※18才未満閲覧禁止!※
へそ出しヒロインや時々男の子がおヘソを弄られたり嬲られたりしながら頑張るイラストを載せています。基本ラフ画がメインです。感想やコメントいただけると嬉しいです!
へそ出しヒロインや時々男の子がおヘソを弄られたり嬲られたりしながら頑張るイラストを載せています。基本ラフ画がメインです。感想やコメントいただけると嬉しいです!
※前置き※
この話は、ヤムさんが連載されている「閃光戦士 ナベルスターズ」の設定を元に書いています。まだ原作(?)を読まれていない方は、先にそちらの方をご覧になられることをお勧めします。
「そうか、また"奴ら"にしてやられたか…」
「申し訳…ございません…」
帝エナジー本社ビル最上階…
深田アンナことダークホールはおずおずと大仰な椅子に腰を掛けた男を見た。
クモ型インセクがあのプライムスリーに倒されたことに対し制裁が咥えられるのではないか…
彼女は男の次の言葉を待っていた。
「フ、何をそんなに恐れている…?」
「い、いえ…」
「貴重な手駒を失ってしまったことか?」
「………」
男はニヤリと笑った。
「気にする必要はない、それも布石の"一つ"だ」
「え?」
怪訝な表情を浮かべるダークホール。
「入れ」
男の声に合わせて、その場に現れる2人の人影。
体格はバラバラであったが2人ともフードを深く被りその顔は窺い知れない。
「私が特別に調整した"個体"だ。彼らをプライムスリーにぶつける」
「…し、しかしお言葉ですが…会長自ら調整した個体とはいえ、奴らは相当侮れない力を…」
「それはナベルエナジーの力を存分に発揮出来ている時の話であろう?」
「え?」
「いくらプライムスリーでも"力を封じられれば"な…」
「フフフ…」
「キヒヒ…!」
2人のフードの男がそれぞれ笑い声を上げる。
「ダークホール、お前にも存分に働いてもらうぞ!」
「ハ…ハッ!」
とある郊外の廃工場群…
赤名ひかり、蒼井瑞希、白石巫女、プライムスリーの3人はその無人の廃墟と化した建物の中にいた。
「ここが…」
ここ数日、この付近で何人もの女性が襲われナベルエナジーを奪われる事件が頻発していた。
事件を分析した結果、犯人がこの廃工場群を中心に行動しているとの推測が導き出され、3人は調査のため訪れていた。
「なんだか…怖いね、ちょっとしたお化け屋敷みたい…」
昼間でも薄暗い工場内の様相に若干おどおどした様子のひかり。
「そうですね。だからこそ…"彼ら"の潜伏先としてはうってつけということでしょうか」
ひかりと対照的にいたく冷静な口調で巫女が言う。
「そ、そうだけど…あ、瑞樹!そんなに先に行かないでよ!」
ひかりと巫女の前方10mほど先を、そのポニーテールを揺らしながら歩んでいく瑞樹。
「早くしなよ!早くしないとアイツらここから逃げ出しちゃうよ!」
少しだけひかりたちを一瞥すると、再び前を向き歩き出す。
「そ、そんなこと言ったってぇ…」
「………」
「? どうしたの巫女ちゃん?」
「…瑞樹さん、少し危ういかもしれませんね」
「え?…確かに少しピリピリしているような気はするけど…」
「前回のクモ型のインセクとの戦い…あの時も彼女が先行して…」
そこまで喋った瞬間、突如顔を強張らせある方向を睨み付ける巫女。
「巫女ちゃん!?」
「敵です!」
その視線の先の物陰からゆっくりと姿を現すフード男。
「あッ!?」
「出たわねッ!」
ペンダントからリングを引きちぎり、タンクトップの裾を捲りあげながら咄嗟に男に向かっていく瑞樹。
「瑞樹!」
それを追うように慌てて、ひかりもリングを外しポロシャツの裾を捲り上げる。
「キヒヒヒ…ッ!」
「「!?」」
その時、全く反対の方から聞こえてきた声に2人の足が止まる。
「もう一体!?」
2人が振り返ったその瞬間であった。
ビチャア!!
