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へそ出しヒロインや時々男の子がおヘソを弄られたり嬲られたりしながら頑張るイラストを載せています。基本ラフ画がメインです。感想やコメントいただけると嬉しいです!
へそ出しヒロインや時々男の子がおヘソを弄られたり嬲られたりしながら頑張るイラストを載せています。基本ラフ画がメインです。感想やコメントいただけると嬉しいです!
「やめて!やめてよぉッ!!」
校舎裏に響き渡る少女の叫び。
そこには1人の少女と、彼女を取り囲むように数人の男子がいた。
少女の両脇には1人ずつ男子が立ち、彼女の両腕を掴んで身動き出来ないようにしている。
「あなたたち、こんなことして…!」
「せ、先生に言いつけてやるんだから…」
「へへ、俺、お前の秘密知っちまったんだよなぁ」
「え?ひ、秘密…?」
「今日体育の時間、見たんだぜ?」
「お前が逆上がりして、服が捲れた時にな」
「!」
その言葉に少女の顔が青ざめた。
「おい、そいつの体操服捲ってやれよ」
その言葉に背後に回りこんだ男子が少女の体操服の裾を掴む。
「や、やめてぇ!!」
必死に抵抗する少女。
だが抵抗虚しく、簡単に捲りあげられる体操服。
そこに露となったのは、見るからに柔らかそうな少女の可愛らしいお腹だった。
だがそこには…すぐに人の目を惹きつけるあるモノが存在していた。
「ま、マジかよ…」
「げぇぇ…」
"ソレ"を見て、一様に気持ち悪いものを見たかのように声を上げる男子達。
「う、うぅ…」
顔を真っ赤にさせ、ただ俯くしかない少女。
男子たちの視線の先…、そこには少女のお腹の中央に鎮座する窪み…
いや、それは窪みと呼ぶにして大きすぎる、直径5cmはあろうかという巨大な穴であった。
中はまるで大小様々な肉片を詰め込まれたかのように、複雑に皺が刻み込まれており、
まるで内臓そのものであるかのような様相を呈していた。
それは紛れも無く少女の"ヘソ"であった。
「うわぁ、きめぇ…」
「なんだよコレ」
自分のヘソについて吐かれた悪態が少女の心を容赦なく傷つける。
やがて少女は泣きべそをかき始めた。
「う、うぅ…ひぐっ、もう…やめて…やめてよぉ…」
これ以上の行為をやめるように、嗚咽交じりに訴えかける少女。
「うるせぇよ、デカベソ!」
「もっとお前のヘソ、見せてみろよ!」
正面に立っていたリーダー格の少年が少女の前に座り込み、その醜悪なヘソの奥をマジマジと覗き込む。
「うわ~、汚ったねぇ…コイツのヘソん中ゴマだらけだぜ」
「しかもなんか臭うし…」
「やめてぇッ!!」
これ以上、自分のヘソに対する言葉を聞きたくない少女は叫び声を上げた。
「どうして…どうしてこんなことするのぉ…」
「どうしてぇ…」
「だってお前、生意気だしぃ」
「そうそう、この前白石のスカート捲ってやった時、お前にビンタされたもんな」
「うぅ…」
いつも自分達に対して強気な少女をこうして大勢で取り囲み、そして本人にとって知られたくない秘密を暴く…。
少年達はなんともいえない嗜虐感に興奮し始めていた。
「おい、どうする…?」
「こいつのヘソを写真に撮って皆に見せるとか…」
「嫌ッ!やめてッ!やめてそんなことッッ!!」
顔をブンブンと振り回しながら訴える少女。
「皆には見せないでえッ!!」
「!」
「それじゃあお前の望みどおりにしてやるよ」
何かを思いついた少年はその場で地面に転がっている小石を拾い集めた。
「な、何をしているの…?」
「お前のヘソの穴を塞ぐための石を拾い集めてるのさ」
「え…?」
「ヘソ見られたくないんだろ?だからこれでそのヘソを埋めてやるんだ」
「そ、そんな…ッ、はうッ!!」
少女が叫ぶより早く、ヘソにつき込まれる小石。
「やめッ、やめてッ!!そんなものおヘソに入れな…はァうッ!」
小石がヘソに詰め込まれるたびに、なんともいえない喘ぎ声を発する少女。
少年は次々と少女のヘソに石を詰め込んでいき、やがて穴一杯が小石で埋め尽くされた。
「まだ入らなねぇかなァ?」
そういいながら、さらに小石をヘソに押し込もうとする少年。
「やめてぇ…、もうやめてよぉ…、う、うぅ…」

ほとんど消え入りそうな声で呟く少女。
「わ、私の…おへそ…いじめないでぇ…」
涙をボロボロ溢しながら訴えかける。
いつも男子相手に強気だった少女も、いまや完全に気持ちが押し潰れそうになっている。
一方のヘソはというと、ただでさえ大きなヘソが中一杯に詰め込まれた石でさらに押し広げられてしまっていた。
無機質なゴツゴツとした感触が、内部の柔なヘソ肉へと容赦なく喰い込む。
「これでお前の汚ったねぇヘソも隠す事が出来たぜ」
「ありがたく思えよな、片瀬!」
「ははははははは!!!!」
リーダー格の少年が笑った事で、それに合わせて周りの男子達も声を上げて笑い始める。
「「「ははははははははは!!!!!!!」」」
「う、うぅ、うぅぅ……」
笑い声が悪意に満ちて、少女の心とヘソを抉る。
「「「「ははははははははは!!!!!!!」」」」
徹底的に蹂躙される少女の心の中には、ある感情が芽生えつつあった。
こいつら…絶対に…
コ・ロ・シ・テ・ヤ・ル
(…そうか、そうだ…)
リナの心に甦った一つの記憶。
それは遠い過去、意識の奥底に封印した忌まわしき記憶…
小学生の同級生の男子達にヘソの秘密を暴かれ、そして石を詰め込まれあざ笑われるという
幼い理奈にこれ以上ないトラウマを植えつけた記憶…。
あまりものショッキングな出来事に、リナは無意識にこの記憶を封印していた。
そうすることで張り裂けそうな心の傷を塞いでいた。
だがあの時、同時にリナは知ってしまった。
ヘソの中を触れる事によって生じる快感を…
あの出来事以降、理奈は人前であまり目立たないように内気な性格へと変わり、そして人目に隠れてこっそりとヘソを弄りだすようになった。
(あれからアタシは自分のヘソを弄る事ばかり考え始めるようになった…)
自分の部屋で、トイレの個室で、誰もいなくなったロッカー室で、学校の裏山で…
彼女のヘソ弄りは徐々にエスカレートし、ついには魔石の力を借りてヘソ出しヒロインに変身し、ローザを初めとする刺客たちに通常では味わえないようなヘソ責めをも味わった。
(そうか…、そういうことだったんだ…)
(私は…)
「死ねぇッ!」
仰向けに倒れたリナのヘソ目掛けて突き下ろされるイーヴィルの槍。
「リナちゃんッ!!」
麻美が叫ぶ。
槍の先端がリナのヘソをまさに貫かんとしたその時、
ガシッ!
