へそ出しヒロインや時々男の子がおヘソを弄られたり嬲られたりしながら頑張るイラストを載せています。基本ラフ画がメインです。感想やコメントいただけると嬉しいです!
「フ、フフ…、フフフ…」
ふいに聞こえてきた静かな笑い声に、その場にいた全員が意表を突かれた。
「…?」
「なに?」
やがて静かな笑いは大きな笑い声へと変わっていく。
「フフ…、ははっ、ははははははっっっ!!!!!!」
笑い声を発している主…、それは他ならぬ片瀬理奈であった。
「そうかァ…、そうだよねぇ…、ハハ、ハハハハハハハハっっっっっっ!!!!!!!!」
顔は俯いたままで見えない。
だが突然の豹変ぶりにルカたちは呆気にとられた。
「ハハハハハハハ、ハハハハハハハハハハハッッッッッッ!!!!!!」
「何がおかしいんだよテメエッ!!」
理奈の不可解な笑いに痺れを切らしたラミアが触手で理奈の頬を思い切りひっぱ叩く。
「うぶぅッ!!」
「…、ふ、ククク…、ハハハハハハッッッッ!!!!!!!」
「!?」
「な、なんだよコイツ…?」
顔を思い切り叩かれても笑いをやめない理奈。
「片瀬理奈、あなたは何故笑っているのですか?」
今度はレヴィが尋ねた。
すると初めて理奈は応えた。
「何故ってぇ…?」
「それはァ、嬉しいからに…決まってるじゃない…」
「嬉しい…ですか?」
レヴィはその意味を理解出来なかった。
レヴィでなくてもその場にいた全員が理解できるはずもなかった。
「どういうことだテメエッ!?」
ラミアは理奈の髪を掴むと、うな垂れたままの彼女の頭を無理矢理引き起こした。
「!?」
ラミアは一瞬言葉を失った。
そこには目つきが変わり、まるで悪魔のような卑屈な笑みを浮かべる理奈がいた。
とてもあの内気な彼女がするとは思えない表情だった。
「ァ、アンタ…」
「アタシ…これから思う存分…、おヘソ、弄るんだァ…」
「あ?」
「でねぇ?アタシのこと馬鹿にする奴は、みィ~んな……」
「殺シてやろっかナァ~ッ!?」
その瞬間、理奈のヘソに埋め込まれたジュエルが強烈な光を発した。
同時に周りにいたルカたちを強烈な衝撃波が襲った。
「ぐあァッ!!」
「マスターッ!」
もろに衝撃波を喰らったラミアは触手を引きちぎられ茂みの奥へと吹き飛ばされた。
同じく麻美も体を木に打ち付けられそのまま気を失う。
ルカも吹き飛ばされかけたが、咄嗟に駆けつけたレヴィが彼の体を庇った。
「う、うぅ…ッ!?」
レヴィに庇われながら理奈の方に目を向けるルカ。
「アアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
ヘソのジュエルから禍々しい紅い光を発しながら、絶叫する理奈。
その体にかろうじて纏わりついていたコスチュームもすべて吹き飛び、一糸纏わぬ姿で叫び続けている。
「こ、こんな…、ジュエルにはもうエナジーは残っていないはずなのに…!?」
メタモル・ジュエルを創り出したのは他ならぬルカである。
そのルカですら、この事態は理解出来ないものだった。
「ハアァフゥッッッ!!!!!」
一際大きな声を上げると同時に、リナのヘソから目を覆いたくなるほどの眩い光が発せられた。
「う…ッ!」
「………」
発光が止まってから、ゆっくりと目を開けるルカ。
「!?」
そこにはこれまで見たことのない衣装を着た少女が立っていた。
胸元とお腹を大きくさらけ出した黒のタンクトップに、同じくほとんどその機能を果たしていない小ぶりなスカート。
牙を思わせるような鋭く尖った装飾物とその中央に毒々しく輝く真っ赤な宝石。
ツインテールに結い上げられたパープルの髪。
そして、腹部の中央にまるで内臓が飛び出したかのように不気味に蠢く肉塊…
様相こそ全く異なるものの、その少女は紛れもなく片瀬理奈であった。
「あははァ…、今度はこんな姿になるんだぁ?」
ひとしきり自分の衣装を眺め回すリナ。
そしておもむろに指でむき出しの腹の肉塊をつまんだ。
「ぎゃあうッ!!はァゥ、はは…、わ、私のおヘソ、デベソになっちゃたァ…、こ、こんなんじゃ服着れないよォ…ハハ!」