「うっ!」
「熱ッ!?」
変身するためにさらけ出されていた2人のお腹…その中心を狙いすましたかのように高温の白い謎の液体が浴びせかけられていた。
「赤名さん!蒼井さん!」
「な、なにコレぇッ!!??」
臍穴を中心に自分のお腹にこびりついた液体を咄嗟に手で拭おうとするひかり。
「え…!?」
お腹にへばりついたままの液体…
お腹に当たった瞬間は熱を帯びていた液体だったが、それが冷めると同時に瞬く間に固化し、彼女のお腹にピッタリと張り付いてしまっていた。
正六角形の溝が刻み込まれたひかりの特徴的な浅べそも、蓋をしたように完全に塞がれてしまっている。
「お、おへそに…ッ!?」
一方の瑞樹のお腹にこびり付いた液体も既に固化し、その渦巻き出べそを覆うように膜が形成され、まるで白い半球がお腹から浮き出たような様となっていた。
「く…トルネード・リファイア!」
瑞樹は構わず変身の掛け声をかけ、手にしたリングをお腹にあてた。
光り輝くリングの内側から2本の細針が伸び、そしてリング中央の臍に向かっていく。
ガキッ!!
だが、その手前で止まってしまう針。
臍に付着した固化剤が針の侵入を阻んでしまっていた。
「へ…変身できないッ!?」
「あ、あたしも…!」
同じくかけ声をあげ、リングをお腹にあてるひかりだったが、またも針は固化剤に阻まれてしまう。
「まさか…」
巫女はようやく敵の狙いに気付いた。
敵は…こちらの変身を封じようとしている。
これでは迂闊にお腹をさらすことが出来ない。
片手でブラウスの上からおへそを抑えながら、ジリジリと後退する巫女。
最初に現れ2人の臍に固化溶液を放った男と、後から現れた男がゆっくりと巫女に迫る。
「巫女ッ!!」
自分の臍のことは一旦さておき、窮地に追い込まれた巫女を助けようと、咄嗟にかけよろうとする瑞樹。
だがそんな彼女の目の前に新たな人影が立ちふさがり、彼女の鳩尾に一撃喰らわせる。
「ゲホッ!!」
腹部のダメージで前のめりになる彼女の背後に回り込んだ人影は、すかさず脇の下に腕を通し羽交い絞めに抑え込んだ。
「う、っく…!?お、お前は…ッ!?」
自分を背後から拘束するその人物に瑞樹は見覚えがあった。
以前も対峙したことのあるフードの女、ダークホール…
「しばらくおとなしくしてもらおうか…アークトルネード!」
「瑞樹ッ!」
叫ぶひかり。
その時、フードの男の一人が彼女の方へ振り返った。
「キヒヒ…!」
「ッ!?」
変身出来ないひかりに向かって、奇怪な笑い声を上げながら迫る男。
「い、いや…」
「赤名さん!」
「ホーリークロス!白石巫女!」
「!?」
瑞樹を羽交い絞めにしたままダークホールが叫ぶ。
「仲間を傷つけられたくなければ、お前の臍を我々の前にさらけだせ!」
「!」
今臍が無事なのは自分だけ…だが敵はその変身まで封じようとしている。
もしここで全員の変身が封じられてしまえば、こちらが圧倒的不利な状況に陥ってしまう…
だが、今の状況で彼女に選択の余地はなかった。
「…分かりました」
巫女は頷くと自分のブラウスのボタンを下からゆっくりと外し始める。
そして鳩尾あたりまでのボタンを外すと、左右の手でその裾を広げた。
「………」
ブラウスの合間から露わになる巫女の臍…
「フフ、いい子だ…やれッ!」
楕円形の浅い穴にホーリーシンボルの如く十字に溝が刻まれたその美しい臍に向かって、固化溶液が容赦なく浴びせかけられる。
「うっ!?」
外すことなく巫女の臍に命中した液体も瞬く間に固化し、その臍穴を完全に塞いでしまう。
「く、ぅ…」
「巫女ちゃん…!」
