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へそ出しヒロインや時々男の子がおヘソを弄られたり嬲られたりしながら頑張るイラストを載せています。基本ラフ画がメインです。感想やコメントいただけると嬉しいです!
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「それじゃあまたね、リナちゃん」
扉を閉め理奈の部屋を後にする麻美。
あの死闘から一週間…
臍穴から侵入したラミア・ジェルに悪魔じみた姿に変貌させられ、ミアとの激戦で重傷を負った理奈。
だがジュエルの治癒能力もあってか、今は目立つ外傷も消え、体調も以前と同様にまで回復してきていた。
一方のミアであったが、一旦理奈と共にローザの保健室に運ばれたものの、いつの間にかそこから姿を消し、行方が分からなくなっていた。
麻美は以前訪れたことのある彼女のマンションにも何度か足を運び、インターフォンを鳴らしていたが一回も返答はなかった。
彼女には、ミアが既にそこからいなくなったように感じられた。
とうに暗くなった道を一人歩きながら、彼女のことを案じる麻美。
(ミアちゃん…一体何処に行っちゃったの?体は…もう大丈夫なの?)
怪我のことも気になるが、それ以上に彼女には聞きたいことが色々とあった。
(貴女とリナちゃんは一体…?)
普段は人を食ったような態度を取り続けるミアが時折見せる激情…それが一体何から来るものなのか、それを知りたかった。
「ミアちゃん…」
思わず彼女の名前を呟く。
「なんすか?」
「ッ!?」
突然背後から聞こえてきた聞き覚えのある声に、思わず心臓が飛び出しそうになりながら振り返る麻美。
そこには…制服を着崩しその巨べそをさらけ出した、いつものミアがいた。
「ミアちゃんッ!!」
今までその身を案じていた人物がいきなり目の前に現れたことにドギマギしながらも、麻美は矢継ぎ早に質問をしていた。
「い、今までどこに行ってたの!?怪我は大丈夫なの!?」
「ミアちゃんのこと、ずっと心配してたんだよッ!?」
「あ~、体の方はもう大丈夫っすよ」
かったるそうに頭を掻きながら答えるミア。
「っていうか先輩、アタシのこと心配してくれてたんすか…ちょっと意外っすね」
「意外じゃないよッ!!」
「!」
「ミアちゃんもあんなに傷ついて…お腹もおへそも滅茶苦茶にされて…」
「ホントに…本当に心配だったんだからぁ…」
涙目で声を震わせる麻美に、さすがのミアも少しバツが悪そうな表情を浮かべる。
「あ、あ~、その…アタシの方はさておき、あの馬鹿センパイの方は…」
「リナちゃん…?リナちゃんももう大丈夫だよ」
「明日から普通に登校できると思うし…あ、そうだ!」
「まだお礼言ってなかったよね、リナちゃんを元の姿に戻してくれたこと」
「!、…別に礼を言われるようなことなんてしてないっすよ」
「アタシは…ただアイツをひたすらボコボコにして…」
そう言うミアの表情はどこか愁いを帯びていた。
「………」
そんなミアの姿を見て、麻美は意を決し疑問をぶつけることにした。
「あ、あの…ミアちゃ…!」
だがその時、既に彼女は麻美の前から姿を消していた。
「………」
「ミアちゃん…」
「はぁッ、はぁッ、はぁ…ッ!」
ネーブル・リナは息を切らしながら、"ソレ"から逃れようと暗闇の中をひた走っていた。
「リ~ナ~ちゃぁ~ん♪」
背後の闇から不気味に木霊する声。
そのまとわりつくようなどこかで聞いたことのある声と気配を振り払うかのように、とにかく走り続ける。
「あッ!?」
突然"何か"につまづき倒れてしまうリナ。
「痛っ!…な、なに…?」