「でもいっかァ!これからずっとおヘソ出してりゃいいんだしィ~、ぎゃひひひィッ!!!!」
笑いながら自分の醜く変貌したヘソをこねくり回すリナ。
そんな以前と全く様相の異なるリナにルカは唖然とした。
「ま、まさか…リナちゃんは新たな変身を…?」
「そういうことォ~、はふゥッ!!」
デベソ弄りを続けながらリナが答える。
「わ、私ィ~、もう一度、この宝石に願ったのォ~」
「誰にもぉ~アタシのおヘソ弄りを、邪魔できないほどの力が欲しいってぇ~、はァんッ!」
話している間もずっと自分のヘソを指で弄り回しながら喘ぐリナ。
それはもはや痴女と呼ぶにも常軌を逸しているレベルだった。
その様子に眉をひそめながらルカは言った。
「僕は…同じおヘソ弄りが好きな君でも、ずっと前の方が良かったよ…」
「自分の性癖に悩みながら戦っていた君の方がね」
「今の君は…」
「そうよォ、今のアタシはぁ~、おヘソ弄ることしか頭にないド変態ィッ!」
「何か悪いのかなァ~?」
その瞬間、リナの四肢を触手が捕らえた。
「悪いってか、キモイんだよテメエッ!!」
再生した触手でラミアが再びリナの体を縛り上げたのだった。
「あ、あぁんッ!こ、これじゃあ、おヘソ弄れないィ~!?」
まったく身動きがとれないピンチにも関わらず、モジモジと身体を捩じらせながらヘソ弄りを続けようとするリナ。
「だったら死ぬまで弄ってやるよォッ!!」
ラミアのヘソから触手が飛び出す。
先ほどリナのヘソに卵を産みつけた触手は、今度はその先端に鋭い牙を剥き一直線リナの出べそへと噛み付いた。
「ギゃああああああアアアアアアッッッッッッッッ!!!!!!!」
見るからに柔そうな出べそに鋭い牙を突き立てられ絶叫するリナ。
「弱点さらすどころか飛び出させちゃってホント馬っ鹿じゃないの!?」
「ひ、ひぎィッ!!んほォ…ッ!!」
だらしなく開いた口から涎を垂らし白目を向きながら、ビクッビクッと身体を震わせるリナ。
苦しみに悶えているのか、快楽に打ち震えているのか、まるで分からない有様であった。
「チッ、ホントに気持ち悪いなコイツ…」
「オラッ、これで死になッ!!」
一気にリナのヘソを噛み千切ろうとしたその瞬間、
「んハァアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!」
リナの雄たけびと同時にヘソの奥底から凄まじいエネルギーが沸き起こった。
「えッ!?」
エネルギーの噴流はリナのヘソと繋がったラミアの触手を逆流し、そのまま一気にラミアのお腹へと流れ込む。
「はがァッ!?な、なにこれぇッッッ!!!???」
一瞬にしてラミアの腹が膨れ上がり、そして…
パアァァンッッッ!!!!!
限界まで空気を詰めた風船が割れるように、ラミアの腹が破裂した。
「…、ぁ…」
自分の身に何が起こったのか理解する間もなくそのまま地面に倒れるラミア。
その体もやがて溶け始める。
「ラ、ラミア…!」
「た、助けてェ…!ヤ…、やだァ、こんなのォ…!」
普段の威勢とはかけ離れた情けない声を出しながら、ラミアは地面を這いずりルカの方へ向かおうとする。
「ィ、や…、こ、こん…ナ…、ァ…」
しかしそれも間もなく、ついに着ていた衣装を残し、ラミアはその場から消滅した。
「………」
あまりにも一瞬の出来事にルカは呆然としていた。
「ネーブル・リナの体内から高エネルギー体の発生を確認しました」
「そのエネルギーが触手を通じてラミアの体内に逆流した模様です」
一部始終を観測していたレヴィが答える。
「吸収しきれないほどの膨大なエネルギーを送り込まれ、ラミアのお腹は破裂した…」
「でも…彼女の体まで崩壊させるまでなんて…」
「彼女の臍帯部から観測されたエネルギーは以前と比べ5倍近くに跳ね上がっています」
「な…!?」
驚愕するルカ。
「はァ~、スッキリしたぁ…」
触手から解放されたリナは自分の出べそを指でしごくと、ルカたちの方へと振り返った。
その顔や衣装にはラミアの腹から飛び散った体液がこびり付いている。
「アハハハッ、随分呆気無かったねぇ?」
「私のこと散々虐めてくれたから、もっとじっくり甚振ってやりたかったんだけどなァ~?」