「フフ、これで…お前たちの変身能力は封じられた。後は一人ずつじっくりと…」
「誰が変身能力を封じたって…?」
「なに…?」
突然の言葉に一瞬押さえつけていた力が弱まる。
その瞬間、後頭部を思い切り背後のダークホールにぶつける瑞樹。
「うぐッ!?」
そしてその隙に拘束から脱すると、距離を取り彼女たちと対峙した。
「く…、き、貴様…」
「アタシたちの変身前の臍を狙って変身を封じる…確かに効果的な手段だけど…」
「"おへその形"のことまでは考えていなかったみたいだね!」
「どういうことだ…?」
問いかけるダークホールに向かって、瑞樹はビシッと指差しながら言い放った。
「アタシが、ひかりや巫女ちゃんと違って"出べそ"だってこと!!」
「…は?」
怪訝な表情を浮かべるダークホールをよそに、すかさず自分の出べそに固着した半球を両手で掴む瑞樹。
「出べそなら、凹んだおへそよりこれを引き剥がすことだって…んぅッ!」
固化剤を自分の臍から引き剥がそうと渾身の力を込める。
確かに彼女の言う通り、凹んだ臍に埋まったものよりは、もともと外に突出した出べそに張り付いた固化剤を引き剥がす方が容易であることに違いはない。
だがそれでもその固着力は相当なものであり、今こうして引き剥がそうとしている瑞樹の臍には相当な負担がかかっている。
「ぐ、ぐうううううあああああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!!」
自ら出臍を引き出すも同然の行為に、苦悶の声を上げる瑞樹。
前回のクモ型インセクとの戦いで受けた臍のダメージは巫女の力で癒えているものの、あの時の苦痛が脳裏にフラッシュバックする。
臍を限界まで引き釣り出され、腹部の中心から全身へと波紋のように広がるこの世とは思えない激痛…
「み、瑞樹ぃ!それ以上は駄目だよ!おへそが千切れちゃうよぉ!!」
見るに耐えかねたひかりが叫ぶ。
だが彼女は決して力を緩めなかった。
(こ、ここで私がやらなくちゃ…いけないんだアッ!!)
「フフ、馬鹿なことを…それを剥がす前に貴様のヘソが…」
嘲笑うダークホール。
べリ…!
「なに…?」
何かが剥がれるような音にダークホールの顔から笑いが消える。
ベリベリベリ…
徐々に瑞樹のお腹からはがれていく固化剤。
そして…
「んあああああああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
ベリッ!
渾身の叫び声と共についに固化剤が引き剥がされ、露わになる瑞樹の出べそ。
だが相当な負荷を与え続けたせいか、その肉片は真っ赤に腫れ上がり見るからに痛々しい様となっていた。
ジンジンとその奥底から絶え間なく鈍痛が疼き、顔を歪ませる瑞樹。
だがそれに構う間もなく、彼女はすかさずリングを自分のお腹に当てた。
光り輝くリングから伸びた二本の針が、今度は阻まれることなく瑞希のヘソの渦に沿うように曲がりその中心に食い込む。
「くぅっ!!」
いつもより重い痛みが臍に走る。
そのまま光に包まれ、やがて青いドレス状のコスチュームに真っ赤なおへそを露わにした瑞希が現れ名乗りを上げた。
「アーク・トルネード!あんたたち覚悟しなさいッ!!」
[後書き]
というわけで、リナちゃんを一旦中断してちょうど一年ぶりのナベルスターズです。
色々とネタが思いついたので、ちょっとだけこっちのストーリーをやらせていただきたいと思います。
まずは変身もの定番の「変身封じ」からということで…w
あと3人目のプライムスリー、白石巫女ちゃんもまだ描いていなかったので、これを機にヤムさんからお伺いしたイメージのもとに描いてみました。