「!?」
リナが咄嗟に両手で槍の先端を掴む。
「なッ!?て、てめ…ふグぅッッ!!」
ふいに腹に生じた鋭い衝撃。
リナが間髪いれず右足をイーヴィルの腹に突きこんだのだった。
ヒールの先端が見事に出ベソに突き刺さる。

「うげぇッ!!お"え"え"え"え"え"え"え"え"え"ぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
堪らず手にした槍を落とし、その場で苦悶の声を上げるイーヴィル。
「………」
ゆっくりとその場から立ち上がるリナ。
「小学生の時、私初めておヘソを弄られたんだ…」
「あぁ"?」
いきなり何を話し始めたのか、イーヴィルは腹を押さえながらリナの方を見た。
「リナちゃん?」
麻美も怪訝な表情を浮かべる。
「あの時…私は恥ずかしさと怖さで胸が張り裂けそうだった」
「だけど同時に知ったんだ、おヘソに触る事が気持ちいいって事に…」
「あぁ、それでヘソ弄り始めたんだよなぁ!?」
「来る日も来る日もそのことばっか考えてよぉ!」
「そう、それで今日まで来た…」
「だけど忘れていたんだ…あの時の心の奥底の感情を…!」
あの日、ヘソを好き放題弄ばされたという事実を理奈は無意識の内に忘却していた。
「あのルカって子の仕業でまたおヘソのことを笑われた時、その感情を思い出したんだ…」
「それがアナタ…イーヴィル・リナ!」
リナのへそを嘲笑う人間に対する異常な殺意から生まれた、イーヴィル・リナ。
それはリナの心の奥底にずっと秘められていた存在であった。
「あぁ!だからアタシはあの時の復讐をしてやろうってんだよ!」
「一瞬でも、アタシのヘソを馬鹿にしたソイツみたいな奴をなぁ!」
「ひ…!」
イーヴィルから憎悪に満ちた眼差しを向けられ、思わず竦む麻美。
だがその視線を遮るようにリナが立ちはだかる。
「もう…終わりにしようよ…」
「あぁ!?終わりだぁ?」
「お前のジュエルをこっちによこしゃ全て終わるよなぁ!?」
「………」
その言葉にリナは無言でゆっくりと手を自分の腹へと近づけた。
「あん?」
まさか本当にジュエルをよこすのか?と訝しがるイーヴィル。
だがイーヴィルの思惑とは別に、リナは思い切り指を自分のヘソへと突きこんだ。
「はぁうンッッ!!!」
さらにそのままヘソの中身をかき回し、ヘソオナニーにふけ始めるリナ。
「はぁッ、ふぁんッッ!、お、おヘソぉ…ッ!おヘソがぁ、気持ちいのぉぉッッ!!!!」
先ほどまであれだけヘソを弄る事を拒否していた彼女が、一転してヘソの快楽に酔いしれている。
その姿にイーヴィルも一瞬唖然とするが、すぐにその意図を汲み取った。
「ははぁ、そういうことかよ…、面白そうじゃねぇか!」
そういうとイーヴィルも自分の出ベソを掴むと、それを激しく扱き始めた。
「ぐあッ!がぎィッ!!くあああああああッッッッッッッ!!!!!!!!!」
リナのヘソ弄りとは対称的に、まるで自分のヘソを傷つけるかのように乱暴に指を動かすイーヴィル。
「………」
2人のリナが同時にヘソオナニーを始めた事に、麻美はただ唖然とその様相を見つめていた。
「ふああああああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!!」
「がああああああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!!」
やがて同時に2人の絶頂に達した叫び声が上がる。
そしてそれと共に2人のヘソから閃光が溢れ出した。
「「ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!」」
2人の間で激突する光の噴流『ネーブル・バースト』
それはまさに雌雄を決するために放たれた最後の必殺技であった。
「リ、リナちゃんッッッッ!!!!!」
眩いばかりの閃光とその衝撃に弾き飛ばされそうになる麻美。
「「ああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!」」
中央で相殺するようにぶつかっていた光だったが、やがてイーヴィルから放たれる閃光が徐々に押し始める。
(ア、アタシは今までヘソを馬鹿にしてきた連中に復讐しねぇといけないんだ…!また記憶の奥底に押し込まれるなんて…真っ平なんだよッ!!)
ヘソの欲望により純粋で忠実なイーヴィルの方がジュエルの力を最大限引き出せる分、リナにとって不利であることに変わりはなかった。
「ぐォああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!」
イーヴィルの野獣のような雄たけびと共に、その突き出た出ベソからさらに強力な光の噴流が放たれる。
「ぐう…、うぅ…!」
もはや間近まで迫るイーヴィルの閃光。
リナもヘソを突き出すようにして必死に力を込めるが、もはや押し返す事は敵わなかった。
「終わりだアアアアアアアアッッッッッッッ!!!!!!!」
ドオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!