そういいながら口元についたラミアの血をペロッと舐めるリナ。
「き、君は…」
「言ったでしょォ?アタシのこと馬鹿にする奴は殺してやるって…」
そう言いながら、まるで誇示するかのように自分の出べそを突き出しながら、
ゆっくりとルカたちの方へと歩み寄るリナ。
返り血のついた漆黒の衣装に身を包み、口元を歪ませ冷たく笑う彼女は、
まさに『悪魔』と呼ぶに相応しい威容だった。
「イーヴィル・リナ…」
ふいにその名を呟くルカ。
「アハハッ、いいねぇその名前っ!ハハハハハハハハッッッッッッ!!!!!!!!」
「…さあ、次はどっちが悪魔の相手をしてくれるのかなァ?」
レヴィとルカに対しジロッと視線を送るリナ。
「マスター、退いて下さい」
レヴィが歩み出た。
「彼女は危険すぎます。私が全力をもって彼女を排除します」
そういうとレヴィは一直線にリナの方へと向かっていった。
「あ~、やっぱり次はお人形さんかァ」
かつてあれほど恐怖していた対象が向かってくるのにも、今のリナはまったく臆してる様子はなかった。
「ネーブル・リナ…いえイーヴィル・リナ」
「あなたのその臍を完全に破壊します!」
一気に詰め寄ってきたレヴィは、リナの出べそ目掛けて豪腕を繰り出した。
何度もリナを苦しめてきたレヴィの腹パンチである。
だがリナはそれを避ける素振りも見せず、ただそこに突っ立ているだけであった。
「ぐぶぇァッッ!!!!」
レヴィのパンチがリナの腹に炸裂する。
パンチはリナの出べそを押しつぶし、そのまま彼女の体を後方へ吹き飛ばした。
リナの体は背後に立っていた木へと激突し、根元からへし折ってしまった。
木ごと倒れたリナはしばらくその場から動かなかった。
「………」
「やったの…?」
ルカがレヴィに声をかけたときだった。
「アハ…、ハハッ、ハハハハハハハハハハハッッッッッッッ!!!!!!!」
聞き覚えのある笑い声が再び響く。
むくっと何事も無かったかのようにリナが身体を起こした。
「ハハハハハハハハハッッッッッ!!!!!き、気持ちイイィッッ!!!!」
「…!?」
意味不明な言葉にレヴィは怪訝な顔をする。
お腹を思い切り殴られて、『気持ちいい』とはどういうことであろうか?
「ハハハッ!!お、お腹ん中、もうグッチャグチャッ!アハァッ!!」
そう言いながら血を吐き出すも、お構いなくヘソを弄りだすリナ。
「見てェ!おヘソもこォんなミンチになっちゃったァ!ハハハッッ!!!!」
「おヘソ凄いでしょォ!?アハハハハッッッッ!!!」
完全に支離滅裂な事を口走りながら、レヴィの方へと歩み寄るリナ。
よく見るとレヴィの一撃によって、ひしゃげた出べそが元の形に戻りつつある。
どうやらジュエルの力が最大限に作用し、今のリナは驚異的な回復能力を備えているようであった。
「ほらァ!もっとお腹殴ってェ…!このおヘソ、もっと虐めてよォッ!!」
自ら狙ってくださいといわんばかりに、ヘソを突き出し迫るリナ。
「く、狂ってる…」
ルカは思わず呟いた。
同様にレヴィもどう対処すればいいか戸惑っているようだった。
そうこうしているうちにリナがレヴィの眼前に迫った。
「なァんだ、アタシのお腹殴ってくれないんだぁ?」
「じゃ、アタシからヤッちゃお」
リナは自分の右手をレヴィの腹部に向けて差し出した。
「…!」
反射的にレヴィも自分の右手をリナの腹部に向ける。
「はぁアンッ!!!」
「く…!」
レヴィのヘソにあたるリフレクタークリスタルを鷲掴みにするリナ。
一方のレヴィもリナの出べそをその手で掴んでいた。
「あはははァ…、ど、どっちのおヘソがァ、先に潰れるか、勝負しよっかァ?」
「いくらあなたでも、その握力では話になりません」
「そ、それはどうか…ぎゃひィッ!!」
リナの体が仰け反る。
レヴィが凄まじい握力でリナの出べそを握りつぶしたのだった。
「が、あァ…ぁ」
身体をピクピクと震わせ悶絶するリナ。
レヴィの握り締められた拳の隙間からリナの出べそから流れ出した血が滴り落ちる。
「いくら驚異的な回復力を持とうとも、あなたの体内からジュエルを摘出すれば…」
ビキッ!