変身前。
変身後。
他の2人と比べて、露出度は低め。
でも、十字型のおへそはしっかり出してます。
で、描いた後から麻美ちゃんと似てしまったことに気付くという…
この話は、ヤムさんが連載されている「閃光戦士 ナベルスターズ」の設定を元に書いています。まだ原作(?)を読まれていない方は、先にそちらの方をご覧になられることをお勧めします。
「そうか、また"奴ら"にしてやられたか…」
「申し訳…ございません…」
帝エナジー本社ビル最上階…
深田アンナことダークホールはおずおずと大仰な椅子に腰を掛けた男を見た。
クモ型インセクがあのプライムスリーに倒されたことに対し制裁が咥えられるのではないか…
彼女は男の次の言葉を待っていた。
「フ、何をそんなに恐れている…?」
「い、いえ…」
「貴重な手駒を失ってしまったことか?」
「………」
男はニヤリと笑った。
「気にする必要はない、それも布石の"一つ"だ」
「え?」
怪訝な表情を浮かべるダークホール。
「入れ」
男の声に合わせて、その場に現れる2人の人影。
体格はバラバラであったが2人ともフードを深く被りその顔は窺い知れない。
「私が特別に調整した"個体"だ。彼らをプライムスリーにぶつける」
「…し、しかしお言葉ですが…会長自ら調整した個体とはいえ、奴らは相当侮れない力を…」
「それはナベルエナジーの力を存分に発揮出来ている時の話であろう?」
「え?」
「いくらプライムスリーでも"力を封じられれば"な…」
「フフフ…」
「キヒヒ…!」
2人のフードの男がそれぞれ笑い声を上げる。
「ダークホール、お前にも存分に働いてもらうぞ!」
「ハ…ハッ!」
とある郊外の廃工場群…
赤名ひかり、蒼井瑞希、白石巫女、プライムスリーの3人はその無人の廃墟と化した建物の中にいた。
「ここが…」
ここ数日、この付近で何人もの女性が襲われナベルエナジーを奪われる事件が頻発していた。
事件を分析した結果、犯人がこの廃工場群を中心に行動しているとの推測が導き出され、3人は調査のため訪れていた。
「なんだか…怖いね、ちょっとしたお化け屋敷みたい…」
昼間でも薄暗い工場内の様相に若干おどおどした様子のひかり。
「そうですね。だからこそ…"彼ら"の潜伏先としてはうってつけということでしょうか」
ひかりと対照的にいたく冷静な口調で巫女が言う。
「そ、そうだけど…あ、瑞樹!そんなに先に行かないでよ!」
ひかりと巫女の前方10mほど先を、そのポニーテールを揺らしながら歩んでいく瑞樹。
「早くしなよ!早くしないとアイツらここから逃げ出しちゃうよ!」
少しだけひかりたちを一瞥すると、再び前を向き歩き出す。
「そ、そんなこと言ったってぇ…」
「………」
「? どうしたの巫女ちゃん?」
「…瑞樹さん、少し危ういかもしれませんね」
「え?…確かに少しピリピリしているような気はするけど…」
「前回のクモ型のインセクとの戦い…あの時も彼女が先行して…」
そこまで喋った瞬間、突如顔を強張らせある方向を睨み付ける巫女。
「巫女ちゃん!?」
「敵です!」
その視線の先の物陰からゆっくりと姿を現すフード男。
「あッ!?」
「出たわねッ!」
ペンダントからリングを引きちぎり、タンクトップの裾を捲りあげながら咄嗟に男に向かっていく瑞樹。
「瑞樹!」
それを追うように慌てて、ひかりもリングを外しポロシャツの裾を捲り上げる。
「キヒヒヒ…ッ!」
「「!?」」
その時、全く反対の方から聞こえてきた声に2人の足が止まる。
「もう一体!?」
2人が振り返ったその瞬間であった。
ビチャア!!
