※18才未満閲覧禁止!※
へそ出しヒロインや時々男の子がおヘソを弄られたり嬲られたりしながら頑張るイラストを載せています。基本ラフ画がメインです。感想やコメントいただけると嬉しいです!
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「ぐ…が…があ…」
「お”ぅ…ぐブッ…!」
とある廃墟の床に倒れ、呻く二人の少女。
一人の少女は自身の腹部をきつく抑えながら、そしてもう一人の少女は自分の左腕を…正確に言えば左腕が"あった"個所を抑えながら悲痛な声を上げていた。
「が、があああああ…う、腕がァ…腕がぁあ…!」
「チクショウ…チクショウッ!!」
肘の傷口を抑えながら怨嗟の声を上げる17。
「ご、ゴフッ…か、回収要請は…発信しました…」
「あ、あと少しの…ぐぶァッ!!」
口から大量の血と体内循環液を吐き出す24。
その腹部は一面惨たらしいまでの打撲傷で埋め尽くされ、強化内臓すら破裂するほどの深刻なダメージにより、彼女自身も生死を左右するほどの重傷を負っている。
ナベルロイドの2人をここまで追い込んだのは、他ならぬレジスタンス最強の戦士ネーブル・ミアであった。
ミアが滞在していたベースを強襲した2人だったが、そこにいたのは非戦闘員のみ…
その中にミアの育ての親である人物がいることを知り、彼女に手を下そうとした17であったが、寸前で駆け付けたミアによって阻まれ、さらには完全に逆上した彼女に返り討ちにあい再起不能寸前まで痛めつけられたのであった。
「ミ、ミア"ァ"ァ"ァ"…ア、アイツはぁぁ…アイツは絶対このアタシの手で…う"う"ッ…!」
失血し過ぎたのかついに気を失う17。
「セ、17…!?」
自分のお腹のダメージの方が深刻であるのにも関わらず、24は這う這うの態で17の元へ這いよった。
「あ、あぁ…17…私の…17…」
「こ、こんなに…痛めつけられて…可哀想に…」
そう言いながら仰向けに倒れた17の上に覆いかぶさるように体を密着させる24。
そしてその傷ついた自身のお腹と17のお腹を激しくすり合わせ始める。
「はぁぁ…ッ!17…ッ!!」
「こ、この傷ついた私のお腹ぁ…あ、あなたのおかげで癒されていきます…ッ!!」
恍惚とした表情で喘ぎ始める24。
お互いの受信装置を激しくぶつける度に彼女の口から一際甲高い嬌声が上がる。
それは決して人前で見せない24のもう一つの姿…
「あぁ…私は…あなたのすべてが愛おしいのです24…」
一人、17への思いを吐露する24。
「アナタは戦うことしか…脳のない本当の馬鹿…」
「だから…だからこそアナタは…必ず…この私が…守って…」
新たな姿と力を得、二人のおヘソ戦士を前にした24の脳裏に過る記憶…
「私は…」
「!」
「私は…ネーブルエナジーについて独自に調べ続けてきました」
「ジュエルとそれに適合できる少女が揃えば、理論上無尽蔵のエネルギーを手にすることが出来るこの神秘の力…」
「………」
「元々ナベルロイドはあなた方おヘソ戦士を模して造られた人造戦士…」
「自らおヘソで"自慰行為"が出来なくとも、装置によって発生されたエナジーを得ることで戦闘能力を飛躍的に高めた改造人間です」
「しかし自らエナジーを発生させることが出来ない以上、その能力にも限界があります」
「そして…」
そう言いながらリナの方へと目を向ける24。
「!」
その無機質な目で見据えられビクッとするリナ。
「大本のエネルギー源たる"装置"も自ら能動的に行動することは不可能」
「"コア"として囚われた人間はそのヘソからエナジーを延々と搾取され続けられるだけです」
「………」
「そこで私は思いつきました」
「端末…言い換えれば"子機"たるナベルロイドとその"母体"たる装置の性質を同時に持つことは出来ないかと…」
「え…?」
