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へそ出しヒロインや時々男の子がおヘソを弄られたり嬲られたりしながら頑張るイラストを載せています。基本ラフ画がメインです。感想やコメントいただけると嬉しいです!

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薄暗いラボ内の通路…

突如そこに光のゲートが開き、中から2人の人影が現れる。

「…、ここが…」

身構えながら周囲を警戒するミア。

「ええ、間違いなく私のいたラボ…ね」

追ってローザも周囲を警戒しつつ、自分たちの現在位置を確認する。

「多分リナちゃんは中央制御室にいると思うけど…ここからだとちょっと距離がありそうね」

「もともとここって、アンタとあのクソガキ2人だけでいたんだろ?何でこんな無駄にデカいんだよ…」

「アタシのせいじゃないわよ。あの子がいつの間にか拡張しちゃってるのよ」

ローザは周囲に敵がいないことを確認すると警戒態勢を解いた。

同様に構えを解くミア。

リナを取り戻すため、ルカのラボへ乗り込んできた2人。

ローザのテレポート用端末に送られてきた座標に、罠とは知りつつも手段を選べない彼女たちは現状でとれる万全の態勢で乗り込んできた。

破損したジュエルを臍に埋め込み、新たな変身を果たしたネーブル・ミア。

そして新たに新調した戦闘用スーツに身を包んだローザ。

一旦緊張を解いたミアは思わず訊ねた。

「なあ、行く時から思ってたんだけど…何でアンタまでそんなヘソ丸出しなんだよ?」

そのスラリと生えた四肢のラインをくっきり浮かび上がらせるほどタイトなローザの艶やかなスーツであったが、その腹部辺りが菱形にパックリと割れ、彼女の臍は見事にむき出しとなっている。

「アタシはともかくアンタがヘソ出す必要ねぇだろ…」

「あら、あなたたちがおヘソ出して頑張ってるんだから、私も負けてられないってね」

「訳が分からねぇ…」
「!、アンタ…おヘソに何か…?」

「ああ、コレ?」

ローザは両手でお臍を拡げ、その中身をミアに見せた。



ローザの臍奥深くに埋め込まれた、仄かに淡い光を放つ赤い水晶の欠片…

「それは…ジュエルの欠片?」

「麻美ちゃんが行く前にくれたの。お守りだって」
「あなたのおヘソの中に入ってるジュエルの欠片…修復するときにどうしても接合できずに残ってしまった奴ね」
「もう一つ残っていたのは麻美ちゃんが持っているわ」

「…で、何でそれを臍に入れてんだよ」

「麻美ちゃんにそうしろって言われたから」

「………」

言葉も出ないミア。

だがそれだけ二人は信頼し合っている…ミアはこの先の未来でよく知っていた。

「最後までダダこねていたな、先輩…」

「ええ、でもさすがに今回連れてくるわけにもいかなかったわ」
「あまりにも危険すぎるから…私もアナタもいざという時、彼女を守り切れるかどうか」

麻美は今、学校の保健室で2人とリナの無事を祈り続けていることだろう。

「………」
「なぁ…」

「なに?」

「アンタも意外とヘソデカかったんだな」

ミアの言葉に思わず噴き出すローザ。

「な、なによ、いきなり…私だってもともとこんなに大きくはなかったわよ!」
「リナちゃんを助けるために、色々無茶やらかしちゃったから…」
「触手で抉られたり、腕突っ込まれたり…もう私のおヘソボロボロよ」

癒すようにおヘソを撫でるローザに、ミアがボソリと呟く。

「無茶は…すんなよ」

「!」

初めて自分に対して見せた彼女の気遣い…

ローザはその事に少し驚きつつも、同時に嬉しさを感じた。

「フフ、あなたがそんなこと言ってくれるなんて…ありがとミアちゃん」

「か、勘違いすんな!」
「アンタには仕返ししなくちゃいけないんだからなッ!」
「いつもアタシに拷問みたいな特訓ばかりかましてきやがって…いつかボコボコにしてやるって思ってたんだ!」

「あ~、それは勘弁して頂戴。悪いのは"未来の"私なんだし…」
「でも、ミアちゃんこそ無理しちゃ駄目よ。もう前みたいに無茶は出来ないんだから…」
「リナちゃんを…お母さんを助け出して、"ちゃんと"再会しなくちゃ」

「…!」

ローザの言葉にふと顔を背けるミア。

「…あぁ」

一呼吸おいてそっけない返事を返す。

ローザは分かっていた。

彼女の使命はリナを保護し、暗澹たる未来を変えること…

だが元はと言えば、そんな未来となってしまったのはリナのせいでもあり、そんな彼女にミアは複雑な感情を抱いている。

(しかもようやく会うことが出来た母親が、あんなどうしようもないへそオナニーマニアだったなんて…)

そんなリナの醜態を目の当たりにしたミアは、素直に事情を話すことも出来ずこんな事態となってしまった…

(リナちゃんがもっとちゃんとしてれば、こんなことにはならなかったんだろうけども…)
(でもワタシも人のこと…言えないかもね)

