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へそ出しヒロインや時々男の子がおヘソを弄られたり嬲られたりしながら頑張るイラストを載せています。基本ラフ画がメインです。感想やコメントいただけると嬉しいです!
へそ出しヒロインや時々男の子がおヘソを弄られたり嬲られたりしながら頑張るイラストを載せています。基本ラフ画がメインです。感想やコメントいただけると嬉しいです!
「…で、奮闘空しくリナちゃんがさらわれちゃったってわけね」
「………」
既に日も沈んだ学校の保健室に3人はいた。
ローザと麻美によって保健室に運び込まれ手当てを受けたミア。
彼女は言葉少なにテニスコートで起きた一連の出来事を話した後、2人の視線から逃れるように無言でベッドに臥していた。
「リナちゃんが…」
話をすべて聞き終えた麻美が、口を押え親友の安否を心配する。
「………、すまなかったっす…」
「センパイを…守ることが出来なくて…」
背を向けたまま、静かに謝るミア。
「そんな…」
「そうね、あなたのせいだわ」
ぴしゃりと言い切るローザ。
「あなたが一人で動き回らなければ…私たちに協力を仰いでくれれば何とかなったかもしれない」
「先生…」
「アンタたちに何が出来たっていうんすか」
「少なくともこんな事態は防げたかもしれないわね」
ベッドからガバッと起き上がるミア。
「ふざけんじゃねぇよッ!!」
「ネーブルエナジーも使えない…戦闘能力も低いアンタらに何が…いっつ…ッ!!」
怒りを露わに叫ぶミアだったが、その拍子に腹部の傷が疼き思わず呻き声を上げる。
「クソッ、こんな傷…今までだったらすぐ直ったのに…」
腹部を両手で抑えながら苦しそうに呟くミア。
「ミアちゃん…」
思わず椅子から立ち上がり、ミアの横に寄り添うと麻美はそっと彼女のお腹の傷に手を当てた。
「ぅあ…!、せ、先輩…」
「ミアちゃん…今までずっと一人で戦ってきたんだよね」
「すぐ治るっていっても、こんな酷い傷をお腹やおへそに何度も受けながら…」
小さな子供を愛でるように、ミアのお腹を優しく撫でる麻美。
「ふぁ……」
まるでお腹全体を包み込むような優しく暖かな感触…
それまでミアを苛ませていた痛みも徐々に引いていくような感じがした。
「私…もうミアちゃんに辛い思いをさせたくない…」
「確かに私はリナちゃんやミアちゃんと違って戦う力はないけど…こうして一緒にいてあげることは出来るよ」
「!」
その言葉にわずかに表情を綻ばせるミア。
「やっぱり先輩は…昔から"変わらなかった"んすね…」
「え?」
「でも、やっぱり先輩たちを巻き込ませるわけには…いかないっす!」
そう言うとミアは自分のお腹に置かれていた麻美の手をそっと外し、ベッドから立ち上がるとそのまま扉に向かっていく。
「ミアちゃん!どこ行くの!?」
「決着を…つけにいくっす」
「このままじゃ大変なことに…!」
「待ちなさい」
扉の前に立ちふさがるローザ。
「!、…どけよ」
「その前にいくつか聞きたいことがあるわ」
「あなた…変身も出来ない上にそんなボロボロの体でどうやって戦う気?」
「その17だか18って子、相当強いんでしょう?」
「あんたの知ったことじゃねぇよ」
「ミアちゃん…!」
背後から幾分戒めるかのような口調で真美が声をかける。
「…チッ」
麻美の手前、あまり強く出ることも出来ずミアは渋々と答える。
「あぁ、このままアイツとやりあっても勝ち目は間違いなくないだろうな」
「"奥の手"を使う以外は…」
「奥の手?」
「アンチ・ネーブルエナジー」
「「え?」」
同時に声を上げる麻美とローザ。
「アタシの体に仕込まれた最後の切り札…」
「まあ最後と言っても、"この前"少し使っちまったけどよ」
「この前…?」
「センパイがあの悪趣味な化け物に変貌しちまった時に、な」
ラミアジェルによって変貌したイーヴィルリナ・イブリースとの死闘の最中…
触手がミアの臍を貫きその体内に強酸液を流し込まれんとしていたその時、彼女はその力の一端を発動させ触手を通じて逆に相手の体内に送り込む賭けに出た。
