へそ出しヒロインや時々男の子がおヘソを弄られたり嬲られたりしながら頑張るイラストを載せています。基本ラフ画がメインです。感想やコメントいただけると嬉しいです!
「!?」
その場にいた誰もが予想だに出来なかった。
まさにリナの腹部にトドメをささんとしていたレヴィ。
だが突如流星の如く飛び出してきた何者かが、その腹部を思い切り蹴り抜いたのだ。
「がァウッッ!!!???」
あまりもの突然の襲撃にさしものレヴィもまったく反応が追いつかず、腹部に埋め込まれた中枢部ともいえるクリスタルは蹴りによって完全に破壊されていた。
そしてそのまま遠くの茂みまで吹っ飛ばされる。
「レ、レヴィッ!?」
思わず声を上げるルカ。
咄嗟にレヴィβの動作反応を確かめるも、既にその反応は消えていた。
イーヴィル・リナのデータをも取り込んで以前よりも遥かに強化したはずのレヴィαとβ。
だがほんの一瞬で、いとも簡単に退けられてしまった…
「…っよっと!」
空中から華麗に地面へと着地を決める襲撃者。
その姿はおよそリナや麻美と年の近い少女であった。
「…あ、あなたは…」
「お前は一体誰なんだッ!?」
間一髪リナの窮地を救った謎の人物に声をかけようとする麻美。
だがそれより先に自分の大事な人形を壊されたルカが声を荒らげながら問いかけた。
少女は悠然とルカの方に振り返って答えた。
「誰かって…?」
「ん~、そこで死にかけてる人風に名乗るなら…『ネーブル・ミア』ってとこかなぁ?」
「ネーブル…」
「ミア…?」
反芻するようにその名を呟く麻美とローザ。
お腹丸出しのノースリーブシャツにミニスカート、髪に結えられたリボン…
若干意匠は異なるが、確かにその姿は変身後のリナと酷似していた。
そして何より似ているのが、そのむき出しの腹部の中央に鎮座する『臍』であった。
それはリナの巨臍にも匹敵するほどの大きさで、その孔は中の5つの肉片によってまるで星の形を成していた。
そしてそれを強調するように、臍を中心にお腹に大きな五芒星がマーキングされている。
「まさか…リナちゃん以外に…おヘソ戦士が…?」
「い、一体何なんだお前ッ!?いきなり出てきて…ッ」
ワナワナと怒りに震える手でネーブル・ミアを指さすルカ。
「今、せっかくコイツを処刑出来るところだったんだぞ…ッ!」
「ハァ?処刑?」
「ってか、何女の子を集団で虐めてんの」
「カッコ悪すぎるんですけどwwwwwwwwww」
「な…ッ!?」
この上ないウザい笑顔でそう言い放つミアに、一気にルカの頭に血が上る。
「う、うるさいッッ!!!」
「レヴィ!!リナは一旦放っておいて、まずはコイツからやれッ!!」
「了解しましたマスター」
ルカの命令により、即座にリナへの拘束を解くレヴィα。
「ぅ…あ…」
地面にゴロンとその身を投げ出されるリナ。
ようやく拘束から解放されたとはいえ、リナの体はその場からピクリとも動かなかった。
「あ~、大分やられちゃってるねぇ」
「どこを見ているのですか」
瀕死のリナに気を取られていたミアの眼前に迫るレヴィ。
「レヴィ、気をつけろ!ソイツの攻撃はお前の装甲も打ち破るぞ!」
「了解、マスター」
次々とミアに攻撃を繰り出すレヴィ。
「へぇ~、ロボットなのに結構早いじゃん」
「ロボットではありません。アンドロイドです」
以前のレヴィと比べ遥かにスピードも向上しているレヴィαであったが、その攻撃を難なく避け続けるミア。
「ってか、違いよく分かんないだけど、さっ!」
間隙をぬって、レヴィに向けて蹴りを放つ。
だが先とは違って、受け止められる。
「!、へぇ~やるじゃん」
「一度インプットした攻撃は私には通用しません」
「じゃ、次はコレ!」
すかさず2撃目を放とうとした瞬間、ミアの右手首に冷たい感触が生じた。
「え?」
それが何か確かめようとする間もなく、もう一方の手首、さらには両足首にも同様の感触が生じる。
「フフ、まんまとかかったね」
得意げなルカの声。
見るとミアの両手足首には、金属製の円盤型の拘束具がはめ込まれていた。
ルカがサイコキネシスで操作し、隙を見てミアの体にはめ込んだのである。
「って、何これ~!?ちょっとぉ~」
「馬鹿だね、僕に対してあんな口を聞くからだよ」
先のミア以上に、この上ないドヤ顔を見せながらルカが喋る。
「君もあのリナちゃんのように、そのお腹とおヘソをグジャグジャにしてあげるよ」
「………」
「でもすぐには殺さない、死ぬギリギリ直前で徹底的に嬲ってや…」
「キッモ」
ルカの言葉を遮って、極めて冷静にかつ侮蔑を込めた表情で言い放たれたミアの言葉。
その言葉に先程まで余裕の表情だったルカの顔が一変する。
「お前ェェッッ!!!レヴィ、最大パワーのパンチをコイツの腹に撃ち込んでやれッッ!!」
「手加減はするなぁ!!」
「了解、マスター」
レヴィは右手をグッと握ると、すかさずその拳をミアの臍部に撃ち込んだ。
ドゴオオオオオオオオオオオンンンン!!!!!!!!!!!!!