地面から生えた"ソレ"を確認しようと目を凝らす。
次の瞬間、彼女の顔は蒼白となった。
「ヒ…ッ!?」
地面から生えた"ソレ"は、"以前見たことのある"触手の先端部であった。
咄嗟にその場から逃れようとするリナであったが、それより早く触手が彼女の足に巻き付いた。
「い、いやあッ!?」
抵抗する間もなく、さらなる触手が暗闇の向こうから飛び出しリナに絡みつく。
「いやああああああああああああッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
触手に四肢を絡めとられ悲鳴を上げるリナの元に、ゆっくりと触手の主が暗闇から姿を現す。
「ひさしぶりィ~♪リ、ナ、ちゃあ~ん❤」
人から大きくかけ離れたシルエット…
それはほんの少し前、リナ自身がラミア・ジェルによって変貌させられた異形の凶戦士、イーヴィルリナ・イブリースその人であった。
「どうして逃げるんだ~?アタシとはずっと前から一緒だっただろぉ?」
触手でリナの体を引き寄せると、お互い密着せんばかりに至近距離まで迫るイーヴィル。
「い、いやぁ…」
「つれねぇな~相棒よぉ」
「アタシが"もう一人のお前"だってこと忘れちまったのかよぉ?」
リナの顔をその鋭い爪が生えた手で愛でながら、ニヤリと笑うイーヴィル・リナ。
「ど、どうして…」
リナは震える声でかろうじて問いかける。
「どうして…わ、私たち…あの時一つになったはずなのに…」
「さぁ?あのスライムもどきに体弄られた拍子に分かれちまったのかもなァ」
「だけど、アレには感謝してるんだぜぇ?このアタシの力をさらに引き出してくれたんだからなぁ」
今目の前にいるイーヴィル・リナは、つい先日ミアと死闘を繰り広げたイーヴィル=ラミアではない。
彼女は以前リナの体から分離し、お互い戦ったこともあるもう一人の自分…すなわち正真正銘イーヴィル・リナ本人であった。
「それにしてもお前、どうしたんだァ?随分醜態ばかりさらしてるみたいだけどよぉ」
「またアタシが暴れた方がいいんじゃねぇかぁ?」
「だ、駄目…それは…!」
必死に首を振るリナ。
「また…また皆を傷つけちゃう…」
それを聞いてイーヴィルはため息を吐いた。
「お前、何も変わってねぇなぁ…」
「あの時アタシの何もかも受け入れて、踏ん切りつけてやってくって決めたんじゃねぇのかよ…」
「ぅ…」
うなだれるリナ。
イーヴィルはそんなリナの髪を掴むと、彼女の顔を無理やり引き起こした。
「あぅうぅ…ッ!!」
「それに…最近あのミアって奴に随分コケにされてるじゃねぇか」
「いいのかぁ、このままでよぉ?」
「う…ぅ…」
「アタシのこの力を使えばアイツだって簡単にボコボコに出来るんだぜぇ?」
「センパイに対する態度って奴を、身をもって教えてやらないとなあ?」
リナの目の前でイーヴィルは歪んだ笑顔を浮かべた。
「で、でも…私は…」
「………」
「だったら…少し思い出させてやろうか」
突然イーヴィルはリナの腰に手を回すと、彼女のお腹を自分のお腹に密着せんばかりに抱き寄せた。
「な、なにを…!?」
「お前がどれだけすげぇ力を持ってるか…身をもって味わってもらおうってな!」
そう言った瞬間、イーヴィルの巨べそから無数の微細な触手が溢れ出し、間近のリナのへそに一斉に伸びていく。
「ひィ…ッ!!」
臍に生じた得も知れぬ感触に身を震わせるリナ。
触手の一部はリナのへその皺や縁を丹念になぞりはじめ、また別の一群はその中心の穴へ入り込み、その最深部へと潜り始める。
「う、うヒィッイイイイイィィィィィィッッッッッッッ!!!!!!?????」
(だ、だめえッ!!!こ、こんなの…絶対に、ぜったいにおかしくなっちゃあぅううッッッ!!!!!)