いいかけた瞬間、レヴィは自分の臍部に凄まじい圧力がかけられるのを感知した。
「ハハッ、アタシも凄いでしょォ!?」
「あ、が…ッ!」
リナの手の中で軋むレヴィのクリスタル。
やがて次々と表面に亀裂が入っていく。
そして…ついにクリスタルが音を立てて潰れた。
「ぎィッ!?」
ほとんど無表情だったレヴィの顔が苦悶に歪む。
さらにリナは追い討ちをかけるかのように、
掴んだクリスタルを思い切りレヴィのヘソから引きずりだした。
「ゥガアアアアアアアアアアアアァァッッッッッッ!!!!!!」
クリスタルと共に多数のコード類がレヴィのヘソ穴から引き摺りだされた。
そして同時に凄まじい火花が噴出す。
「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!!!!!!!」
「アハハハ、ちょっと力出しすぎちゃったかなァ?」
そういいながらリナは手に持っていたクリスタルを難なく握りつぶた。
さすがのレヴィも溜まらず、リナのヘソから手を離していた。
「ハハ、アタシの勝ちってことでいいのかなァ…?」
レヴィのヘソから抜き取ったクリスタルを無造作に投げ捨てるリナ。
「ァ…アッ……」
レヴィは両手で腹部を押さえながら悶えていた。
その時、ある事に気づくルカ。
「まさか…彼女は自分のおヘソを傷つけられるたびに、力が増していく…?」
先のラミアの時も、ヘソを攻撃された直後に凄まじいエナジーが発生し彼女の腹を破裂させた。
見るからに脆弱でまるで弱点をさらけ出しているとしか思えない格好もこのためだとしたら…
「アッハハァ!そうよォ~!いっつもアタシ、おヘソばっかり狙われてたでしょォ?」
「だからさァ、はァンッ!!」
またも自分の出べそを弄りだすリナ。
「こ、こうすればァ~どれだけおヘソ虐められてもォ、平気だしィ!」
「どんだけグチャグチャにされてもォ、元に戻っちゃうしィ!アハハハハァァァッ!!!」
片瀬理奈が再度メタモルジュエルに念を込め変身した姿…『イーヴィル・リナ』
それはまさしく彼女の願望をストレートに具現化した姿といって違いなかった。
ネーブル・リナはまだ理性が残っていた上での産物だったが、
このイーヴィル・リナはヘソへの欲望のみで生み出された完全な怪物である。
このような事態は今までルカも経験した事がなかった。
「どォう?おヘソ責められると、こんなに痛いんだよォ?」
「ほらァッ!!」
自分の足元で呻くレヴィの腹を蹴り上げるリナ。
「あグっ!」
レヴィの体が宙を舞い、そのまま地面に倒れる。
すぐに起き上がろうとするレヴィだったが、それよりも早くリナの足が彼女の腹部を踏みつけた。
「ぅグッ!」
「ほらぁ!アタシ、今までずっとこんなことされてきたんだよぅ?痛いでしょォ!?」
「あ、でもアンタ、ロボットだから痛くないんだっけぇ?どっちだっけぇ?」
もっとも脆弱な箇所となってしまったヘソを集中的に責められ苦しむレヴィの姿を見れば
それは一目瞭然であった。
しかしそんなレヴィを嗜虐に満ち溢れた顔で嬲り続けるリナ。
「レ、レヴィッ!!」
咄嗟にルカは目に入ったネーブルソードの残骸を、サイコキネスでリナへと凄まじい勢いで飛ばした。
先ほどの戦闘でレヴィにへし折られたソードであったが、まだ十分殺傷能力は残っている。
しかし寸で、リナはそれを片手で掴み取った。
「!」
「あァ、こんな玩具もあったけェ…?」
「せっかくだからァ、もっとエグい奴にしちゃおっかなァ?」
リナにつかまれたネーブルソードは黒に染まり、やがて新たな武器へと変化する。
「あ、あれは…!」
それは先端が歪に尖った漆黒の槍だった。
突き刺すというよりも、むしろ『抉る』ための道具…
悪魔と評されたリナが持つに相応しい得物だった。
「ハハぁ…、ど・こ・に・刺しちゃおっかなァ?」
「っと、その前にィ…」
「ッ!?」
リナが手にした槍を振るうやいなや、レヴィの四肢が一瞬にして切断される。
「そんなッ!?レヴィの装甲をあんな簡単に…ッ!!」
ネーブルソードもまったく歯が立たなかったレヴィの装甲をいとも容易く切り裂く漆黒の槍。
ルカはただただ戦慄せざるをえなかった。
「あ…ァ…、て、手足部…欠損…、行動…不能…」
ダルマと化したレヴィを見下しながらリナはニヤッと笑った。
「これで逃げることも出来ないよねェ~?」
「ほら、串刺しィッ!!」
「や、やめろォッ!!」
ルカの叫びと同時に、振り下ろされる槍。
ザシュッ!
