へそ出しヒロインや時々男の子がおヘソを弄られたり嬲られたりしながら頑張るイラストを載せています。基本ラフ画がメインです。感想やコメントいただけると嬉しいです!
「はあ…」
テニスコートの端で理奈は大きなため息をついた。
今は部活の時間であり、彼女はユニフォームのテニスウェア姿であった。
「どうしたの理奈ちゃん?」
隣にいた同級生から声をかけられる。
「あ…!な、なんでもないよ」
「そう、でもなんか元気ないよ?顔色も良くないみたいだし…」
ほんの昨日、保健室であんな出来事があったことを同級生は当然知らない。
今でもヘソに注射機の針が刺さった瞬間の感覚が残っているような感じだった。
「保健室に行った方がいいんじゃ…?」
「だ、大丈夫だって、はは…」
(その保健室が問題なんだけど…)
「おい、片瀬!」
「は、はい!」
突然先輩から声をかけられ、慌てて返事をする理奈。
するとその先輩の隣に見慣れない顔の少女がいた。
「………」
(まるで…人形みたい…)
感情がまったく読み取れない無表情なその少女に対し、理奈は思わずそんな風に感じた。
「こいつ、ウチに入部したいってらしいんだ。テニスの経験はあるらしいから、お前一回試合してみろ」
「えっ!?わ、私がですか…?」
いきなり初対面の人間と試合をしろ、といわれて気がひける理奈。
「お前、いつもそうやって怖気づいてるから、試合に勝てないんだよ」
「そこそこ腕はあるのにな」
「う…」
「だからこういうときにお前も慣れといた方がいいだろ?な?」
「わ、分かりました…」
理奈は渋々ながらも了解した。
そして間もなく一つのコートに2人の少女が対峙していた。
「あ、あの…よろしくお願いします…」
「え、と…」
「…レミといいます」
「よ、よろしくお願いしますレミさん」
ペコリと頭を下げる理奈。
「………」
レミもそれに合わせて軽く頭を下げる。
「よろしく頼みます、『片瀬理奈』」
(え…?)
相手が自分の名前を呼んだことに少し驚く理奈。
先に先輩から名前を教えられていたのかも知れないが、何か違和感のようなものを感じた。
それを確認する間もなく、レミと名乗った少女は踵を返し自分の位置へと向かっていく。
理奈もハッとあわてて自分の位置へと向かった。
そしてお互い位置につく。
「ラブオール!」
審判役の先輩が試合開始の声をあげる。
(まずは私から…)
サーバーの理奈は手に取ったボールを強く握った。
(そうよ、今まで変身して命がけで戦ってきたことに比べたら、こんな試合なんて…)
理奈は腹を括ると、ボールを空高く放り上げた。
「んぅ…!」
パァンッ!!
トスされたボールはしかと理奈のラケットで叩きつけられ、レミのサービスコートに放たれた。
その一部始終の動きを、レミはずっと目で追いかけていた。
(対角68.7度、入射角35.5度、速度116.7km/h、ジュエル位置確認、対応する)
理奈が放ったボールに対し、レミはまるで計算尽くされたかのような挙動でそれを自分のラケットで跳ね返した。
パコオォッッ!!
一段と乾いた音がコートに響き渡る。
「え…?」
一瞬、何が起きたか理奈は理解できなかった。
相手が放ってきたボールを跳ね返そうとしていたつもりだったのだが、そのボールがまったく見えなかった。
そしてすぐさま自分の腹部に痛みを感じ、そこに目を下ろした時それはあった。
レミが打ち返したボールは一直線、理奈の腹へとめり込んでいたのだ。
「あ、ァ…」
そのままぺたんとコートに尻餅をつく理奈。
「り、理奈ちゃんッ!?」
「おい、大丈夫か片瀬ッ!?」
試合を見ていた同級生と先輩から、同時に声が上がる。
「…、あ、だ、大丈夫です…」
理奈はしばらく呆然と自分の腹にめり込んだボールを見つめていたが、その声にハッとし返事をした。
「大丈夫ですか、片瀬理奈?」
いつのまにか理奈の元に駆け寄ってきたレミが、理奈に対し詫びの言葉と共にゆっくりと手を差し出した。
「あ、ありがとう…」
応じて理奈も手を差し出すが、その手がレミの手に触れた瞬間だった。
(!、冷たい…?)