まして相手は自分自身…性感帯の固まりである臍の中でも、特にどの部分が感じるか熟知されてしまっている。
このままだと確実に正気を失い、その隙に意識をイーヴィルに乗っ取られてしまう。
そう思った瞬間、反射的にリナはその臍からネーブルバーストを発していた。
「ッ!?」
臍からの触手をすべて焼払われ、そして間髪入れず至近距離で撃ち込まれたことで吸収することも間に合わず、自らの臍にも少なからずダメージを負ってしまうイーヴィル。
彼女は少し唖然とした顔で自分の臍を見つめていた。
「………」
臍のダメージは即座に何事もなかったかのように回復していくが、彼女はしばらく無言のままであった。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
なんとか自分の意識を繋ぎ止め、大きく息を吐くリナ。
だが次の瞬間、彼女は凄まじい悪寒を感じた。
「………」
イーヴィルが突き刺さるような視線を自分に向けている。
まるで"自分自身たる"リナすら殺ろうとせんばかりの殺気…
「…ああ、そうかい」
「せっかくアタシが力になってやろうってのに…テメエも"アイツにも負けない力"を持ってるってのに、それを使う気が全然ないってわけだ…」
「え、え…?」
「つまり…"その力"はお前にとって、もう要らねぇってわけだな」
「なら、その臍の中にあるモノ…引きずり出して全部アタシのモンにしてやるよ」
そう言い、リナの目の前でその鋭い爪を見せつけるようにギラつかせるイーヴィル。
「ッ!?ちょ、ちょっと待ってッ!?」
イーヴィルがこれから何をしようとしているのか、ようやく察したリナ。
その場から逃れようと必死に手足を動かそうとするも、その四肢に絡みついた触手が決して彼女を離さない。
「いいじゃねぇか…"ソレ"が無くなればお前も余計な苦労しなくて済むようになるぜ」
「前と同じように臍いじりが好きな、ただの変態JKに戻るだけだしな」
そう言いながらイーヴィルはゆっくりと自分の腕を引き、その鋭い爪の切っ先をリナの腹部の中央に向ける。
「や、やめ…」
「あばよ、相棒」
「い、いや…やめて…やめてぇぇぇぇぇぇぇッッッッッッ!!!!!!!」
ズブシュウッッッッッッ!!!!!!!
「!!!!!!!」
ベッドから跳ね起きるリナ。
「はあ…はあ…はあ…」
荒い呼吸と共に、汗が頬から滴り落ちる。
身に着けているパジャマも全身ぐっしょりと濡れていた。
「はぁ……、うぅ…」
リナはシーツをめくりパジャマ越しに自分のお腹を凝視した。
そして震える指で恐る恐るボタンを外していく。
「…わ、私の…おへそ…」
そこにあったのは…肉片がぎっしり詰まったいつもの巨大な臍であった。
リナはそこにそっと手を当てた。
その奥底からエナジーの鼓動をかすかに感じる。
そこでリナは大きく息を吐き、ようやく安堵した。
(おへそも…ジュエルも…ある)
(でも…あれは夢だったの…?)
先までのイーヴィルとのやり取りは、夢というにはあまりにもはっきりとした出来事であった。
己の臍を抉られるその瞬間の光景まで…彼女は鮮明に覚えている。
だがなぜそんなものを見たのか…自分には分からなかった。
その時、ふいにリナの頬をかすかな風が撫でた。
「…、!?」
ふと違和感を感じ、咄嗟に自室の窓の方を見やるリナ。
窓の脇のカーテンが夜風に揺れている。
…おかしい、自分が寝るとき窓は閉められていたはずであった。
その時、リナは部屋の中に自分以外の誰かがいる気配を感じた。
その時ちょうど月明りが窓から差し込み、部屋の隅に佇んでいたその人物を照らし上げる。
「………」
「!、ミア…ちゃん?」
リナの部屋への侵入者…それは他ならないネーブル・ミアであった。
「ど、どうして…」
何故彼女が自分の部屋にいるのか、状況が飲み込めないリナに向かってミアは静かに言い放った。
「センパイ…ちょっと面貸してもらうっすよ」
【後書き】
イーヴィルリナ・イブリースをあのまま退場させるのがもったいなかったので、急遽リナちゃんと絡んでもらいました。
結構気に入ってるんですよ彼女w
扉を閉め理奈の部屋を後にする麻美。
あの死闘から一週間…
臍穴から侵入したラミア・ジェルに悪魔じみた姿に変貌させられ、ミアとの激戦で重傷を負った理奈。
だがジュエルの治癒能力もあってか、今は目立つ外傷も消え、体調も以前と同様にまで回復してきていた。
一方のミアであったが、一旦理奈と共にローザの保健室に運ばれたものの、いつの間にかそこから姿を消し、行方が分からなくなっていた。
麻美は以前訪れたことのある彼女のマンションにも何度か足を運び、インターフォンを鳴らしていたが一回も返答はなかった。
彼女には、ミアが既にそこからいなくなったように感じられた。
とうに暗くなった道を一人歩きながら、彼女のことを案じる麻美。
(ミアちゃん…一体何処に行っちゃったの?体は…もう大丈夫なの?)
