度と離さない…それを体現するかの如く二人は唇とヘソを重ね合わせ激しくよがり合った。

やがて昂揚していく二人の意識。

そして迎える絶頂。

「「ハァああああああああンンンッッッッッ!!!!!!!!!!!」」

同時に嬌声を上げるリナとミア。

二人の臍を連結していたクリスタルが消失するや否や、双方の体が離れそれぞれ仰向けに倒れ込んだ。

「「はあ…はあ…はあ…」」

力の限り交じり合った2人。

その心は妙に晴れやかであった。

満天の星空の下、お互い無防備にヘソを天にさらしたまま余韻に浸る二人。

「はあ…はあ…すまねぇ先輩…」
「こんな…アタシの我が侭に…付き合ってもらって…」

「うん…」

満足げな笑みを浮かべるリナ。

ようやくこれで彼女とも真に心を通わすことが出来た…そんな気がした瞬間であった。

「これで…もう…思い残すことは…ねぇってな」

突如発せられたミアの言葉。

「…?、え!?」

その言葉に反射的に体を起こすリナ。

「ミアちゃん、今のどういう…?」

「………先輩」
「アタシ…未来に帰ろうと思うんだ」


[後書き]
次回で最終話の予定です。

拍手返しです。

色々なシチュが満載で楽しめました。最後まで心折られたまま屈服してしまうバッドエンド的な展開も見てみたい感じがします。

確かに私も見てみたいですw
しかしリョナ好きではあるんですが、逆境苦境にとことん追い詰められた女の子が死力を尽くして逆転勝利するという展開も大好物なので、今回はこのような形に落ち着きました。
でもバッドエンドもそれはそれで大好きです!

臍乳頭弄り良かったです。 よかったら今度は臍輪などもクローズアップしてもらえると嬉しいです

ありがとうございます!
部位名を出しながら、そこをピンポイントに徹底的に責め抜くという展開は大好きなので、「臍輪」もまた取り上げていきたいと思います。

臍乳頭が真っ赤になって、膨れ上がる責め、すさまじい興奮です! 皺の一つひとつを細かい触手で丹念に責めあげるプレイも素晴らしいですね。 こういうおへそは、本当に弄り甲斐があって私は好きです。 微妙な恋愛模様も、作品世界の広がる素敵なバックグラウンドで良かったです。 また、次回作を楽しみにしています。

へそ責めの凄まじさを感じていただけて何よりです。
あと「俺ツイ」はキャラが敵も味方も実に魅力的な変態ばかりなので、なるべく世界観を生かして書きたいと思っておりました。
今回でテイルブルーの話はいったん終了ですが、また一枚絵とかで描いていきたいですね。

拍手[6回]


「………」

薄暗いその部屋には自分以外にも同じ年頃の少女が大勢いた。

皆、不安そうな顔で怯えている中、私は一人、壁を背に蹲るように座っている。

これから自分達はどうなってしまうのか…誰しもそれを考え不安に震えていたが私だけは違った。

私は…この後どうなろうが知ったことではない。

バタン!

「!」

突如鋼鉄の扉が開かれ、数人の男達が部屋の中に踏み込んできた。

「早く入れッ!」

士官らしき男が一人の少女の髪を掴みながら、無理矢理中に引き釣りこむ。

「ってえッ!!離しやがれテメエッ!!」

「黙れッ!」

ズカッ!!

「ぐあっ!!」

暴れる少女を床に叩き付けるように放り出す男。

「て、てめえ…」

どごッ!!

「うごぉッ!!」

男を睨み返す少女だったが、その腹にブーツの先端がめり込む。

「ぐほっ!!うごぇえええええええッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」

その場で吐瀉物を撒き散らし、お腹を抑えながら悶絶する少女。

「フン、クソガキが…」

「やめろ」

別の士官が制止する。

「コイツらは貴重な"試験体"だ」

「ハッ、どうせこいつは"不適合"だ」
「せいぜいデータ取りで終わるのが関の山だろうよ」

床で悶える少女を一瞥した後、男たちは部屋を後にする。

再び閉じられる扉。

その一部始終を見て、さらに怯えたように震える少女たち。

だが、私は床に蹲る少女の様子をじっと観察していた。

「畜生…アイツら…殺してやる…!」

口から血反吐を吐きながらも、怨嗟に満ちた声で呟く少女。

その時、ふと彼女と視線が合った。

「あ"…?なんだテメエ…?」

「………別に」

私は彼女から目線を外した。




「いいか、今日からお前たちは適合試験を乗り越えた選ばれしソルジャー…『ナベルロイド』だ」
「我らシックスピースは貴様らの働きに期待する!」

高揚気味に演説する士官の前に私を含めた同じ隊員服を着た少女たちが一列に並んでいる。

上半身はお腹丸出しの隊員服に下半身は太ももまでさらけ出されたホットパンツ…

さらにそのお腹にはX字状にベルトがかけられ、ちょうどヘソにあたるその交差点の中心には半球状の金属製の物体が埋め込まれている。

補足するように士官の隣に立つ研究担当の男が口を出す。

「その腹部の受信機…そこから装置よりネーブルエナジーが送られ、お前たちは常人を遥かに上回る力を発揮するが出来る」
「これこそ我々の研究成果…たとえ手足が千切れようともその装置だけは死守するようにな」

まるで自分たちなどオマケだと言わんばかり…

だが私はその言葉より、この場に"あの少女"がいないことが気になっていた。

いないならいないで別にどうでもいいが、何故か妙に印象に残っているあの瞳…

(やはり…"破棄"されましたか…)

「どうしたNo24?」

自分たちの生体データは全てモニターされている。

わずかな機微すらも逃がさないそれは彼女のふとした考えも読み取られていた。

「いえ…何でもありま…」

その瞬間、ヘソに走る激痛。

「ぐはゥッ!!」

まるで超高圧の電撃をヘソに流し込まれたかのような衝撃が襲い、その場に崩れ落ちてしまう。

「がは、あ、ぁ…」

悶絶する私を士官が見下す。

「余計なことを考えるな!ただお前たちは我々のために尽くす…それだけを考えればいいッ!!」

「は、は…い…」

私はヘソに渦巻く激痛に堪えながら立ち上がった。





とある戦場、相対する兵士たちがぐったりと倒れた私の腕を掴み引き摺り起こす。

「『ナベルロイド』とかいう改造人間も数でかかりゃなんとかなるってもんだな」

「あぁ、どうやらこの…」

目の前の男が銃床で私のヘソの受信機を小突く。

「う…ッ」

「腹の装置を集中的に攻撃するのが効果的みたいだ」

ほとんど半壊した受信機…

もはや私は満足にネーブルエナジーを受けられない状況となっていた。

「コイツをどうする?」

「決まっている。科学班の連中に引き渡して徹底的に分析させる」
「奴らに対して決定的な有効打が得られるかもしれん」

「………」

私としたことがトンだヘマをしてしまった…

もはや敵に捕らわれてしまった以上、取れる手段はただ一つだけ。

"自爆"…ヘソに埋め込まれた装置を暴発させ、組織の技術の流出を防ぐと同時に命を絶つ。

それが組織によって定められた掟であった。

最初からこんなクソじみた世界に未練など無い。

私は躊躇なく奥歯に埋め込まれたスイッチを入れようとした。

ドガッ!!

「な、何だお前はッ!?ぐああッッ!!!」

「!?」

突如周囲が騒々しくなる。

「貴様!ナベルロイド!?」

私を拘束していた兵士たちはその体を地面に投げ捨て、突如現れた"襲撃者"に向けて発砲を開始する。

ドガガガガガガッッッッッ!!!!!!!!

「…やったか?」

「と、思ったか?」

「!?」

新たに現れた白髪のナベルロイド。

その顔面にかざしていた拳が開かれ、握りつぶされた銃弾が地面に落ちる。

「な、なんだと…!?」

「おらッ!ぼさっとすんなぁッ!!」

ドゴォッ!!