「つまり、私が"装置そのものになる"ということです」
「ッ!」
「私はその方法について色々検証を続けました」
「そして…想定外の事象はありましたが…ひとまず成功したようです」
「…あ、あなたは…」
震える声で彼女へ問いかけるリナ。
「あなたは何で…そこまでしてそんな…?」
「理由ですか?」
「決まっています。"17を守る"ためです」
「!」
「もっとも…」
「彼女はつい先ほど生命活動を停止してしまいましたが…」
「あ…、う、ぅぅ…」
自ら装置と一体化してまで守ろうとしていた対象を失ったことで、24が自分たちに怒りの矛先を向けてくるのではないか…リナはそう考えた。
しかし彼女の次の言葉は意外なモノであった。
「しかし…"問題はありません"」
「え…?」
「あの猪突猛進で単細胞の17がいつか命を落とすであろうということは目に見えていました」
「もともとナベルロイドは使い捨ての道具みたいなものですから…」
「え…え…?」
24が何を言おうとしているのか理解できないリナ。
その時突然ミアが声を上げた。
「おい!お前…17の奴をどうした…?」
「え…?」
思わずミアの方へ振り向くリナ。
その顔はどこか怒りとも恐怖ともいえない表情を浮かべていた。
「さっきまで…そこに17の死骸があったはずだ…!」
「え…、あッ!」
そこまで言われてリナもようやく気づいた。
先まで24の傍らにあった17の亡骸が消えている。
先ほどの衝撃で吹き飛んでいったのかと思ったが、辺りを見渡してもどこにも存在していない。
「お前…まさか…!」
「………」
得も知れない異様な雰囲気が漂う…
しばしの沈黙の後、24は口を開けた。
「えぇ、彼女は…私が"保護"しました」
そう言うと彼女は自らのお腹と一体化した巨大なジュエルに両手を添えた。
そしてそこにあるものが浮かび上がる。
「ヒッ!?」
それを見て思わず上ずった悲鳴を上げるリナ。
一方ミアは険しい顔で24を睨んだ。
「…お前が装置と一体化してまでしたかったのは…そういうことか」
「はい、そういうことです」
「17は永遠に生きるのです…この”私の中”で」
24のお腹のジュエルに浮かび上がったもの…それは17の顔であった。
「装置と一体化したのは、あくまで目的のための手段…」
「私がこの姿となった目的は、彼女を私のおへその中に取り込むことです」
「そ、そんな…!人を…自分のおヘソに…」
「何もおかしいことではありません」
「もともと人はこの中にいたのですから…」
愛おしそうにお腹の17の顔をさする24。
その時わずかにその顔が反応したのを2人は見た。
「い、生きてるのかソイツ!?」
「言ったでしょう?私の中で彼女は”生き続ける”と…」
「そして私は保護し続けていくのです…ずっとこのおヘソの中で…永遠に…」
口調こそ淡々としているが、リナもミアもただ戦慄するしかなかった。
異常なまで17を愛する心…それがここまで彼女を突き動かした。
それは当人以外が到底理解出来るものではなかった。
「少々喋り過ぎたようですね」
「それではそろそろ始めましょうか?」
「ッ!?」
思わず身構えるミア。
「まずは…あなたです、number3」
「ッ!」
その場から逃れようとしていたnumber3が振り返る。
「敗北が濃厚となるや部下を捨て石に逃亡…」
「実に妥当な判断ですが、指揮官としては最悪ですね」
ゆっくりと彼女に向けて歩み寄る24。
「く…」
思わず後ずさるnumber3の背後で突然独りでに閉まる扉。
「!?」
「このラボ内のシステムは既に私が掌握しています」
「ここから逃がすつもりなどありませんよ」
「…お、おのれぇッ!!」
半ば自暴自棄的に24に殴りかかるnumber3。
「あなた如きがこの私に向かってそのような口をッ!!」
その17の顔が浮かび上がった腹部に渾身の打撃を撃ち込む。
ゴッ!!