ミアによって送り込まれたアンチ・ネーブルエナジーによって、一時的にネーブルエナジーを消滅させられ体組織を維持できなくなり怯むリナ。
その隙にミアは反撃に転じ、辛くも逆転することが出来たのであった。
「だけど…この力は普通のネーブルエナジーと違って、身体能力の強化や回復能力みたいな力はない」
「ただ…"ネーブルエナジーと対消滅する"…それだけの力」
「対消滅…?」
ミアの言っている意味がいまいち飲み込めない麻美。
一方、ローザは彼女が一体何をしようとしているのかすぐに察した。
「!、まさかアナタ…」
「あぁ、"すべての元凶"であるアイツを…リナをアタシごと消す!」
それを聞いた瞬間、麻美が声を上げる。
「なんで!?なんでリナちゃんを消さないといけないの!?」
「アタシだってやりたくはなかった…出来るだけアイツを"保護"したかった…」
「だけど…もうこれしか方法がないんだ…!そうじゃないと"未来"が…!」
これ以上ない真剣な眼差しを麻美に向けるミア。
それに対し一瞬言葉が詰まる麻美だったが、しばし沈黙の後、意を決したように口を開く。
「………」
「一体あの17や24って人がリナちゃんをどうしようっていうのか私には分からない…」
「だけど…だけど"お母さん"を消しちゃおうなんて、そんなの駄目だよミアちゃん!」
「!!」
思わぬ言葉に一瞬驚愕の顔を浮かべるミア。
「アイツが…アタシの母親…?」
「…ハハッ、馬鹿言ってんじゃねぇよ。現役女子高生のアイツがどうやって同い年くらいのアタシを…」
「残念だけど…確たる証拠もあるのよね」
そう言いながら、ローザは引き出しから一つのシャーレを取り出し机の上に置いた。
シャーレの中にはわずかに黒い固まりが数粒収められている。
「それは…」
「あなたのヘソのゴマ」
「!!」
それは以前、麻美がミアのおヘソを掃除したときに採取されそのまま保管された紛れもない彼女のヘソのゴマであった。
薄々ミアの正体に勘づき始めていた麻美は、その臍ゴマと以前より収集していたリナの臍ゴマをローザの元に預けDNA鑑定を依頼していた。
「それで…調べてみたら見事に遺伝情報が半分一致していたのよね」
「正直アタシもこうして結果が出るまではとても信じられなかったわ…」
「だけど今までのミアちゃんの話を思い返すと、二人が親子というのがとてもしっくりきたんです」
「…ミアちゃん、リナちゃんに向かって"このままじゃ何も変えることが出来ない"って言ったよね?」
「………」
「それは…この先の未来を知ってるミアちゃんがそれを変えるためここにやってきた、ということじゃないの?」
「…そうね。それにさっきもアナタ、『そうじゃないと未来が…』って言ってたしね」
2人の視線がミアに注がれる。
それに対ししばらく沈黙したままのミアであったが、やがて観念したかのように口を開いた。
「ふぅ、さすがっすね先輩…」
「そう、先輩の言う通り、私はあの片瀬理奈の娘…『未亜』っす」
「!」
予想はしていたことではあったが、いざ本人の口から語られた事実に2人とも思わず固唾を飲む。
「ほ、ホントに…リナちゃんの…娘…なんだ?」
「先輩がさっき言ってたことじゃないすか…」
「それにしても…よくそんな突拍子もない想像が出来たもんすね」
「まさか未来からやってきた人間だなんて、普通思いつきもしないっすよ」
「だって…私、もう色々信じられないものばかり見てるし…」
そう言いながら、チラッとローザの方を見る麻美。
それに苦笑しながら、ローザが言う。
「まあ、私たちの世界の技術でも"時間跳躍"なんてのはまだ実現出来ていないけどね」
「…で、聞かせてもらえるのかしら?そのあなたのいた未来の話って奴を」
「…ここまで知られたんなら、別に今さら隠す理由なんてないっすよ」
ミアはベッドの方へ戻りそこに腰かけると、一呼吸を置いて静かに口を開いた。
「未来は…"地獄"だ。"アイツ"のせいで…!」
[後書き]
というわけで、ミアちゃんの正体が明らかとなりました。
どこかの星の元王子様の息子やどこかの月の王女の娘とか、息子娘が未来からやってくるのはよくある話です。
そもそもミアちゃんをデザインしていた頃は、特に彼女の立ち位置とか考えてなく、話に登場させるにあたってリナちゃんのクローンとか考えていたのですが、ふと「あ、親子にしてしまおう」と…
