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へそ出しヒロインや時々男の子がおヘソを弄られたり嬲られたりしながら頑張るイラストを載せています。基本ラフ画がメインです。感想やコメントいただけると嬉しいです!
へそ出しヒロインや時々男の子がおヘソを弄られたり嬲られたりしながら頑張るイラストを載せています。基本ラフ画がメインです。感想やコメントいただけると嬉しいです!
深夜のビル工事現場…
普段であれば人気があるはずのない場に2つの影が飛び交っていた。
「トルネード・スピナーッ!!」
影の一つ、蒼井瑞希の放った青く光る円盤が、もう一つの影に向かって放たれる。
「キヒヒッ!!」
奇怪な笑い声を上げながら、工事で組まれた足場から足場へターザンばりに円盤を巧みに避ける影。
黄色と黒の縞模様に多数の手足、8つの目に牙の生えた醜悪な顔、その姿はまるでクモ人間であった。
「この…!ちょこまかと…!」
自分の手元に戻ってきたスピナーを再び放とうと足を踏み込む瑞希。
だがその時足場のバランスが崩れ、足を踏み損ねてしまう。
「あ…ッ!くぅッ!!」
それでもなんとか瑞希はスピナーを放つ。
ギュイイイイイイインン
「虫」目がけて一直線に向かうスピナー。
だが…
「シャバァッ!!」
突如「虫」の口が開いたかと思うと、そこから糸の塊が放たれる。
高速回転していたスピナーに絡みついた糸は、徐々にその回転力を奪い地面に墜落させてしまった。
カラーン
乾いた音が響く。
「な…っ!?」
自分の唯一にして最大の武器をいとも簡単に無効化されたことにショックを受ける瑞希。
その一瞬の隙が彼女にとって仇となった。
「シュバァァッッ!!」
瑞希に向かって放たれる糸の塊。
「!? し、しまっ…」
スピナーに目をとられた瑞希がハッと気付いた時には既に遅かった。
糸は瑞希の四肢に絡みつきながら、彼女の体をそのまま地面に押し倒した。
「うぐぅっ!!…く、うぅ…」
手足を糸で地面に固着され、地面に磔にされた格好となる瑞希。
すぐにそこから逃れようと体をもがかせるが、スピナーの回転を止めるほどの粘着力を持つ糸から逃れることは容易ではなかった。
「キヒヒッ!!ここまでのようだなぁ、プライムスリー」
瑞希のちょうど真上の足場に立った「虫」が嘲笑う。
「3人ならまだしも1人で、この俺に勝てると思ったのかぁ?」
「う、うるさいッ!!お前みたいなクモ野郎なんか私一人で…!!」
なんとか強がろうとする瑞希。
だが今の状況が非常にマズい状況であることはよく分かっていた。
(くぅ…!こ、このままじゃ…!)
必死に手足に絡みついた糸を引きはがそうとする瑞希だったが、その時彼女の真上から一本の糸が垂れてくることに気づいた。
「!?」
糸はそのままちょうど彼女の腹部…リファイアリングに囲まれむき出しとなっている臍に向かって垂れ下ろされた。
彼女の臍はいわゆる出べそ…特徴的な渦巻き型の臍であった。
糸は渦を巻いた皺の奥深くまで潜り込むほどに丹念に彼女の出べそに絡みついていく。
「ア、アタシのおへそになにをして…、ぁうッ!!?」
瑞希が問いかけるより先に彼女の臍に激痛が走る。
「キヒヒ、どうやらお前のみっともないその出べそに完全に固着したようだな」
見ると「虫」が瑞希の臍に垂れ落とされた糸をグイグイと引っ張っている。