次の瞬間、彼らは数メートル離れたコンクリートの残骸の赤いシミと化していた。

一瞬で敵を排除し、地面に倒れた私の元に歩み寄るナベルロイド。

「おい、大丈夫か?」

なんとか顔を上げるとそこには見覚えのある顔があった。

「あなたは…」

「助けに来てやったぜ」

「…破棄されたはずでは?」

「おい、それが命の恩人にいうセリフかよ!?」

グッと私の肩を抱き上げるナベルロイド。

「全然、姿を見かけなかったので…」

「あ~、まあ、ずっと隔離されてたからな…」
「自分で言うのも何だが…相当厄介モンだったからな。おかげで何度もヤキ入れられちまったぜ」

確かに自分と同じ制服を着ているものの、どこもかしこもボロボロで上着に至っては袖口から完全に引きちぎられている。

「それでよく処分にならなかったですね」

「ま、強ぇからな!」

ニカっと八重歯を見せながら笑うナベルロイド。

その何の邪気もない笑顔に、私は何か心が揺さぶられたような気がした。

「とにかくお前を基地に連れ帰らないとな」

「え、えぇ…、!」

ふと、倒された兵士が銃を握りこちらに向けられているのに気づく。

その時何故か私の体が勝手に動いてた。

「え、おい!?」

彼女を庇うように大きく手を広げて立ちはだかる。

ズキュンッッ!!

響き渡る発砲音。

次の瞬間、私のお腹の中心を熱い衝撃が貫いていた。



「あぅンンッッ!!」

そのまま倒れる私。

だが私の心には初めて味わう、言いようのない高揚感で溢れていた。





「ぐぅああああああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!」

粉砕された左腕を抑えながら絶叫する17。

「………」

そんな彼女を無感情に見下ろすレジスタンス最強の戦士、ネーブル・ミア。

装置に組み込まれた"ある女性"の娘たるその戦士の実力はナベルロイドを遥かに上回っていた。

「1、17…ゴフッ!」

既に私も腹部に深いダメージを負わされ、瀕死の状態で倒れている。

「お前、随分アタシに絡んできたけどよぉ…」
「もうここらで縁切ってもいいよなぁ?」

拳を鳴らしながら、17に最後の一撃を加えんと迫るミア。

「ミ、ミアァ…」

「オラぁッ!!」

ガシッ!

「ッ!?」

何処にそんな力が残っていたのか、ミアの体を咄嗟に羽交い絞めに抑え込む私。

「テメエッ!?」

「1、17…早く…ここから…ッ!うぐッ!?」

だがあっさりと振りほどかれ、ミアの怒りに満ちた目が私を捉える。

「だったらテメエから先に死ねえええッッッ!!!!!!!」

ボゴォッッ!!!!

「おげェあ"あ"ッッッッ!!!!」

既に散々痛めつけられた腹部に容赦ないミアの殺人パンチが突き刺さる。

「ぶべぇッ!!…じゅ、17…」

ボグォッ!!!!

「オブオオォォッッッ!!!!!!」

口から夥しい量の血が吐き出される。

だがミアは容赦なく私の腹部に連打を叩き込む。

ボゴォッ!!ドブゥッ!!グボォッッ!!!

腹を抉られるたびに口から鮮血と人工体液を撒き散らし悶絶する私。

内臓を吐き出してしまいそうな衝撃。

地獄のような苦しみがお腹の中を渦巻く。

だが私の心は何故か…快感で満ち足りていた。

(あぁ、17…あ、あなたを…庇って…今、私は傷ついている…)
(このままだとお腹が…私のお腹が潰れ拉げ死んでしまう…しかし、それがアナタを守るためなら…私は…)





「…これが…これがアイツの『世界』…」

"自分"が24の腹部を殴り続ける光景を目の当たりにしていたミア。

リナたちによって、24の体内に送り込まれたミアが見たのは、17を庇い傷つく24の姿であった。

「これが…アイツにとって一番望んでいることなのか…?」
「これがアイツにとっての…」

『なんでアナタがここにいるんですかあァッ!!??』

突如、空間全体に響き渡る声。

「!?」

いきなりミアに襲い来る影。

「チッ!」

ミアはその襲撃者の攻撃を避けるとその腕を取った。

「うおりゃああああッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!」

力任せに一本背負いの要領で放り投げる。

「ぐうッ!!」

「やっぱり…来ると思ったぜ24ッ!」

地面に叩き付けられるもすぐさま立ち上がる24。

その眼差しは彼女にしては珍しく怒りに満ち溢れていた。

「よくも…よくも人の秘部に土足でッ!」

「ハッ、勝手にプライベート覗いたことは謝るけどよ…けどお前の力の源は分かったぜ」
「お前は…17を庇って自分が傷つくことで快感を得ている…そうことか!」

それを聞いて不意に口端を歪ませる24。

「ええ、そうです…そうですよぉッ!!」
「私は17の代わりにこの身が、お腹が、おヘソが傷つくことにこの上ない極上の快感を得ているのです!!」
「つまり私の体内に彼女がいる限りィ!私はずっと彼女を庇っていることになるッ!!」
「そう!彼女がいる限りッ!!永遠にィッ!!」

次の瞬間、彼女の背後に巨大な水晶柱が突き出す。

「!?」

ミアはその内部に人が収められているのを見た。

「17…!」

まるで琥珀の中に閉じ込められた虫のように、水晶の内部で静かに眠る17。

「もうお分かりでしょうネーブル・ミア」
「あなた達の攻撃をどれだけ受けても…私は絶対に倒れることはないのですッ!!」

17を自分自身に吸収した24…すなわちそれは"常に"17を庇っていることになる。

"17を庇い傷つくこと"が彼女のネーブルエナジー発生の根源であれば、いくら攻撃したところで決して彼女は倒れることはない。

「なるほど、な…」

ギリッと奥歯を噛みしめるミア。

「フフ、私の秘密を知ったところで…あなた達にはどうすることも出来ませんね」

突如24のヘソが大きく裂け内部から出現する巨大な水晶体。

さらには体中の至る箇所から水晶体が突き出し、やがて現実世界でミア達が戦っていた融合体へと変貌していく。

「24…!」

「死んでくださいネーブル・ミア」

全身から一気に放たれる結晶体の弾丸。

「ぐッ!」

咄嗟にそれを避けるミアだったが、あまりにも広範囲の攻撃に完全に避けきれず被弾してしまう。

「ぐあぁッ!!」

ミアの体にめり込んだ水晶体が彼女の体を侵食し、容赦なくネーブルエナジーを奪っていく。

悶え呻くミアに向けてゆっくりと歩み寄る24。

「ネーブル・ミア…結局あなたには何も出来ない」
「そもそもあなたがこの世界にやってきたのは、あの我々のいた未来を救うため」
「しかし…それも徒労に終わるのです」

「こ、ここで…アタシを殺すからか…?」

「それ以前の話です。たとえもしあなたが我々を倒して片瀬理奈を完全に守ったとしても…」
「あの未来が変わる保証はありません」

「!?」

「分岐ですよネーブル・ミア」
「あなたがここに来た時点で、この世界はあの未来とは別の未来を歩み始めている…」

「…つ、つまり…ここで何をしても…あの未来はあのまま…片瀬理奈はずっと装置に捕らわれたまま…そういうことか?」

「察しが良くて助かりますよ」
「もっとも実際にそうなるのかは誰も分からない。時間跳躍など前人未踏…誰も試したことなどない」
「もしかしたら新たに未来が分岐することで、元の未来に何か影響を与えるかもしれない…」
「だから我々が派遣された訳なのですが…」

やがてミアの目の前に仁王立ちになる24。

「いずれにしろあなたのやってきたことは全て無駄だったわけです」

「………」
「…無駄なんかじゃねぇよ」

ふいに呟かれる言葉。

そしてその顔を24に向ける。

「片瀬理奈が…ママが…アタシをちゃんと"想って"くれていたということが分かっただけでもな…!」

「!」

「それが分かっただけでも…この世界に来た甲斐があったってもんだ!」

苦し気に震えながらも、確かな瞳が24を見据える。

「…く、だったらぁッ!せっかく会えた母親の目の前でブチ殺してあげますよォッ!!!!」

突然激高すると、手に形成した鋭利な水晶の刃を振り下ろす24。

「このまま…死ねるかぁああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

迫る刃。

それをなんと真剣白刃取りで捉えるミア。

「なっ!??」

「アタシは…片瀬理奈の娘…ミアだあッ!!」

雄叫びと共に水晶の刃をへし折る。

そして次の瞬間、ミアの臍にめり込んでいた水晶体がはじけ飛ぶ。

「こ、これは…!?」

後ずさる24。

「へへ、ここは現実世界じゃない…」
「だったらアタシの想い次第でお前とも十分戦えるってことだろ!?」

24にビシッと指差すミア。

「う…た、たとえあなたにどれだけの想いがあろうと、ここは私の世界…!」
「私が負けるなど…ッ!!」

そう言いきる前に、突然眼前に映るミアの顔。

「ッ!?」

「っらあッ!!」

顔面を一気に距離を詰めたミアの拳が捉える。

「えあ"ッ!!??」

勢いそのまま吹き飛んでいく24。

その先をすかさず追うミア。

ネーブルエナジーの粒子の痕跡を残して、吹き飛んできた24の腹を蹴り上げる。

「あげぇあああああッッッッッ!!!!!!!!!!!」

今度は垂直にその躰が突き上げられる。

そしてまたも瞬間移動の如く、その先で待ち受けていたミアが握り合わせた拳を振り下ろす。

「うらあッッ!!」

ゴッ!!