至近で大砲を打ち込まれたような音が響き渡る。
レヴィの拳はミアの腹部に深々とめり込んだ。
「うっブッッ!!!」
ミアの口から唾液が吐き出される。
「いくらお前でも、まともにレヴィの攻撃には耐えられないだろ?」
「やれ!」
次々とミアの腹に叩き込まれるレヴィの剛拳。
「ごぶっ!ぐふぇッ!!がはア”ぁッッ!!!」
拳を受ける度に浮き上がるミアの体。
淡々とレヴィのパンチは続き、彼女の呻き声もやがて聞こえなくなった。
そして体の力がすべて抜けたようにミアの体が項垂れる。
「………」
拘束具によってかろうじて立たされているものの、無言で俯いたままの彼女。
そのお腹には先のリナと同様、惨たらしいまでの痣が無数に刻み込まれ、所々がパンチの威力による所為か不自然にまで窪んでいた。
果たして彼女にトドメをさしたのか、確認するようにその顔を覗き込むルカ。
彼女の目は閉じられ、そして半開きの口の端からは一筋の血が垂れていた。
「フ、フフ…な、なんだよ…、あれだけ散々好き放題やっておきながらこんなに呆気なく死ぬなんて…」
「お前が悪いんだぞ?いきなり乱入して、僕のことを馬鹿にして…」
パチッ!
「う、うわッ!?」
ルカは心臓が飛び出さんばかりに驚いた。
完全に死んだと思っていた彼女の目が不意に開かれたのだ。
「ハハッ、むっちゃ驚いてるwwwwww笑wwwwwえwwwwるwwwwww」
まるでダメージのことなど意に介さないかのように嘲るミア。
ルカは思わずその場から後ずさった。
「う、うそだ…あのレヴィのパンチを…」
「な、なんなのあの子…」
ルカだけではない。
ローザや麻美も同様に驚愕していた。
これまでリナを散々苦しめてきたレヴィのメガトンパンチをまともに何発も受けて平然としているなど信じられなかった。
「あ~、でもさすがにちょっと喰らい過ぎたかなぁ…回復も遅れてるみたいだし…」
ルカがハッとミアの腹部に視線を移すと、そこには信じられない光景があった。
あれだけ惨たらしいまでに刻み込まれていたはずの痣がスーッと消えていき、そして陥没部もまるでそれ自体が生きているかのように元の形に戻っていっているのである。
それはリナのジュエルによる治癒能力を遥かに上回るほどの速度であった。
「な、なんなんだお前…」
イーヴィル・リナの時に感じた得もしれない恐怖、今まさにそれと同じ感覚をルカは感じていた。
「ってか、人をそんな化け物見るみたいな目で見ないで欲しいんですけどぉ」
「くそっ、レヴィ!!今もっと威力を上げてお見舞いしてやれ!」
恐怖感を拭いさるかのように叫ぶルカ。
「了解、マスター」
再びレヴィの豪腕がミアの腹に振舞われようとしたその時、
「あ~、そろそろやっちゃっていいかなぁ」
突然ミアの臍穴から発せられる閃光。
「!?」
その光は一直線にレヴィαの腹部に直撃すると、なんとその体をいともあっさりと貫いた。
「カ…ッ」
「レ、レヴィッ!?」
レヴィの腹部に刻まれた星状の穴。
その穴はレヴィの胴体を完全に貫通していた。
「エ、エネルギー検出…か、片瀬理奈の…ネ、ネーブル…バーストの…およそ10倍…せ、正確な数値…け、計測不カ、ノ…ウ…」
やがて機能を停止し、そのまま背後に倒れるレヴィα。
「あ…ぁ…」
もう一体の僕もあっさりと倒され、もはや完全にルカは戦意を失っていた。
先程まで完全にリナを追い込んでいたのに、突如現れた乱入者によっていつの間にか自分が追い込まれている…
今のルカにはこの場から引く手段しか残されていなかった。
「く、お、覚えていろ…!!」
背後に異次元ゲートを形成し、そこに逃げ込もうとするルカ。
だがその時
「え…ッ!?」
突如、体の自由が奪われるルカ。
ルカは咄嗟に自分の体を見た。
「な、何でこれがッ!?」
ルカが目にしたのは、自分の手足にはめ込まれた拘束具であった。
「ここまでしておいてwwwww逃げるとかwwwwwwww」
いつの間にかルカの目の前に立っていたミア。
彼女の四肢に先ほどはめ込んだはずの拘束具はそこにはなかった。
「ま、まさかお前がこれを……ぐっフッッッ!!!!!?????」
ルカの言葉を遮って彼の腹に叩き込まれたミアの拳。
「さっきのお返し~」
その拳はルカの体を覆うスーツの腹部にはめ込まれた水晶体に直撃していた。
「あっガァ…ごブェェェッッッ!!!!!!」
ルカの口から吐瀉物が吐き出される。
「え?もう死にかけてんの?」
「よwwわwwすwwwぎwwwwww」
ケラケラと笑うミアを余所に、腹部の地獄のような苦しみに悶えるルカ。