重い衝撃音が鳴り響く。
「………」
「…ところでnumber3」
静かに口を開ける24。
「例えコマンダークラスであろうとナベルロイドは装置に従属された存在…」
「そして今はこの私が"装置そのもの"…これがどういうことか分かりますか?」
「なに…うぐッ!」
その瞬間、number3のヘソの中心に鋭い痛みが走った。
「!?」
自分のお腹を見下ろしたnumber3はそこに信じられないものを見た。
「こ、これは…ッ!?」
いつの間にかその臍穴に埋め込まれていた水晶体。
「んぅ…!?」
同時に体から大きく力が抜ける感触を覚えるnumber3。
すると徐々にそのヘソの水晶体が肥大化を始めていく。
「あ、あがぁッ!?」
咄嗟に水晶体をヘソから引き抜こうとするnumber3。
だが完全に臍穴に嵌ったかのように全くビクともしない。
「ト、24…ッ!!い、一体私に何をッ!?」
「あなたの体のナベルエナジーを変換しているところです」
「!?」
「number3…あなたは私の体内に取り込む価値もありません」
「しかし…そのエナジーは有効に活用させていただきます」
「例え残された量がカスほどのわずかな量でも…」
24が淡々と喋っている間も成長を続ける水晶体。
「おッ"!!おあ"ァ"ッッ!!!!」
おへそを抑えながら床を転げまわるnumber3。
水晶体は彼女の体内に食い込むように侵入しますます肥大化していく。
そしてそれと反比例するかのように、弱々しく変貌していくnumber3。
「ヒ、ヒィァァァァ…ァッ!!!!!!!!」
皮膚は干からび、髪も白化しボロボロと抜け落ちていく。
それはさながら老化が急速に進んでいくようであった。
「な、なんだよ…あれ…」
「う、うぅ…」
その様相を唖然とした様子で見つめるリナとミア。
麻美も口を抑えながら、その様を凝視している。
「た、助け…、たフ…ケ……」
完全に干からびた腕を弱々しくリナたちに伸ばすnumber3。
突如その手首がポッキリと根元から折れるように床に落ちる。
「ヒッ!?」
思わず悲鳴を上げるリナ。
「あ…ヒゃ…ぁ…ぁ…」
もはやまともに声すら出せないnumber3。
そして2人が見つめる前でついに事切れた。
「………」
完全にナベルエナジーを吸い取られ、ミイラ同然と化したnumber3。
そんなかつての上司の亡骸を静かに見下す24。
そしておもむろに体から生える機械触手の一本をその亡骸に突き刺した。
number3の体に残留していたナベルエナジーのみならず、その生体エネルギー全てを吸収し生成された水晶体…
およそ握り拳大ほどの大きさのそれを触手で回収した彼女はそのまま自分のお腹の水晶に突き刺した。
「ッ!?」
まるで一体化していくかのように水晶体が彼女の体内に取り込まれていく。
「装置を破壊されたナベルロイドから得られるエナジー…まあ、この程度でしょうか」
number3の力を全て水晶体に変換し、そしてそれを自分の体内へと取り込んだ24。
そのあまりにも悍ましい事象の一部始終を見た2人のおヘソ戦士は、無意識のうちに自分達のおヘソを手で押さえていた。
「あ、あぅ…、ぅ…」
「な、なんだよアイツは…!ヤバい…ヤバすぎる…!」
24の能力に戦慄するリナとミア。
そんな2人の方へ、ゆっくりとふり返る24。
「さて…次はあなた方の番です」
[後書き]
期間が開いてしまって申し訳ないです。
スパロボVをやり込んでいたもので…まだクリアはしてませんが、今回はトンでもクロスオーバーが多くて面白いですね。
こっちの方はまずはnumber3が退場ということで…
拍手コメ返しです。
>24の再登場、衝撃的ですね! しかもまさかのヘソオナニストというw! そして、17への想いの深くて重くて強くて異常な想い。初登場の時の冷静沈着な印象とのギャップがまた興奮させられます。 どんな暴走を見せてくれるのか、非常に楽しみです。そして、リナとミアはどう立ち向かうのか。またnumber3は・・・? 次回も激しくご期待申し上げます!!
number3は犠牲になったのだ…24の引き立て役…その犠牲にな
24については当初から何か二面性のあるキャラにしようと考えてました。
冷静キャラというだけでは、あまりキャラも立たないなと思いまして…
リナちゃんやミアちゃんへの責めは次回から…!