ついに完全にイーヴィルが放つ閃光が、リナの身体を包み込んだ。
「リ、リナちゃああああああああああんッッッッッッッッ!!!!!!!!」
麻美の悲痛な叫び声が上がる。
「は、ハハッ!や、やったぜ…これでアタシは…!」
だがその次の瞬間、イーヴィルは絶句した。
「!?」
光の噴流の中、ゆっくりとこちらに向かって歩み寄ってくる人影がいる。
衣装のほとんどを吹き飛ばされ、むき出しの肌に無数の傷を刻み込みながらも、両手を広げヘソをさらけ出すように向かってくる人物。
それは紛れもなく…ネーブル・リナの姿であった。
「ば、馬鹿なぁッッッッッッ!!???」
イーヴィルはヘソをもっと激しく扱き、さらに巨大な光の噴流をリナに浴びせかける。
「ッ!!」
一瞬たじろぐリナ。
だがそれでも歩みを止めることなくゆっくりと向かってくる。
「な、なんだよテメエ…」
「何で倒れねぇんだよォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!」
もはやヘソが千切れんばかりに、己の出ベソを弄り倒すイーヴィル。
だがそれでもリナの歩みを止める事は出来なかった。
やがてイーヴィルの眼前まで迫るリナ。
「!?」
「コ、コイツ…ッ!?」
その時イーヴィルはようやく気づいた。
ネーブル・リナはイーヴィルが放つ閃光を、なんと己のヘソに吸収していた。
あれほど強大な威力の噴流をすべてそのヘソに取り込んでいたのである。
「な、なんで…何で…そんなことがぁ…!?」
リナはイーヴィルの目と鼻の先に立った。
「ヒ…ッ!」
思わずたじろぐイーヴィル。
「何もおかしいことじゃないよ、イーヴィル…」
「だって…"あなた"は"私"なんだから…」
リナはイーヴィルの肩に手をかけた。
「!?」
「だから…また一緒になろうよ…」
そう言うとリナはゆっくりとイーヴィルへとその身体を寄せた。
ズブ…
「あン…ッ!」
「ふア…ッ!」
同時に上がる呻き声。
イーヴィルの出ベソがピッタリとリナのヘソ穴に填まり、今再び2人のヘソは一つに合わさった。
「て、テメエ、どういうつもりだァ!?またヘソ犯されたいのかァッ!??」
「いいよ…私のおヘソ、好きにして…」
「あァ、そうかい…だったら好きなようにしてやるよォッッ!!!!!!」
イーヴィルは己の出ベソをリナの体内に押し込み、まるで蛇がのたうつかの如く暴れさせた。
「ハハッ、どうだァッ!!!壊れちまいそうなほど気持ちいいだろォッ!!!」
だがリナは微動だにせずイーヴィルのことを静かに見つめていた。
先ほどヘソを無理矢理挿入した時とは違う、ただひたすら拒絶していたリナとは全く様相が違うことにイーヴィルは言い知れぬ恐怖を感じた。
「な、なんだよ!?なんでさっきみたいに泣き叫ばないんだ、おいィッッ!?」
「言ったでしょ…?あなたと私は一つなんだって…」
「だから…私たちのおへそも一つ…」
「あァ!?何言って…ッ」
「ッ!?」
その時、イーヴィルは己のヘソに違和感を感じた。
「な、なんだァ!?へ、ヘソが…ヘソが抜けねぇッ!!!!?」
自分の腹部を動かそうとするも、まるでピッタリとリナの腹に張り付いたかのように動かせない。
「今、私のおヘソと貴女のおヘソは…完全に一つに融合したの」
「もう、あなたは私から離れる事が出来ない」
「は…?」
「ハアアアアアアアアアッッッッッッ!!!?????」
リナから告げられた衝撃の事実にイーヴィルはパニック状態に陥った。
「ふ、ふざけんなあああああああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
「てめえ、アタシのヘソ返しやがれええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
必死に己の腹を引き剥がそうと暴れるイーヴィル。
「出来ねぇってんなら無理矢理でも引きちぎって…ぐムぅッ!?」
突然、イーヴィルの口にリナの唇が押し当てられる。
「ぐムぅ、むむむぅッ!!???」
(なッ、テンメエッッッ!!!!!)
(怯えないで…、もともと一つだったものが元に戻るだけ…)
(アタシは戻りたくないってんだよッッ!!!!)
(そもそもこのアタシを生み出したのはテメエだろッ!今更ッ!!)
(…ごめんなさい)
(あッ!?)
(あの日からずっと貴女を心の奥に閉じ込めて…、私はただおヘソの快楽に溺れてばかりで全然気づいてあげられなかった…)
(だから何を今更っつってんだよッ!!それでまたアタシを閉じ込めるってのか!?)
(そしたら何度でも出てきてやるぜッ!ヘソを馬鹿にされる度になッ!!)
ズビュルッッ!!
(あう…ッ!)
(そ、それでいいの…、貴女の憎しみも怒りも…私がこのおヘソで全部受け止めてあげるから…!)
融合したへその間で錯綜する感情のやり取り。
イーヴィルはこれまで溜め続けてき負の感情を激情のまま発し、ネーブル・リナはそれを全て受け止め続けた。
…やがて2人の間に変化の兆しが現れ始めた。
(…なんだよ、一体何なんだよ…)
それまでずっと抵抗し続けてきたイーヴィルだったが、やがて己の心情を吐露し始める。
(アタシってば…ホント馬鹿みてぇじゃねえか…)
(勝手に心の奥底から呼び出されてよ…それで好き勝手暴れてヘソ弄るだけ弄って…それでまた消えるなんて…)
(ううん、違うよ)
(あなたは私の忘れていたものを思い出させてくれた)
(あなたは消えるんじゃない…、私と一緒になってこれからもずっと生きていくんだよ)
(………)
(リナ…)
イーヴィルは全てを委ねるように、ゆっくりと己の身体の力を抜いた。
(ありがとう…)
リナはやさしくイーヴィルの口腔に舌を挿入し、そして同時にお互いの腹を摺り寄せた。

「んぅ、うぅ…」
ジュル…
艶かしい音が辺りに響く。
「リナちゃん…」
2人のリナが織り成す官能的な光景に、己の下腹部を押さえながら麻美はただただ見とれていた。
(リナ…)
(なぁに?)
(悔しいけど…とても…気持ちいい…)
(私の…ヘソ弄りなんて…及ばないくらいに…)
(イーヴィル…)
(このまま…ずっと…)
その瞬間、2人の身体から同時に光が発せられる。
「!?」
思わず顔を背ける麻美。
やがて光が止んだことで、ゆっくりと顔を上げ、理奈の方を向き直す。
そこには…一人の少女が立っていた。
見慣れた純白のタンクトップにミニスカート。
青いリボンで結い上げられたライトグリーンのポニーテール。
むき出しのお腹に、その中央に鎮座する巨大なおへそ。
そのほとんどの素肌をさらけ出した衣装の少女こそ、紛れも無くネーブル・リナだった。
リナは麻美の方へと振り向くと、つぶやくように言った。
「終わったよ、麻美…」
「………」
「リナちゃん、もう一人のあの子は…」
その問いにリナはゆっくりと手で自分のヘソを抑えるようにして言った。
「イーヴィルは…私の中に…」
「そう…」
一部始終を見ていた麻美はもはやそれ以上、何も言わなかった。
「これで…終わったんだね」
「えぇ…」
「…ごめんね麻美…」
「え?」
「私の…せいで…」
「いいよ理奈ちゃん、私だって理奈ちゃんに…」
「理奈ちゃんに…その…そんな過去があったなんて知らなかったから…」
その時、ハッと麻美が何かを思い出したかのように叫んだ。
「そうだ!先生ッ!!」
麻美は辺りを見渡し、茂みの中に倒れたローザの姿を見つけるとすぐにその場に駆け寄った。
「先生ッ!先生ッッ!!」
麻美は必死に呼びかけるが、目を閉じたままローザはまったく反応しない。
その傷だらけの腹の中央のヘソから夥しい量の血が流れ出していたのが見て取れた。
イーヴィル・リナから受けた一撃が致命傷となり、ローザを死に至らしめていた。
「そ、そんな…先生…」
「せっかく理奈ちゃんが元に戻ったのに…」
屍と化したローザの横にペタンと座り込み麻美は嗚咽を上げ始める。
「………」
その様子を黙って見つめるリナ。
(ローザ…、私のおヘソを責めてばかりだったけど、一番私のことを気にかけてくれた人…)
ジュエルを手に入れてから今日に至るまでの、ローザとのやりとりが脳裏に浮かぶ。
リナは決心した。
「麻美、ちょっといいかな」
「え?」
リナはローザのすぐ横に立つと、そっと自分のヘソに両手を重ね、目を閉じた。
「リナちゃん…?」
「………」
まるで瞑想を始めたかのように、静寂を保つリナ。
(………)
(お願い…私のおヘソの宝石…)
(もう、私にこの力は必要ない…、その代わりローザを救ってあげて…)
(私の…私のとても大切な人なの…!)