その時拘束具が作動し、ルカを空中に磔にする。
「へぇ~これってすっごい便利~」
そう言いながらミアは身動きが取れないルカの背後に回ると、その場にしゃがみ込んだ。
そして先ほどパンチをお見舞いした彼の腹部に手を回す。
「ヒッ!?」
「ってか、この格好なんか笑えるんですけどwwwwwwすっごいピッチピチだしwwwwwww」
そう言いながら、ルカのスーツの腹部に取り付けられた水晶体をいじり始めるミア。
「や、やめろ!!そこに触るなッ!!」
思わず声を上げるルカ。
「何かこういうところって弱点だったりしなかったっけ?カラーなんちゃらみたいな」
そう言いながらミアはその水晶体を鷲掴みにし、その手に力が込める。
やがて水晶体は軋むような音を立て、ピシッピシッとその表面に亀裂が走り始めた。
イーヴィル・リナとの戦闘を踏まえて、作られた戦闘用強化スーツ…
特に"己の弱点"である部位を守るため、最も頑固に作られた部位がいとも簡単に破壊されていく…
「やめろォッッッ!!!!!」
その様に思わず叫びを上げるルカ。
だが虚しく、完全に砕かれる水晶体。
ピシ…ビシッ…バリンッッ!!!!
「う、うわあああああああああああああああッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
ついに砕け散る水晶体。
その瞬間、あたりに腐敗臭のような強烈な臭いが広がった。
「んッ!?クッサ!!!!!!」
思わず顔を背けるミア。
砕け散ったクリスタルの跡…どうやら臭いはそこから漂ってくるようだった。
「え、ええッッ?これって…」
スーツの隙間からはみ出すように飛び出した"ソレ"こそ、この臭いの元であることは間違いなかった。
「これって"出ベソ"じゃんwwwwwww超wwウwwwケwwwwるwwwwwwwwww」
以前のイーヴィル・リナの戦いで、彼女に徹底的に痛めつけられたルカの出ベソ。
スーツの腹部に取り付けれていた水晶体は、それを守るための防護カバーであったのだ。
だがそれ以外にも、出ベソにカバーが取り付けられた理由があった。
「出ベソwwwwwwwこんなおっきいとかwwwwwwwwwしかも超クッサイwwwwwwwwwww」
ルカの巨大出ベソに大笑いしながら、それに手を伸ばすミア。
「や、やめろォ!!!触るなぁあ!!!!!!」
必死にその手を振り払おうと体を揺するも、拘束具に捕われたままではまったく効果がない。
「アハハ!!プニプニしてるぅ~」
ルカの出ベソをつまんだり、捻ったり思いのままに弄るミア。
「ぅうううんッッッッッッ!!!!!!」
なんとも切なげな呻き声を上げるルカ。
そんな様子にミアは悪戯めいた口調で問いかけた。
「ねぇ、もしかして出ベソ弄られて感じちゃってるの?」
「ち、ちが…ッ!」
「でもなんかこのおヘソ、妙に膨らんできてるような気がするんですけどぉ~、えいッ!!」
不意にルカの出臍の中心、放射状に広がる皺の中央の窪みに人差し指を突き刺すミア。
「ふあッッ!!???」
「ブツブツがすっごいいっぱいある~これって臍のゴマでしょお?」
「おヘソwwwwwちゃんと洗っといてよwwwwww」
そう言いながら、人差し指をピストンのように激しく抜き差しさせるミア。
同時にもう一方の手で彼の出ベソ全体を激しくしごき始める。
「や、やめッ…フアアあああん!!!!!」
「アハハハ、めっちゃ感じてるwwwwwwww」
まるで男性器の如く真っ赤に腫れ上がり、そして膨張していくルカの出ベソ。
以前はルカのヘソもごく普通のヘソであった。
だが"とある出来事”で、己の臍を醜く改造させられてしまった。
性的興奮によって肥大化してしまうというまさに海綿体と同様な組織に作り替えられてしまったルカの出ベソだったが、定期的に薬品を注入することによって、なんとか組織の作用を抑えてきていた。
だがイーヴィル・リナによる壮絶な臍責めによって、組織は活性化し、それ以来ルカの出ベソは肥大化に歯止めがかからない状態となってしまっていた。
そのためルカは特殊な防護スーツを着用し、出ベソがこれ以上肥大化しないよう強固なケースを被せていたのであったが…
「もうwww破裂しそうなんですけどwwwwww」
スーツの合い目を割り割くように盛り上げっていくルカの出ベソ。
「やめろおおおおおおッッッッッ!!!!!!これ以上俺の臍を、壊さないでくれええええええええ!!!!!!!!」
一段と臍が膨張した瞬間、ミアの手がそれを握り絞った。
ブチュ、ブチュルルルルルルルルルルルルルルルル!!!!!!!!!!!!!!