>予想外の奴がラスボスになりましたねえ 何か最後にエグイ責めが期待できそうで こうなったら最後にリナとミアで石破ラブ○ブ天驚拳的な奴をw
最終ボスとしてnumber3では少し小物過ぎるかなと思いまして、24ちゃんに暴走してもらいました。
リナとミアの合体攻撃みたいなものは是非やりたいですね。
>以前24のへそがルカ君に弄られてたときも実は感じてたってことですかねぇこれは
彼女は基本的に17が絡まないへそ責めに対しては全く何も反応を示しません。
逆に17が自分のヘソを責めているなどと妄想して感じているときは、リナ以上の莫大なエナジーを放出するというド変態さんなのです。
「お”ぅ…ぐブッ…!」
とある廃墟の床に倒れ、呻く二人の少女。
一人の少女は自身の腹部をきつく抑えながら、そしてもう一人の少女は自分の左腕を…正確に言えば左腕が"あった"個所を抑えながら悲痛な声を上げていた。
「が、があああああ…う、腕がァ…腕がぁあ…!」
「チクショウ…チクショウッ!!」
肘の傷口を抑えながら怨嗟の声を上げる17。
「ご、ゴフッ…か、回収要請は…発信しました…」
「あ、あと少しの…ぐぶァッ!!」
口から大量の血と体内循環液を吐き出す24。
その腹部は一面惨たらしいまでの打撲傷で埋め尽くされ、強化内臓すら破裂するほどの深刻なダメージにより、彼女自身も生死を左右するほどの重傷を負っている。
ナベルロイドの2人をここまで追い込んだのは、他ならぬレジスタンス最強の戦士ネーブル・ミアであった。
ミアが滞在していたベースを強襲した2人だったが、そこにいたのは非戦闘員のみ…
その中にミアの育ての親である人物がいることを知り、彼女に手を下そうとした17であったが、寸前で駆け付けたミアによって阻まれ、さらには完全に逆上した彼女に返り討ちにあい再起不能寸前まで痛めつけられたのであった。
「ミ、ミア"ァ"ァ"ァ"…ア、アイツはぁぁ…アイツは絶対このアタシの手で…う"う"ッ…!」
失血し過ぎたのかついに気を失う17。
「セ、17…!?」
自分のお腹のダメージの方が深刻であるのにも関わらず、24は這う這うの態で17の元へ這いよった。
「あ、あぁ…17…私の…17…」
「こ、こんなに…痛めつけられて…可哀想に…」
そう言いながら仰向けに倒れた17の上に覆いかぶさるように体を密着させる24。
そしてその傷ついた自身のお腹と17のお腹を激しくすり合わせ始める。
「はぁぁ…ッ!17…ッ!!」
「こ、この傷ついた私のお腹ぁ…あ、あなたのおかげで癒されていきます…ッ!!」
恍惚とした表情で喘ぎ始める24。
お互いの受信装置を激しくぶつける度に彼女の口から一際甲高い嬌声が上がる。
それは決して人前で見せない24のもう一つの姿…
「あぁ…私は…あなたのすべてが愛おしいのです24…」
一人、17への思いを吐露する24。
「アナタは戦うことしか…脳のない本当の馬鹿…」
「だから…だからこそアナタは…必ず…この私が…守って…」
新たな姿と力を得、二人のおヘソ戦士を前にした24の脳裏に過る記憶…
「私は…」
「!」
「私は…ネーブルエナジーについて独自に調べ続けてきました」
「ジュエルとそれに適合できる少女が揃えば、理論上無尽蔵のエネルギーを手にすることが出来るこの神秘の力…」
「………」
「元々ナベルロイドはあなた方おヘソ戦士を模して造られた人造戦士…」
「自らおヘソで"自慰行為"が出来なくとも、装置によって発生されたエナジーを得ることで戦闘能力を飛躍的に高めた改造人間です」
「しかし自らエナジーを発生させることが出来ない以上、その能力にも限界があります」
「そして…」
そう言いながらリナの方へと目を向ける24。
「!」
その無機質な目で見据えられビクッとするリナ。
「大本のエネルギー源たる"装置"も自ら能動的に行動することは不可能」
「"コア"として囚われた人間はそのヘソからエナジーを延々と搾取され続けられるだけです」
「………」
「そこで私は思いつきました」