「ゲハアッ!!」

水晶体を砕け散らせながら、落下していく24。

そして勢いよく地面に激突、その凄まじい衝撃によって一帯がクレーターの如く陥没する。

「がはぁあぁぁぁぁ…な、なぜぇ…」

クレーターの中心で呻きながら元の姿へと戻っていた24。

そんな彼女を仁王立ちで見下ろすミア。

「小細工抜きにすれば単純にアタシの方が戦闘能力が高い」
「そして…」

24の胸ぐらを掴み引き釣りおこす。

「お前とアタシでもっと決定的に違うものがある…」

「!?、そ、それは…?」

「それは…この拳にこもってる"想い"だぁああああああああああああああッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!」

思い切り腕を振りかざし、殺人的な勢いで24の腹部に向けて放たれるパンチ。

「ッ!!!」

迫りくる衝撃に思わず目を閉じる24。

だが、来るはずの衝撃が来ない。

「…?」

訝し気に目を開ける24。

そこには…

「!!!!」

ミアの拳を寸前で止めている一人の人物がいた。

「1、17ッ!!!!」

思わず叫ぶ24。

「な、なんで…?」

「…来たか、17ッ!!」

ニヤッと笑うミア。

「ああ、ミア…決着を付けようぜッ!!」

突如現れた17。

彼女はいつもの調子でミアと掛け合うと、そのまま打撃の応酬に入った。

ドゴッ!バキィッ!ガゴォッ!!

お互いの拳が、蹴りが、頭突きが交差しぶつかり合う。

それは…24が何度も見てきた光景であった。

「………」

(そう、あなたは…いつもあのネーブル・ミアに執心してばかり…私のことなど…)

「24ッ!!」

突如名を呼ばれハッとする24。

見ると17がミアを羽交い絞めに捉えていた。

「くぅッ!!」

必死に振り払おうとするミアだったが、17も懸命にその体を抑えつけながら再度24に向けて叫んだ。

「こいつにとどめをさせッ!!弱点のヘソ穴を…お前の手刀でぶち抜いてやれッ!!」

「!!」

その言葉に促されるように彼女たちの方へ歩み…そして走っていく24。

「これでコイツとの腐れ縁も終わりだッ!!」

「ええ、そうです17ッ!!私たち2人で…倒すのですッ!!」

ミアの無防備にさらけ出された臍…

おヘソ戦士にとって最大の弱点であるその穴に向けて手刀が繰り出される。

ズブゥッ!!

「がはアッッ!!」

呻き声と共に血を吐き出すミア。

その臍穴を抉るように、肉片を掻き分けながらめり込んでいく24の腕。

「ぐぅああああああああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」

弱点を抉られ苦悶の叫びを上げるミア。

(そう、彼女たちネーブルファイターの弱点…それはヘソ最深部に存在するジュエル…)
(それさえ摘出…もしくは破壊してしまえば…)

やがて彼女の手が"ソレ"に届く。

「があああッッ!!!?」

確かな手ごたえを感じた24はそれを掴み握り潰そうとした…

「!」

突如、動きを止める24。

そして次の瞬間、ミアを抑えつけていた17の姿が消えた。

「ぐはッ…!」

ヘソから腕を引き抜かれ、その場に崩れ落ちるミア。

傷つけられたおヘソを苦しそうに抑えながら悶える。

「そうでしたか…そういうことだったんですね…」

まるで独り言のように呟く24。

今まさにミアに止めを刺そうとした時、彼女は見た。もう一人の17を…

結晶の中で永遠に眠る彼女こそ、本当の17。

既に事切れ言葉を発することはおろか、24と一緒に戦うことなどもはや決してあり得ない…

「あれは…私が呼び出したもの…私の願いが…具現化したものだったんですね…」

そして、その場に力無く膝をついた。

「あぁ…そういうことだ…だって、ここは"お前の世界"だからな…」

額から脂汗を滴らせながら、24に語り掛けるミア。

どこかその言葉には柔らかさがあった。

「お前が本当に望んでいたのは…17を庇って自らが傷つくことじゃない…」
「17と一緒に…"相棒"として居続けることだったんじゃないのか?」

「………」

「ホントはお前、アイツに生きてて欲しかったんだろ?」

「………」
「う、うぅ…」

涙がその目から一滴…また一滴と零れ落ちる。

「そ、そうです…ネーブル・ミア…」
「彼女は…私にとって…かけがえのないパートナーでした…」
「単細胞で…脳筋で…猪突猛進の途方もない馬鹿で…だけど、とても…私を楽しませてくれました…」

「………」

「しかし戦いではいつも無茶してばかり…特に、アナタ、ネーブル・ミアと出会ってからは…アナタを打倒することばかり考えてました…」
「…私は…正直…あなたが憎かった…!17の気を一身に受けているアナタが…!」

「ホントは知りたかったんだろ?17の奴がお前をどう思っていたのかを?」

「………」
「う、うぅ…ゥあぁアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」

ついに堪えきれなくなったように、その場で蹲りながら号泣する24。

「お前…"絆"とか、そういう話に触れるといきなり激高してやがったからな」
「もしかして…ってな」

「妙なところで察しがいいですね、あなたは…」

そう言いながら結晶体の中の17の方を見やる24。

わずかにその口が笑みを浮かべているように見えた。

「ネーブル・ミア」
「これから私は"最後の攻撃"をあなた達に仕掛けます」

「なに?」

「この世界すべてが…ネーブルエナジーの結晶に変えられたくなければ…」
「私にとどめをさしてください」

「!、お前…」

「ここまで来てしまったのです…今更後戻りなどできません」

「…ああ、分かった。お前は…私とママで倒す、必ずなッ!」

その瞬間、彼女の視界はホワイトアウトした。





「ぐ、ぅぅ…、あがぁ…!」

既にミアが侵入してから数十分…

リナは24の結晶体をヘソにめり込ませながら耐え続けていた。

容赦なくリナのエナジーを結晶体に変化させてくる24。

それに対しアンチネーブルエナジーを駆使し浸食を喰い留めるリナ。

だが一人でネーブルエナジーと同時の併用はリナに多大な体力の消耗を強いていた。

「がはぁ…!」

リナの頬から大粒の汗が滴り落ちる。

ミアと一体化することでなんとか制御出来ていた力を今は一人で耐え切らなければならない。

力を抜くと今すぐにでも暴発していしまいそうなほどのエナジー。

(苦しい…もう体が…もたない…)

体を震わせながら苦し気に息を吐くリナ。

(だ、だけど…ミアちゃんが戻ってくるまで…絶対に…離さないッ!)

今まで彼女の思いを裏切り続けてきた…その分、自分が今ここで体を張らなければならない。

その一心で限界を超えてもなお耐え忍ぶ。

「リナちゃん…」

友人の苦しげな姿を不安そうに見つめる麻美。

その時!