「あああああああああア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ッッッッッッッ
ッ!!!!!!!!!!」
ルカの叫びと同時に、出臍の中心から白濁液が噴き出した。
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!」
その珍妙でありながら壮絶な様相に、大爆笑するミア。
「おヘソからwwwwwww精液飛ばすとかwwwwwwwww面白すぎるwwwwwwwww」
そう侮蔑しながらも、さらに激しくルカの出ベソを弄る。
「があああああああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!」
絶叫と共にさらに液を吹き出させるルカの出ベソ。
周到な準備で挑んだリナへの復讐劇は、今や完全にルカの敗北で終わろうとしていた…
ヒカルの出べそからようやく口を離したライナは、その場から立ち上がった。
「あ~、美味しかったぁ!!」
この上ない満足気な顔でそう叫ぶライナ。
「………」
「ん、どうしたのライカちゃん?」
「お前…延々と変態行為を見せつけられながら、待たされる身にもなってみろよ…」
もはや怒りを通り越して、呆れた顔でその場で胡座をかいていたライカ。
「あ、ごめ~ん、つい夢中になっちゃって…てへ☆」
「『てへ☆』じゃねぇよ、口の周りにへそゴマたくさん付いてんぞ」
そんな雷娘たちのやりとりを余所に、完全に放心状態で拘束台に横たわるヒカル。
性感帯の塊と化した己の出べそを長時間にわたりしゃぶられ続け、その皺の一つ一つを隅から隅まで舌でほじ繰り返されたヒカルは、何度も絶頂を強制的に味わされた。
衣服は噴き出した汗諸々でビショビショとなり、まるで事後の艶めかしさすら感じる様である。
「…ぁ…、ぁ…ぅ…」
焦点のあってない虚ろな眼…そのぼやけた視界に人影が映り込む。
「おい、テメエ、いつまでも惚けてんじゃねえぞ」
「ここからが本番なんだからな」
ライナに代わり、拘束台の脇に立ったライカ。
「アイツがいつまでも戯れてやがっから、こっちは相当溜まってんだ」
「最初から容赦しねぇからな」
「いいぞ~やっちゃえライカちゃん~♪」
「…もし、コイツで満足出来なけりゃ、次はお前だからな」
「ふぇッ!?」(ビクッ)
思わぬ言葉に、自分の出臍を抑えながら後ずさるライナ。
「こ、この前、ライカちゃんにおヘソ取られたばかりなんですけど…」
「あん時もお前が散々臍をしゃぶり尽くして、相手が完全に気絶しちまったせいで全然反応が楽しめなかったじゃねぇか!!自分だけ楽しみやがって…!」
「だからこのガキで満足出来なかった時にゃ、あとの分はお前な」
「う、うぅ~」
(ライカちゃん、相手が絶叫したり苦しんで声上げたりするのを聞くのが大好きっていう超ドS気質なんだよねぇ…)
(まあ、このおヘソ取られても、また生えてくるからいいんだけど、ライカちゃんワザと痛がる取り方をしてくるし…)
(雷の力も一時的に使えなくなるし…)
付き合いは長く仲もいい2人だったが、時々ライカのストレス解消に付き合わされていたライナ。
しかし、発生できる雷の威力はかなり高いもののそれを器用に操ることのできないライカと、威力は並みの雷たちよりも劣るもそれを器用に操ることのできるライナは、お互いに欠点を補う合うベストパートナーであることは間違いなかった。
「ま、まあでも多分、その子なら楽しめると思うよ?」
「臍の"座り"も良さそうだし…」
「フン…」
ライカはヒカルの臍に手を伸ばすと、それを思い切り握りつかんだ。
「ィぎッ…!!」
ビクンとヒカルの体が震える。
「あ…ぐ…、こ、これは…?」
己のむき出しの出臍を強く掴まれたショックで、意識が戻ったヒカル。
「お、起きたか」
「これからお前の臍を取ってやるところだよ」