リナはヘソの奥に向けて念じ続けた。
(お願い…!)
リナはヘソ奥が突如熱くなるのを感じた。
「あ…!」
咄嗟にヘソを覆っていた手を離すリナ。
するとまるでひとりでにジュエルがヘソ奥からゆっくりと形を現し始めた。
「ん、ぅ…」
リナのヘソの縁を押し広げるようにして、徐々に飛び出してくるジュエル。
「あぁんっ!!」
リナの喘ぎ声と同時に、キュポンっとリナのヘソから完全に抜け出した。
ジュエルの効力が消えたことで、リナの衣装も光の粒子と共に弾け、もとの片瀬理奈の姿に戻る。
その場に尻餅をつくようにペタンと座り込む理奈。
「はあ…はあ…、ま、麻美…、それを…ローザの…おヘソに…」
顔を紅潮させて吐息をつきながら、理奈は麻美に言った。
「う、うん…分かった」
麻美は宙に浮いたまま淡い光を放つジュエルを両手で掴むと、それをそっとローザのヘソの真上に置いた。
「「………」」
2人が静かに見守る中、ジュエルは溶けるようにしてローザのヘソの中へと入り込んでいく。
そしてジュエルが完全にローザのヘソの中へと消えた時…
「………」
「う…」
ローザの口から静かな呻き声が漏れ、そしてその眼がゆっくりと開いていく。
「…せ、先生っっっっ!!!!」
咄嗟にローザに向かって飛びつく麻美。
「え…っ!?あ…、ま、麻美ちゃん…?」
「先生!先生っっっ!!!!良かったぁっっっっ!!!!!」
ポロポロと涙を流しながら、ローザの胸元に麻美は号泣していた。
「…そう、私助かったのね…」
「ありがとう麻美ちゃん…、そして…」
ローザは麻美の頭を優しく撫でながら、理奈の方へ目を向けた。
「おヘソ弄り大好きの変態さん」
「ちょ…!ローザ!」
思わず声を上げる理奈。
「い、命の恩人なんですけど?」
「あら、でもその私から命奪っちゃったのもリナちゃんじゃない?」
「………」
俯く理奈。
「…冗談よ、元はといえば私たちのせいなんだしね」
「本当に…ありがとうリナちゃん」
理奈の方をまっすぐに見据えて感謝の言葉をかけるローザ。
「ローザ…」
理奈はふいに心の底から込み上げてくるものを感じた。
そして…堪らずローザに抱きつく。
「うわあああああああああああっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!」
号泣する理奈。
「理奈ちゃん…」
大粒の涙をボロボロ零しながら、理奈はただひたすらに泣いた。
今まで堪えていたものをすべて出し切らんばかりに、ただひたすらに泣いた。
「………」
そんな理奈を黙って、やさしく抱きしめるローザ。
その様子を見守る麻美。
こうしてネーブル・リナの戦いは静かに幕を閉じた…
「さてと…それじゃそろそろ行かないとね」
ローザがゆっくりと立ち上がる。
「え、もう行っちゃうんですか?」
「ええ、もうあなたたちに迷惑かけるわけにもいかないし、さっさと自分たちの世界に戻るわ」
「ジュエルも今は私のお腹の中だから、そっちに行くこともないと思うわ…」
その言葉に理奈はふと自分のお腹に手を当てた。
十分に泣きはらしたのか、今はいつもの表情に戻っている。
「ローザ、もうソレこっちによこさないでよね」
「もうあなたたちにおヘソ責められるの嫌なんだから…」
「分かってるわよ。でもあなたも結構楽しんでたんじゃない?」
「そ、そんなわけないでしょ!」
そう言いつつも、日常では味わえないようなヘソ責めを味わうことができたのは確かだった。
勢い余って命を奪われかけたこともあるが…
「それじゃあね、二人とも…」
そういって自分の足元に異次元ゲートを開くローザ。
「ローザ…」
短い間ではあったが、理奈にとって大切な人となっていたローザ。
「また、会えるよね?」
「さあ、どうかしら?」
「まあ、また理奈ちゃんのおヘソオナニーしてるとこ見たくなったら、遊びに行くかもね?」
「ロ、ローザってば…!」
顔を赤くする理奈。
「フフ、本当に可愛いわね、あんたって」
「麻美ちゃん、この子のことしっかり見てやってちょうだいね」
「この子、本当におヘソのことばかりしか考えてない変態さんだから」
「えぇ、分かってます」
ニコッと答える麻美。
「ま、麻美まで…」
ガクっと項垂れる理奈。
「…長話もなんだから、そろそろ行くわね」
ローザの言葉に理奈は顔を上げた。
「それじゃ、これで本当にお別れよ」
「二人とも…元気で…」
「えぇ、ローザも…」
「フフ…」
ローザは軽くウィンクして見せると、ゲートへと飛び込んだ。
ローザが消えると同時にゲートも姿を消し、辺りは再び静寂を取り戻す。
「………」
「行っちゃったね…」
「えぇ…」
「…もうこんなに暗くなっちゃったね…、帰ろっか?」
「そうだね…」
全てを終えた2人の少女。
互いに手をつなぎ、帰路につこうとした…その時、
バシュッ!