「!!、んはぁうッ!!」

ふいにリナの体が大きくビクンと震える。

まるでおヘソの中に熱いエナジーの塊が流れ込んできたような衝撃。

その感覚に軽くイきかけながら、リナは体内にミアが戻ってきたことに気づいた。

「ミ、ミアちゃん…!」

『すまねぇ先輩!長いこと苦しませちまったみたいだな』

「だ、大丈夫…ん、んあああッッッ!!!!!」

呻き声を上げながら、自分のヘソを水晶体から強制的に引き剥がすリナ。

「んぅ、ぐぅぅ…」

長時間水晶体がめり込んでいたヘソを抑えながら苦し気に片膝をつく。

「リナちゃんッ!!」

叫ぶ麻美。

「だ、大丈夫…マミちゃん…」

『先輩、疲れてる所すまねぇが…あれを見ろ!』

「え?」

ミアに促されてリナが見上げた先には、全身の結晶体を発光させながら自分を見据える24がいた。

「ネーブル・リナ…これより私は全身全霊を込めた一撃を放ちます」
「果たしてアナタ達にこれが受けきれるでしょうか?」

そう言いながら両手を広げ、お腹の水晶体を突き出す。

『リナ、ネーブルバーストだ』

「え?で、でも…」

『大丈夫だ…アイツはこの一撃で"全てを終わらす"つもりだ』

「う、うん…分かった!」

ふらつきながらも立ち上がるリナ。

そして彼女も大きく両手を広げ、その臍穴を24に向けてさらけ出す。

「あ…!」

麻美の周りに落ちていた6本のネーブルエッジが浮き上がり、彼女の元に集結する。

そしてリナのお腹の前で一つに組み合わさると、勢い良くリナのヘソ穴へと突き刺さった。

「ぐぅんッ!!!ンアあああああああああッッッッッッ!!!!!!!!!」

冷たく鋭利なエッジの先端がリナの6つのヘソ肉の間の皺に食い込んでいく。

「ふ、ふぁぁァ…ッ!!」

口からだらしなく涎を垂らしながらも、最も敏感な箇所に刺激を与え続けることで体内のエナジーを増幅させていくリナ。

「フフ、この期に及んで自虐へそオナニーとは…さすがですよネーブル・リナ」

思わず苦笑する24。

彼女も体内のエナジー発生装置を限界まで稼働させ、エナジーを高めていく。

さらに発光が強まっていく結晶体。

「ネーブル・リナ…そしてネーブル・ミア…」
「私が17に懸ける想いとあなた達の絆…どちらが強いか決着をつけましょう!」

『ああ、これで終わりだ24』
『先輩ッ!!』

「ん、んぅあアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

嬌声を上げながら大きくおヘソを突き出すリナ。

その瞬間へそ穴に突き刺さっていたエッジが花開くように展開し、その中央から凄まじい光の噴流が噴き出した。



同時に24の腹の結晶体からも漆黒の噴流が噴き出す。

ドゥシュバッッッ!!!!!!!

激突する2つの光。

その余剰エネルギーが周囲に撒き散らされる。

「!」

その一つが麻美に向かってくる。

咄嗟にルカが大きく手を拡げ自らの体で庇った。

「ぐぅあッ!!」

「ルカ君!?」

「だ、大丈夫だ…リナッ!!こっちは気にせずにそいつをッ!!」

『アイツ、柄にもないことを…』
『先輩ッ!遠慮することはねぇッ!!アイツの基地を吹っ飛ばすくらいやっちまえッ!!』

「ハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

さらに臍穴から光が迸らせるリナ。

だが負けじと24も装置の限界以上にエナジーを引き出す。

(17、力を貸してください!)

「はぁうううううううアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

拮抗する二つの光…だが徐々にリナの方が押されていく。

その光景を見て顔を顰めるルカ。

「だ、駄目か…!やっぱり装置そのものであるアイツの方が…」

「リナちゃんッ!ミアちゃんッ!!」

叫ぶ麻美。

『ママ!一瞬、一瞬だけでいいッ!』
『あいつの攻撃を押し返してくれぇッ!!』

「んうっ!!」

リナは体中のエナジーを全て出し切らんばかりにさらに力を込める。

「フあ"あ"あ"あ"あ"ッッッッッ!!!!!!」

さらなる光の噴流が臍穴から噴き出し、徐々に押し返していく。

やがて24に迫っていく光の激突点。

「ぬぅッ!!??」

目の前まで迫る噴流に怯む24。

だがリナのエナジーはそこで尽きようとしていた。

「も、もう駄目…力が…」

『十分だッ!!あとは…アタシの出番だァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

目の前の光の穴に向けて駆け出すミア。

そして勢いをつけてそこに飛び込んでいく。

「んぐうッっ!!ンはアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

リナのヘソに迸る熱い衝撃。

これまで感じたことのない最高の快感に、絶頂の雄叫びと共に体に残ったすべてのエナジーが一気に噴き出す。

同時にその臍穴から飛び出すように実体化する一人の少女。



「ちぇいやっさああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

リナの臍から吹き出る光の粒子の勢いに乗りながら、ミアは渾身の蹴りを24の腹部に向けて叩き込んだ。

「ぐぅっはアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ミアの蹴りを腹に受けながら吹き飛んでいく24。

そのあまりもの威力に全身の結晶体が砕かれ、触手も引きちぎられていく。

徐々に崩れていく体…だが24はこの結末を受け入れていた。

「やはり…"私だけ"では勝てませんでしたね…」

(まったく…らしくねぇな24)

「そうですね…申し訳ありませんでした、アナタをこんなことに巻き込んでしまって…」

(まあ相方だからな、しょうがねぇ)
(でも…もう悔いはねぇんだろ?)

「はい…」

その言葉を最期に彼女は閃光の中に砕け散っていった。


[後書き]
ようやく決着がつきました。
あと2話くらいエピローグを書いて終わる予定です。

コメ返しです。

>このシリーズもっと見たいです!

私も理緒ちゃんの続編描きたいです!
近々(いつとは言ってない)お見せ出来れば…

拍手[5回]


「はあああああッッッッッ!!!!!」

24が放った機械触手群を両腕に装着したネーブルエッジで切り払うネーブル・リナ。

「ふっ!!」

さらに追撃で迫る触手を切り裂いた瞬間、眼前に現れた24が両腕に創り出した鋭利な結晶体で突きを繰り出してくる。

「ぐっ!!」

回避動作が間に合わず、まともにそれをヘソに受ける。

だが臍穴に入り込む前にアンチネーブルエナジーのバリアーが結晶体を削り取るように消滅させる。

リナはすかさずそれを根元から切り落とすと、24から距離を取り相手を睨み据えた。

一進一退の攻防…だが今のネーブル・リナには24最大の脅威である結晶化能力は効かない。

そしてその体内に湧き上がる膨大なネーブルエナジー…

誰もがリナの方が優位である…かのように思えた。

「ね、ねえ、ミアちゃん…」

ネーブルエッジを構えながら、己の内にいるミアに問いかけるリナ。

「た、確かに私…結晶化されずにちゃんと戦えてるけど…」
「24ちゃん…全然傷ついていないよね…?」

リナの言う通り、この形態になってから24と互角以上に戦えているものの、相手は損傷した箇所をすぐさま再生させ立ち向かってくる。

既に数え切れないほどの触手や結晶体を切り落としているが、まったくその再生能力には衰えが見られなかった。

「こ、このままじゃ…決着がつかないよぉ…」

徐々に苦しそうな素振りを見せているネーブル・リナ。

それは戦いの疲労というよりも、己の体内に渦巻く膨大なネーブルエナジーを長時間制御していることによるものであった。

『あぁ…』
(確かに…このままじゃ全然埒があかねぇ、そして先輩もいつまでこの状態を保てるか分からねぇ)

リナの内部で思案するミア。

(アイツの再生能力の源はアタシたちと同じネーブルエナジーだ…)
(そしてアイツのネーブルエナジーの根源は…)

「フ、フフ…そうですとも…ネーブル・リナ、そしてミア…」

『「!?」』

「たとえあなた達がどれだけの力を持ってしたとしてもぉ、決して私は倒せません…」
「なぜならぁッ!この私の中に17がいる限りッ!!私も無限の力を得ることが出来るのですからぁッ!!」

その叫びと共に全身から突き出す結晶体。

「な、なにッ!?」

「これから何が起きるかお分かりでしょう?」

部屋の隅の方にいるマミを一瞥する24。

「!?」

「!、マミちゃん!!」

リナによって体内に埋め込まれた結晶体を除去された彼女は、結晶化の餌食にならないよう彼女たちの戦いを遠巻きに見ていた。

だがこれから放たれようとしている攻撃は、彼女にすら被害が及んでしまう。

しかし駆けつけようにも位置が離れ過ぎている…

咄嗟にネーブルエッジを放ち、彼女の前で盾のように展開させるリナ。

「リナちゃん!?」

そして自身は両腕にアンチエナジーを集中させ防御の体勢を取る…はずであった。

ガシッ!