先程、自分の臍をしゃぶっていた雷とは違う、もう一人の雷が自分の臍を掴んでいる。
「へ、臍を…取る…?」
「当たり前だろ。そのためにお前をここへ連れてきたんだからな」
出臍をつかむ手に握力を込めるライカ。
「んぎィィッッ!!!」
「や、やめろォッ!!!これ以上、俺のへそを無茶苦茶にするなぁ!!」
「もうなってんだろがッ!おらよッ!!」
ヒカルの出臍を引きずり出すように、思い切り手を引くライカ。
同時にその手から凄まじい雷撃が放たれ、臍から全身に電撃が走る。
「あっギャアアアアアアッッッッッ!!!!!!!」
ヒカルの絶叫が響き渡ると同時に、腹部の奥から引き出されるように出臍が這い出でる。
その臍を引く力は、ヒカルの腰を完全に台から浮き上がらせ、まるで臍で吊り上げられるように強制的にブリッジの態勢にさせるほど凄まじいものであった。
「がアッ!!ぐぎぃギイイイイイイイイイッッッッッッッッ!!!!!!!」
そのあまりもの激痛に必死に手足をばたつかせようとするも、拘束具で動きは完全に封じられている。
「へへッ、コイツの臍なかなか粘るじゃねぇか!」
「普通の奴だったら、もうとっくにちぎれてるのによ!」
さらに手に力を込め、臍を引き出そうとするライカ。
そしてまたもや、容赦ない電撃を放つ。
「ぎィやあぁッアアアアアアアアアッッッッッ!!!!!!」
目から大粒の涙をボロボロと流し、全身から脂汗を噴き出させるヒカル。
(お、俺が…俺が何したっていうんだよ!俺は少し雷をバカにしただけで…、こんな…俺の臍を無茶苦茶に…)
(こんなふざけた出臍雷女たちに…くっそォッ!!)
「いやー、凄いね、地獄絵図だね」
まさに地獄の責め苦のような光景にも、まるで他人事のように口の周りについたへそゴマをポリポリと食べながら呟くライナ。
これまで何人もの人間がこうやって、己の臍を取られてきていた。
その衝撃に耐えられなかったものは地上にて落雷死となり、たとえ耐えたものでも全身に火傷や重傷を負うことになる。
「あの子も可哀想だけど、僕はともかくライカちゃんに目を付けられちゃったのがね~」
そうしている間にもライカによる出臍引きずり出し拷問は続いてた。
ヒカルはさらに絶叫の声を上げながらも、歯を喰いしばり必死に耐えているようであった。
「あの子も頑張るね~…って…」
ふと違和感を感じるライナ。
「え?…何でまだお臍取れてないの!?」
いつもだったらとっくに臍が取れている頃だ。
もしかして散々ライナの戯れに待たされた分、楽しむようにワザと時間を伸ばしているのかと思ったが、どうやらそのようではなかった。
「く…ぅ…コ、コイツ!?」
明らかにライカが焦りの表情を浮かべているのだ。
予想以上にヒカルの臍がしぶとく、ライカにとっても予想外のことであった。
さらに電撃と共に、ヒカルの臍をねじるように手に力を入れるライカ。
「がッア…ッッッッ!!!!!」
もはや常人では耐えられないレベルの責めであった。
だが、それでもヒカルは歯を食いしばり必死に耐えていた。
「だ、だれが…ッ、がァッ、お、お前らなんかにッ、俺の…臍を、渡すかよ…ッッ!!」
「て、てめえッ!?」
雷のプライドを傷つけるような言葉に、ライカももはや周りが見えなくなっていた。
「だったら、この臍をアタシの最大電撃で真っ黒焦げにしてやるよッ!!!」
「だ、駄目だよライカちゃん!!そんなことしたら、ライカちゃんまで…!!」
「うるせぇッッ!!!このままじゃ終われねぇんだよッッ!!!」
「うラアアアアアアアアッッッッッッ!!!!!!!」
全身から電撃を迸らせるライカ。
「うっガアアアアアアアアアッッッッッッッッ!!!!!!!」
電撃で服もボロボロになりながらも、それでも必死に耐えようとするヒカル。
「ライカちゃ…」
ライナがその場に駆け寄ろうとしたその時、辺りが一瞬にして閃光に包まれた。
ボグウ!!
「うげえェッッ!!?」
ドボオォッ!!