常人の体温とは思えないような感触に驚く理奈。
「申し訳ありません。つい力が入ってしまいました」
「怪我はないですか?特に腹部など衝撃が凄かったと思いますが」
「あ、だ、大丈夫…、こ、こうみえてもお腹鍛えてるから…はは…」
ウェアの上からお腹をポンポンと叩いて、なんとも無いという風に装う理奈。
痣や傷が出来てないか服を捲り上げられて確認されようなものなら、それこそ理奈にとって一大事である。
「そうですか、ならば問題ありませんが」
レミはそういうとまたツカツカと自分のコートに戻っていった。
(本当に…変わった子ね)
理奈はレミに対しまた違和感を感じたが、それ以上の疑念を持つことは無かった。
「理奈、本当に大丈夫だな?試合を続けられるんだな?」
「はい、大丈夫です…!」
理奈は再びボールを手に握り締めるとそれを空高く放り投げた。
「はぁッ!」
「ゲーム、ウォンバイ片瀬理奈、カウントワントゥラヴ!」
1ゲーム目は理奈の勝利で終了した。
最初にお腹にボールがあたるというハプニングがあったものの、その後なんとか勝つことが出来たのだ。
「や、やった…!」
汗だくになりながらも、勝利した喜びをかみ締める理奈。
「へぇ、なかなかやるじゃないか片瀬」
先輩も感心したような声を上げる。
「だがあのレミって奴も動きは多少ぎこちないが、時々凄い玉打ってきてたしな…。なかなか有望な新人かもな」
そのレミはというと、負けたものの汗一つかかず相変わらず無表情な顔でいた。
(ネーブル・リナこと片瀬理奈。運動能力解析完了…)
コートチェンジを終え、次にサーバーとなったレミはボールを手にとった。
理奈はラケットを構えて真剣な表情で待ち構えている。
(ネーブル・リナ、あなたにこの玉は反応しきれません)
空に高く舞い上げられるボール。
バコオォォッッンン!!!!!
その場にいた誰もが聞いたことのないような音がコートに響き渡った。
直後に衝突音と理奈のくぐもった声があがる。
ガシャアアアアアアアアンンンンン!!!!!!!!!
「ガふぅッッッ!!!!」
すべては一瞬の出来事だった。
レミの放ったボールは凄まじい勢いで理奈のお腹に直撃し、さらに信じられないことにそのまま理奈の体を後ろのフェンスに叩きつけたのだ。
「あ、ァ…、ぐうぅ…」
理奈の口から苦しそうなうめき声が漏れる。
地面に落ちることなく、理奈の腹に深くめり込んだままのテニスボールがその衝撃を何よりも物語っていた。
「「………」」
先輩も同級生もたった今起こったことが理解できず、ただ呆然としたまま立ち尽くしている。
ただ一人、レミのみがその様相を何事も無かったかのように見つめていた。
(ファーストフェーズ完了。セカンドフェーズに移行する…)
アンドロイド子登場編その1です。まずは軽くお腹を嬲ってもらいましたw
テニスウェアでボールがお腹にあたるというシチュを前々からやりたかったもので…w
>拍手コメ
ヤワでない責めは「セカンドフェーズ」で発揮されますw
まずはお腹を柔らかくしてからということで…
>ナベラペ さん
ヘソ責めといえば注射、注射といえばヘソ責めという定番アイテムですからね(今私が考えた)
中身がなんだったのかということについては、正直あまり深く考えていませんが、あとあと明らかにしたいと思っとります。