「!?」

ネーブルリナの両脇から、number3と32が彼女の体を拘束する。

既に何度も倒してきたものの、本体の24と同様、何度でも立ち上がり立ち塞がってくる操り人形たち…

もはやそのほとんどが結晶化し、元の面影も留めていない有様であった。

『こいつらまた…ッ!しつけぇんだよッ!!』

振り払おうとするリナ。

だがその一瞬、24の全身から結晶体の弾丸が全方位に放たれた。

「あっぐうううううううッッッッッッ!!!!!!!!!!」

ネーブルエッジの防護無しで全身に結晶体の弾丸をモロに浴びるリナ。

両脇から拘束していた2体の人形も巻き添えを喰らい、その結晶体群に全身を貫かれ吹き飛ばされる。

「か、は…ッ!」

思わず膝をつくリナ。

アンチエナジーによって浸食は喰い留められたものの、その鋭い無数の弾丸は全身に痛烈なダメージを与えていた。

傷はエナジーによって回復するものの、そのダメージ自体は彼女の体に残っている。

「くぅ、ぅぅ…」

呻き声を上げながらも、マミの方を見るリナ。

彼女はリナが放ったネーブルエッジが円陣を組むように作られた防護壁によって無事であった。

だが一時的に負荷がかかり過ぎたことで、防御壁が解除されその場に落ちるエッジ。

「よ、良かった…マミちゃん」

「フフフ、さすがですねネーブル・リナ」

24の言葉に顔を向けるリナ。

「あ、あなた…わざとマミちゃんを狙って…」

「是非あなたにも味わっていただきたいと思いましてね…」

間髪入れず24の腹部から巨大な水晶体が出現する。

「!?」

「自分にとって最も大切な人を奪われる気持ちを…ッ!」

リナの体勢が整うより先に放たれる水晶体。

「マミちゃんッ!!」

「!!」

今度こそ誰も守ってくれる者はいない…

ギュッと目を瞑るマミ。

ドシュッ!!

「ぐああッッ!!」

「え…?」

男の呻き声に驚きマミは思わず目を開けた。

そこには…一人の男子がマミを背にして立っていた。

「ル…ルカ君…!」

「ぐ、ぅぅ…」

その腹部…ヘソには24の放った巨大な水晶体の先端が深々とめり込んでいる。

「ルカ君…!まさか…私をかばって!?」

「!」
『アイツ…何で…!?』

突如現れ、己の身を挺して親友を庇ったルカにリナたちも驚く。

「ほう、まさかアナタが…実にらしくないですね」

「う、うるさい…」

ヘソにめり込んだ水晶体を力づくで引き抜く。

自分の体の前にサイコキネシスで操った瓦礫を盾にしていたことで、ある程度勢いは削がれたもののそれでも凄まじい衝撃をどてっ腹に受けていた。

だが彼は体を震わせながらも決して倒れようとはしなかった。

「ぼ、僕だって…やる時はやるんだッ!」
「お前をこのまま好き勝手にさせてたまるか!!」

「ハッ、へそオナ童貞野郎が言えたセリフですか…」

嘲笑で一蹴する24。

ルカにはネーブルエナジーが存在しないため結晶化させることは出来ない。

だがサイコキネシスくらいしか取り柄のない少年一人、今更彼女にとって障害でも何でもない。

「このボディの元となる装置を作っていただいた貴方には申し訳ないですが…もう目障りなのでとっとと消えてください」

無数の触手をルカに向けて放つ24。

「ぐっ!!」

臍のダメージに顔を顰めながらも、周囲の瓦礫をサイコキネシスで駆使しながら迎撃する。

「ネ、ネーブル・リナ…ッ!」

「!」

突如ルカから呼びかけられるリナ。

「い、今の、アイツを倒す方法は一つしかない…!!」
「アイツの力の根源…17への想いを断ち切らせるんだ!!」

「えぇッ!?」

「ア、アイツは一方的に17への偏った想いを抱き続けてきて、今それが暴走している状態だ」
「だから…!」

「17ちゃんを目覚めさせて、24ちゃんと対話させて彼女の考えをしっかりと伝える…」

「!」

ルカの意図を瞬時に察したかのように、麻美が続けた。

「そうすれば24ちゃんの暴走は止まる…」
「そういうことだよね、ルカ君?」

「あ、あぁ…」

「だ、だけど17ちゃんってもう死んじゃってるんじゃ…?」

当然の疑問を口にするリナ。

『いや…』

口を挟むミア。

『アタシたちが装置に囚われていた時に見させられていた世界…』
『あれと同じようなモンがアイツの中にもあったとしたら…』

「!」

『17の奴も…24が創り出したその世界の中にいるのかもしれねぇ…』

「それじゃあ…誰かがその世界に入り込まないといけないということ?」
「一体誰が…?」

当然の疑問に麻美が即座に応える。

「それは…ミアちゃんじゃない?」

『ハ、ハァァァ?????な、何でアタシが…!?』

「だって私たちの中で17ちゃんと一番つながりが強いのはミアちゃんでしょ?」

『そ、それは…』

「それに…ミアちゃんが装置に囚われているとき、17ちゃん、必死に戦っていたんだよ?」

『!』

「ミアちゃんに負けてボロボロになった体で…またおヘソを貫かれたりお腹をぐちゃぐちゃにされながらもずっと戦い続けていたんだよ…」

悲愴な面持ちを浮かべながら呟く麻美。

『う…』

「だから今度はミアちゃんが…」

『あ~ッ!!わぁった!わぁったよもうッ!!』
『アタシが…アイツの中に入り込んで17を叩き起こしてくりゃいんだろ!?』

「うん!」

一転、満面の笑みを浮かべる麻美。

『まったく…マミ先輩には逆らえねぇ…』「できるよミアちゃん!だって私の娘なんだからッ!」『だから全然励ましになってねぇんだよッ、それってよォ!!』

ようやく彼女たちの作戦が決まった。

「よ、よし…段取りは決まったようだな」
「ここは僕が引き受けるから、その間に君が…」

「作戦会議は終了しましたか?」

「!?」

皆の目が一斉に24へと注がれる。

そこには薄ら笑いを浮かべる24がいた。

「何やら算段を付けたようですが…その前に!あなたたちは終わりです!!」

一瞬で再び24の全身から水晶体が突き出す。

「ま、マズいッ!!」

咄嗟に防御態勢を取ろうする一同。

ルカはサイコキネシスで瓦礫を自分の目の前に。

リナはアンチネーブルエナジーを全開でマミの前に両手を広げ立ち塞がる。

「遅いィッ!!」

バッキャアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!

再度放たれる結晶の弾丸。

「ぐああああああああああああああああああッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」

「あっぐううううウウウウウウウウウウウウッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」

霰のように降り注ぐ結晶に必死に耐える2人。

だがそんな彼らに向けてさらに機械触手が迫る。

「うッ!!うぐああああああッッッッッッッッッ!!!!!!!!???????」

四肢を雁字搦めにして宙に磔にされるルカ。

「あなたは…本当に目障りなんですよぉ…」
「あの時わたしのお腹を…オヘソを…弄っていた感触…思い出すだけでもォ!!」
「身の毛がよだつんですよぉッッ!!!」

ザシュッ!!

「ぐがッ!!???」

ルカの臍穴に勢いよくぶち込まれる触手。

さらには一本のみならず複数本が次々と侵入していく。

「ギャアアアアアアアアアアゥゥッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」

「散々デベソに悩まされていましたよねぇ?ですので今度は大きく抉りつくしてあげますよォ!!」

ミキサーのようにルカのヘソの中で渦巻く触手群。

「がっぎいいいイイイイイッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!ギャはアアアアアアアアアッッッッッ!!!!!!!!!!!」

「ハハハハハハハハハハハハッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」

狂乱の笑い声を上げながら、ルカのヘソをいたぶり尽くす24。

だがその行為に夢中になっている時であった。

ガキッ!!