「オぶエぇぇぇッッッ!!!!!ぇげ…ぁ…」
辺りの空気を振動させるほどの衝撃音と腹の底から絞り出すように発せられる苦悶に満ちた声。
既にこの繰り返しが続くこと1時間…苦悶の声の主は、最悪の窮地に立たされていた。
ドムゥッッッ!!!!
「グぼぉォッッ!!!!」
およそ可憐な少女に最も似つかわしくない声を発しているのは、ネーブル・リナこと片瀬理奈その人であった。
背後から羽交い締めにされ無理矢理立たされた状態で、延々とそのむき出しの腹に超重量級のパンチを受け続けている。
羽交い締めをふりほどくだけの力など既に残っていない。
いや、例え残っていたとしても、彼女の力ではどうすることもできなかった。
そして、その様子を楽しそうに見つめる一人の人物。
「ふふ…いいぞ…もっとやれ…」
「だけど決して殺すな…アイツにはずっと永遠に地獄の苦しみを与え続けるんだ…」
「「了解しましたマスター」」
2体のアンドロイドが同時に声を発する。
リナを羽交い締めに拘束するレヴィαと、その腹部に寸部の狂いもなく拳を叩きつけるレヴィβ。
そしてその2体に指示を出しているのは、かつて自らが生み出した僕達と共にリナと戦った少年、ルカであった。
一度彼女を窮地に追い込んだが、その結果リナのもう一つの姿、イーヴィル・リナを目覚めさせてしまったルカ。
僕を全て蹴散らされ、己も深い手傷と、そして心にこれ以上ない恐怖を刻み込まれてしまっていた。
だが、再び彼は新たなる僕、イーヴィル・リナの戦闘データをも組み込んだ2体の新型のレヴィと共に戦いを挑んできたのである。
親友の麻美を人質にとられた理奈は、やむなく再び自らの臍にメタモル・ジュエルを埋め込み、ネーブル・リナとして立ち向かう。
だがこれまでのデータをすべて取り込んでいる2体のレヴィに、打撃技はもちろんのこと、ネーブルソード、果ては最大パワーで発したネーブルバーストですら、傷ひとつつけることも出来ずそのパワーの前に瞬く間に追い込まれてしまった。
そして今やその身を完全に拘束され、その腹部にサンドバッグ同然に攻撃を喰らい続けている…
もはや内蔵が破裂して死んでもおかしくないほどのダメージを負っていたが、レヴィは彼女が死なないよう打撃力を調整しているため、かろうじて死なない程度に命を繋ぎ止めている。
だがそれがかえって彼女に地獄の苦しみを与え続けていた。
「ヴ…えェ…や、やめ…あ、あたしの…おな…おながぁ…こ、こわれ…」
ズブゥッ!!
「ヴエエエエエエエッッッッ!!!!!ゴブェッッ!!」
リナの口から赤黒い血塊が吐き出される。
「もうやめてぇ!!リナちゃんが死んじゃうぅ!!」
悲壮な叫び声を上げる麻美。
今すぐにでもこの凶行を止めたかったが、特殊なケージに閉じ込められた彼女にはどうすることも出来なかった。
「大丈夫だよ。リナちゃんの回復力も計算した上で、あの攻撃は威力が調整されている」
「メタモルジュエルは受容者が性的快感を感じれば感じるほど、その力はより発揮され、身体的能力や治癒力を向上させる」
「彼女の場合、性的快感とはおヘソへの刺激…だからああして彼女のおへそを集中的に殴れば痛みと同時に性的快感も感じて彼女の体を直すのさ」
「まあ、もっとも彼女は生粋のドM体質みたいだから、そっちの方でも感じているかもしれないけどね、フフ…」
「そ、そんな…」
薄ら笑いを浮かべるルカはどこか狂気じみているようにも見えた。
「アンタ!なんで今になってこんなことッ!?」
ルカの操る拘束具によって四肢を捕われた状態のローザが叫ぶ。
リナのピンチに駆けつけた彼女であったが、その前に立ちふさがったルカにより即座にその身を拘束されてしまっていた。
「何故かって…そうだなぁ…彼女はね、危なすぎるんだよ…」
「このままにしておくと、取り返しのつかないことになってしまうかもしれない…」