「「!?」」
二人の背後で突然、先程の異次元ゲートが開く。
「え、えっ!?」
いきなりのことにびっくりする二人。
まさかローザに何かが…、もしくはローザではない誰かが…
一瞬身構える理奈。
そしてゲートから飛び出す人影。
その姿は…ローザであった。
「あ、え…?ロ、ローザ!?」
「どうしたんですか先生!?」
一体何事かと尋ねてくる二人を他所に、辺りをキョロキョロと見渡すローザ。
「忘れもの、忘れもの…あ、いた!」
何かを見つけてその場に駆け寄るローザ。
そして、"それ"をかつぎ上げた。
「いやぁ~、我が弟を放って帰るところだったわ、ハハハ!」
それは先のイーヴィル・リナの責めで気を失っていたルカであった。
イーヴィルとリナの戦いの中、ずっと木に磔にされて放っておかれたままであった。
正直、理奈自身も存在を忘れていた。
「………」
「早く連れて帰って…」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
というわけで、これにてリナちゃんの戦いは全て終了いたしました。
リナちゃんの昔のトラウマとか、賢者と化したリナちゃんとか、白黒リナちゃんの融合とか、やりたいことは一通りやったので満足w
一応これが最終話になりますが
最後に後日談を一つ予定しております。
「もうちっとだけ続くんじゃ」という奴です。
そこでリナちゃんのまとめをしたいと思いますので、もうしばしお待ちを。
校舎裏に響き渡る少女の叫び。
そこには1人の少女と、彼女を取り囲むように数人の男子がいた。
少女の両脇には1人ずつ男子が立ち、彼女の両腕を掴んで身動き出来ないようにしている。
「あなたたち、こんなことして…!」
「せ、先生に言いつけてやるんだから…」
「へへ、俺、お前の秘密知っちまったんだよなぁ」
「え?ひ、秘密…?」
「今日体育の時間、見たんだぜ?」
「お前が逆上がりして、服が捲れた時にな」
「!」
その言葉に少女の顔が青ざめた。
「おい、そいつの体操服捲ってやれよ」
その言葉に背後に回りこんだ男子が少女の体操服の裾を掴む。
「や、やめてぇ!!」
必死に抵抗する少女。
だが抵抗虚しく、簡単に捲りあげられる体操服。
そこに露となったのは、見るからに柔らかそうな少女の可愛らしいお腹だった。
だがそこには…すぐに人の目を惹きつけるあるモノが存在していた。
「ま、マジかよ…」
「げぇぇ…」
"ソレ"を見て、一様に気持ち悪いものを見たかのように声を上げる男子達。
「う、うぅ…」
顔を真っ赤にさせ、ただ俯くしかない少女。
男子たちの視線の先…、そこには少女のお腹の中央に鎮座する窪み…
いや、それは窪みと呼ぶにして大きすぎる、直径5cmはあろうかという巨大な穴であった。
中はまるで大小様々な肉片を詰め込まれたかのように、複雑に皺が刻み込まれており、
まるで内臓そのものであるかのような様相を呈していた。
それは紛れも無く少女の"ヘソ"であった。
「うわぁ、きめぇ…」
「なんだよコレ」
自分のヘソについて吐かれた悪態が少女の心を容赦なく傷つける。
やがて少女は泣きべそをかき始めた。
「う、うぅ…ひぐっ、もう…やめて…やめてよぉ…」
これ以上の行為をやめるように、嗚咽交じりに訴えかける少女。
「うるせぇよ、デカベソ!」
「もっとお前のヘソ、見せてみろよ!」
正面に立っていたリーダー格の少年が少女の前に座り込み、その醜悪なヘソの奥をマジマジと覗き込む。
「うわ~、汚ったねぇ…コイツのヘソん中ゴマだらけだぜ」
「しかもなんか臭うし…」
「やめてぇッ!!」
これ以上、自分のヘソに対する言葉を聞きたくない少女は叫び声を上げた。
「どうして…どうしてこんなことするのぉ…」
「どうしてぇ…」
「だってお前、生意気だしぃ」
「そうそう、この前白石のスカート捲ってやった時、お前にビンタされたもんな」
「うぅ…」
いつも自分達に対して強気な少女をこうして大勢で取り囲み、そして本人にとって知られたくない秘密を暴く…。
少年達はなんともいえない嗜虐感に興奮し始めていた。
「おい、どうする…?」
「こいつのヘソを写真に撮って皆に見せるとか…」
「嫌ッ!やめてッ!やめてそんなことッッ!!」
顔をブンブンと振り回しながら訴える少女。
「皆には見せないでえッ!!」
「!」
「それじゃあお前の望みどおりにしてやるよ」
何かを思いついた少年はその場で地面に転がっている小石を拾い集めた。
「な、何をしているの…?」
「お前のヘソの穴を塞ぐための石を拾い集めてるのさ」
「え…?」
「ヘソ見られたくないんだろ?だからこれでそのヘソを埋めてやるんだ」
「そ、そんな…ッ、はうッ!!」
少女が叫ぶより早く、ヘソにつき込まれる小石。
「やめッ、やめてッ!!そんなものおヘソに入れな…はァうッ!」
小石がヘソに詰め込まれるたびに、なんともいえない喘ぎ声を発する少女。
少年は次々と少女のヘソに石を詰め込んでいき、やがて穴一杯が小石で埋め尽くされた。
「まだ入らなねぇかなァ?」
そういいながら、さらに小石をヘソに押し込もうとする少年。
「やめてぇ…、もうやめてよぉ…、う、うぅ…」
ほとんど消え入りそうな声で呟く少女。
「わ、私の…おへそ…いじめないでぇ…」
涙をボロボロ溢しながら訴えかける。
いつも男子相手に強気だった少女も、いまや完全に気持ちが押し潰れそうになっている。
一方のヘソはというと、ただでさえ大きなヘソが中一杯に詰め込まれた石でさらに押し広げられてしまっていた。
無機質なゴツゴツとした感触が、内部の柔なヘソ肉へと容赦なく喰い込む。
「これでお前の汚ったねぇヘソも隠す事が出来たぜ」
「ありがたく思えよな、片瀬!」
「ははははははは!!!!」
リーダー格の少年が笑った事で、それに合わせて周りの男子達も声を上げて笑い始める。
「「「ははははははははは!!!!!!!」」」
「う、うぅ、うぅぅ……」
笑い声が悪意に満ちて、少女の心とヘソを抉る。
「「「「ははははははははは!!!!!!!」」」」
徹底的に蹂躙される少女の心の中には、ある感情が芽生えつつあった。
こいつら…絶対に…
コ・ロ・シ・テ・ヤ・ル
(…そうか、そうだ…)
リナの心に甦った一つの記憶。
それは遠い過去、意識の奥底に封印した忌まわしき記憶…
小学生の同級生の男子達にヘソの秘密を暴かれ、そして石を詰め込まれあざ笑われるという
幼い理奈にこれ以上ないトラウマを植えつけた記憶…。
あまりものショッキングな出来事に、リナは無意識にこの記憶を封印していた。
そうすることで張り裂けそうな心の傷を塞いでいた。
だがあの時、同時にリナは知ってしまった。
ヘソの中を触れる事によって生じる快感を…
あの出来事以降、理奈は人前であまり目立たないように内気な性格へと変わり、そして人目に隠れてこっそりとヘソを弄りだすようになった。
(あれからアタシは自分のヘソを弄る事ばかり考え始めるようになった…)
自分の部屋で、トイレの個室で、誰もいなくなったロッカー室で、学校の裏山で…
彼女のヘソ弄りは徐々にエスカレートし、ついには魔石の力を借りてヘソ出しヒロインに変身し、ローザを初めとする刺客たちに通常では味わえないようなヘソ責めをも味わった。
(そうか…、そういうことだったんだ…)
(私は…)
「死ねぇッ!」
仰向けに倒れたリナのヘソ目掛けて突き下ろされるイーヴィルの槍。
「リナちゃんッ!!」
麻美が叫ぶ。
槍の先端がリナのヘソをまさに貫かんとしたその時、
ガシッ!