「端末…言い換えれば"子機"たるナベルロイドとその"母体"たる装置の性質を同時に持つことは出来ないかと…」
「え…?」
「つまり、私が"装置そのものになる"ということです」
「ッ!」
「私はその方法について色々検証を続けました」
「そして…想定外の事象はありましたが…ひとまず成功したようです」
「…あ、あなたは…」
震える声で彼女へ問いかけるリナ。
「あなたは何で…そこまでしてそんな…?」
「理由ですか?」
「決まっています。"17を守る"ためです」
「!」
「もっとも…」
「彼女はつい先ほど生命活動を停止してしまいましたが…」
「あ…、う、ぅぅ…」
自ら装置と一体化してまで守ろうとしていた対象を失ったことで、24が自分たちに怒りの矛先を向けてくるのではないか…リナはそう考えた。
しかし彼女の次の言葉は意外なモノであった。
「しかし…"問題はありません"」
「え…?」
「あの猪突猛進で単細胞の17がいつか命を落とすであろうということは目に見えていました」
「もともとナベルロイドは使い捨ての道具みたいなものですから…」
「え…え…?」
24が何を言おうとしているのか理解できないリナ。
その時突然ミアが声を上げた。
「おい!お前…17の奴をどうした…?」
「え…?」
思わずミアの方へ振り向くリナ。
その顔はどこか怒りとも恐怖ともいえない表情を浮かべていた。
「さっきまで…そこに17の死骸があったはずだ…!」
「え…、あッ!」
そこまで言われてリナもようやく気づいた。
先まで24の傍らにあった17の亡骸が消えている。
先ほどの衝撃で吹き飛んでいったのかと思ったが、辺りを見渡してもどこにも存在していない。
「お前…まさか…!」
「………」
得も知れない異様な雰囲気が漂う…
しばしの沈黙の後、24は口を開けた。
「えぇ、彼女は…私が"保護"しました」
そう言うと彼女は自らのお腹と一体化した巨大なジュエルに両手を添えた。
そしてそこにあるものが浮かび上がる。
「ヒッ!?」
それを見て思わず上ずった悲鳴を上げるリナ。
一方ミアは険しい顔で24を睨んだ。
「…お前が装置と一体化してまでしたかったのは…そういうことか」
「はい、そういうことです」
「17は永遠に生きるのです…この”私の中”で」
24のお腹のジュエルに浮かび上がったもの…それは17の顔であった。
「装置と一体化したのは、あくまで目的のための手段…」
「私がこの姿となった目的は、彼女を私のおへその中に取り込むことです」
「そ、そんな…!人を…自分のおヘソに…」
「何もおかしいことではありません」
「もともと人はこの中にいたのですから…」
愛おしそうにお腹の17の顔をさする24。
その時わずかにその顔が反応したのを2人は見た。
「い、生きてるのかソイツ!?」
「言ったでしょう?私の中で彼女は”生き続ける”と…」
「そして私は保護し続けていくのです…ずっとこのおヘソの中で…永遠に…」
口調こそ淡々としているが、リナもミアもただ戦慄するしかなかった。
異常なまで17を愛する心…それがここまで彼女を突き動かした。
それは当人以外が到底理解出来るものではなかった。
「少々喋り過ぎたようですね」
「それではそろそろ始めましょうか?」
「ッ!?」
思わず身構えるミア。
「まずは…あなたです、number3」
「ッ!」
その場から逃れようとしていたnumber3が振り返る。
「敗北が濃厚となるや部下を捨て石に逃亡…」
「実に妥当な判断ですが、指揮官としては最悪ですね」
ゆっくりと彼女に向けて歩み寄る24。
「く…」
思わず後ずさるnumber3の背後で突然独りでに閉まる扉。
「!?」
「このラボ内のシステムは既に私が掌握しています」
「ここから逃がすつもりなどありませんよ」
「…お、おのれぇッ!!」
半ば自暴自棄的に24に殴りかかるnumber3。
「あなた如きがこの私に向かってそのような口をッ!!」
その17の顔が浮かび上がった腹部に渾身の打撃を撃ち込む。
ゴッ!!