その言葉を聞いてローザは嘲笑をしながら言う。
「ハッ、取り返しのつかないことですって…?馬鹿いってんじゃないわよ!」
「あんた、あの子にボコボコにされた仕返しがしたいだけでしょう!?」
「あの後、ずっとどっかに引きこもっていたかと思ったら…、あんなお人形さん作っていたわけ?」
「キモ過ぎるわよアンタ」
「う、うるさいッッ!!!」
ルカの念力がローザの胴に巻き付く拘束具をさらに締め付けさせた。
「うっグ!?ぐああああああああッッッッッ!!!!!!!」
ギリギリと内臓が押し潰されんばかりに胴を締め付けられ、さしものローザも苦しみの声を上げる。
「姉さん…僕はね、やられっぱなしっていうのが一番嫌いなんだッ!!」
「もういいレヴィ!そいつの腹を潰せッ!!お腹の中をグチャグチャにしてやるんだッッ!!」
「「了解しましたマスター」」
返事をすると、リナの背後にいたレヴィはそのままリナの体ごと引き倒すように背後に倒れた。
そして両足をリナの足に絡ませ、彼女の股を大開きにさせると、全身に力を込めリナの体を引きちぎらんばかりに締めあげた。
「あぁッ!?うあああああああああッッッッッッ!!!!!!」
散々痛めつけられた臍を宙につき出すようにして、無理矢理体を反らされ苦悶の声を上げるリナ。
肩関節、股関節も凄まじい力で絞り上げられ、ギリギリと骨が軋む音が鳴る。
一方、もう一体のレヴィは、少しの溜めを置いて一気に空中に大きく飛び上がった。
「落下ポイント、確認」
およそ地上から20m近くまで飛び上がると、そのまま一直線に落下し始める。
「あ…?」
虚ろに宙を見つめるリナの視界に写る黒い影。
やがてそれは一気に拡がり…
ズドオオオオオオオオンンンッッッッッッ!!!!!
周囲を震撼させる衝撃音。
「ぇ…?」
リナは自分の腹部に何が起きたのか、一瞬理解できなかった。
(な、何…コレ…?あ、あたしの…おなかの中…おへそに…足が…)
あまりもの衝撃でその痛みすら理解出来ず、ただ呆然と己の腹部に深々と突き刺さるレヴィの足を見つめるリナ。
だが、その直後彼女の口から血が入り交じった吐瀉物が絶叫と共に吐き出された。
「ウ…ブッ、ヴブブブ…ブへえええええええええええええェェェェェェェェ!!!!!!!!!!!」
体を限界まで張った状態で、さらに傷ついた腹部に受ける、空中20mからのレヴィのヒールプレスの威力は、これまでリナが喰らった攻撃の比ではなかった。
「ゴブェッッ!!!え”ア”ッ!!
ゥゲエ”エ”エ”エ”エ”エ”エ”ッッッッッッ!!!!??????」
「…っ!!」
目の前で起きた惨劇に顔面蒼白になる真美。
「リナちゃん!?リナちゃんッッッ!!??」
ローザも己の腹部を締め付ける拘束具のことなど忘れ、リナの名を連呼する。
だがそれに応えることなく、代わりにビクッビクッとリナの体が痙攣した。
いくらジュエルの治癒能力があろうと、もはやダメージが致死量に至っているのは明白であった。
早く手当てをしないと、リナの命が危ない…
今すぐにでもリナを救いたい二人だったが、さらに二人を絶望させる光景がそこにあった。
「え…?」
リナの腹部に加えようと再び空中に飛び上がるレヴィ。
さらに先よりも高い地点からリナの腹部に狙いを定める。
「う、嘘…?」
この一撃を喰らえば、リナの腹部は完全に破壊され、間違いなく彼女は死んでしまう。
「これで…お別れだねリナちゃん、フフ…」
不敵に笑うルカ。
「リナちゃんッ!!避けなさいッッ!!」
それが叶わぬことと知っていても、思わず叫ぶローザ。
やがて一直線にリナの腹部に向けて急降下していくレヴィの躯体。
「や、やめてえええええええええええッッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
真美の渾身の叫び声が響き渡ったその時…!