それに合わせて、糸が絡みついた瑞希の出べそが無理やり引っ張り上げられる。
「だ、誰がみっともな…ぃギッ!?」
言い返すより先に苦悶の声を上げてしまう瑞希。
「虫」によって臍から宙に吊りあげられるような格好となってしまっていた。
「キヒヒヒヒ!!!!!」
瑞希達に劣るとはいえ常人を遥かに上回る「虫」の力が、容赦なく瑞希の出べそを引っ張り上げる。
「んぐ、ぅぐぐぐ…!!!!」
歯を食いしばりながら必死に腹に力を込め耐える瑞希。
腹の中心の肉片が不自然なほど上下に伸び縮みする。
「なかなか耐えるものだなぁ?だが、これでどうだ!?」
「!?」
突如、瑞希の視界から「虫」の姿が消える。
その直後だった。
「あ…っ、ゃあ"あ"あ"あ"あ"あ”ぁぁぁぁッッッッッ!!!!!!!!」
辺りを震撼させる瑞希の絶叫。
それまで地面と接していた彼女の腰がビクッと宙に浮かびあがる。
「キヒヒヒッッッ!!!!!」
苦しみ悶える瑞希の姿を見て、愉快そうに笑い声を上げる「虫」。
先までいた足場から飛び降りていた虫は、自分の糸にぶら下がるようにして空中に宙づりとなっていた。
その糸は頭上の足場を経て、瑞希の出べそへとつながっている。
今まさに彼女の出べそには、たったその一点に「虫」の全体重が負荷となって襲いかかっていたのである。
「おへそがぁあああッッ!!!!おへそが千切れちゃうぅぅぅぅッッ!!!」
「虫」の体重に加え、腰が浮いていることで自分の体重までもが負荷となって瑞希の臍を責め立てる。
「おへそおおぉぉッッ!あたしのおへそお"お"お"お"おおおッッッッ!!!!!!」
その余りにもの激痛に、さすがの瑞希も目から涙を溢れさせながら泣き叫ぶ。
強大なプライムスリーの力を生み出す臍…それを失うことは彼女の完全敗北を意味していたが、瑞希の出べそが負荷に耐えきれなくなるのも時間の問題であった。
「いやあああああッッッッ!!!!やめてぇッッッ!!!!やめてえええええええッッッッッ!!!!!!!」
唯一自由が利く頭をブンブン振り回し、悲痛な声を上げながら必死に訴える瑞希。
「強大な力を生み出すその部位こそ、同時にお前たちの最大の弱点でもある…ダークホール様、今こそその一人をこの私が…」
「ホーリーアローショットッ!!」
突如暗闇を貫く一閃の矢。
その矢は「虫」と瑞希を繋ぐ糸を一瞬にして断ち切った。
「なっ!?」
突然糸が切れたことで、空中から地面に真っ逆さまに落ちる「虫」。
「だ、誰だ…!?」
頭をさすりながら、矢が放たれた方をにらみつける。
その先には白く輝く弓を携えた一人の少女がいた。
「ホーリー・クロス、白石巫女…」
純白の戦闘用ドレスに身を包んだ少女が静かに答える。
「まさか…別のプライムスリーか!?」
「ここにもいるよ!!」
「!?」
突如頭上から聞こえてきた声に、とっさに顔を見上げる「虫」。
その視線の先には、夜空を背に赤い戦闘用ドレスを着た少女が立っていた。
「お、お前は…」
「プリンセス・ブリリアント…赤名ひかりよ!はァッ!」
名乗るやいなや、虫目がけて足場から飛び降りるひかり。
「く、邪魔をするなぁッ!!」
飛び降りてくるひかり目がけて、「虫」は糸を浴びせかける。
「ブリリアント・セイバー!!」
飛び降りながらひかりは自分の臍の前に右手をあてると、まるで臍穴から引き抜くように赤く光る剣を現出させた。
バシュッ!!