「ッ!?」

突如ルカの両脇腹を遠隔拘束具が挟み込んだ。

「サイコキネシス…?まだ行使できる力が残っていたとは…」

だがその意図が読めず訝しがる24。

「ぼ、僕は…」

「!」

「前の僕とは…違うんだァッ!!」

叫びと共に念の力を最大限に込めるルカ。

同時に両脇腹の拘束具が彼の腹を凄まじい力で締め上げる。

「がっハアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」

吐血しながら苦悶の絶叫声を上げるルカ。

「一体何を…?気でも触れましたか?」

まるで自分の体を痛めつけているようにしか思えない行為に、24もいよいよ理解が追い付かなくなっていた。

「がハアッ!!お、お前でも…分からない…ことがあるんだな…」

「!?」

「み、見ろよ…これで…お前の触手は…僕のおへそから抜けなくなったぜ…!」

ルカの狙い…それはわざと自分のヘソに触手を喰らい、それを抜けなくさせることで相手の攻撃の手段を封じることであった。

さらには触手が巻き付いた手足にも同様に拘束具を嵌め込み、簡単にほどけないようにする。



「な…!?」

「い、言っただろ…絶対に逃がさないって…、リナァ!!」

「!」

ルカに気を取られている隙に、眼前まで迫っていたネーブル・リナ。

「行けリナァッ!!」

力の限り叫ぶルカ。

その己の身を傷つけてでも、相手の動きを封じんとするその姿に、かつてのローザの姿が重なった。

「くっ、しかしッ!!」

触手を封じられたとはいえ、まだ結晶体は発生させられる。

自らの腹に鋭い水晶の柱を形成する24。

それで迫るリナを串刺しにせんとする。

「ネーブル・リナァッ!!!」

「24ちゃんッ!!」

怯まず突進するリナ。

そしてなんと自らヘソのバリアを解き、その孔を結晶の先端へとめり込ませた。

「うぐああああァァァァッッッッ!!!!!!」

鋭い先端が臍肉を掻き分けその奥へと食い込み、苦悶の呻き声を上げるリナ。

だがその激痛に怯むより先に彼女は24の両肩をガシリと掴んだ。

「!?」

「ハア…ハア…ハア…少し…このままで…いてもらうよ…24ちゃん…」



苦し気に息を吐きながら、だがはっきりと意志がこもった瞳で至近距離で24の目を覗き込むリナ。

その気迫に一瞬気圧される彼女。

直後、何かが自分の体内に入り込んでくる感覚を覚えた。

「あ、あなた達ッ!一体何をッ!?」

「ミアちゃん…頼んだよ…ッ!!」


[後書き]
随分時間がかかってしまいましたスイマセン。

最初はユナイトを果たしたリナがあっという間に24を倒す展開で考えていたのですが、書いてる内どうもしっくり来ず、まだまだ24が粘る展開となってしまいました。
個人的にはもう早く終わらしたいんですけどね。


コメ&拍手コメ返しです。

>テイルブルーの続編楽しみにしてました。好きな人の前でヘソを責められ泣き叫ぶ姿が楽しみです

今まではトゥアールしか見ていない状況でしたが、今回はレッドやイエロー、周囲のオーディエンスも見ている状況なので、テイルブルー完結編として楽しみにしていてください。


>こういう敵に操られて自分の意志とは無関係に自身の身体を弄るみたいな展開は大好きです。大衆の面前でヘソ自慰行為をさせられるという羞恥プレイなんかも良さそうですね

大衆の面前でのへそオナニー…!!
さすがの愛香さんも心折れてしまいそうですね。


>ツイッターの情報にあった土竜の唄のヘソ責めシーン見ました。あの責めをテイルブルーがされたらどうなるんでしょね。

あの土竜の唄の軍鶏責めは地味ながらも痛そうでしたね。鳥の嘴的なモノで臍をめった刺しというのはいつかやりたいネタです。

拍手[4回]


リナの深層意識下…

彼女はそこで"もう一人の自分"と対峙していた。

「よぉ、アタシ」
「そのナリでなかなか頑張った方じゃねぇか?」

「………」

「だけどこのままじゃ全部エナジーを吸い取られて終わりだな」
「早くアタシに代わった方がいいんじゃねぇのか?」

「…うん、だけど戦うのはアナタじゃない」

「あ?」

「"アナタの力"を…アタシにちょうだい!」

その言葉を聞いてリナを睨む、もう一人のリナ『イーヴィル』。

「テメエ…」

全身から怒りのオーラを滲ませる。

だがその威圧感に気圧されながらも、リナも負けじと言い放つ。

「わ、私は…ミアちゃんを必ず守らないといけないの!!」
「そのためだったら何だって…うぶぇッ!!」

突如リナの腹に突き刺さるイーヴィルの拳。

「ぐ”ぉえ"え"え"え…」

「随分ムシがいいこと言うじゃねぇか、"アタシ"よぉ?」
「力を貸すだけ貸してアタシは引っ込んでろってかぁ?」

その拳をグリグリと臍穴を抉るように、さらにその腹奥へと捻り込むイーヴィル。

リナはその腕を両手で掴んだ。

「うえ"え”ッッッ、お、お願い…"私"…」
「ち、力だけじゃない…あなたのこと全部、記憶も何もかも受け入れるから…」

「………」

「い、今まで…嫌なこと全部…押し付けてごめんなさい…」

「………」

「本当にごめん…」

その目から涙が零れ落ち、イーヴィルの腕に滴り落ちる。

その瞬間、イーヴィルの拳がリナの腹から引き抜かれた。

「ぅぐンッ!!」

両腕でお腹を抑えながら悶えるリナ。

だが決してその場に崩れ落ちようとはせず、膝をガクガクと震わせながらイーヴィルの顔を見上げ続けている。

「………」

「ようやく…"その気"になったようだな」

「!」

「今までその力の使い道も分からず、ただ周りに振り回されているだけ…」
「それでいて嫌なことがあったら、すぐへそ弄り出す…」

「う…」

「いいぜ、アタシの力全部お前に返してやる」

その言葉にリナの目が見開く。

「え…?」

「そこまで覚悟を決めたんならな…」
「だが…腑抜けきったお前に、この力が受け入れきれるか?」
「下手すりゃ戦う前に自滅しちまうかもな」

「全部…受け入れてみせるわ」

毅然とした表情で、両手を大きく広げてその臍穴をイーヴィルへと差し出すリナ。

それに応じるようにイーヴィルもその臍穴をリナへと向ける。

「それじゃあ、行くぜ」

「うん」

イーヴィルの臍穴から放たれる黒いオーラ。

それがリナの臍穴へと流れ込んでいく。

「ぐぅ…ッ!」

ビクンと体を震わせるリナ。

その流入量は目に見えて増大していき、それにつれてリナのお腹も張っていく。

「あが…ッ、ぅああ…!!」

(こ、こんな…こんなに凄いエナジーが…アタシのお腹にぃ…)

「どうした?苦しいか?」
「これがお前がずっとアタシに溜め込んでいたものなんだぜ?」

「はぁぁ…はぁぁ…」

苦し気に息を吐くリナ。

処理しきれない余剰エナジーがその腹を見る見るうちに膨張させていく。

「ハハ、随分みっともない腹だな!だがまだ半分も行ってねぇぜ!」
「破裂しないよう、せいぜい頑張るこったな!」

さらに臍穴に流れ込むオーラ。



「はがぁッ!!あがああああああああッッッッッッ!!!!!!!!!!」

ボコンと音を立てて脹れ上がる腹。

いつ破裂してもおかしくないくらいリナの腹部は膨張しきっていた。

(だ、だめぇ…このままじゃ…お腹…破裂しちゃうぅ)
(このままじゃぁ…このままじゃミアちゃんを守る前にアタシがぁ…アタシが死んじゃう!)