「うっ!」
「熱ッ!?」
変身するためにさらけ出されていた2人のお腹…その中心を狙いすましたかのように高温の白い謎の液体が浴びせかけられていた。
「赤名さん!蒼井さん!」
「な、なにコレぇッ!!??」
臍穴を中心に自分のお腹にこびりついた液体を咄嗟に手で拭おうとするひかり。
「え…!?」
お腹にへばりついたままの液体…
お腹に当たった瞬間は熱を帯びていた液体だったが、それが冷めると同時に瞬く間に固化し、彼女のお腹にピッタリと張り付いてしまっていた。
正六角形の溝が刻み込まれたひかりの特徴的な浅べそも、蓋をしたように完全に塞がれてしまっている。
「お、おへそに…ッ!?」
一方の瑞樹のお腹にこびり付いた液体も既に固化し、その渦巻き出べそを覆うように膜が形成され、まるで白い半球がお腹から浮き出たような様となっていた。
「く…トルネード・リファイア!」
瑞樹は構わず変身の掛け声をかけ、手にしたリングをお腹にあてた。
光り輝くリングの内側から2本の細針が伸び、そしてリング中央の臍に向かっていく。
ガキッ!!
だが、その手前で止まってしまう針。
臍に付着した固化剤が針の侵入を阻んでしまっていた。
「へ…変身できないッ!?」
「あ、あたしも…!」
同じくかけ声をあげ、リングをお腹にあてるひかりだったが、またも針は固化剤に阻まれてしまう。
「まさか…」
巫女はようやく敵の狙いに気付いた。
敵は…こちらの変身を封じようとしている。
これでは迂闊にお腹をさらすことが出来ない。
片手でブラウスの上からおへそを抑えながら、ジリジリと後退する巫女。
最初に現れ2人の臍に固化溶液を放った男と、後から現れた男がゆっくりと巫女に迫る。
「巫女ッ!!」
自分の臍のことは一旦さておき、窮地に追い込まれた巫女を助けようと、咄嗟にかけよろうとする瑞樹。
だがそんな彼女の目の前に新たな人影が立ちふさがり、彼女の鳩尾に一撃喰らわせる。
「ゲホッ!!」
腹部のダメージで前のめりになる彼女の背後に回り込んだ人影は、すかさず脇の下に腕を通し羽交い絞めに抑え込んだ。
「う、っく…!?お、お前は…ッ!?」
自分を背後から拘束するその人物に瑞樹は見覚えがあった。
以前も対峙したことのあるフードの女、ダークホール…
「しばらくおとなしくしてもらおうか…アークトルネード!」
「瑞樹ッ!」
叫ぶひかり。
その時、フードの男の一人が彼女の方へ振り返った。
「キヒヒ…!」
「ッ!?」
変身出来ないひかりに向かって、奇怪な笑い声を上げながら迫る男。
「い、いや…」
「赤名さん!」
「ホーリークロス!白石巫女!」
「!?」
瑞樹を羽交い絞めにしたままダークホールが叫ぶ。
「仲間を傷つけられたくなければ、お前の臍を我々の前にさらけだせ!」
「!」
今臍が無事なのは自分だけ…だが敵はその変身まで封じようとしている。
もしここで全員の変身が封じられてしまえば、こちらが圧倒的不利な状況に陥ってしまう…
だが、今の状況で彼女に選択の余地はなかった。
「…分かりました」
巫女は頷くと自分のブラウスのボタンを下からゆっくりと外し始める。
そして鳩尾あたりまでのボタンを外すと、左右の手でその裾を広げた。
「………」
ブラウスの合間から露わになる巫女の臍…
「フフ、いい子だ…やれッ!」
楕円形の浅い穴にホーリーシンボルの如く十字に溝が刻まれたその美しい臍に向かって、固化溶液が容赦なく浴びせかけられる。
「うっ!?」
外すことなく巫女の臍に命中した液体も瞬く間に固化し、その臍穴を完全に塞いでしまう。
「く、ぅ…」
「巫女ちゃん…!」
「フフ、これで…お前たちの変身能力は封じられた。後は一人ずつじっくりと…」
「誰が変身能力を封じたって…?」
「なに…?」
突然の言葉に一瞬押さえつけていた力が弱まる。