一閃、ひかりの剣が吐きかけられた糸を切り裂く。
「な、なにィ!?」
「でやああああああああ!!!!!!!!!」
頭上に振りかぶり落下の勢いそのままに振り下ろされたひかりの剣が、虫を脳天から一直線に切り裂いた。
「ギャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!」
断末魔と共に真っ二つに割れた虫の体から紅い炎が吹きあがる。
「もう少しでェエエエエ!!!!もう少しでヤツをオオォオオッッッ!!!!!」
やがて跡形もなくその体は消滅した。
「…ふぅ」
構えていた剣が手から消すと、その場で大きな溜め息をつくひかり。
初めての頃はソードを現出させるだけでかなりの力を消耗していたが、徐々に力の制御にも慣れ、戦闘後の疲労感も少しずつではあるが減ってきていた。
「お見事ですわ、赤名さん」
「えへへ…あ、瑞希!瑞希は!?」
巫女から声をかけられ思わず照れるひかりであったが、咄嗟に瑞希のことを思い出すと地面に倒れた彼女の元に駆け寄った。
「瑞希!瑞希ッ!!大丈夫ッ!?」
瑞希の顔を覗き込みながら、ひかりが声を上げる。
「…あ、あぁ…だいじょう…ぅぐッ!!」
覗き込むひかりの視線をどこか避けるようにして答えた瑞希だったが、激痛からすぐに顔をゆがませる。
とうに糸は千切れているとはいえ、凄まじい負荷が加えられた彼女の臍には多大なダメージが残されていた。
臍という決して丈夫でない部位をピンポイントで延々と痛めつけられていたのである。
「瑞希ッ!?瑞希ッ!!!」
声を上げるひかり。
「ひかりさん、ここは私が…」
いつの間にか向かい側に来ていた巫女が、そっと瑞希の出べその上に両手をかざす。
「………」
その様子を黙って見守るひかり。
やがて両手から淡く白い光が発せられ、瑞希の傷ついた臍を癒していく。
「ぅ…」
苦痛に歪んでいた瑞希の顔がわずかに緩んでいく。
「これで…まずは大丈夫です」
手をかざすのをやめ、額に汗をうっすらと滲ませながら巫女は呟いた。
「…良かったぁ…瑞希ぃ…」
安堵感から、そのまま瑞希に抱きつこうとするひかり。
「あ、駄目です!まだ糸が…」
「…もう、ひっついちゃった…」
瑞希に覆いかぶった恰好のままひかりが答える。
既に時遅く、瑞希の体に付着している糸にひかりも捕えられてしまっていた。
「ど、どうしよう…」
「…とりあえず、あかりさんの応援が到着するまでそのままですね」
「そ、そんなぁ…ご、ごめん瑞希ぃ…」
呆れながらも優しげな表情を浮かべる巫女に、自分の失態に照れ笑うひかり…
(こんなんじゃ駄目だ…私は…私は…!)
仲間たちを他所に、瑞希はただ一人沈痛な面持ちでいた…
続く
普段であれば人気があるはずのない場に2つの影が飛び交っていた。
「トルネード・スピナーッ!!」
影の一つ、蒼井瑞希の放った青く光る円盤が、もう一つの影に向かって放たれる。
「キヒヒッ!!」
奇怪な笑い声を上げながら、工事で組まれた足場から足場へターザンばりに円盤を巧みに避ける影。
黄色と黒の縞模様に多数の手足、8つの目に牙の生えた醜悪な顔、その姿はまるでクモ人間であった。
「この…!ちょこまかと…!」
自分の手元に戻ってきたスピナーを再び放とうと足を踏み込む瑞希。
だがその時足場のバランスが崩れ、足を踏み損ねてしまう。
「あ…ッ!くぅッ!!」
それでもなんとか瑞希はスピナーを放つ。
ギュイイイイイイインン
「虫」目がけて一直線に向かうスピナー。
だが…
「シャバァッ!!」
突如「虫」の口が開いたかと思うと、そこから糸の塊が放たれる。
高速回転していたスピナーに絡みついた糸は、徐々にその回転力を奪い地面に墜落させてしまった。
カラーン
乾いた音が響く。
「な…っ!?」
自分の唯一にして最大の武器をいとも簡単に無効化されたことにショックを受ける瑞希。
その一瞬の隙が彼女にとって仇となった。
「シュバァァッッ!!」
瑞希に向かって放たれる糸の塊。
「!? し、しまっ…」
スピナーに目をとられた瑞希がハッと気付いた時には既に遅かった。
糸は瑞希の四肢に絡みつきながら、彼女の体をそのまま地面に押し倒した。
「うぐぅっ!!…く、うぅ…」
手足を糸で地面に固着され、地面に磔にされた格好となる瑞希。
すぐにそこから逃れようと体をもがかせるが、スピナーの回転を止めるほどの粘着力を持つ糸から逃れることは容易ではなかった。
「キヒヒッ!!ここまでのようだなぁ、プライムスリー」
瑞希のちょうど真上の足場に立った「虫」が嘲笑う。
「3人ならまだしも1人で、この俺に勝てると思ったのかぁ?」
「う、うるさいッ!!お前みたいなクモ野郎なんか私一人で…!!」
なんとか強がろうとする瑞希。
だが今の状況が非常にマズい状況であることはよく分かっていた。
(くぅ…!こ、このままじゃ…!)