最近ストーリーメインでへそ責め成分が少ないですが、これも第二部クライマックスへの布石ですのでもう少しお付き合いください。
「………」
既に日も沈んだ学校の保健室に3人はいた。
ローザと麻美によって保健室に運び込まれ手当てを受けたミア。
彼女は言葉少なにテニスコートで起きた一連の出来事を話した後、2人の視線から逃れるように無言でベッドに臥していた。
「リナちゃんが…」
話をすべて聞き終えた麻美が、口を押え親友の安否を心配する。
「………、すまなかったっす…」
「センパイを…守ることが出来なくて…」
背を向けたまま、静かに謝るミア。
「そんな…」
「そうね、あなたのせいだわ」
ぴしゃりと言い切るローザ。
「あなたが一人で動き回らなければ…私たちに協力を仰いでくれれば何とかなったかもしれない」
「先生…」
「アンタたちに何が出来たっていうんすか」
「少なくともこんな事態は防げたかもしれないわね」
ベッドからガバッと起き上がるミア。
「ふざけんじゃねぇよッ!!」
「ネーブルエナジーも使えない…戦闘能力も低いアンタらに何が…いっつ…ッ!!」
怒りを露わに叫ぶミアだったが、その拍子に腹部の傷が疼き思わず呻き声を上げる。
「クソッ、こんな傷…今までだったらすぐ直ったのに…」
腹部を両手で抑えながら苦しそうに呟くミア。
「ミアちゃん…」
思わず椅子から立ち上がり、ミアの横に寄り添うと麻美はそっと彼女のお腹の傷に手を当てた。
「ぅあ…!、せ、先輩…」
「ミアちゃん…今までずっと一人で戦ってきたんだよね」
「すぐ治るっていっても、こんな酷い傷をお腹やおへそに何度も受けながら…」
小さな子供を愛でるように、ミアのお腹を優しく撫でる麻美。
「ふぁ……」
まるでお腹全体を包み込むような優しく暖かな感触…
それまでミアを苛ませていた痛みも徐々に引いていくような感じがした。
「私…もうミアちゃんに辛い思いをさせたくない…」
「確かに私はリナちゃんやミアちゃんと違って戦う力はないけど…こうして一緒にいてあげることは出来るよ」
「!」
その言葉にわずかに表情を綻ばせるミア。
「やっぱり先輩は…昔から"変わらなかった"んすね…」
「え?」
「でも、やっぱり先輩たちを巻き込ませるわけには…いかないっす!」
そう言うとミアは自分のお腹に置かれていた麻美の手をそっと外し、ベッドから立ち上がるとそのまま扉に向かっていく。
「ミアちゃん!どこ行くの!?」
「決着を…つけにいくっす」
「このままじゃ大変なことに…!」
「待ちなさい」
扉の前に立ちふさがるローザ。
「!、…どけよ」
「その前にいくつか聞きたいことがあるわ」
「あなた…変身も出来ない上にそんなボロボロの体でどうやって戦う気?」
「その17だか18って子、相当強いんでしょう?」
「あんたの知ったことじゃねぇよ」
「ミアちゃん…!」
背後から幾分戒めるかのような口調で真美が声をかける。
「…チッ」
麻美の手前、あまり強く出ることも出来ずミアは渋々と答える。
「あぁ、このままアイツとやりあっても勝ち目は間違いなくないだろうな」
「"奥の手"を使う以外は…」
「奥の手?」
「アンチ・ネーブルエナジー」
「「え?」」
同時に声を上げる麻美とローザ。
「アタシの体に仕込まれた最後の切り札…」
「まあ最後と言っても、"この前"少し使っちまったけどよ」
「この前…?」
「センパイがあの悪趣味な化け物に変貌しちまった時に、な」
ラミアジェルによって変貌したイーヴィルリナ・イブリースとの死闘の最中…
触手がミアの臍を貫きその体内に強酸液を流し込まれんとしていたその時、彼女はその力の一端を発動させ触手を通じて逆に相手の体内に送り込む賭けに出た。
ミアによって送り込まれたアンチ・ネーブルエナジーによって、一時的にネーブルエナジーを消滅させられ体組織を維持できなくなり怯むリナ。
その隙にミアは反撃に転じ、辛くも逆転することが出来たのであった。
「だけど…この力は普通のネーブルエナジーと違って、身体能力の強化や回復能力みたいな力はない」
「ただ…"ネーブルエナジーと対消滅する"…それだけの力」