「!?」
リナが咄嗟に両手で槍の先端を掴む。
「なッ!?て、てめ…ふグぅッッ!!」
ふいに腹に生じた鋭い衝撃。
リナが間髪いれず右足をイーヴィルの腹に突きこんだのだった。
ヒールの先端が見事に出ベソに突き刺さる。
「うげぇッ!!お"え"え"え"え"え"え"え"え"え"ぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
堪らず手にした槍を落とし、その場で苦悶の声を上げるイーヴィル。
「………」
ゆっくりとその場から立ち上がるリナ。
「小学生の時、私初めておヘソを弄られたんだ…」
「あぁ"?」
いきなり何を話し始めたのか、イーヴィルは腹を押さえながらリナの方を見た。
「リナちゃん?」
麻美も怪訝な表情を浮かべる。
「あの時…私は恥ずかしさと怖さで胸が張り裂けそうだった」
「だけど同時に知ったんだ、おヘソに触る事が気持ちいいって事に…」
「あぁ、それでヘソ弄り始めたんだよなぁ!?」
「来る日も来る日もそのことばっか考えてよぉ!」
「そう、それで今日まで来た…」
「だけど忘れていたんだ…あの時の心の奥底の感情を…!」
あの日、ヘソを好き放題弄ばされたという事実を理奈は無意識の内に忘却していた。
「あのルカって子の仕業でまたおヘソのことを笑われた時、その感情を思い出したんだ…」
「それがアナタ…イーヴィル・リナ!」
リナのへそを嘲笑う人間に対する異常な殺意から生まれた、イーヴィル・リナ。
それはリナの心の奥底にずっと秘められていた存在であった。
「あぁ!だからアタシはあの時の復讐をしてやろうってんだよ!」
「一瞬でも、アタシのヘソを馬鹿にしたソイツみたいな奴をなぁ!」
「ひ…!」
イーヴィルから憎悪に満ちた眼差しを向けられ、思わず竦む麻美。
だがその視線を遮るようにリナが立ちはだかる。
「もう…終わりにしようよ…」
「あぁ!?終わりだぁ?」
「お前のジュエルをこっちによこしゃ全て終わるよなぁ!?」
「………」
その言葉にリナは無言でゆっくりと手を自分の腹へと近づけた。
「あん?」
まさか本当にジュエルをよこすのか?と訝しがるイーヴィル。
だがイーヴィルの思惑とは別に、リナは思い切り指を自分のヘソへと突きこんだ。
「はぁうンッッ!!!」
さらにそのままヘソの中身をかき回し、ヘソオナニーにふけ始めるリナ。
「はぁッ、ふぁんッッ!、お、おヘソぉ…ッ!おヘソがぁ、気持ちいのぉぉッッ!!!!」
先ほどまであれだけヘソを弄る事を拒否していた彼女が、一転してヘソの快楽に酔いしれている。
その姿にイーヴィルも一瞬唖然とするが、すぐにその意図を汲み取った。
「ははぁ、そういうことかよ…、面白そうじゃねぇか!」
そういうとイーヴィルも自分の出ベソを掴むと、それを激しく扱き始めた。
「ぐあッ!がぎィッ!!くあああああああッッッッッッッ!!!!!!!!!」
リナのヘソ弄りとは対称的に、まるで自分のヘソを傷つけるかのように乱暴に指を動かすイーヴィル。
「………」
2人のリナが同時にヘソオナニーを始めた事に、麻美はただ唖然とその様相を見つめていた。
「ふああああああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!!」
「がああああああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!!」
やがて同時に2人の絶頂に達した叫び声が上がる。
そしてそれと共に2人のヘソから閃光が溢れ出した。
「「ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!」」
2人の間で激突する光の噴流『ネーブル・バースト』
それはまさに雌雄を決するために放たれた最後の必殺技であった。
「リ、リナちゃんッッッッ!!!!!」
眩いばかりの閃光とその衝撃に弾き飛ばされそうになる麻美。
「「ああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!」」
中央で相殺するようにぶつかっていた光だったが、やがてイーヴィルから放たれる閃光が徐々に押し始める。
(ア、アタシは今までヘソを馬鹿にしてきた連中に復讐しねぇといけないんだ…!また記憶の奥底に押し込まれるなんて…真っ平なんだよッ!!)
ヘソの欲望により純粋で忠実なイーヴィルの方がジュエルの力を最大限引き出せる分、リナにとって不利であることに変わりはなかった。
「ぐォああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!」
イーヴィルの野獣のような雄たけびと共に、その突き出た出ベソからさらに強力な光の噴流が放たれる。
「ぐう…、うぅ…!」
もはや間近まで迫るイーヴィルの閃光。
リナもヘソを突き出すようにして必死に力を込めるが、もはや押し返す事は敵わなかった。
「終わりだアアアアアアアアッッッッッッッ!!!!!!!」
ドオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!