必死に手足に絡みついた糸を引きはがそうとする瑞希だったが、その時彼女の真上から一本の糸が垂れてくることに気づいた。
「!?」
糸はそのままちょうど彼女の腹部…リファイアリングに囲まれむき出しとなっている臍に向かって垂れ下ろされた。
彼女の臍はいわゆる出べそ…特徴的な渦巻き型の臍であった。
糸は渦を巻いた皺の奥深くまで潜り込むほどに丹念に彼女の出べそに絡みついていく。
「ア、アタシのおへそになにをして…、ぁうッ!!?」
瑞希が問いかけるより先に彼女の臍に激痛が走る。
「キヒヒ、どうやらお前のみっともないその出べそに完全に固着したようだな」
見ると「虫」が瑞希の臍に垂れ落とされた糸をグイグイと引っ張っている。
それに合わせて、糸が絡みついた瑞希の出べそが無理やり引っ張り上げられる。
「だ、誰がみっともな…ぃギッ!?」
言い返すより先に苦悶の声を上げてしまう瑞希。
「虫」によって臍から宙に吊りあげられるような格好となってしまっていた。
「キヒヒヒヒ!!!!!」
瑞希達に劣るとはいえ常人を遥かに上回る「虫」の力が、容赦なく瑞希の出べそを引っ張り上げる。
「んぐ、ぅぐぐぐ…!!!!」
歯を食いしばりながら必死に腹に力を込め耐える瑞希。
腹の中心の肉片が不自然なほど上下に伸び縮みする。
「なかなか耐えるものだなぁ?だが、これでどうだ!?」
「!?」
突如、瑞希の視界から「虫」の姿が消える。
その直後だった。
「あ…っ、ゃあ"あ"あ"あ"あ"あ”ぁぁぁぁッッッッッ!!!!!!!!」
辺りを震撼させる瑞希の絶叫。
それまで地面と接していた彼女の腰がビクッと宙に浮かびあがる。
「キヒヒヒッッッ!!!!!」
苦しみ悶える瑞希の姿を見て、愉快そうに笑い声を上げる「虫」。
先までいた足場から飛び降りていた虫は、自分の糸にぶら下がるようにして空中に宙づりとなっていた。
その糸は頭上の足場を経て、瑞希の出べそへとつながっている。
今まさに彼女の出べそには、たったその一点に「虫」の全体重が負荷となって襲いかかっていたのである。
「おへそがぁあああッッ!!!!おへそが千切れちゃうぅぅぅぅッッ!!!」
「虫」の体重に加え、腰が浮いていることで自分の体重までもが負荷となって瑞希の臍を責め立てる。
「おへそおおぉぉッッ!あたしのおへそお"お"お"お"おおおッッッッ!!!!!!」
その余りにもの激痛に、さすがの瑞希も目から涙を溢れさせながら泣き叫ぶ。
強大なプライムスリーの力を生み出す臍…それを失うことは彼女の完全敗北を意味していたが、瑞希の出べそが負荷に耐えきれなくなるのも時間の問題であった。
「いやあああああッッッッ!!!!やめてぇッッッ!!!!やめてえええええええッッッッッ!!!!!!!」
唯一自由が利く頭をブンブン振り回し、悲痛な声を上げながら必死に訴える瑞希。
「強大な力を生み出すその部位こそ、同時にお前たちの最大の弱点でもある…ダークホール様、今こそその一人をこの私が…」
「ホーリーアローショットッ!!」
突如暗闇を貫く一閃の矢。
その矢は「虫」と瑞希を繋ぐ糸を一瞬にして断ち切った。
「なっ!?」
突然糸が切れたことで、空中から地面に真っ逆さまに落ちる「虫」。
「だ、誰だ…!?」
頭をさすりながら、矢が放たれた方をにらみつける。
その先には白く輝く弓を携えた一人の少女がいた。
「ホーリー・クロス、白石巫女…」
純白の戦闘用ドレスに身を包んだ少女が静かに答える。
「まさか…別のプライムスリーか!?」
「ここにもいるよ!!」
「!?」
突如頭上から聞こえてきた声に、とっさに顔を見上げる「虫」。
その視線の先には、夜空を背に赤い戦闘用ドレスを着た少女が立っていた。
「お、お前は…」
「プリンセス・ブリリアント…赤名ひかりよ!はァッ!」
名乗るやいなや、虫目がけて足場から飛び降りるひかり。
「く、邪魔をするなぁッ!!」
飛び降りてくるひかり目がけて、「虫」は糸を浴びせかける。
「ブリリアント・セイバー!!」
飛び降りながらひかりは自分の臍の前に右手をあてると、まるで臍穴から引き抜くように赤く光る剣を現出させた。
バシュッ!!