怪我のことも気になるが、それ以上に彼女には聞きたいことが色々とあった。
(貴女とリナちゃんは一体…?)
普段は人を食ったような態度を取り続けるミアが時折見せる激情…それが一体何から来るものなのか、それを知りたかった。
「ミアちゃん…」
思わず彼女の名前を呟く。
「なんすか?」
「ッ!?」
突然背後から聞こえてきた聞き覚えのある声に、思わず心臓が飛び出しそうになりながら振り返る麻美。
そこには…制服を着崩しその巨べそをさらけ出した、いつものミアがいた。
「ミアちゃんッ!!」
今までその身を案じていた人物がいきなり目の前に現れたことにドギマギしながらも、麻美は矢継ぎ早に質問をしていた。
「い、今までどこに行ってたの!?怪我は大丈夫なの!?」
「ミアちゃんのこと、ずっと心配してたんだよッ!?」
「あ~、体の方はもう大丈夫っすよ」
かったるそうに頭を掻きながら答えるミア。
「っていうか先輩、アタシのこと心配してくれてたんすか…ちょっと意外っすね」
「意外じゃないよッ!!」
「!」
「ミアちゃんもあんなに傷ついて…お腹もおへそも滅茶苦茶にされて…」
「ホントに…本当に心配だったんだからぁ…」
涙目で声を震わせる麻美に、さすがのミアも少しバツが悪そうな表情を浮かべる。
「あ、あ~、その…アタシの方はさておき、あの馬鹿センパイの方は…」
「リナちゃん…?リナちゃんももう大丈夫だよ」
「明日から普通に登校できると思うし…あ、そうだ!」
「まだお礼言ってなかったよね、リナちゃんを元の姿に戻してくれたこと」
「!、…別に礼を言われるようなことなんてしてないっすよ」
「アタシは…ただアイツをひたすらボコボコにして…」
そう言うミアの表情はどこか愁いを帯びていた。
「………」
そんなミアの姿を見て、麻美は意を決し疑問をぶつけることにした。
「あ、あの…ミアちゃ…!」
だがその時、既に彼女は麻美の前から姿を消していた。
「………」
「ミアちゃん…」
「はぁッ、はぁッ、はぁ…ッ!」
ネーブル・リナは息を切らしながら、"ソレ"から逃れようと暗闇の中をひた走っていた。
「リ~ナ~ちゃぁ~ん♪」
背後の闇から不気味に木霊する声。
そのまとわりつくようなどこかで聞いたことのある声と気配を振り払うかのように、とにかく走り続ける。
「あッ!?」
突然"何か"につまづき倒れてしまうリナ。
「痛っ!…な、なに…?」
地面から生えた"ソレ"を確認しようと目を凝らす。
次の瞬間、彼女の顔は蒼白となった。
「ヒ…ッ!?」
地面から生えた"ソレ"は、"以前見たことのある"触手の先端部であった。
咄嗟にその場から逃れようとするリナであったが、それより早く触手が彼女の足に巻き付いた。
「い、いやあッ!?」
抵抗する間もなく、さらなる触手が暗闇の向こうから飛び出しリナに絡みつく。
「いやああああああああああああッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
触手に四肢を絡めとられ悲鳴を上げるリナの元に、ゆっくりと触手の主が暗闇から姿を現す。