ついに完全にイーヴィルが放つ閃光が、リナの身体を包み込んだ。
「リ、リナちゃああああああああああんッッッッッッッッ!!!!!!!!」
麻美の悲痛な叫び声が上がる。
「は、ハハッ!や、やったぜ…これでアタシは…!」
だがその次の瞬間、イーヴィルは絶句した。
「!?」
光の噴流の中、ゆっくりとこちらに向かって歩み寄ってくる人影がいる。
衣装のほとんどを吹き飛ばされ、むき出しの肌に無数の傷を刻み込みながらも、両手を広げヘソをさらけ出すように向かってくる人物。
それは紛れもなく…ネーブル・リナの姿であった。
「ば、馬鹿なぁッッッッッッ!!???」
イーヴィルはヘソをもっと激しく扱き、さらに巨大な光の噴流をリナに浴びせかける。
「ッ!!」
一瞬たじろぐリナ。
だがそれでも歩みを止めることなくゆっくりと向かってくる。
「な、なんだよテメエ…」
「何で倒れねぇんだよォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!」
もはやヘソが千切れんばかりに、己の出ベソを弄り倒すイーヴィル。
だがそれでもリナの歩みを止める事は出来なかった。
やがてイーヴィルの眼前まで迫るリナ。
「!?」
「コ、コイツ…ッ!?」
その時イーヴィルはようやく気づいた。
ネーブル・リナはイーヴィルが放つ閃光を、なんと己のヘソに吸収していた。
あれほど強大な威力の噴流をすべてそのヘソに取り込んでいたのである。
「な、なんで…何で…そんなことがぁ…!?」
リナはイーヴィルの目と鼻の先に立った。
「ヒ…ッ!」
思わずたじろぐイーヴィル。
「何もおかしいことじゃないよ、イーヴィル…」
「だって…"あなた"は"私"なんだから…」
リナはイーヴィルの肩に手をかけた。
「!?」
「だから…また一緒になろうよ…」
そう言うとリナはゆっくりとイーヴィルへとその身体を寄せた。
ズブ…
「あン…ッ!」
「ふア…ッ!」
同時に上がる呻き声。
イーヴィルの出ベソがピッタリとリナのヘソ穴に填まり、今再び2人のヘソは一つに合わさった。
「て、テメエ、どういうつもりだァ!?またヘソ犯されたいのかァッ!??」
「いいよ…私のおヘソ、好きにして…」
「あァ、そうかい…だったら好きなようにしてやるよォッッ!!!!!!」
イーヴィルは己の出ベソをリナの体内に押し込み、まるで蛇がのたうつかの如く暴れさせた。
「ハハッ、どうだァッ!!!壊れちまいそうなほど気持ちいいだろォッ!!!」
だがリナは微動だにせずイーヴィルのことを静かに見つめていた。
先ほどヘソを無理矢理挿入した時とは違う、ただひたすら拒絶していたリナとは全く様相が違うことにイーヴィルは言い知れぬ恐怖を感じた。
「な、なんだよ!?なんでさっきみたいに泣き叫ばないんだ、おいィッッ!?」
「言ったでしょ…?あなたと私は一つなんだって…」
「だから…私たちのおへそも一つ…」
「あァ!?何言って…ッ」
「ッ!?」
その時、イーヴィルは己のヘソに違和感を感じた。
「な、なんだァ!?へ、ヘソが…ヘソが抜けねぇッ!!!!?」
自分の腹部を動かそうとするも、まるでピッタリとリナの腹に張り付いたかのように動かせない。
「今、私のおヘソと貴女のおヘソは…完全に一つに融合したの」
「もう、あなたは私から離れる事が出来ない」
「は…?」
「ハアアアアアアアアアッッッッッッ!!!?????」
リナから告げられた衝撃の事実にイーヴィルはパニック状態に陥った。
「ふ、ふざけんなあああああああああああああッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
「てめえ、アタシのヘソ返しやがれええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
必死に己の腹を引き剥がそうと暴れるイーヴィル。
「出来ねぇってんなら無理矢理でも引きちぎって…ぐムぅッ!?」
突然、イーヴィルの口にリナの唇が押し当てられる。
「ぐムぅ、むむむぅッ!!???」
(なッ、テンメエッッッ!!!!!)
(怯えないで…、もともと一つだったものが元に戻るだけ…)
(アタシは戻りたくないってんだよッッ!!!!)
(そもそもこのアタシを生み出したのはテメエだろッ!今更ッ!!)
(…ごめんなさい)
(あッ!?)
(あの日からずっと貴女を心の奥に閉じ込めて…、私はただおヘソの快楽に溺れてばかりで全然気づいてあげられなかった…)
(だから何を今更っつってんだよッ!!それでまたアタシを閉じ込めるってのか!?)
(そしたら何度でも出てきてやるぜッ!ヘソを馬鹿にされる度になッ!!)
ズビュルッッ!!
(あう…ッ!)
(そ、それでいいの…、貴女の憎しみも怒りも…私がこのおヘソで全部受け止めてあげるから…!)
融合したへその間で錯綜する感情のやり取り。
イーヴィルはこれまで溜め続けてき負の感情を激情のまま発し、ネーブル・リナはそれを全て受け止め続けた。
…やがて2人の間に変化の兆しが現れ始めた。
(…なんだよ、一体何なんだよ…)
それまでずっと抵抗し続けてきたイーヴィルだったが、やがて己の心情を吐露し始める。
(アタシってば…ホント馬鹿みてぇじゃねえか…)
(勝手に心の奥底から呼び出されてよ…それで好き勝手暴れてヘソ弄るだけ弄って…それでまた消えるなんて…)
(ううん、違うよ)
(あなたは私の忘れていたものを思い出させてくれた)
(あなたは消えるんじゃない…、私と一緒になってこれからもずっと生きていくんだよ)
(………)
(リナ…)
イーヴィルは全てを委ねるように、ゆっくりと己の身体の力を抜いた。
(ありがとう…)
リナはやさしくイーヴィルの口腔に舌を挿入し、そして同時にお互いの腹を摺り寄せた。
「んぅ、うぅ…」
ジュル…
艶かしい音が辺りに響く。
「リナちゃん…」
2人のリナが織り成す官能的な光景に、己の下腹部を押さえながら麻美はただただ見とれていた。
(リナ…)
(なぁに?)
(悔しいけど…とても…気持ちいい…)
(私の…ヘソ弄りなんて…及ばないくらいに…)
(イーヴィル…)
(このまま…ずっと…)
その瞬間、2人の身体から同時に光が発せられる。
「!?」
思わず顔を背ける麻美。
やがて光が止んだことで、ゆっくりと顔を上げ、理奈の方を向き直す。
そこには…一人の少女が立っていた。
見慣れた純白のタンクトップにミニスカート。
青いリボンで結い上げられたライトグリーンのポニーテール。
むき出しのお腹に、その中央に鎮座する巨大なおへそ。
そのほとんどの素肌をさらけ出した衣装の少女こそ、紛れも無くネーブル・リナだった。
リナは麻美の方へと振り向くと、つぶやくように言った。
「終わったよ、麻美…」
「………」
「リナちゃん、もう一人のあの子は…」
その問いにリナはゆっくりと手で自分のヘソを抑えるようにして言った。
「イーヴィルは…私の中に…」
「そう…」
一部始終を見ていた麻美はもはやそれ以上、何も言わなかった。
「これで…終わったんだね」
「えぇ…」
「…ごめんね麻美…」
「え?」
「私の…せいで…」
「いいよ理奈ちゃん、私だって理奈ちゃんに…」
「理奈ちゃんに…その…そんな過去があったなんて知らなかったから…」
その時、ハッと麻美が何かを思い出したかのように叫んだ。
「そうだ!先生ッ!!」
麻美は辺りを見渡し、茂みの中に倒れたローザの姿を見つけるとすぐにその場に駆け寄った。
「先生ッ!先生ッッ!!」
麻美は必死に呼びかけるが、目を閉じたままローザはまったく反応しない。
その傷だらけの腹の中央のヘソから夥しい量の血が流れ出していたのが見て取れた。
イーヴィル・リナから受けた一撃が致命傷となり、ローザを死に至らしめていた。
「そ、そんな…先生…」
「せっかく理奈ちゃんが元に戻ったのに…」
屍と化したローザの横にペタンと座り込み麻美は嗚咽を上げ始める。
「………」
その様子を黙って見つめるリナ。
(ローザ…、私のおヘソを責めてばかりだったけど、一番私のことを気にかけてくれた人…)
ジュエルを手に入れてから今日に至るまでの、ローザとのやりとりが脳裏に浮かぶ。
リナは決心した。
「麻美、ちょっといいかな」
「え?」
リナはローザのすぐ横に立つと、そっと自分のヘソに両手を重ね、目を閉じた。
「リナちゃん…?」
「………」
まるで瞑想を始めたかのように、静寂を保つリナ。
(………)
(お願い…私のおヘソの宝石…)
(もう、私にこの力は必要ない…、その代わりローザを救ってあげて…)
(私の…私のとても大切な人なの…!)