窮地に陥ったリナを庇って以降、ずっと彼女の面倒を見続けてきたローザ。

だが彼女を鍛えるというよりは、実際今日までただ一緒に戯れ続けていただけなのかもしれない。

(未来の私がミアちゃんをスパルタに鍛えるようになった…なんだか分かるような気もするわ)
(そして"もう一人の問題児"も…ずっと放置しちゃっていたから…)

思案するローザ。

そんな彼女にミアが声をかける。

「…とにかく早く行こうぜ」

「あら、どちらへ?」

「「ッ!?」」

突然二人の間に立っていた見知らぬ人物。

「なっ、テメエnumber3ッ!?」

「number3…!?」

咄嗟に彼女と距離を取る二人。

紫のロングヘアーにスラリと伸びた長身の体、そしてそのむき出しの腹に付いた特徴的な拘束具…

「コイツもナベルロイドなの!?」

「ああ、number3…連中の中でも指揮官クラスの大物だ!」
「お前までここに…!?」

戦闘態勢の両者に挟まれているのにも関わらず、悠然たる態度のnumber3。

「久しぶりですねネーブル・ミア…わざわざ自分の母親に会いにここまで来るなんて…随分と親孝行ですこと」

「うっせえ!テメエこそこんなとこまで追っかけてきやがって…ご苦労なこったぜ!」

言い返しながらもジリジリとnumber3を中心に弧を描くように間を図るミア。

ローザも同じように相手を隙を伺っている。

「フフ…」

笑みを浮かべたままその場から動かないnumber3。

だがそれが却って妙な威圧感を発していた。

(く、相変わらず"読めない"奴だぜ…だったら!)

ローザにそれとなく視線を送るミア。

「!」

(分かったわミアちゃん…)

ミアの意図を組むローザ。

そして、2人がnumber3の両側面に立ったとき…

「てぇりゃああああああッッッッッッッッッ!!!!!!」
「はあああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!」

まるで示し合わせたかのようなタイミングで前後から同時に攻撃をしかける2人。

右からローザ、左からミアが迫る。

「同時攻撃ですか」

「!」

number3の顔がミアの眼前に現れる。

「あげェあッ!!!」

同時に生じる腹部への強い衝撃。

彼女はそのまま数メートル先まで吹き飛ばされた。

「ミアちゃんッ!?あぐっ!!」

ミアの身を心配するよりも先に腹に突き刺さる拳。

「ぐぅンッ!!」

ローザは腹部を抑えながらその場にガクッと崩れ落ちた。

「挟み撃ち…作戦としては悪くはないですが、いささか定石過ぎますね」

number3はそう言うと、すかさず壁に設置されたボタンをカバーごと叩き押した。

ビービービー!!!

けたたましい警告音と共に、number3とミアの間の左右の壁から隔壁が現れる。

「ミ、ミアちゃん…!」

隔壁が閉じる前に彼女のもとに駆け寄ろうとするローザであったが、その前に立ちふさがるnumber3。

「ここで一旦お別れです」
「もっとも…これが永遠の別れになるかもしれませんが」

「く…ッ」

ミアも咄嗟に駆け寄ろうとするが、今にも閉じようとしている隔壁。

「ミアちゃん!リナちゃんのところで合流よ!それまで…絶対にやられないで!」

ガシーンッ!!

その言葉を最後に完全に閉じられる隔壁。

「ローザッ!!」

壁をその拳で殴りつけながらその名を呼ぶミア。

「何が絶対にやられるなだ…!それはこっちの台詞だってのにッ!!」

ミアでさえも圧倒されるあのnumber3を相手にローザが生きて残れる可能性はほぼ皆無…

とにかく何としても彼女に加勢すべく、ミアは目の前の隔壁の破壊のため己のヘソに力を込めた。

「…って、このままじゃスターレイも出せないのかよ」

ミアの必殺の一閃、ネーブル・スターレイ。

以前なら、十分なエナジーさえあれば即座に発射することが可能であったが、今のネーブル・ミアではそのヘソから生じる性的興奮が頂点に達しなければ発射することができない。

ふと自分のヘソを見やるミア。

「こんな体で戦えんのかよ、アタシ…!」

同じネーブル戦士でもあまりにも勝手の違いに思わず愚痴が溢れる。

カツーン!

「!」

その時、廊下の向こうから足音が聞こえてくるのが耳に入った。

咄嗟に振り返ると、隔壁を背に身構えながらミアはその廊下の先の闇を見据えた。

やがてその中から現れるひとつの人影。

「!、テメエは…」

「待っていたぜ、ミア…!」

静かに…だがどこか愉しげな声を上げる人物。

それは他ならぬnumber17であった。


[後書き]
というわけで、敵陣営に突入です。
早速散り散りになってしまった2人ですが、次回はまずミア対17から。

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