「ひさしぶりィ~♪リ、ナ、ちゃあ~ん❤」
人から大きくかけ離れたシルエット…
それはほんの少し前、リナ自身がラミア・ジェルによって変貌させられた異形の凶戦士、イーヴィルリナ・イブリースその人であった。
「どうして逃げるんだ~?アタシとはずっと前から一緒だっただろぉ?」
触手でリナの体を引き寄せると、お互い密着せんばかりに至近距離まで迫るイーヴィル。
「い、いやぁ…」
「つれねぇな~相棒よぉ」
「アタシが"もう一人のお前"だってこと忘れちまったのかよぉ?」
リナの顔をその鋭い爪が生えた手で愛でながら、ニヤリと笑うイーヴィル・リナ。
「ど、どうして…」
リナは震える声でかろうじて問いかける。
「どうして…わ、私たち…あの時一つになったはずなのに…」
「さぁ?あのスライムもどきに体弄られた拍子に分かれちまったのかもなァ」
「だけど、アレには感謝してるんだぜぇ?このアタシの力をさらに引き出してくれたんだからなぁ」
今目の前にいるイーヴィル・リナは、つい先日ミアと死闘を繰り広げたイーヴィル=ラミアではない。
彼女は以前リナの体から分離し、お互い戦ったこともあるもう一人の自分…すなわち正真正銘イーヴィル・リナ本人であった。
「それにしてもお前、どうしたんだァ?随分醜態ばかりさらしてるみたいだけどよぉ」
「またアタシが暴れた方がいいんじゃねぇかぁ?」
「だ、駄目…それは…!」
必死に首を振るリナ。
「また…また皆を傷つけちゃう…」
それを聞いてイーヴィルはため息を吐いた。
「お前、何も変わってねぇなぁ…」
「あの時アタシの何もかも受け入れて、踏ん切りつけてやってくって決めたんじゃねぇのかよ…」
「ぅ…」
うなだれるリナ。
イーヴィルはそんなリナの髪を掴むと、彼女の顔を無理やり引き起こした。
「あぅうぅ…ッ!!」
「それに…最近あのミアって奴に随分コケにされてるじゃねぇか」
「いいのかぁ、このままでよぉ?」
「う…ぅ…」
「アタシのこの力を使えばアイツだって簡単にボコボコに出来るんだぜぇ?」
「センパイに対する態度って奴を、身をもって教えてやらないとなあ?」
リナの目の前でイーヴィルは歪んだ笑顔を浮かべた。
「で、でも…私は…」
「………」
「だったら…少し思い出させてやろうか」
突然イーヴィルはリナの腰に手を回すと、彼女のお腹を自分のお腹に密着せんばかりに抱き寄せた。
「な、なにを…!?」
「お前がどれだけすげぇ力を持ってるか…身をもって味わってもらおうってな!」
そう言った瞬間、イーヴィルの巨べそから無数の微細な触手が溢れ出し、間近のリナのへそに一斉に伸びていく。
「ひィ…ッ!!」
臍に生じた得も知れぬ感触に身を震わせるリナ。
触手の一部はリナのへその皺や縁を丹念になぞりはじめ、また別の一群はその中心の穴へ入り込み、その最深部へと潜り始める。
「う、うヒィッイイイイイィィィィィィッッッッッッッ!!!!!!?????」
(だ、だめえッ!!!こ、こんなの…絶対に、ぜったいにおかしくなっちゃあぅううッッッ!!!!!)