その瞬間、後頭部を思い切り背後のダークホールにぶつける瑞樹。
「うぐッ!?」
そしてその隙に拘束から脱すると、距離を取り彼女たちと対峙した。
「く…、き、貴様…」
「アタシたちの変身前の臍を狙って変身を封じる…確かに効果的な手段だけど…」
「"おへその形"のことまでは考えていなかったみたいだね!」
「どういうことだ…?」
問いかけるダークホールに向かって、瑞樹はビシッと指差しながら言い放った。
「アタシが、ひかりや巫女ちゃんと違って"出べそ"だってこと!!」
「…は?」
怪訝な表情を浮かべるダークホールをよそに、すかさず自分の出べそに固着した半球を両手で掴む瑞樹。
「出べそなら、凹んだおへそよりこれを引き剥がすことだって…んぅッ!」
固化剤を自分の臍から引き剥がそうと渾身の力を込める。
確かに彼女の言う通り、凹んだ臍に埋まったものよりは、もともと外に突出した出べそに張り付いた固化剤を引き剥がす方が容易であることに違いはない。
だがそれでもその固着力は相当なものであり、今こうして引き剥がそうとしている瑞樹の臍には相当な負担がかかっている。
「ぐ、ぐうううううあああああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!!」
自ら出臍を引き出すも同然の行為に、苦悶の声を上げる瑞樹。
前回のクモ型インセクとの戦いで受けた臍のダメージは巫女の力で癒えているものの、あの時の苦痛が脳裏にフラッシュバックする。
臍を限界まで引き釣り出され、腹部の中心から全身へと波紋のように広がるこの世とは思えない激痛…
「み、瑞樹ぃ!それ以上は駄目だよ!おへそが千切れちゃうよぉ!!」
見るに耐えかねたひかりが叫ぶ。
だが彼女は決して力を緩めなかった。
(こ、ここで私がやらなくちゃ…いけないんだアッ!!)
「フフ、馬鹿なことを…それを剥がす前に貴様のヘソが…」
嘲笑うダークホール。
べリ…!
「なに…?」
何かが剥がれるような音にダークホールの顔から笑いが消える。
ベリベリベリ…
徐々に瑞樹のお腹からはがれていく固化剤。
そして…
「んあああああああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
ベリッ!
渾身の叫び声と共についに固化剤が引き剥がされ、露わになる瑞樹の出べそ。
だが相当な負荷を与え続けたせいか、その肉片は真っ赤に腫れ上がり見るからに痛々しい様となっていた。
ジンジンとその奥底から絶え間なく鈍痛が疼き、顔を歪ませる瑞樹。
だがそれに構う間もなく、彼女はすかさずリングを自分のお腹に当てた。
光り輝くリングから伸びた二本の針が、今度は阻まれることなく瑞希のヘソの渦に沿うように曲がりその中心に食い込む。
「くぅっ!!」
いつもより重い痛みが臍に走る。
そのまま光に包まれ、やがて青いドレス状のコスチュームに真っ赤なおへそを露わにした瑞希が現れ名乗りを上げた。
「アーク・トルネード!あんたたち覚悟しなさいッ!!」
[後書き]
というわけで、リナちゃんを一旦中断してちょうど一年ぶりのナベルスターズです。
色々とネタが思いついたので、ちょっとだけこっちのストーリーをやらせていただきたいと思います。
まずは変身もの定番の「変身封じ」からということで…w
あと3人目のプライムスリー、白石巫女ちゃんもまだ描いていなかったので、これを機にヤムさんからお伺いしたイメージのもとに描いてみました。
変身前。
変身後。
他の2人と比べて、露出度は低め。
でも、十字型のおへそはしっかり出してます。
で、描いた後から麻美ちゃんと似てしまったことに気付くという…
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