リナはヘソの奥に向けて念じ続けた。
(お願い…!)
リナはヘソ奥が突如熱くなるのを感じた。
「あ…!」
咄嗟にヘソを覆っていた手を離すリナ。
するとまるでひとりでにジュエルがヘソ奥からゆっくりと形を現し始めた。
「ん、ぅ…」
リナのヘソの縁を押し広げるようにして、徐々に飛び出してくるジュエル。
「あぁんっ!!」
リナの喘ぎ声と同時に、キュポンっとリナのヘソから完全に抜け出した。
ジュエルの効力が消えたことで、リナの衣装も光の粒子と共に弾け、もとの片瀬理奈の姿に戻る。
その場に尻餅をつくようにペタンと座り込む理奈。
「はあ…はあ…、ま、麻美…、それを…ローザの…おヘソに…」
顔を紅潮させて吐息をつきながら、理奈は麻美に言った。
「う、うん…分かった」
麻美は宙に浮いたまま淡い光を放つジュエルを両手で掴むと、それをそっとローザのヘソの真上に置いた。
「「………」」
2人が静かに見守る中、ジュエルは溶けるようにしてローザのヘソの中へと入り込んでいく。
そしてジュエルが完全にローザのヘソの中へと消えた時…
「………」
「う…」
ローザの口から静かな呻き声が漏れ、そしてその眼がゆっくりと開いていく。
「…せ、先生っっっっ!!!!」
咄嗟にローザに向かって飛びつく麻美。
「え…っ!?あ…、ま、麻美ちゃん…?」
「先生!先生っっっ!!!!良かったぁっっっっ!!!!!」
ポロポロと涙を流しながら、ローザの胸元に麻美は号泣していた。
「…そう、私助かったのね…」
「ありがとう麻美ちゃん…、そして…」
ローザは麻美の頭を優しく撫でながら、理奈の方へ目を向けた。
「おヘソ弄り大好きの変態さん」
「ちょ…!ローザ!」
思わず声を上げる理奈。
「い、命の恩人なんですけど?」
「あら、でもその私から命奪っちゃったのもリナちゃんじゃない?」
「………」
俯く理奈。
「…冗談よ、元はといえば私たちのせいなんだしね」
「本当に…ありがとうリナちゃん」
理奈の方をまっすぐに見据えて感謝の言葉をかけるローザ。
「ローザ…」
理奈はふいに心の底から込み上げてくるものを感じた。
そして…堪らずローザに抱きつく。
「うわあああああああああああっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!」
号泣する理奈。
「理奈ちゃん…」
大粒の涙をボロボロ零しながら、理奈はただひたすらに泣いた。
今まで堪えていたものをすべて出し切らんばかりに、ただひたすらに泣いた。
「………」
そんな理奈を黙って、やさしく抱きしめるローザ。
その様子を見守る麻美。
こうしてネーブル・リナの戦いは静かに幕を閉じた…
「さてと…それじゃそろそろ行かないとね」
ローザがゆっくりと立ち上がる。
「え、もう行っちゃうんですか?」
「ええ、もうあなたたちに迷惑かけるわけにもいかないし、さっさと自分たちの世界に戻るわ」
「ジュエルも今は私のお腹の中だから、そっちに行くこともないと思うわ…」
その言葉に理奈はふと自分のお腹に手を当てた。
十分に泣きはらしたのか、今はいつもの表情に戻っている。
「ローザ、もうソレこっちによこさないでよね」
「もうあなたたちにおヘソ責められるの嫌なんだから…」
「分かってるわよ。でもあなたも結構楽しんでたんじゃない?」
「そ、そんなわけないでしょ!」
そう言いつつも、日常では味わえないようなヘソ責めを味わうことができたのは確かだった。
勢い余って命を奪われかけたこともあるが…
「それじゃあね、二人とも…」
そういって自分の足元に異次元ゲートを開くローザ。
「ローザ…」
短い間ではあったが、理奈にとって大切な人となっていたローザ。
「また、会えるよね?」
「さあ、どうかしら?」
「まあ、また理奈ちゃんのおヘソオナニーしてるとこ見たくなったら、遊びに行くかもね?」
「ロ、ローザってば…!」
顔を赤くする理奈。
「フフ、本当に可愛いわね、あんたって」
「麻美ちゃん、この子のことしっかり見てやってちょうだいね」
「この子、本当におヘソのことばかりしか考えてない変態さんだから」
「えぇ、分かってます」
ニコッと答える麻美。
「ま、麻美まで…」
ガクっと項垂れる理奈。
「…長話もなんだから、そろそろ行くわね」
ローザの言葉に理奈は顔を上げた。
「それじゃ、これで本当にお別れよ」
「二人とも…元気で…」
「えぇ、ローザも…」
「フフ…」
ローザは軽くウィンクして見せると、ゲートへと飛び込んだ。
ローザが消えると同時にゲートも姿を消し、辺りは再び静寂を取り戻す。
「………」
「行っちゃったね…」
「えぇ…」
「…もうこんなに暗くなっちゃったね…、帰ろっか?」
「そうだね…」
全てを終えた2人の少女。
互いに手をつなぎ、帰路につこうとした…その時、
バシュッ!
「「!?」」
二人の背後で突然、先程の異次元ゲートが開く。
「え、えっ!?」
いきなりのことにびっくりする二人。
まさかローザに何かが…、もしくはローザではない誰かが…
一瞬身構える理奈。
そしてゲートから飛び出す人影。
その姿は…ローザであった。
「あ、え…?ロ、ローザ!?」
「どうしたんですか先生!?」
一体何事かと尋ねてくる二人を他所に、辺りをキョロキョロと見渡すローザ。
「忘れもの、忘れもの…あ、いた!」
何かを見つけてその場に駆け寄るローザ。
そして、"それ"をかつぎ上げた。
「いやぁ~、我が弟を放って帰るところだったわ、ハハハ!」
それは先のイーヴィル・リナの責めで気を失っていたルカであった。
イーヴィルとリナの戦いの中、ずっと木に磔にされて放っておかれたままであった。
正直、理奈自身も存在を忘れていた。
「………」
「早く連れて帰って…」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
というわけで、これにてリナちゃんの戦いは全て終了いたしました。
リナちゃんの昔のトラウマとか、賢者と化したリナちゃんとか、白黒リナちゃんの融合とか、やりたいことは一通りやったので満足w
一応これが最終話になりますが
最後に後日談を一つ予定しております。
「もうちっとだけ続くんじゃ」という奴です。
そこでリナちゃんのまとめをしたいと思いますので、もうしばしお待ちを。
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