重い衝撃音が鳴り響く。
「………」
「…ところでnumber3」
静かに口を開ける24。
「例えコマンダークラスであろうとナベルロイドは装置に従属された存在…」
「そして今はこの私が"装置そのもの"…これがどういうことか分かりますか?」
「なに…うぐッ!」
その瞬間、number3のヘソの中心に鋭い痛みが走った。
「!?」
自分のお腹を見下ろしたnumber3はそこに信じられないものを見た。
「こ、これは…ッ!?」
いつの間にかその臍穴に埋め込まれていた水晶体。
「んぅ…!?」
同時に体から大きく力が抜ける感触を覚えるnumber3。
すると徐々にそのヘソの水晶体が肥大化を始めていく。
「あ、あがぁッ!?」
咄嗟に水晶体をヘソから引き抜こうとするnumber3。
だが完全に臍穴に嵌ったかのように全くビクともしない。
「ト、24…ッ!!い、一体私に何をッ!?」
「あなたの体のナベルエナジーを変換しているところです」
「!?」
「number3…あなたは私の体内に取り込む価値もありません」
「しかし…そのエナジーは有効に活用させていただきます」
「例え残された量がカスほどのわずかな量でも…」
24が淡々と喋っている間も成長を続ける水晶体。
「おッ"!!おあ"ァ"ッッ!!!!」
おへそを抑えながら床を転げまわるnumber3。
水晶体は彼女の体内に食い込むように侵入しますます肥大化していく。
そしてそれと反比例するかのように、弱々しく変貌していくnumber3。
「ヒ、ヒィァァァァ…ァッ!!!!!!!!」
皮膚は干からび、髪も白化しボロボロと抜け落ちていく。
それはさながら老化が急速に進んでいくようであった。
「な、なんだよ…あれ…」
「う、うぅ…」
その様相を唖然とした様子で見つめるリナとミア。
麻美も口を抑えながら、その様を凝視している。
「た、助け…、たフ…ケ……」
完全に干からびた腕を弱々しくリナたちに伸ばすnumber3。
突如その手首がポッキリと根元から折れるように床に落ちる。
「ヒッ!?」
思わず悲鳴を上げるリナ。
「あ…ヒゃ…ぁ…ぁ…」
もはやまともに声すら出せないnumber3。
そして2人が見つめる前でついに事切れた。
「………」
完全にナベルエナジーを吸い取られ、ミイラ同然と化したnumber3。
そんなかつての上司の亡骸を静かに見下す24。
そしておもむろに体から生える機械触手の一本をその亡骸に突き刺した。
number3の体に残留していたナベルエナジーのみならず、その生体エネルギー全てを吸収し生成された水晶体…
およそ握り拳大ほどの大きさのそれを触手で回収した彼女はそのまま自分のお腹の水晶に突き刺した。
「ッ!?」
まるで一体化していくかのように水晶体が彼女の体内に取り込まれていく。
「装置を破壊されたナベルロイドから得られるエナジー…まあ、この程度でしょうか」
number3の力を全て水晶体に変換し、そしてそれを自分の体内へと取り込んだ24。
そのあまりにも悍ましい事象の一部始終を見た2人のおヘソ戦士は、無意識のうちに自分達のおヘソを手で押さえていた。
「あ、あぅ…、ぅ…」
「な、なんだよアイツは…!ヤバい…ヤバすぎる…!」
24の能力に戦慄するリナとミア。
そんな2人の方へ、ゆっくりとふり返る24。
「さて…次はあなた方の番です」
[後書き]
期間が開いてしまって申し訳ないです。
スパロボVをやり込んでいたもので…まだクリアはしてませんが、今回はトンでもクロスオーバーが多くて面白いですね。
こっちの方はまずはnumber3が退場ということで…
拍手コメ返しです。
>24の再登場、衝撃的ですね! しかもまさかのヘソオナニストというw! そして、17への想いの深くて重くて強くて異常な想い。初登場の時の冷静沈着な印象とのギャップがまた興奮させられます。 どんな暴走を見せてくれるのか、非常に楽しみです。そして、リナとミアはどう立ち向かうのか。またnumber3は・・・? 次回も激しくご期待申し上げます!!
number3は犠牲になったのだ…24の引き立て役…その犠牲にな
24については当初から何か二面性のあるキャラにしようと考えてました。
冷静キャラというだけでは、あまりキャラも立たないなと思いまして…
リナちゃんやミアちゃんへの責めは次回から…!
>予想外の奴がラスボスになりましたねえ 何か最後にエグイ責めが期待できそうで こうなったら最後にリナとミアで石破ラブ○ブ天驚拳的な奴をw
最終ボスとしてnumber3では少し小物過ぎるかなと思いまして、24ちゃんに暴走してもらいました。
リナとミアの合体攻撃みたいなものは是非やりたいですね。
>以前24のへそがルカ君に弄られてたときも実は感じてたってことですかねぇこれは
彼女は基本的に17が絡まないへそ責めに対しては全く何も反応を示しません。
逆に17が自分のヘソを責めているなどと妄想して感じているときは、リナ以上の莫大なエナジーを放出するというド変態さんなのです。
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