まして相手は自分自身…性感帯の固まりである臍の中でも、特にどの部分が感じるか熟知されてしまっている。
このままだと確実に正気を失い、その隙に意識をイーヴィルに乗っ取られてしまう。
そう思った瞬間、反射的にリナはその臍からネーブルバーストを発していた。
「ッ!?」
臍からの触手をすべて焼払われ、そして間髪入れず至近距離で撃ち込まれたことで吸収することも間に合わず、自らの臍にも少なからずダメージを負ってしまうイーヴィル。
彼女は少し唖然とした顔で自分の臍を見つめていた。
「………」
臍のダメージは即座に何事もなかったかのように回復していくが、彼女はしばらく無言のままであった。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
なんとか自分の意識を繋ぎ止め、大きく息を吐くリナ。
だが次の瞬間、彼女は凄まじい悪寒を感じた。
「………」
イーヴィルが突き刺さるような視線を自分に向けている。
まるで"自分自身たる"リナすら殺ろうとせんばかりの殺気…
「…ああ、そうかい」
「せっかくアタシが力になってやろうってのに…テメエも"アイツにも負けない力"を持ってるってのに、それを使う気が全然ないってわけだ…」
「え、え…?」
「つまり…"その力"はお前にとって、もう要らねぇってわけだな」
「なら、その臍の中にあるモノ…引きずり出して全部アタシのモンにしてやるよ」
そう言い、リナの目の前でその鋭い爪を見せつけるようにギラつかせるイーヴィル。
「ッ!?ちょ、ちょっと待ってッ!?」
イーヴィルがこれから何をしようとしているのか、ようやく察したリナ。
その場から逃れようと必死に手足を動かそうとするも、その四肢に絡みついた触手が決して彼女を離さない。
「いいじゃねぇか…"ソレ"が無くなればお前も余計な苦労しなくて済むようになるぜ」
「前と同じように臍いじりが好きな、ただの変態JKに戻るだけだしな」
そう言いながらイーヴィルはゆっくりと自分の腕を引き、その鋭い爪の切っ先をリナの腹部の中央に向ける。
「や、やめ…」
「あばよ、相棒」
「い、いや…やめて…やめてぇぇぇぇぇぇぇッッッッッッ!!!!!!!」
ズブシュウッッッッッッ!!!!!!!
「!!!!!!!」
ベッドから跳ね起きるリナ。
「はあ…はあ…はあ…」
荒い呼吸と共に、汗が頬から滴り落ちる。
身に着けているパジャマも全身ぐっしょりと濡れていた。
「はぁ……、うぅ…」
リナはシーツをめくりパジャマ越しに自分のお腹を凝視した。
そして震える指で恐る恐るボタンを外していく。
「…わ、私の…おへそ…」
そこにあったのは…肉片がぎっしり詰まったいつもの巨大な臍であった。
リナはそこにそっと手を当てた。
その奥底からエナジーの鼓動をかすかに感じる。
そこでリナは大きく息を吐き、ようやく安堵した。
(おへそも…ジュエルも…ある)
(でも…あれは夢だったの…?)
先までのイーヴィルとのやり取りは、夢というにはあまりにもはっきりとした出来事であった。
己の臍を抉られるその瞬間の光景まで…彼女は鮮明に覚えている。
だがなぜそんなものを見たのか…自分には分からなかった。
その時、ふいにリナの頬をかすかな風が撫でた。
「…、!?」
ふと違和感を感じ、咄嗟に自室の窓の方を見やるリナ。
窓の脇のカーテンが夜風に揺れている。
…おかしい、自分が寝るとき窓は閉められていたはずであった。
その時、リナは部屋の中に自分以外の誰かがいる気配を感じた。
その時ちょうど月明りが窓から差し込み、部屋の隅に佇んでいたその人物を照らし上げる。
「………」
「!、ミア…ちゃん?」
リナの部屋への侵入者…それは他ならないネーブル・ミアであった。
「ど、どうして…」
何故彼女が自分の部屋にいるのか、状況が飲み込めないリナに向かってミアは静かに言い放った。
「センパイ…ちょっと面貸してもらうっすよ」
【後書き】
イーヴィルリナ・イブリースをあのまま退場させるのがもったいなかったので、急遽リナちゃんと絡んでもらいました。
結構気に入ってるんですよ彼女w
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