もはや行き場所がないほど流れ込んだエナジー。

これ以上のエナジーは、リナにとって到底耐えきれるものではなかった。

(戦う覚悟を決めたとはいえ、やっぱり今の"お前"じゃ無理だったか…)

オーラを放出するにつれ徐々にその姿がぼんやり薄れていくイーヴィル。

だが彼女の姿が完全に消えるまでは、まだまだ膨大なエナジーが残されていた。

一度エナジーを放出した以上、その流出は止められない。

(ここで…コイツと一緒に消えちまうのも運命ってか…)

その運命を受け入れるように静かに目を閉じるイーヴィル。

一方のリナも膨張が止まらない自分の腹に死を感じ始めていた。

(や、やっぱり…私じゃ無理だったんだ…)
(こんな…今の今まで自分のことしか…おへそ弄りのことしか考えてなかった私が…)

お腹の限界も近い…

もはやリナも諦めかけようとしていた…その時であった。

「おい!」

突如聞こえてきた言葉と、張りきったお腹に誰かの肌が触れる感触。

リナはハッと目を見開いた。

「ミ、ミアちゃん…!」

見るといつの間にかミアが目の前で自らのお腹をリナのお腹に合わせるように立っていた。

「ど、どうしてここに…」

「どうしてもクソもねぇだろ!何勝手に死のうとしてんだ先輩!」

「だ、だってぇ…ミアちゃんを守るために…」

思わず涙目になるリナ。

「…その気持ちはありがてぇけどよ、けれど全部自分で背負い込むことはねぇんだぜ!?」

「!」

「アタシは…もともとママを守るためにここまでやってきたんだ」
「だけどそんなママがアタシを守るために戦おうとしてくれる…」
「だったら…一緒に戦えばいい話じゃねぇか!」

「ミ、ミアちゃん…!」

「だからよ…その力…アタシにもよこせってんだッ!!」

イーヴィルに向かって叫ぶミア。

「…ハハッ、本当にトンデモない娘を持っちまったなアタシたち」

「うん…」

お互いに自分の娘の破天荒ぶりに呆れながらも頷く二人のリナ。

「それじゃいくぜ、馬鹿娘ッ!」
「しっかりと受け止めやがれッ!!」

イーヴィルの臍から残り全てのエナジーが放たれ、リナとミアの臍に流れ込む。

「んあああああああああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
「ぐぅおああああああああああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」

雄叫びを上げながら耐えるリナとミア。

やがてぼやけていくその視界の中で、イーヴィルの姿が消えていくのをリナは見た。

(ありがとう"アタシ"…そしてさようなら…)





「………」

24の前に姿を現した一人の少女。

リナとミアのものを合わせたかのような白黒の衣装。

煌く銀のロングヘアーに結わえられたサイドポニー。

その顔立ちはリナのようであり、どこかしらミアのようにも見える。

そんな彼女の視線がまっすぐ24を見据える。

「あ、あなたは…一体何者なんですか!?」

その問いに応じるように静かにその口が開かれる。

「アタシは…『リナ』」
      『ミア』」

「!?」
「え、え…ッ?」

『被ってんじゃねぇか先輩!』
『ってかちょっと待て…この体…』

途端に挙動不審な仕草を始める少女。

自分の体の至る箇所をペタペタとさすっている。

「…?」

その様相を訝し気に見る24。

相手が一体何者なのか判明するまで、さしもの彼女もおいそれと手が出せなかった。

『お、おい…、まさかアタシ…先輩の体の中にいるってのかッ!?』

「!、う、うるさいってミアちゃん…」

リナの頭に直接響くミアの声。

『お前、まさかアタシまで臍の中に取り込んだのか!?』
『何考えてんだ!!この馬鹿親ッ!!』

「だ、だってぇ…あの時、エナジーを取り込むのに必死だったから…」

まるで見えない誰かと口論しているかのように声を上げる少女。

傍から見るとどこか危ない人にも思える仕草だったが、24はこの少女に言いようも知れない不可解さを覚えていた。

(一体彼女は何者なんです…?ネーブル・リナ…いえ、ネーブル・ミアの気配も感じる…)

「だから!ごめんって言ってるでしょ!!」

一人怒号を上げる少女。

その声に思わずイラつきを覚え、24は反射的にその手をかざした。

「あぐぅッ!?」

突如、臍穴に痛みを覚え少女は呻き声を上げた。

見るとその臍からネーブルエナジーの結晶が生えだしている。

「あなたが一体何者なのかは分かりませんが…こうしてエナジーを全て結晶化してしまえば何ということはありません」

リナやミアを散々苦しめた結晶化能力を行使した24は薄ら笑いを浮かべた。

「うぁぁ…こ、このままじゃさっきと同じ…」

『畜生…これ以上やらせるかってんだよッ!!』

その瞬間であった。

一瞬臍穴が煌いた後、結晶体がポロポロと剥がれ落ちていった。

「な…?」

驚愕する24。

ネーブルエナジーが存在する限り、決して引き剥がすことは出来ない結晶体がいとも簡単に剥がれ落ちていく…

その様を少女も驚いた顔で見つめていた。

「こ、これって…?」

『……まさか、まさかと思うが…そういうことか!?』

「え?」

『前言撤回だ先輩!アタシを取り込んでくれたおかげで…なんとかなりそうだぜ!!』

「ど、どういうこと…?」

『いいからまずアイツに仕掛けろッ!!』

「う、うん…ッ!!」

ミアの声に押されるように駆け出す少女。

「くッ!」

向かってくる少女に機械触手を放つ24。

『来るぞッ!!』

少女はそれを流麗にかわす。

24はさらに放たれる触手を放つが、それらも全て捌き切られる。

(何故…何故…?)

触手で攻撃を繰り出している間も結晶化波動を送り続けているが、少女のネーブルエナジーが結晶化する様はまったく見られない。

(なぜ…なぜぇ!?)

自分の理を超えているものに頭を巡らせているうちに思わず攻撃が散漫になる。

『今だッ!飛べッ!!』

その隙を逃さずミアが叫ぶ。

同時に触手の合間を抜けるように飛び出した少女は24の目の前に着地した。

「!?」

24が反応するより先に、少女の拳がその腹部の結晶体に打ち込まれる。

ガチィイイイイイイインンッッッッッッ!!!!!!!!

「…フ、フフ、無駄ですよ」
「いくら結晶化を防げるとはいえ、そのような華奢な腕力で…」

ピシッ!

「!?」

24の余裕の顔が引きつった表情へと豹変する。

「ま、まさか…」

見下ろすと少女の拳が打ち込まれた個所を中心に亀裂が放射状に拡がっていた。

「あ、あぁ…あぁぁァァァァァアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!」

24のヒステリックな叫び声が上がる。

そして狂乱気味に触手を振り回し、少女の体を弾き飛ばす。

「うくッ!!」

ダメージに呻き声を上げるも、すかさず離れた場所に着地し再び構えなおす。

「あ、アァ…わ、ワタシの17ぁアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」

17の死骸が収められたお腹の水晶体を両手できつく抑える24。

「はぁー、はぁー、はぁー」

半ば錯乱したかのようにひたすらお腹を撫で続ける。

「どう、"大切な人"を傷つけられる気分は?」

「!」

顔を上げる24。

「誰でも大切な人を傷つけられると哀しいよね…?」

「あ、あなたは…あなたは何者なんです!?何故結晶化しないんです!?何故このお腹に傷をつけられたんです!?」

捲し立てる24。

今や冷静沈着な彼女の姿は完全に消え失せていた。

「私は…ネーブル・リナ。だけど先までの私とは違う」
「私がずっと"避け続けてきた力"…、そしてミアちゃんがこのオヘソの中にいる」

「ネーブル・ミアが…!?」

驚愕の声を上げる24。

「今の私はネーブルエナジー、そしてミアちゃんのアンチネーブルエナジーが使えるんだよ」

「!?」

その言葉を聞いて24は一瞬で理解した。

何故このリナに結晶体が生えないのか、何故自分のお腹に傷を入れることが出来たのか…

だがそれでも腑に落ちないことが一つあった。

「し、しかし…ネーブルエナジーとアンチネーブルエナジーを同時に行使することが出来るなど…」
「本来であれば対消滅してしまうはず…!」

一呼吸置いてリナが口を開ける。

「それは…私にも分からない」
「だけど私とミアちゃんは心の底から通じ合うことが出来た」
「それがこの二つの力の共存を可能にしたんだと思う」

その言葉を聞いてワナワナと震えだす24。

「通じ合うことが出来た…?」
「そんな…たかがそんな理由で…出来るはずないでしょうがあああアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」

これまで見せたことのない怒りの形相でリナを睨み付ける24。

「許しません…絶対に許しません…ッ!!あなたのような存在はッ!!」

『テメエに許してもらう所以なんかねぇよ!先輩!』

「うん…!」

再び24に向かって駆け出すリナ。

だが今度は触手で迎撃することもなく、自ら迎え撃たんと待ち構える24。

そんな彼女に向かって、再び拳を振るおうとしたその時、

「!?」

突然、その間に割って入るようにリナの目の前に現れる一つの人影。

「マミちゃん!?」

いきなり立ち塞がった親友にその拳を寸で止めるリナ。

次の瞬間、マミの背後から飛び出した触手がリナの臍穴を貫かんと襲い来る。

「くっ!!」

咄嗟に臍穴にアンチネーブルエナジーのバリアを張るリナ。

ガチンッ!!