一閃、ひかりの剣が吐きかけられた糸を切り裂く。
「な、なにィ!?」
「でやああああああああ!!!!!!!!!」
頭上に振りかぶり落下の勢いそのままに振り下ろされたひかりの剣が、虫を脳天から一直線に切り裂いた。
「ギャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!」
断末魔と共に真っ二つに割れた虫の体から紅い炎が吹きあがる。
「もう少しでェエエエエ!!!!もう少しでヤツをオオォオオッッッ!!!!!」
やがて跡形もなくその体は消滅した。
「…ふぅ」
構えていた剣が手から消すと、その場で大きな溜め息をつくひかり。
初めての頃はソードを現出させるだけでかなりの力を消耗していたが、徐々に力の制御にも慣れ、戦闘後の疲労感も少しずつではあるが減ってきていた。
「お見事ですわ、赤名さん」
「えへへ…あ、瑞希!瑞希は!?」
巫女から声をかけられ思わず照れるひかりであったが、咄嗟に瑞希のことを思い出すと地面に倒れた彼女の元に駆け寄った。
「瑞希!瑞希ッ!!大丈夫ッ!?」
瑞希の顔を覗き込みながら、ひかりが声を上げる。
「…あ、あぁ…だいじょう…ぅぐッ!!」
覗き込むひかりの視線をどこか避けるようにして答えた瑞希だったが、激痛からすぐに顔をゆがませる。
とうに糸は千切れているとはいえ、凄まじい負荷が加えられた彼女の臍には多大なダメージが残されていた。
臍という決して丈夫でない部位をピンポイントで延々と痛めつけられていたのである。
「瑞希ッ!?瑞希ッ!!!」
声を上げるひかり。
「ひかりさん、ここは私が…」
いつの間にか向かい側に来ていた巫女が、そっと瑞希の出べその上に両手をかざす。
「………」
その様子を黙って見守るひかり。
やがて両手から淡く白い光が発せられ、瑞希の傷ついた臍を癒していく。
「ぅ…」
苦痛に歪んでいた瑞希の顔がわずかに緩んでいく。
「これで…まずは大丈夫です」
手をかざすのをやめ、額に汗をうっすらと滲ませながら巫女は呟いた。
「…良かったぁ…瑞希ぃ…」
安堵感から、そのまま瑞希に抱きつこうとするひかり。
「あ、駄目です!まだ糸が…」
「…もう、ひっついちゃった…」
瑞希に覆いかぶった恰好のままひかりが答える。
既に時遅く、瑞希の体に付着している糸にひかりも捕えられてしまっていた。
「ど、どうしよう…」
「…とりあえず、あかりさんの応援が到着するまでそのままですね」
「そ、そんなぁ…ご、ごめん瑞希ぃ…」
呆れながらも優しげな表情を浮かべる巫女に、自分の失態に照れ笑うひかり…
(こんなんじゃ駄目だ…私は…私は…!)
仲間たちを他所に、瑞希はただ一人沈痛な面持ちでいた…
続く
PR
Comment
無題 ...2014/12/30(Tue)
by ヤム
Edit
クモ型インセクとの白熱した戦いと、瑞希の出べそ糸責めという素晴らしいシチュに興奮しました!
あまり、原作の事は必要以上に気にされず、どうぞ自由に書いて頂ければと思います。
今後も楽しみにしてますね。
ではまた!
(追伸)
ナベルスターズ3話、遅れていてすみません(>_<)。
実は色々矛盾点が生じてしまい、辻褄合わせに四苦八苦している始末です。設定は、よく考えてしないといけませんね・・・・・。
あまり、原作の事は必要以上に気にされず、どうぞ自由に書いて頂ければと思います。
今後も楽しみにしてますね。
ではまた!
(追伸)
ナベルスターズ3話、遅れていてすみません(>_<)。
実は色々矛盾点が生じてしまい、辻褄合わせに四苦八苦している始末です。設定は、よく考えてしないといけませんね・・・・・。
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