「対消滅…?」
ミアの言っている意味がいまいち飲み込めない麻美。
一方、ローザは彼女が一体何をしようとしているのかすぐに察した。
「!、まさかアナタ…」
「あぁ、"すべての元凶"であるアイツを…リナをアタシごと消す!」
それを聞いた瞬間、麻美が声を上げる。
「なんで!?なんでリナちゃんを消さないといけないの!?」
「アタシだってやりたくはなかった…出来るだけアイツを"保護"したかった…」
「だけど…もうこれしか方法がないんだ…!そうじゃないと"未来"が…!」
これ以上ない真剣な眼差しを麻美に向けるミア。
それに対し一瞬言葉が詰まる麻美だったが、しばし沈黙の後、意を決したように口を開く。
「………」
「一体あの17や24って人がリナちゃんをどうしようっていうのか私には分からない…」
「だけど…だけど"お母さん"を消しちゃおうなんて、そんなの駄目だよミアちゃん!」
「!!」
思わぬ言葉に一瞬驚愕の顔を浮かべるミア。
「アイツが…アタシの母親…?」
「…ハハッ、馬鹿言ってんじゃねぇよ。現役女子高生のアイツがどうやって同い年くらいのアタシを…」
「残念だけど…確たる証拠もあるのよね」
そう言いながら、ローザは引き出しから一つのシャーレを取り出し机の上に置いた。
シャーレの中にはわずかに黒い固まりが数粒収められている。
「それは…」
「あなたのヘソのゴマ」
「!!」
それは以前、麻美がミアのおヘソを掃除したときに採取されそのまま保管された紛れもない彼女のヘソのゴマであった。
薄々ミアの正体に勘づき始めていた麻美は、その臍ゴマと以前より収集していたリナの臍ゴマをローザの元に預けDNA鑑定を依頼していた。
「それで…調べてみたら見事に遺伝情報が半分一致していたのよね」
「正直アタシもこうして結果が出るまではとても信じられなかったわ…」
「だけど今までのミアちゃんの話を思い返すと、二人が親子というのがとてもしっくりきたんです」
「…ミアちゃん、リナちゃんに向かって"このままじゃ何も変えることが出来ない"って言ったよね?」
「………」
「それは…この先の未来を知ってるミアちゃんがそれを変えるためここにやってきた、ということじゃないの?」
「…そうね。それにさっきもアナタ、『そうじゃないと未来が…』って言ってたしね」
2人の視線がミアに注がれる。
それに対ししばらく沈黙したままのミアであったが、やがて観念したかのように口を開いた。
「ふぅ、さすがっすね先輩…」
「そう、先輩の言う通り、私はあの片瀬理奈の娘…『未亜』っす」
「!」
予想はしていたことではあったが、いざ本人の口から語られた事実に2人とも思わず固唾を飲む。
「ほ、ホントに…リナちゃんの…娘…なんだ?」
「先輩がさっき言ってたことじゃないすか…」
「それにしても…よくそんな突拍子もない想像が出来たもんすね」
「まさか未来からやってきた人間だなんて、普通思いつきもしないっすよ」
「だって…私、もう色々信じられないものばかり見てるし…」
そう言いながら、チラッとローザの方を見る麻美。
それに苦笑しながら、ローザが言う。
「まあ、私たちの世界の技術でも"時間跳躍"なんてのはまだ実現出来ていないけどね」
「…で、聞かせてもらえるのかしら?そのあなたのいた未来の話って奴を」
「…ここまで知られたんなら、別に今さら隠す理由なんてないっすよ」
ミアはベッドの方へ戻りそこに腰かけると、一呼吸を置いて静かに口を開いた。
「未来は…"地獄"だ。"アイツ"のせいで…!」
[後書き]
というわけで、ミアちゃんの正体が明らかとなりました。
どこかの星の元王子様の息子やどこかの月の王女の娘とか、息子娘が未来からやってくるのはよくある話です。
そもそもミアちゃんをデザインしていた頃は、特に彼女の立ち位置とか考えてなく、話に登場させるにあたってリナちゃんのクローンとか考えていたのですが、ふと「あ、親子にしてしまおう」と…
最近ストーリーメインでへそ責め成分が少ないですが、これも第二部クライマックスへの布石ですのでもう少しお付き合いください。
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