なんとかその侵入は防げたものの、その隙にマミがリナの体を羽交い絞めに押さえつける。

「………」

「ぐぅッ!!マ、マミちゃん…なんでッ!?」

「彼女の体には私が埋め込んだ結晶体が十分に巣くっています」
「ケーブルを切り離したところで…私の呪縛から逃れることなど出来ないのですよ、絶対にッ!!」

「う…そ、そんな…」

「それにしても賢明でしたねネーブル・ミア」
「あなたはネーブル・マミの体に触れる直前、アンチネーブルエナジーを解除しました」
「もしその力を行使し続けていたら、ネーブルエナジーに満ちた彼女の体は崩壊していたことでしょう」
「しかし…今の状態がどういう状態か、当然お分かりですよね?」

薄ら笑いを浮かべながら、複数の触手の先端をリナの臍穴に向けゆっくりと歩み寄る24。

『くそっ、コイツはやべぇぞ…マミ先輩がピッタリくっついてる限りアンチは使えねぇ』
『このままじゃ奴の結晶の餌食になっちまう…!』

なんとかマミの体を振り払おうとするも、それ以上に信じられない力で抑えつけにかかるマミ。

その目から精気は感じられない。

もはや完全に24の傀儡と化してしまっている親友の姿にリナは心を痛めた。

(マミちゃん…私のせいで…こんな…)

このままでは自分自身も…そして大切な友人もやられてしまう。

(マミちゃんは身を呈して私たちを救ってくれた…)
(だから…だから今度は私たちがマミちゃんを救う番…!)

リナはあることを意に決し、それをミアに心で伝えた。

『マジかよッ!?だけど…今は"それ"しかないってか…』

「うん、だからミアちゃんも一緒におへそオナニーして力を極限まで出しきって!」

『ああ、分かった…って、へそオナニーだとぉ!?』

「だ、だって…そうしないと私たちの力を出し切ることが…」

『分かった!わぁったよッ!!』

半ばヤケっぱちな返事が返ってくる。

「大丈夫、ミアちゃんならやれるよ!私の娘なんだから!」

『全然嬉しくねぇぞ…その励まし』

「いくよッ!!」

ビクンッと震えるリナの体。

「はぁぁ、はぁぁ、はぁぁ…」

頬を紅く染め、途端に上気した顔で発情し始めるリナ。

体こそ拘束されているものの、意識を集中すれば臍に直接触らずとも快楽を得ることなどリナにとって朝飯前であった。

「まさか…この状況で妄想オナニーを…!?」

この状況下で恍惚とした表情を浮かべているリナを見て、さすがの24も唖然とする。

だがすぐにそれが"何か"を狙ってのものだと気づく。

「させませんッ!!」

快感に打ち震え、完全に緩み切ったその臍穴に触手をぶち込もうとする。

「ミ、ミアちゃぁん…ッ、は、はやくぅ…ッ!あ、あたし、もうイッちゃうぅッッ!!」

『テメエ早過ぎんだよぉッ!!』

「ミ、ミアちゃんのォ、い、今まで一番気持ちよかったことぉ、想像すればイイんだよォ!」

『ハァァア!???』

これまでミアが感じた最も臍責めで気持ちよかったこと…

一瞬、"肉棒"で臍を貫かれた忌まわしい記憶が頭を過ったが、それは咄嗟に頭の中から振るい落した。

『あ、あんな記憶で気持ちよくなって溜まるか!』

そして代わりにある記憶を思い出すミア。

『あ、あの時の感触なら…イケるかもしれねぇ』

必死に"その時"のヘソの感触を何度もトレースするミア。

『ふぅああ…ふぅああ…ふぁあああ……!』

やがて彼女もオーガズムに向けて高揚していく。

自分の中でミアが発情状態にあるのをリナは感じ取った。

「イ、イくよ!ミアちゃんッ!!」

『ぅ、ぅああッ!!』

「『ふゥアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンンンンッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』」

同時に絶頂を迎えるリナとミア。

今まさに触手が臍を貫かんとしてたその瞬間、リナの臍から眩い光が溢れ出す。

「なにッ!?」

光の中で分解・消失していく機械触手。

やがて光は渦となり、リナとマミ、二人の姿を完全に包み込んだ。

「く、こ、これは…これはネーブルエナジーッ!?い、いえ、違う別の…ッ!?」
「う、うわあああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

凄まじいまでの光の渦に弾き飛ばされる24。

「ぐぅッ!!」

地面に激突し呻き声を上げる。

咄嗟に彼女はリナの臍から発せられた光の渦の方を見た。

やがてその渦が四散するように弾け飛び、そしてその跡にリナは立っていた。

その腕にはネーブル・マミの体が抱きかかえられている。

その体には一片も結晶体は生えていない。

引き裂かれ、引き伸ばされ、無残に引き千切られた臍も元の形へと戻っている。

「う、うん…?」

ゆっくりと開かれる目。

彼女は自分を抱きかかえる一人の少女の姿を見た。

「…リ、リナちゃん…?」

「お帰り、マミちゃん」

優しく微笑むその顔からリナ以外にミアの面影を感じ取ったマミ。

「ミアちゃんも…そこにいるの?」

『ああ、無事で良かった…先輩』

ミアの声がテレパシーのように響いてくる。

「そっか…2人が力を合わせて私を助けてくれたんだね…」

『助けるっていうか…ただイッただけっつうか…』

「ミアちゃん、マミちゃんにオヘソ掃除されてた時のこと思い出してたよね?」

『テ、テメエッ!ふざけんなッ!!そんなことバラすんじゃねぇッ!!』

「ふふ…ッ」

思わず笑ってしまうマミ。

そしてリナに向けて言った。

「本当に…2人がこうして一緒になった姿を見て、私嬉しいよ…」

その言葉に目を潤わせながら、静かに笑みを浮かべるリナ。

そして24へと視線を向け言い放った。

「もう、全て終わらせよう…24ちゃん」



[後書き]
メインヒロインが2人いれば、やってみたかった合体形態。
ここからはほぼリナちゃんのターンで、話的も畳みに入るのでへそ責め的要素は少なくなるかもしれません。

拍手コメ&コメ返しです。

>ヘソの強制拡張に強制デベソ化、そしてそこからのヘソゴマ採取と好きなシチュ満載で楽しめました ナインちゃんがデベソを元に戻す前に色々と千歳ちゃんのヘソ弄ったりじっくり観察したりしてたらって想像したら何かすごい萌えましたw

もはやへそ責め黄金パターンですねw 
この一件で千歳ちゃんのおヘソに執着するようになったナインちゃんというのも描いてみたいですね。常時彼女のおへその中身をモニターしてたり…

>スパロボといえばイリアパゾムが好きです。 かってな妄想ですがへそ掃除した事なさそうにみえるので責めがいがありそう。

イリアもいいですねぇ。あんな格好していながら、性格はいたって冷静で真面目というギャップとか。

>強制出べそ、好きです。次回以降もどんどん取り入れてください!あと出べそと凹べそでの挿入ものとか。たしか続きが途中の姉妹プリンセスものがありましたよね。いや新作か、リナのお話でもいいんですが。麻美ちゃん、好きです。彼女のへそ責め、また楽しみにしてます。

強制でべそはやっぱり鉄板ですねw
姉妹プリンセスもの…一瞬何の話か分からなかったんですがアルティナのことですね。
…やっぱりいつまでも放置してるわけにもいきませんね(汗ダラー)

>グレンラガンのヨーコのスペースルックもヘソ責め妄想がふくらみます
ヨーコは一番初期のビキニ&ホットパンツの方が好みですね。いや、単にホットパンツ好きだからなんですが…w

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戦え!へそ出し戦乙女
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