「…ッ!!」
レヴィの目が見開かれる。
リナが手にした槍の先は、寸部たがわずレヴィのヘソを射貫いていた。
「ハハッ!おヘソに命~中ぅ~!」
「ガ…、か…ッ!」
まるで生きたまま標本にされた虫のように藻掻くレヴィ。
そんなレヴィの反応を見てリナは満足そうに笑みを浮かべると、グッと槍の先端の向きを変えた。
「ァギャッ!!」
ビクンとレヴィの体が震える。
レヴィのヘソの奥から電気がスパークするような音が鳴った。
「あァ~、ここがアンタの弱点だっけぇ?まあでも、こんくらい平気でしょォ?」
「アンタ、けっこう頑丈だしィ~」
そのまま槍でレヴィのヘソ奧を抉りまわすリナ。
「アッ、ぁアッ…、ア…ッ、アuh…!!」
時折レヴィのへそからオイルと思わしき液体が噴出しリナの体に降りかかるが、
その程度で彼女が行為をやめるはずもなかった。
「あの触手っ子、あっさり死んじゃったから、その分アンタでじっくり楽しまないとねェ~?アハハハッッ!!!」
「レ、レヴィ…!」
レヴィをすぐにでも救い出したいルカ。
だが今までイーヴィル・リナが見せてきた数々の残酷な所業を目の当たりにして、
さすがの彼も足が竦んでその場から動けなかった。
(な、なんなんだよ一体…!?何でこんなことに…ッ!)
「Uhhhhhhhhhh!!!!!!!!!!!」
一際大きな声が響き、ルカはハッとした。
そこには…中枢回路を完全に破壊され、物言わぬ人形と化してしまったレヴィがいた。
「………」
「あ~ァ、ロボットなんだから、もうちょっともつかと思ったんだけどなァ?」
そういいながら、槍で突き刺さったレヴィの体をなんなく宙に持ち上げるリナ。
「じゃ、粗大ゴミはちゃ~んと片付けとかないとねェ?」
「ゥらァッ!!」
リナが勢いよく槍を振るったことで、槍がヘソから抜けそのまま宙に放り上げられるレヴィの躯体。
そして再び落下してくるタイミングに合わせて、リナはその得物を大きく振るった。
「ッ!!」
見事な弧を描き、その一撃はアンドロイドの少女の躯体を胴で真っ二つにした。
その瞬間、閃光と共に大爆発を起こす。
僅かな残骸を残して、レヴィと呼ばれたアンドロイドの少女はその場から消えた…。
「フフ、今のってちょ~とカッコ良すぎない~?」
「でもこォ~んなおヘソしてるから、全部台無しィ~、ハハハハハハハハハッッッッッッッッ!!!!!」
何が面白いのか、リナは一人で大笑いしていた。
「あ…ぁ…、レヴィ…」
一方、ガクっとその場に膝を付くルカ。
自分が作り出した愛しき僕…
ローザ以外で今までずっと自分に付き添ってきた二人…
自分のいうことを忠実にこなし、今まで数多の変身少女たちを一緒に葬ってきたパートナー…
それを一瞬にして、こんな短時間に跡形もなく葬り去られたのは、
彼にとって信じがたいほどショックな出来事であった。
「ラミア…、レヴィ…」
そんな意気消沈とした彼の顔を、一つの影が覆う。
その影の主をゆっくりと見上げるルカ…
「さァ~て、次は何で遊ぼっかァ?」
「男の子虐めるのって初めてだから、アタシとォ~っても楽しみなんだァ、ヒヒヒッ…」
邪悪に満ちた笑みを浮かべ、自分を見下すリナがそこにいた。
「じィ~っくり虐めたいからァ、手加減はしてあげるつもりだけどォ~?」
「そっちもすぐに死んじゃったりしないでねェ~?ヒャハハハハハハハハハハハッッッッッッ!!!!!!!」
甲高く笑い声を上げるリナ。
その様相はまるで悪鬼の如くルカに映っていた…
出べそドupは是非ともやらせていただきます。次の回で出来るかわかりませんが、しばしお待ちくださいませ。