ヒカルの叫び声が響き渡る。
「何だよって…君のおヘソだよ?」
「こ、こんなのが俺のヘソなわけねぇだろッッ!!!!だ、だって俺のヘソはこんなみっともなく飛び出したりなんか…ッ」
目の前にある"ソレ"を必死に拒むように声を張り上げるヒカル。
ほんの先まで腹部の中央に存在していた凹み…
今その場所には、異形の物体が鎮座していた。
真っ赤に腫れ上がった複数の肉片が折り重なって出来た直径5cmほどの一つの肉塊…
表面には複雑に皺が刻み込まれ、そしてその隙間から溢れ出さんばかりに夥しい量のへそゴマがこびりついている。
それはまさに"醜悪'の一言に尽きる様相であった。
「お、俺のヘソに何をしやがったああああああッッッッ!!!???」
「う~んとね、ちょっと電撃で刺激を与えてこうムクムク~って…」
「でもこんな器用な真似が出来るのって僕ぐらいなんだよ~?ちょっと電撃が強すぎるとおヘソが破裂しちゃうしね~」
「ライカちゃんなんて、絶対こんなこと出来ないよね~?」
満面のドヤ顔を相方に向けるライナ。
「あ~、はいはい、どうせ私は不器用な雷ですよ」
「大体アタシはそんなチマチマした作業、性に合わないんだよ!」
「ライカちゃんってホント脳筋だね~」
「うっさいッ!!」
「ってかさっさとやりたいこと済ませろってんだ!」
「いつまで待たせる気なんだよッ!?いい加減そろそろ"コイツ"が溜まってきてんだよ!」
全身から電撃を迸らせ凄むライカ。
「わ、分かったって…、もう少しだからちょっと待ってって…!」
気圧されつつ、ライナはヒカルの方へ振り返る。
「もう…ライカちゃんったらせっかちなんだから…」
ブツブツ言いながら、顔をヒカルの腹に近づける。
「う、嘘だ…こんなの…こんなの俺のヘソじゃない…俺のヘソじゃ…」
二人のやりとりもまるで聞こえていないヒカルは、ただ自分の異形と化した"ヘソ"を呆然と見つめながらひたすらつぶやいていた。
「お、俺はこんな出ベソじゃない…こんな出ベソじゃ…」
呆然とヘソを見つめていた視線を突然遮るかのようにライナの顔が現れる。
「何?そんなにショックだった?自分のおヘソがこんなになっちゃって…」
ヒカルの気持ちなどまるで意にも介していないような口ぶりで問いかける。
「あ、当たり前だろッ!!!これじゃ、もう俺…皆の前でヘソなんか…」
ふいに目から涙が溢れ出す。
いつもはヤンチャなヒカルもこの事態にはさすがに堪えることが出来なかった。
あれだけ人前で堂々とさらけ出していた臍を、勝手にこんな醜悪な出ベソに"改造"されてしまったのである。
「返せよ…俺のヘソ返せよぉ…」
そう言いながらボロボロと涙を流すヒカル。
「ゴメンねぇ~、でも大丈夫だよ。もうすぐこのおヘソ取られちゃうから」
「え!?」
「でもその前にいただきま~す」
ヒカルが喋ろうとするよりも先にライナの口が彼の出ベソに覆いかぶさった。
「ふあッ!!??」
素っ頓狂な声がヒカルの口から上がる。
ライナの口が自分のヘソに触れた瞬間、これまで感じたことのない感覚が腹の中心から全身に電撃のように響きわたったのだ。
そして間を置かず、えもしれない高揚感が腹部と股間から生じる。
「な、なんだよこれはぁぁ……はぁうッッ!!!」
ビクッと体を震わせるヒカル。
(んふ、なかなかいい感度だねぇ。今でこんな状態だったら後でどうなっちゃうだろうねぇ、フフフ…)
ヒカルの反応を楽しみながら、ヘソの表面を舐めまわすライナ。
(それにしても本当に塩っぱいおヘソ…ホントに…堪んなぁい…)
そして、ついにその舌の先をヒカルの出臍の皺の隙間にねじ込んだ。
「んひィィィッッッ!!!!???」
ビクンッとヒカルの体が跳ね上がる。
「う、うわああああああああッッッッッッ!!!!!!」
あらん限りの叫びを上げるヒカル。
それまでの高揚感が一気に爆発したかのように、ヒカルの体中を駆け巡る。
(な、なんだよコレぇぇぇェッッッ!!???何でヘソを舐められてこんなぁぁぁぁぁッッッッ!!!???)
もはや何が何だか分からない…ヒカルの頭の中は完全にパニック状態になっていた。
その時、それまでヒカルのヘソに吸い付きっぱなしだったライナが一瞬顔を上げる。
「あはぁ♥ さ、最高だよライカちゃん!この子のおヘソ最高だよォ!ほじくればほじくるほどゴマがいぃっぱぁい出てくるんだよッ!!」
「味もほどよくしょっぱいし、奥の方にあるやつなんか発酵しすぎてて…」
ヒカルに負けず劣らず顔を真っ赤に紅潮させ、口から垂れる涎も気にせずまくし立てるライナ。
「そ、そうか…よ、良かったな…」
気の強いライカも、相方のあまりもの興奮っぷりに若干引き気味であった。
(か、完全に目がイってやがる…)
(今更とはいえ、人間のヘソのゴマが大好物って本当に変態だよなコイツ…)
そんな相方からの痛い視線も気にせず、ライナは再びヒカルの出臍にしゃぶりついた。
「ァアアアア~~~ッッ!!!!!!!!」
響き渡るヒカルの絶叫。
さらに臍からゴマを掻き出そうと無我夢中で舌を這いずりまわらせるライナ。
この異常な饗応はいつ果てるとも知れず続いた…